江戸時代に木綿問屋・織元を営んでいた茶屋吉兵衛の通称『茶吉』に由来した古民家「茶吉庵」を、様々な人の協力を得てリノベーションを行うことで、地元のランドマークとして残し、「働き・交流する複合施設」として再生させることを目指しています。

プロジェクト本文

地域のランドマークとなる交流の場を作りたい!

 

▲写真、左から企画担当の石川さん、ギャラリー・アート担当の濱谷さん、古民家再生や地域の環境にお詳しい顧問の加納さん、私・オーナーの萩原、リーダーの新井さん、まちづくりと英語担当の櫻井さん。写真に写っていないメンバー含め全10名で頑張っています。

 

こんにちは。「茶吉庵」オーナーの萩原浩司です。

「茶吉庵」とは、江戸時代に河内の国 恩智村で山根木木綿(河内木綿)の木綿問屋・織元を営んでいた茶屋吉兵衛の通称『茶吉』に由来した古民家のことです。

そして、私は、この古民家の屋敷と蔵をリノベーションし、地域のコミュニティづくりを目指す古民家再生プロジェクトとして『茶吉庵プロジェクト』を立ち上げました!

 

茶吉庵は近鉄大阪線恩智駅から徒歩8分ほど、恩智神社の参道に位置し、恩地城址公園や恩地石器時代遺跡など八尾の遺産に恵まれたところにあります。


地域の憩いの場及び若手アーティストの応援の場にしたい!

 

この茶吉庵を、単に文化財として保存するだけでなく、どうせ残すならここが地域の交流の場になればよいなと考えました。いろんな方がこの茶吉庵を利用してもらえるように以下の複合的な施設を目指しています。

 

※以下、完成予想平面図

 

 


実行スケジュール

2018年5月上旬 第1次リノベーション完了

2018年5月19日 オープニングイベント(茶吉寄席他)

 

各スペースのご紹介

①イベントスペース(屋内外)

テーマは「世界に発信したい和」。若手アーティストでぜひ世界にも知ってもらいたい方の個展、「Buy local」をテーマとしたフリーマーケット、地元伝統芸能の河内音頭・高安能、落語などのイベントやセミナーを定期開催します。

 ↑イベントスペース(屋外)の活用イメージ

 

 

 

②カフェスペース

おいしいコーヒーと、できるだけ地産地消にこだわった名物メニューを開発して、地元の方々やご来場者の憩いのスペースとします。


 

 

③河内木綿展示スペース

屋敷と蔵の公開、および江戸時代の河内木綿の原反や印半纏などの製品と復活した現代の河内木綿の比較展示や現代の河内木綿の糸繰りや織布、藍染めなどの体験、河内地方の各所で河内木綿を残そうとされている団体と協働し河内木綿に関連した製品の販売を行います。

 

ご協力いただいているNPO法人河内木綿藍染保存会さん

~しあわせの河内木綿~

大阪の河内地方では、昔から嫁にいく娘のしあわせを願って、両親はおめでたい柄を染めたお布団やタペストリーを嫁入り道具として持たせました。河内木綿藍染保存会様の各種グッズは、そんな思いの詰まった伝統の河内文様をデザインしたものです。

 

④作家工房

木工、絵画、陶芸など様々なアーティストが働く場としての工房スペースにします。

 

 

 

これらスペースを完成させるために、現在はボランティアで参加してくれる方々と一緒に木工DIYの手法を使って取り組んでいます。

 


「取り壊すしかないか!」

茶吉庵のある大阪府八尾市は、かつて河内木綿の産地の中心的な存在でありましたが、明治時代にはその姿を消してしまいました。木綿問屋 茶屋吉兵衛も例外ではなく、明治には織物工業へと進出し、河内木綿問屋としての役割には終わりを告げました。屋敷と蔵はそのまま残され、屋敷の一部は郵便局として利用されましたが、それも戦後には別の場所へと移転されていきました。そして屋敷は老夫婦が住まうだけになり、それも今ではだれも住んでいない無住の館になってしまいました。仏壇と神棚を拝む以外の利用をされないまま数年の年月が過ぎ、人が住まなくなった建物は急激に老朽化しみるみる内に傾いていきました。

 

建物を個人で維持していくのは限界だと感じ、取り壊しを検討し始めたところ、地域住民や八尾市からの「地元のランドマークとして残して欲しい!」という声があがり、それに応えるため、登録有形文化財としての認可の申請を準備はじめました。今後の維持補修と地域コミュニティとして機能させるため、関係する有識者や団体にも協力を依頼し、2017年5月に茶吉庵プロジェクトをスタートいたしました。

 

 

これまでの10か月間でミーティングや調査・ゴミ出しなど50回以上活動してきました。このプロジェクトへの賛同者も徐々に増え、現在10名のメンバーで活動しております。そしてその一人がFAAVO大阪の川辺社長で、社長には多大なるご指導をいただいております。

 しかし、いざ手を入れ始めると問題が山のように噴出してきました。もう手を付けられないほどに傷んでしまった建物は、一部を解体し、数百年の使われなくなった生活雑貨を片づけ、山のように積まれた古文書、その昔にトントンと音を鳴らして木綿を織ったであろう手機など、整理整頓しなければならないことがこれでもかと押し寄せてきました。

 ↑山のような古文書

 


 


↑木綿を織ったであろう手機

 

 その一点一点を確認しながら、公共施設へ寄贈するものと、不用品として廃棄するもの、家宝として残すものとに分類していきました。

  ↑整理整頓の様子

 

ようやく片づけが終わり、いよいよ建物のリノベーションに取りかかれるようになってきましたが、用意した資金は底をついてしまいました。クラウドファンディングで皆様のお力をお借りし、地域の人々のお役に立てる空間へと進化させ、日本の地域の伝統文化を未来につなげていきたいと願っております。

↑昔の河内木綿の暖簾もでてきました

↑郵便局時代のカウンターもありました

 

皆様のご支援、なにとぞよろしくお願いいたします。

  

支援金の使いみち

現在すでに多額の自己資金を投じて、減築、整理、不用品の撤去、屋根の修理、雨漏りの補修、新たに電気の引き込み工事等をしています。プラスα部分をぜひご支援願います。

 

○電気設備

・設備工事費 200万円

・照明機器費用 100万円

〇共用トイレの設置

・工事費用 150万円

○イベントスペース

・設備一式 20万円

・DIY費用 60万円

・什器一式 20万円

○カフェスペース

・設備・DIY費用 一式 50万円

○オープニングイベント

・落語会の開催 10万円

・講演会の開催 10万円

〇フライヤーの作製 10万円

 

さいごに

茶吉庵にご興味を持ってくださったみなさん!

これを機会に、ぜひ見学やイベントにお越しください!
みなさんのお力で完成した茶吉庵でおくつろぎいただきたいと思います。

また、遠方でなかなか茶吉庵にお越しにいただけない方も、この大阪の伝統工芸でもある河内木綿製品を残していく活動にご賛同いただきたいと思います。

ぜひ応援よろしくお願いいたします!

 

応援コメント

 

特定非営利活動法人河内木綿藍染保存会 副理事長 原田 やよい様

 平成29年8月10日 古民家再生プロジェクトのお話を聞くため、初めて萩原邸を訪ねました。江戸時代に栄えていた河内木綿、その中のひとつ山根木綿の生産地で、木綿問屋をされていたという時代の重みを感じる、重厚な佇いに圧倒されました。

 歴史ある地域の建物と次世代に残すべく、糸扁で繋がる拠点をつくり、若い人達が気軽に入れる場所にとのお話を伺い、素晴らしいと思いました。

 一度失った歴史を再生する大変な試みは、河内木綿文様を復元、伝承している村西徳子の四十年以上に渡る活動にも通じることです。

 八尾、そして大阪の財産としての、このプロジェクトに多くの方達のご賛同が得られることを願っております。

 特定非営利活動法人河内木綿藍染保存会 副理事長 原田 やよい

 

地域のランドマークでありコミュニティの拠点となる河内木綿問屋 「茶吉庵」の試み

近畿大学 総合社会学部 准教授 田中晃代様

 

 

今年のお正月明けに、学生と共に初めて「茶吉庵」を訪れ、その堂々とした佇まいに感動を覚えたことは記憶に新しい。

東高野街道と恩智街道の交差する場所に位置し、郵便局を併設した築250年以上の大和棟の河内木綿問屋は、まさに地域のランドマークであり、コミュニティの拠点といえます。

多様な人材がかかわり再生に取り組むその様子は、古民家再生のモデルとなるべきもの。3ヶ月で延200名ほどのボランティアによる大掃除など想像を絶する現場のお話。ご案内くださったオーナーの萩原さんは、そんな苦労を見せない柔和なお人柄がとても印象的でした。

田中ゼミで応援しようと決心を固めた1日でした。

 

高安エコミュージアム構想の重要拠点としての河内木綿卸問屋『茶吉庵』


ニッポンバラタナゴ高安研究会代表 ・大阪経済法科大学客員教授 ・高安まちづくり協議会副代表  加納義彦様

 

 

高安地域は八尾市において唯一自然豊かな地であり、絶滅危惧種のニッポンバラタナゴが生息している地域です。また、国の保存指定を受けている高安千塚古墳群や心合寺山古墳など重要な史跡が多くあり、歴史・文化の伝承地でもあります。

高安山の山根では、かつて河内木綿の和綿が多く栽培されていました。その河内木綿の卸問屋として茶吉庵は重要な拠点として栄えていました。現在、高安地域では、地域の自然再生とまちづくりのために、高安エコミュージアム構想を企画しています。エコミュージアムのコアとして、歴史民俗資料館や大阪経済法科大学が核となり、そのサブステーションとして古民家や神社・仏閣、河内木綿の綿畑、ニッポンバラタナゴの保護池などを設定し、それぞれを結ぶディスカバリー・トレイル(発見の小径)をエコツアーコースとして、地域全体をエコミュージアムと考え、地域の活性化を図ろうと企画しています。特に、茶吉庵は最重要サテライトとして位置付けています。

茶吉庵は築250年の河内木綿卸問屋の古民家であり、是非とも再生・保存したい景観重要建築物です。

皆様の力で、高安のまちづくりの重要拠点ともなりうる、河内木綿の情報発信地として茶吉庵の再生を応援してください。

 

 

お問い合わせ先

【団体名】 茶吉庵プロジェクト

【代表者】 萩原浩司

【電話番号】080-3843-7001

【facebook】 https://www.facebook.com/chakichian/

【メディア掲載記事】
Yaomania vol.21 2017年秋号 http://www.yaomania.jp/pdf/yaomania-vol21.pdf

かしわらイイネット「河内木綿で柏原も縁の深い「茶吉庵プロジェクト」

橋爪大輔.com「築250年の歴史的資産を潰す!?八尾市の古民家再生を取材

このまちアーカイブ https://smtrc.jp/town-archives/city/yao/p02.html

【その他】

●お返し品をご提供くださるNPO法人河内木綿藍染保存会様

http://www.kawachimomen.com/

●入居される木工作家kinoutsuwaさんのインスタグラム
https://instagram.com/p/BfQDW1jHCTz/

 

  • 2018/05/10 12:48

    先日、6月に開催予定のやまんねき音楽会の打ち合わせを、ユーチューバーの橋爪大輔さんが取材をしてくれました!   大阪フィルハーモニー交響楽団の岩井さんに演奏会の開催をお願いしたのはまだ極寒の季節でした。 実際に古民家まで足を運んでくださり、その歴史と弦楽四重奏がが完成した歴史の年代が重な...

  • 2018/05/09 15:20

    茶吉庵は築およそ250年。 弦楽四重奏も世に出ておよそ250年。 東洋と西洋で同じ時代を歩んできた二つの文化が、茶吉庵で融合します‼️   6月のイベントの打ち合わせをしました。   6月には大阪フィルハーモニー交響楽団の岩井さんに、やまんねき音楽会を開いてもらうことになりました。...

  • 2018/05/09 15:13

    ゴールデンウィークも終わり、5月19日の杮落としまでに完成させようとリノベーション工事も着々と進んでいます。 自分たちでできるところはDIYで、難しいところはプロの工務店さんにお願いして進めています。 残すところあと10日。 急ピッチでやっています。 楽しみですね️