<速報!!>

1月27日(日)に東南植物楽園にてイベント開催!!

 



(チケットはリターン品のなかにも含まれています。)

(入場券のみご購入ご希望の方はhttp://ptix.at/R0gaoiよりご購入くださいませ。)

 

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風景を考えることは、文化を、暮らし方を考えること。

この土地にふさわしいのはどんな樹々なのか、それは何のために植えるのか。

 

みんなでじぶんたちの暮らす場所の景色にアイデアを出し合うこと。

 

それってなんだかとっても心が躍りませんか。


 

はじめまして、わたしたちは"沖縄の風景づくりプロジェクトチーム"です。

 

庭師や、大学の先生、コミュニティを運営しているメンバーもいれば、もうすぐ2人目の子どもが生まれるお母さんもいます。みんな特別なひとではなく「地域」を構成するひとりひとりの市民です。

 

 

そんなわたしたちがこのプロジェクトをスタートしたのは、ある庭師さんの体験がきっかけでした。

 

庭師さんは、いろいろな場面で「沖縄らしい風景をつくってほしい」と頼まれます。

 

沖縄らしさについて思いを馳せたとき。

 

これだ!と思う理想の景色は、古くからひとびとの暮らしをつつんでいたであろう沖縄在来の樹々たちが織りなす景色でした。

 


その思いをもとに苗木を買い求めに出かけると、なぜか沖縄在来の樹々の苗木の種類も数も少ない。

 

一軒だけではなく、県内の多くの苗木屋さんでその傾向があったそうです。

 

ここまで聞いて、わたしたちは疑問に思い、庭師さんに尋ねました。

 

「なぜ、在来の苗木の生産は少ないのでしょうか。」

 


減少し続ける在来種の苗木の生産、その背景にあるのは?


庭師さんが苗木屋さんの事情を推測して答えた内容はシンプルでした。

 

「需要がないから」

  

なぜ需要がないのか。

 

沖縄は「青い空、青い海」とキャッチコピーをつけられるように、亜熱帯の気候が島の魅力として大勢の観光客が毎年訪れます。

しかし亜熱帯だからといって亜熱帯の国々の風景は同一ではありません、沖縄には沖縄の生態系があり、沖縄には沖縄の在来の樹々があります。

 

にも関わらず、架空の「南国」のイメージにあわせて植栽を行ってしまう。

 

結果として起きるのは、似通った風景の観光地の増加です。

 

これは世界中の観光地で起きている問題です。


しかし、「南国」の風景をブランドに掲げるのではなく、「沖縄」の風景をブランド化するため、もっともっと在来種の樹々の魅力を伝えたいです。

 


苗木を増やす仕組みをつくり、みんなで「沖縄の風景」を考える

  

わたしたちは「沖縄の風景をみんなでつくる」という大きなゴールのために3つの目標を持っています。

 

ひとつめの目標は、在来種の魅力をたくさんのひとに知ってもらうこと。

 

馴染み深いガジュマルやフクギなどだけではなく、たくさんの素晴らしい樹々がありますよね。

それぞれにまつわるストーリーや、その植物の特徴をお伝えしたいんです。

 

 ・・・樹々にまつわるストーリーはこういうもの。

 これは、備瀬出身のメンバーのひとりが教えてくれたお話です。

 

 昔、備瀬のオジーとオバーがいっていたよ。

 オジー「備瀬のフクギは300年もシマの人たちを守っているんだよ。台風でも、火事でも、暑さからも守っているさ~」

 オバー「戦争の時も伊江島から鉄砲の弾が飛んできたときもフクギが守ったさ~。フクギは弾を受けてとめて、それを包んで大きくなっているさ~」

 備瀬は300年かけて物語を紡いでいるので、備瀬の人々はフクギ並木を誇りに思っているよ。

 

ストーリーをたくさん集めて、フォトブックを制作したり、作品をSNSを通じて発信。

沖縄の暮らしを戦前からずっと支えてくれた樹々たちの生き様を皆さんとシェアし、その魅力をもっともっと大勢のひとたちと感じたいと考えています。

 

 

ふたつめの目標は、苗木の生産を増やすこと。

 

在来種の魅力を知るひとを増やして、よし風景をつくろう!と思っても、肝心の苗木がなければ風景づくりの夢は叶いません。

 

したがって、苗木屋さんが苗を増やしたくなるような仕掛け、つまり需要を感じてもらう仕掛けをつくる必要があります。

 

みんなが欲しくなるような在来種のもの・・・。

 

「盆栽だ!!」

 

盆栽は近年国内、海外で自分で制作できる身近なアートとして人気が高まっています。

 

見てたのしい、つくってたのしい盆栽ですが、そのマインドも風景づくりと重なるんです。


盆栽はつくるときに数年後の姿、10年後、15年後、、、ずっと先までの姿を想像しながら枝を落としたり残したり、作品をつくっていきます。


手のひらの上の器から、100年後の沖縄を思う。


わたしたちは、盆栽づくりのワークショップや販売を通してみなさんとこの面白さをシェアしたいと考えています。

 

 

 

そしてなんと!!

この「盆栽から100年後の沖縄を考える」にまつわるイベントも、2019年1月27日(日)に開催します。

 

大学の先生や、庭師の方を交えて地域で行う風景デザインについて考えると同時に、世界で活躍する盆栽パフォーマーの平尾成志さんにパフォーマンスをしていただくことに。


参加チケットはリターンのひとつにもなっています。

ぜひぜひお越しくださいませ。

みなさんの100年後の沖縄への思いを聞かせてくださいね。

 

 

最後のゴールは、実際にみんなと「沖縄の風景」を考え、つくること。

 

苗木の生産数も増えて、在来種の魅力を知るひとも増えた。

最後に実現したいのは、実際に「沖縄の風景」を考えてつくりだすことです。

 

ただ、風景を考え、つくるためには様々な視点や知識も必要です。

なおかつ、まずは「どんな風景が心地よいのか」を感じられる必要もあります。


どんな風景は心地よく、どんな風景は嫌だと感じるのか。

それを知るために、リターンにもあるような案内を企画中です。

県内で、在来種の樹々が多く育つ場所を訪れて、なぜ「心地よいか」を解説します。

 

そのうえで、どのように暮らしたいのか。

なぜその樹々を植えたいのか。

その場所は訪れるひとにどんなものを感じさせるのか。

 

ディスカッションできる場所を用意し、協力してくださる自治体を探して、実際に植栽を行いたいと考えています。

 


 

樹々が大きな大きな姿になるのは100年後。

でも、樹々は100年先で急に大きくなるわけではありません。


今はまだ種を植えたばかり。


その樹々がわたしたちの暮らしをつつむ頃、そこにはどんな景色が広がっているでしょうか。

ともに思いを馳せながら、沖縄の風景を育てませんか?

 

ぜひ、仲間になってください。

 


● 支援金の使いみち

 

先ほども触れましたが、2019年1月27日。

 

このプロジェクトをもっとたくさんのひとに広めたい!
沖縄在来の樹々の魅力を大勢の方とシェアしたい!

 

そのような思いから、イベントを開催いたします。

 

このイベントには、世界的な盆栽パフォーマー 平尾成志さんのパフォーマンスをはじめ、盆栽づくりの体験ワークショップや盆栽の販売、沖縄在来の樹々の魅力や風景づくりを考える面白さを詰め込んでいます。

 

今回、クラウドファンディングを通して、よりたくさんの方にプロジェクトを知って頂き仲間になってほしい、そしてイベントでこの思いをシェアしたい、そのように考えております。

 

応援していただいたお金は、盆栽のワークショップ開催のための費用や、盆栽づくりへの費用、沖縄在来の樹々の魅力を伝える広報資料の作成などといった、日常的なプロジェクトの活動と、パフォーマンス公演費用や、イベントをより良くするための費用として大切に使います。

 

ぜひぜひ!一緒にこれからの「沖縄の風景」を考えましょう!!

 

<具体的な資金の活用方法>

・盆栽パフォーマンスの大型盆栽費用の一部 30万

・盆栽づくりの体験ワークショップ費用の一部 20万円

・リターン品費用 10万円

・クラウドファンディング手数料24%

・活動経費

・リターン品の送料

 

 

 

● お問い合わせ先

 

沖縄の風景づくりプロジェクトチーム宛

 hukeidukuriproject@gmail.com

  • 2019/01/15 22:10

    風景プロジェクトを応援してくださっている皆様   発起人の多田が、「風景作譚」として想いを書きました。 facebookで発信していたものをこちらのページでもご紹介します。     風景作譚 -1-   23年前、沖縄芸大大学院を修了した。那覇空港で、故郷行きの飛行機を待っ...