公式プロモーションビデオ(40秒)
また、日本では急速にeスポーツがスポーツエンターテイメントとして広がってきていますが、RoboMasterも広義に捉えるとeスポーツと言えます。
試合は基本的にロボット同士による弾の打ち合いです。 各チーム自分たちで開発した5種類のロボットを駆使して、相手の基地ロボットのHPを0にした方が勝利となります。 ロボットを操縦するオペレーターは直接フィールドを目視することはできず ロボットから送られてくる一人称視点の映像をPCで確認して操縦する点もeSportsに近いと言えるでしょう。
RoboMasterは最先端技術とeSportsの持つエンターテイメント性が融合した世界最高峰のロボットバトルなのです!
そんな “世界” の舞台に、2018年夏に日本から初めて参戦したチームが「FUKUOKA NIWAKA」です。
福岡の大学生や高専生を中心に構成されたチームで、大会に挑みました。
シンガポール南洋理工大学や、バージニア工科大学、カーネギーメロン大学カリフォルニア大学サンディエゴ校といった世界各地のチームが出場する予選をなんと2位で勝ち抜き本戦に出場。
本戦では中国予選を勝ち抜いてきた屈強な32組のチームと激突しました。
結果としては初出場ながら200チーム中ベスト16。
メンバーの心には、初出場なりにやりきったな......という想いはあったものの
2018年メンバーを中心として、新たなメンバーも迎え入れ2019年大会へのチャレンジが始まりました。
世界の強豪を相手に、日本の威信をかけて勝負を挑みます!
そもそも私が何故FUKUOKA NIWAKAを結成し、ロボマスターに挑戦することに至ったのか、その理由をお話しさせていただきます。
中国出張の際に現地の方に言われた一言がこのプロジェクトのはじまりでした。
ロボット分野で先進的な中国。幼少期からのプログラミング教育やIT都市深センの開発など エンジニアや技術者がハングリーに育つ土壌ができています。
そんな中国での一言がどこか悔しかったんです。
そしてその時、RoboMasterというロボットバトルの存在を知りました。
当時ロボットに関しては全くの専門外でしたが「これだ!」と直感し、大会への参加を決意しました。
帰国後、二足歩行ロボット「ROBO-ONE」の関係者や学生、産業用ロボットの専門家を中心に活動を呼びかけていきました。
呼びかけの結果、福岡や北九州の大学・高専生・ロボコンOBの方などが30名以上集まり、「FUKUOKA NIWAKA」の 結成に至ります。FUKUOKA NIWAKAは、それぞれが学業や仕事の傍ら、少ない時間の中でロボット作りに情熱を注ぐ 大きなプロジェクトとなりました。
このプロジェクトは、普段表舞台でなかなかスポットが当たりづらい学生達が
ロボット分野で世界を牽引する中国を驚かせ
だと考えています。
活動拠点は、博多駅近くの地下にある秘密基地「NIWAKA LAB(ニワカラボ)」です。
メンバーたちはロボットの設計からパーツの加工、組立、さらにはメンテナンスまで、全て自分たちの手で行なっています。
画像認識、自動運転、ディープラーニング、ネットワーク通信、ドローン、ARなどの先端技術を駆使し、試行錯誤しながら 大会に向けて準備を進めています。
今回初めてクラウドファンディングにチャレンジしますが、その理由をご説明します。
①応援してくれる皆さんと一緒に戦いたいと考えたこと。
昨年日本から初めてRoboMasterに出場しましたが、日本での知名度がそれほどないにも関わらず 想像していた以上に応援してくれる方が多いことに驚き、また本当に心強く励まされました。
過酷な日程が続く大会期間中、応援してくれている人が少しでもいるという事実だけでチームの大きな力になります。
今回のCFにはリターン品としてチームグッズを沢山用意したので、それを使ったり身に付けていただいたりして 同じ日本代表チームメンバーのような感覚で私たちを応援していただけたらという想いがあります。 それと同時に、私たちも皆さんと一緒に深センで戦いたいという気持ちがあります。
②ロボット開発費や設備維持費、深センへの渡航・滞在費で多くのお金がかかること。
ここからはより具体的な話になります。
昨年はニワカソフト株式会社の出資のみでRoboMasterに挑戦しました。
まずは九州のエンジニアが集まる場所としてニワカラボの設立から始まり、ロボット開発や部品の調達などで多く の資金を要しました。
しかし予想以上だったのは、深センへのロボットの郵送費(300万前後)や渡航費・ 滞在費(20人×3週間分)。
ここに多くの予算を使ってしまったことで、RoboMaster大会当日に他のチームなら潤沢に 使えるはずの消耗品(メカナムホイール)を節約せざるを得ず ロボットのパフォーマンスが落ちて連戦の後半に影響をきたしてしまいました。
また、多人数で長期の海外宿泊だったので、少しでも費用を抑えるためにホテルのグレードを落とす必要がありました。 ホテルから会場までバスで往復1時間。
大会中は毎日のように朝8時~夜9時まで試合を行い、ホテルに戻った後もロボットの修理やミーティングなどを行うため 就寝は日付をまたぎ翌朝は6時起きという過酷な生活が続き、体調を崩すメンバーが続出しました。
今年は会場付近のホテルに変え、人数制限せずにサポートできるメンバーを出来るだけ多く連れていきたい。
この環境の改善も優勝を目指すためには必須だと考えています。
・勝つために必要なロボットの開発費に
・メンバーを一人でも多く連れて行く為
・大会中、メンバーにできるだけ快適な環境を用意したい
以上のような理由でクラウドファンディングを行うことを決めました。
本場中国では、国をあげてRoboMasterに投資しているためロボットチームへの資金支援が行き届いています。
ニワカソフトだけでは十分にまかなえるものではなく、そこに大きな壁を感じました。
日本勢が優勝を目指すにはもっと応援の声と、ロボットへの投資が必要です。
FUKUOKA NIWAKAの目標。
大会に出場するからには当然優勝を目指していますが、目標は大会の結果だけに留まりません。
これがとても重要だと考えています。
確かな技術を持ちながらも、普段なかなかスポットの当たり辛い学生やエンジニアの方々がたくさんいます。
世界大会で活躍することで、彼らの素晴らしい才能や技術に企業が気づいてくれるかもしれません。
RoboMasterが開催される中国では、すでにそのような仕組みが出来上がっています。 この大会で注目を集めた学生は、中国のトップ企業へ就職し、国の成長を担うような活躍をしているのです。
FUKUOKA NIWAKAもそういった
そして、ここから巣立っていったメンバーが未来の日本の産業や技術を支える存在になることで エンジニアが「カッコいい!」と言われるような世の中になっていくことを願っています。
そう世界に言わしめるためにも、今年の目標「優勝」は譲れません! 是非、皆さんの力を貸してください!
今回、FUKUOKA NIWAKAのスペシャルアンバサダーに、エンジニア兼タレントの池澤あやかさんが就任されました。応援メッセージを頂いたので是非ご覧下さい。
大会当日は生配信をご覧ください。
Twitchでの専用ページや、FUKUOKA NIWAKAの公式サイトでも情報公開しますので是非チェックして下さい。
FUKUOKA NIWAKA
MAIL : robot@niwakasoft.jp