いつ起こるか分からない災害、あなたの家に備えはありますか?
東日本大震災から五年、防災意識が薄れつつある2016年
人々の記憶にまだ新しかった災害はいまや報道も少なくなりました
あの時のことを鮮烈に覚えている人も関東では日々減少しているように思われます
しかし本当に震災や災害の記憶がこのままでよいのでしょうか?
↑福島県相馬市沿岸部2015年8月
武蔵野と防災と人々
武蔵野市はあの震災以降、防災対策に取り組んで実際に行政も動いています
その反面ここで生活を営む人々はどうでしょうか?
震災の後すぐには多くの家庭で備蓄食料や水をおうちに保管していた家庭も多かったことと思います
でも今その備えた物品の賞味期限を確認している家庭はどれだけいるでしょうか?
そこであの時から活動を続けてきた学生から一つの警鐘を鳴らしたいと思い、私たちの団体で開催するパネル展と合わせて武蔵野市の防災について再認識してもらい、備蓄食料の配布を行うプロジェクトを発案しました
↑活動を始めたころ。まだ沿岸も片付いていませんでした
今回配布する予定の備蓄食料は宮城県石巻市原産のサンマや金華サバの缶詰となっております
これは口にした皆さんがおいしすぎて備蓄しておけない!なんて言っていただけるほどの代物で、リピーターが後を絶たない人気商品でもあります
ちなみにこちらの商品は武蔵野市は吉祥寺にある東北のアンテナショップ、東北物産館でもご購入いただけます
↑備蓄品のサンプル石巻、木の屋の金華さば
備蓄食料配布と同時開催のパネル展
今回の企画は私の所属する市民活動団体、武蔵野まごころ連で開催する震災パネル展
「忘れないで東北~若者が見た現在~」と同時開催で行います
↑昨年のパネル展の様子
このパネル展では昨年二回にわたって企画した学生対象のスタディーツアーで学生が実際に見てきた現地の写真と、長期的に行っている定点観測写真などを中心とした写真を武蔵野プレイス(武蔵境駅より徒歩二分)の一階ギャラリーで行うものです
↑武蔵野プレイスのアクセス
この活動は年に一度行っており、今年は3月21日、22日の二日間行います
こちらに足を運んで頂いた方に、武蔵野市防災マップを実際に目にしてもらい、備蓄食料を持ち帰ってもらうことを予定しています
現地には行けなくともできること
東北に実際足を運ぶことは時間的制約などもあって実際問題難しいと思います
しかし支援というのは現地に行くことだけではなくて、その土地の物産品を購入することも一つの立派な支援活動となるのです
いま東北は風評被害や震災によって活動できなかった期間に顧客を奪われて大きく経済が傾いているところも少なくありません
そんな人々にとってそういった支援は大きな力となります!
もらってうれしい、食べておいしいリターン品
今回この企画にご協力いただいた方には福島県あぶくま地区で活動するかーちゃんの力プロジェクトの商品をリターン品としてお送りします
当プロジェクトは震災と原発事故の影響で住処をも奪われた福島のかーちゃんたちがこの地区の再興のために福島大学やNPO法人ほうらいの皆さまと一緒にその地域のものを使ったおいしいお菓子やおつまみなどを製造しており、どれもとってもおいしいので是非一度ご賞味いただきたいです!
また皆様にこう言った活動を知ってもらうことや実際に口に運んでもらうことが風評被害と戦う彼らの力になると思い、こちらの品々をセレクトさせていただきました
ここからの予定と用途の内訳
チラシの作製、配布
パネルの作成
備蓄食料の購入
リターン品の準備
集まった金額の用途内訳
パネル展の準備費 ¥3000※大部分は当団体の予算で賄います
チラシの作製費 ¥3000
備蓄食料の購入費 ¥40000
リターン品購入費 ¥10000
リターン品送料 ¥4800
FAAVO仲介手数料 \15200
震災から活動を続けてきたものとして
私はあの震災後幾度も東北に足を運び、人々の声といまどういったことが必要とされているのか、ということに触れ続けてきました
自分自身は生まれも育ちも東京ですしあの震災で肉親を失ったりしたわけでもありません
しかし自分にも微力でもできることを知り、そこから彼らの生活に少しでもよい効果を与えられるのであれば、私はそのために何かしたいと思ってこの五年間を過ごしてきました
東日本大震災は五年が経ち、節目だ
という声を最近はよく耳にしますが実際に向こうにすむ人々にとっては節目などなく、今なお続いている問題です
あの震災は人々のごくありふれた日常の中に突如として現れ、そのすべてを変えていきました
皆さんはあのとき何をしていたでしょうか?
きっといつもと変わらない日々がそこにはあったと思います
それは福島や宮城も同じことだったんです
これを機にもう一度身の回りのことを再確認してみませんか?