はじめまして。滋賀県東近江市百済寺町に住んでいる比嘉彩夏(ひがあやか)です。
農村部の豊かな自然や居心地のよさに憧れて、約1年前思い切って兵庫県伊丹市より引っ越してきました。
以前、私が住んでいたところは空港が近く、騒音に悩まされることが多かったのですが、百済寺町は虫や鳥のさえずりが聞こえ、空気が澄んでおり毎日心穏やかに暮らしています。
さて、今回は幻の銘酒復活のオーナーさんを募集するため、本プロジェクトをご提案させていただきます!
百済寺繁栄の象徴 幻の銘酒「百済寺樽」とは?
紅葉の名所として知られる「釈迦山 百済寺(ひゃくさいじ)」。かつて「東洋一の寺院」「地上の天国」と称された知る人ぞ知る名刹です。
飛鳥時代に聖徳太子の勅願で創建された、近江で最も古いお寺のひとつです。
それが平安時代に比叡山に天台宗が開かれて、百済寺も天台宗の寺院となり、平安時代から室町時代にかけて繁栄しました。
室町時代に隆盛を極めた象徴が幻の銘酒「百済寺樽(ひゃくさいじたる)」。幕府や朝廷に献上、愛飲された「百済寺樽」は、清酒の起源「僧坊酒」発祥の一つとなりました。
織田信長の強烈な愛憎、 失われた「百済寺樽」の歴史
戦国の覇者、織田信長が魅了され、生涯で唯一の勅願寺と定めた百済寺。しかし天正元年(1573)、敵対勢力とも縁のあった百済寺をひどく憎み、信長の手により寺の全域が焼き討ちされ、人々に愛された「百済寺樽」の歴史に幕が閉じたのです。
(百済寺樽を醸造・保管したとされる常滑焼や備前焼の酒甕が十数個出土しています。)
444年の時を経て復活!目指すは多くの人に愛されるお酒!
清酒の起源「僧坊酒」を醸造していた百済寺は、経済力・労働力・情報力・技術力・政治力すべてを兼ね揃え、今でいうバイオテクノロジーが集結する近江の一大文化拠点でした。鈴鹿山系から湧き出る清水、香り高い近江米、そして中枢部の三百坊に加え総計一千坊、一千三百余人を要する大寺院だからこそ生まれた「百済寺樽」は多くの人に愛されたと言われています。
時を経て444年のいま、釈迦山百済寺、地元自治会、生産者、喜多酒蔵、そして皆さまの熱いご支援を頂いて復活する「百済寺樽」も多くの人に愛されるお酒をめざします!
(左:プロジェクトリーダー比嘉、右:百済寺濱中住職)
「百済寺樽」復活にかける思い
都市部から移住した私がはじめて百済寺を訪れたとき、鮮烈な感動を覚えました。
どこを切り取っても美しく、様々な樹々や草花、歴史ある石垣、流れる清流、青々とした苔、そして野生動物の優雅な様。
高台からは琵琶湖が一望でき、思わず目を閉じて歴史に思いを馳せてみる・・・。
百済寺は命の力強さを感じることのできるパワースポットだったのです。
(新緑の時期も美しいです)
また、四季の自然が織りなす風景が映画のロケ地としても選ばれる美しいお寺だったと知ったのは後のことでした。
今では紅葉シーズンには多くの観光客が訪れますが、年々観光客が減少しているのも現状です。
私は百済寺繁栄の時代を象徴する「百済寺樽」を現代に復活させ、「東洋一」と呼ばれていたころの賑わいを取り戻したいのです。
多くの人に百済寺の知られざる歴史と自然と一体になれるあの感動を感じて頂きたいと強く願っています!
<酒米―滋賀県酒造好適米「玉栄」>
使用する酒米は、東近江市で栽培されている滋賀県酒造好適米「玉栄(たまざかえ)」。
料理にあうキレの良いお酒づくりに向いています。百済寺町のベテラン農家藤田さんにより丁寧に育てられていきます。
(農家 藤田さん: 4月上旬より「玉栄」の生産を始めています。)
<酒造り―文政三年創業、喜多酒造>
文政3年(1820年)創業。全国新酒鑑評会で受賞実績多数の銘柄「喜楽長」で有名な喜多酒造さんが醸します。
(仕込みの様子)
仕込み水は、鈴鹿山系から流れ出る愛知川の伏流水。ミネラルバランスが程よいまろやかな軟水です。
原料となる酒米は、自家精米されたものを使用しています。
(左:喜多酒造 喜多社長、右:プロジェクトリーダー比嘉)
原料米の特徴と個性を活かし、日本酒本来の味わいを引き出す酒造りをされています。
(表は今年度の予定です。)
(百済寺町の農地からはびわ湖が一望できます)
百済寺町の特徴は、ゆっくりとした時間が流れ、美しい農村が広がっているにも関わらず、名神高速バス停「百済寺」から徒歩15分で着くアクセスのよいところです。大阪・名古屋から1時間半。京都から1時間。都市部から少し足を延ばすことで豊かな農村の暮らしに触れることができます。
歴史的銘酒「百済寺樽」復活オーナーさん募集!
今回は「百済寺樽」復活記念として、私たちと酒米づくりから協力してくれる方を募集させていただきます!
約1年間を通じて、自然が広がりびわ湖が一望できる農村部を五感で感じながら「百済寺樽」を復活させませんか?
(百済寺町のみなさん)
クラウドファンディングのリターンとして、百済寺樽の復活オーナーになることができます!
一から酒造りを体験してみたい方、百済寺樽にロマンを感じた方、農村の豊かさを肌で感じたい方、私たちと一緒に百済寺樽を復活させましょう!
できあがったお酒でみなさんと一緒に乾杯できるのを楽しみにしています。
<生産スケジュール>
2017年
・5月6日(土)(予備日翌7日) 田植え・百済寺歴史探訪
—酒米をひとつずつ手で植えたあと、乱世の渦中に消えた百済寺の歴史を肌で感じていただきます。
・7月 草取り・百済寺修行(写経など)
—酒米の成長を確かめながら作業をし、百済寺の縁側で身も心も清めます。
・9月 稲刈り・草鞋づくり(奉納)
—たわわに実った稲を手刈り、稲わらで草鞋を編みます。
2018年
・1月 喜多酒蔵探検・「百済寺樽」新酒試飲会
—待ちに待った自分たちのお酒。喜多酒造の酒蔵見学後、新酒のお披露目です。
※各回昼食とおみやげがついています。すべて日帰りのスケジュールですが、希望に応じて農家民宿などの宿泊施設をご案内いたします。
<支援金の使用用途>
必要資金の内、オーナープログラムに関わる資金を今回募集させていただきます。
・百済寺樽デザイン費用:25万円
・クラウドファンディングお返し費用:20万円
・体験用道具費:5万円
多くの人たちに愛されるお酒復活のために活用させていただきます。
リターン
5,000円コース
サンクスレター・・・心を込めてお礼のお手紙をお送りします。
10,000円コースA
・百済寺樽4合瓶2本・・・歴史的銘酒を2本楽しめます(2018年1月発送予定)
・百済寺米1kg・・・2017年産百済寺のおいしい新米(2017年10月発送予定)
・サンクスレター
10,000円コースB
・百済寺樽4合瓶2本・・・歴史的銘酒を2本楽しめます(2018年1月発送予定)
・百済寺参拝券・・・お好きな時期に百済寺へ入山できます。
・足湯無料券・・・百済寺町の古民家カフェで1回分楽しめます。
・サンクスレター
30,000円コース(オススメ!)
・百済寺樽オーナー権利・・・全4回の体験プログラム付き
ー5/6(土) 田植え・百済寺歴史探訪
ー7月 草取り・百済寺修行(写経など)
ー9月 稲刈り・草鞋づくり(奉納)
ー2018年1月 喜多酒蔵探検・「百済寺樽」新酒試飲会
※すべての体験プログラムに参加できない場合でも、その他のお返しはお渡しします。
※体験プログラムの日程変更は受け付けておりません。
・百済寺樽4合瓶2本・・・歴史的銘酒を2本楽しめます(2018年1月発送予定)
・百済寺参拝券・・・お好きな時期に百済寺へ入山できます。
・サンクスレター
50,000円コース
・百済寺樽オーナー権利・・・全4回の体験プログラム付き
ー5/6(土) 田植え・百済寺歴史探訪
ー7月 草取り・百済寺修行(写経など)
ー9月 稲刈り・草鞋づくり(奉納)
ー2018年1月 喜多酒蔵探検・「百済寺樽」新酒試飲会
※すべての体験プログラムに参加できない場合でも、その他のお返しはお渡しします。
※体験プログラムの日程変更は受け付けておりません。
・百済寺樽4合瓶2本・・・歴史的銘酒を2本楽しめます(2018年1月発送予定)
・百済寺参拝券・・・お好きな時期に百済寺へ入山できます。
・民宿1泊券・・・起案者の民宿へ1泊ご招待(6月オープン予定)
・サンクスレター
100,000円コース
・百済寺樽オーナー権利・・・全4回の体験プログラム付き
ー5/6(土) 田植え・百済寺歴史探訪
ー7月 草取り・百済寺修行(写経など)
ー9月 稲刈り・草鞋づくり(奉納)
ー2018年1月 喜多酒蔵探検・「百済寺樽」新酒試飲会
※すべての体験プログラムに参加できない場合でも、その他のお返しはお渡しします。
※体験プログラムの日程変更は受け付けておりません。
・百済寺樽4合瓶2本・・・歴史的銘酒を2本楽しめます(2018年1月発送予定)
・百済寺参拝券・・・お好きな時期に百済寺へ入山できます。
・民宿1泊券(4回分)・・・起案者の民宿へ1泊ご招待(6月オープン予定)
・サンクスレター
最後に
このプロジェクトは、かつての活気を町にとりもどしていきたいという思いがあって始動しました!
百済寺樽を復活させることで、現代でも多くの人に愛される町になるよう一同頑張ります!
ぜひとも、ご支援・ご協力のほど、よろしくお願いいたします!
起案者情報
起案者名 プロジェクトリーダー 比嘉 彩夏(ひが あやか)
Facebookアカウント https://www.facebook.com/aya8533
Twitterアカウント https://twitter.com/aya8533
最新の活動報告
もっと見る2018年度オーナーさん募集中
2018/04/11 22:34こんにちは。 百済寺樽復活プロジェクト、リーダーの比嘉です。 春もが訪れ過ごしやすい季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか? 百済寺町は標高が高く、まだ少し肌寒いですが、琵琶湖が一望できるスポットが多々あり、忙しい毎日に自然の風や大地の匂いなど、心に潤いをもたらしてくれます。 いよいよ百済寺町では今年の百済寺樽の第一歩、お米の種まきが始まりました。 土入れし、芽を出す作業をしております。 今年は少しでも多くの方に行き渡るよう気合を入れて生産してまいります! さて、ただいま2018年度の田植えからサポートいただけるオーナーさんを募集しております。 田植え・稲刈りなどの農業体験や、百済寺での特別修行(写経)など、歴史を体験して学んで楽しんでいただける方を募集しております。(4/21まで) また、オーナーさんには特典をおつけしてますので、詳細ページをご覧ください。 https://www.hyakusaijitaru.com/2018 百済寺町は名神高速バス「百済寺」から徒歩20分の位置にございます。 京都や名古屋から乗り換えなし約1時間で来られるので、お車以外の方もぜひご参加ください ご質問などございましたらお気軽にご連絡くださいね。 もっと見る
【目標達成!】ありがとうございますo(^^)o
2017/04/27 12:35みなさま、こんにちは。 プロジェクトリーダーの比嘉です! プロジェクトの支援締め切りがあと3日となりましたが、 なんと! なんと!! 目標を達成できました〜〜!!.・゚・(ノд`)゚・.! サポートいただいたみなさま、 本当にありがとうございます!! そして、多くの方に『百済寺樽(ひゃくさいじたる)』を知って頂き嬉しい限りです!! 全力でうまい酒をつくっていきますので、引き続きどうぞよろしくお願いします! そもそも、このプロジェクトの最大の目的は 『百済寺に来訪者を増やすこと。』 なんです。 わたしがこちらに移り住んで、百済寺に初めて訪れたとき、 「なんでこんなに立派なお寺が知られていないんだろう。」 と思いました。 どこを切り取っても美しく、様々な樹々や草花、歴史ある石垣、流れる清流、青々とした苔、そして野生動物の優雅な様。 高台からは琵琶湖が一望でき、思わず目を閉じて歴史に思いを馳せてみる・・・。 百済寺は命の力強さを感じることのできるパワースポットなんです。 訪れたことがない方は騙されたと思って一度来てみてくださいねo(^^)o ついに体験オーナーさんにお逢いできる第一回目の田植えと百済寺散策も来週末となりました! 目標は達成しましたが、残り3日間はサポーターさんを募集しておりますので気になっている方はぜひ! どうぞよろしくお願いします。 もっと見る
【オーナー】特典いっぱいありますよ。
2017/04/20 12:55みなさん こんにちは。 プロジェクトリーダーの比嘉彩夏です。 クラウドファンディングの挑戦も残り10日、後半戦となってまいりました。 おかげさまで、63%と、たくさんの方の支援をいただいております! ありがとうございます^ ^ さてさて、 クラウドファンディングと合わせて、リアルでもいろんな方にご案内しているのですが、 『30000円からのオーナー権利ってそんなに価値あるんや!!』 と驚きを含めた指摘が多いので、(すいません。) 詳しく説明させていただきます・・・(・ω・ ;) 「体験型 幻の銘酒オーナー」概要 酒米づくり(女性は早乙女スタイル) ・田植え(第一回目) ・草取り(第二回目) ・稲刈り(第三回目) お酒の原料、酒米をひとつずつ丁寧に植えて、秋には手で刈り取ります。 田んぼの泥の感じも楽しいですよ ちなみに、早乙女スタイルとはこれです! わたしは田植えはしたことがあるのですが、なかなかこの衣装は着れないので、楽しみのひとつです。 また、農家藤田さんの計らいで天気がよければ田植え機にも乗せていただけるそうです!!なかなかのレア体験〜 天候がよいことをひたすら祈りましょう! 百済寺修行(男女とも作務衣着用) ・心を磨く床掃除、掃き掃除(作務)(第二回目) ・写経、読経(第二回目) ・草鞋づくり(第三回目) 百済寺の一番の特徴は、およそ80haの広大な自然。甲子園約62個分です! そこには様々な木や色鮮やかな花が四季折々咲いており、そこには生き物たちが力強く息づいています。 来た人にしかわからない自然からのパワーを全身で受け止めて、身も心も癒されましょう! もちろん、修行なので、作務衣を着ていただきます。 酒蔵探検 ・酒づくり見学(第四回目) ・蔵人の法被を着て記念撮影(第四回目) 丁寧に酒米を作り終えたあとは、まちに待ったお酒です。 自分たちで作ったお米は一体どのようにお酒になるのか学びましょう。 そして、特別に「喜楽長」の法被を着ることができます! 喜楽長ファンの方にはたまらないですよね。 みんなで鏡開き、祝杯(第四回目) 日本酒といえば、鏡開き! 女性は特に体験することがないので、「ぽんっ」とするのが楽しみですよね〜。 そして、できたての「百済寺樽」で乾杯しましょう! こんな内容になっております^ ^ まだまだ、オーナーさん募集中ですので、 ぜひともこの記念すべき第一回目の百済寺樽の復活に一緒に関わってくれる方お待ちしてます では。引き続きがんばります! もっと見る