埼玉の食の未来、選択次第でどう変わる!?

 

『食べる通信』をご存知ですか?

 

「毎日3食、口にする食べもので、つくった人の顔が浮かぶものはどれだけありますか?」

全国各地を飛び回り、こう問いかけるのは、『東北食べる通信』を立ち上げた高橋博之さんです。

 

今、食べものの裏側は、生産者の高齢化、担い手不足、宅地開発やTPPの圧力など、様々な問題がひしめいています。どこの誰が、どんな想いをしてつくった食べものか、多くの人が知らないまま毎日を過ごしているのが現状です。

 

しかし、もしその「つくる人」がもっと身近にいて、つくるものへのこだわりや美味しい食べ方を聞くことができたとしたら、私達の食卓はもっと豊かになりませんか?

 

その解決策が、世界初の食べもの付き情報誌『食べる通信』です。(TOPの動画をご参照ください。)

『食べる通信』は 、読んで、食べて、「つくる人」と「食べる人」を繫ぐ会員制のサービスです。毎号一つ、その土地の食材と食の裏側にあるストーリーをセットにしてお届けする、まったく新しい媒体です。生産現場の訪問や体験ツアー、生産者との交流、SNSでの読者同士の交流など、新しくて楽しい「食べる」体験を準備しています。

 

 

 皆で育てるのが一番の魅力!『食べる通信』とは? 

 

2013年に東北から始まったこの新たな情報誌は、今や全国34地域へと広がり、8,000人以上の読者から熱い支持を受けています。

 

そして、2016年7月末、『ポタジェ~食べる通信 from 埼玉~』が、この埼玉県に誕生します。

”生産者との新しい関係””地域を丸ごと味わう食体験”を広めたい!暮らしの根っこがわかるこの情報誌を通じて、つくる人も食べる人も県民も、みんなが元気になるこの仕組みを一人でも多くの人と一緒に創りたい!その想いでようやく創刊まで漕ぎつけました。この想いに共感してくれた編集チームも、初めて経験することばかり。まだまだ未熟です。ただ活動を始めてみてわかったのは、働く場所と暮らす場所が離れてしまった埼玉こそ『食べる通信』を必要としていたということ。

 

しかしながら、この通信を継続して発行していくのは、他地域の通信同様に、並大抵のことではありません。黒字化できた通信はまだわずかです。読者の皆さんに叱咤激励いただきながら、時には共に汗かきながら、一緒に育てるサービスだと思っています。ぜひ埼玉で産声を上げたこの通信が、2号目以降も継続して発行できるよう、賛助会員としてサポートくださる心ある方を募集します。

 

埼玉の食文化の奥深さに衝撃!埼玉こそ『食べる通信』が必要だと痛感

 

 

「深谷ネギという品種はありません!」

 

こう言われて驚く人はいませんか?

埼玉生まれの私自身、深谷ネギすら知らないことに愕然としました。

 

様々な品種があることは勿論、なぜこの地でネギが作られ、どのような経緯で今に至るのか?

どんな食べ方が最も美味しく、産地ではどんな楽しみ方をしているのか?など、子や孫に聞かれて即答できる人はどれほどいるでしょうか?国内有数の産出額を誇る食材が多数ありながら、すぐそばで暮らす県民がその事実を知らない。そんな現状にも拘わらず、埼玉の食文化を知る手段がありません。

 

 

通販の対極にあるこのサービスが、多くの賛同者を得た真の理由は、「読んで食べて繋がる」というこれまでにない食体験や生産者との繋がりが、新たな発見や喜びに満ちているからに他なりません。多彩な食文化を持つ埼玉だからこそ、『食べる通信』を発行する意義は高いのです。

 

創刊に必要な費用150万円 

目標金額(第一段階)は創刊費用の1/3 (あくまで目標は150万円)

継続発行に必要な読者数(=損益分岐点)400人、3年後の目標数700人(県民人口の約0.01%) 

 

 

埼玉版『食べる通信』の名称決定!”ポタジェ”に込めた想いとは?

 

 

「埼玉は便利で暮らしやすい」多くの人がこう語ります。なのにその後に続く言葉が見つからない。

 

「ふるさとは埼玉」と言える人は何人いるでしょうか?それもそのはず、スーパーには他県の野菜が溢れ、都内で働く埼玉都民が多い。でも実は、野菜の産出額は全国6位の隠れた農業県なのです。

 

 

ところが、県内の食糧自給率はわずか10%(熱量ベース)。暮らしの隣が産地にも拘わらず、生産者と消費者はすれ違い、県民が地野菜を食べない悪循環が断ち切れません。 この解決策こそが、『食べる通信』の発行です。

 

埼玉の名称は『ポタジェ~食べる通信 from 埼玉~』と名付けました。

 ポタジェとは、フランス語で見て美しく、食べて美味しい庭という意味。庭で採れた野菜をポタージュにして食べた修道院が由来と言われます。「つくる」「食べる」が近くにある埼玉は、まさにポタジェ。

 

『ポタジェ』を発行する度に、見た目も味も豊かな庭=ふるさと埼玉が創られる、そんな想いを込めました。

 

 

食べればもっと好きになる。江戸を支えた埼玉の食文化

 

 

地元のことを知りたい、そう思っても、歴史や文化を頭で学ぶだけでは身につきません。“食べる”という毎日の営みを通して地域の魅力を学び、読者と生産者が繋がって、読者同士が対話するコミュニティが生まれる。

 

これこそが『食べる通信』の醍醐味です。

 

 

埼玉の農産物は、かつて世界一の大都市・江戸の台所を支え、今も日本一の市場・東京を支えています。 大蔵大臣を務めた埼玉の偉人・渋沢敬三が「日本一の食客」と呼んだ宮本常一(民俗学者)は、緑織りなす武蔵野の風景を「人々が一本一本植える努力によって作り出した自然」と高く評価しました。

 

そんな先人達の苦労に思いを馳せながら、この土地ならではの食材を五感と頭で味わえば、埼玉がもっと好きになることでしょう。『ポタジェ』で紹介する生産者は、出荷用と自家消費を分けることなく、”農家が身内に食わせたい”をつくる人が基準です。

 

埼玉の食卓にふるさとを!”食べる”からはじまる埼玉の暮らし

 

 

『食べる通信』は、不親切なサービスです。お取り寄せ通販と違い、食材や産地、生産者を決めるのは読者ではありません。全国の美味しいものが簡単に手に入るこのご時世で、多くの人から支持されるその理由は、効率や合理性を超越した生産者の情熱や取組みが、私達の心を打つからです。

 

「つくる人」の物語も含めて埼玉をまるごとご馳走になる。食べることを通じて、人が繋がり、土地と繋がり、生産者の未来に繋がる。そして『ポタジェ』が号を重ねるごとに、埼玉の食卓にふるさとが拡がる。“食べる”が、埼玉の暮らしを豊かにする。

 

「見て美しく、食べて美味しい埼玉」を、皆さんと一緒に創れたらと思います。

 

 

情報誌の概要、スケジュール

 

【媒体概要】年4回、旬な時期に旬な情報を、食べもの付きでお届けします。また通信と併せて、生産現場の訪問や体験ツアー、生産者との交流も企画していきます。

 

タブロイド判16ページの情報誌+食べもの(季刊)、1号あたり¥2,980(税込み)

 

読者申込み受付〆切:7月25日

ポタジェ創刊号発行:7月下旬~随時宅急便にて配送

創刊号の特集:原さん親子の小麦ハナマンテン

同梱の食材:小麦を知り尽くしたプロが作る小麦粉400g、カンパーニュ、胚芽パンのセット

今後の特集予定:秋/さつま芋紅赤、冬/深谷ねぎ、春/のらぼう菜(食材は収穫状況等の理由により変更する場合があります)  

 

集まった支援の用途とその内訳

 

日本食べる通信リーグ加盟金:300,000円

創刊号の製作費(取材・撮影にかかる諸経費):600,000円

食材原価:220,000円

送料およびサービス運営費:120,000円

その他諸経費:260,000円

合計:1,500,000円

 

クラウドファンディングの目標額は、1/3の50万としました。

これは応援くださる皆さまの意思を無駄にしないために、あえて低く設定しました。

このファンディングが成立しなくても、私達の覚悟は変わりませんし、支えてくださる方がいる限り、責任もって発行を継続したい気持ちでいっぱいです。

 

 しかしながら、上のグラフのとおり、創刊号で150万、そして1号あたり400人の購読会員がいなければ黒字化できず、このサービスを継続することは困難です。

もし、お読みいただいた方が、「自分にはまったく関係ない」と思う方が多ければ、このサービスは埼玉県では成り立たたず、都道府県の愛着度ランキングは最下位を脱することを望む人はいないと考えるほかないのでしょう。現実を受け留めたいと思います。

 

さぁ、ふるさとを食べよう。県内消費が埼玉を豊かにする

 

 

「日本人1人あたりの年間のモノ消費は110万円。その1%=約1万円を地元産品の消費に変えれば、人口10万人の街で+10億円が地元経済に回る」

 

こう語るのは、『里山資本主義』の著者・藻谷浩介氏です。

 

埼玉の人口727万人が1%行動を変えれば、なんと700億以上が地元経済に回ります。せめて県民の0.01%の700人が行動を変えることができたら、埼玉経済の活性化に勢いがつくのではないでしょうか?

 

ちょうど『ポタジェ埼玉』の年間購読は、約1.2万円。地元産品の購入手段としては勿論、埼玉土産にも最適です。『ポタジェ』の購読が、埼玉の暮らしを楽しくし、地域経済も豊かにする。

 

私達のこの挑戦に、共感してくれる読者とサポーター、そして何より美味しいものが大好きな人をお待ちしています!

 

起案者情報

▲上段左:編集長/安部邦昭、中:プロデューサー/齊藤哲也、右:デザイン・撮影/小松正樹

 下段左:編集/大武美緒子、中:編集/大野純子、右:料理/田中智康(BAOBAB)

 

【団体名】一般社団法人埼玉を食べる

【代表者】安部邦昭

【HP】http://saitama-taberu.net

【Facebook】https://www.facebook.com/potager.saitama/

【Mail】potager@taberu.me

 

  • 2016/10/05 05:59

    おはようございます。『ポタジェ~食べる通信 from 埼玉~』の齊藤です。 私達のこの取組みを応援いただき、どうもありがとうございます。 おかげさまで創刊号も、当初目標としていた200部をなんとか超えることができました。 読者の皆さまからは、 「(写真付きで)こんな風にして食べました!...

  • 2016/08/23 14:12

    【お知らせ】関連イベントが目白押しです!創刊号で取り上げた埼玉小麦を通して、埼玉の魅力を掘り下げていければと思います。ぜひお越しください。   8/24(水)【読者限定イベント】原さん親子と埼玉小麦の未来を語らナイト!https://www.facebook.com/events/1010...

  • 2016/07/24 09:46

    【ご報告と2つの御礼】『ポタジェ埼玉』プロデューサーの齊藤です。ご報告と御礼が遅くなり、大変失礼しました。   おかげさまで、締切期日を前にして、昨夜無事にクラウドファンディングの目標金額を達成することができました。ご支援いただきました皆様、お仲間に声をかけるなどご協力くださった皆様、本当...