住み慣れた地域で必要な支援が受けられる“まち”にしたい!

みなさま、はじめまして。

私は、「NPO法人そいる」の田中啓規(たなか ひろき)と申します。

NPO法人そいるは、兵庫県三木市で障がいのあるお子さんや発達に心配のあるお子さんとそのご家族のサポートができればと作業療法士と保育士で立ち上げた団体です。

 

 

そいるでは、「あそびの広場」というボランティア事業を実施しています。

毎月1回土曜日にお子さんと一緒に遊びながら、お子さんや子育てについて気になることがあればご相談もいただける場として開催しています。

 

 

 

今、三木市の子ども達とご家族に必要な支援とは?

現在、「あそびの広場」で市内の保護者の方のお話を聞きながら感じたことは、身近な場所で、障がいの特性や心身の発達について専門知識を持つ人に相談できる機会が少ないということです。

あるお子さんは歩くことが不安定で、ご家族もそのことを気にされていました。

ただ、相談する機会がないために、ご家族は不安を抱えつつも、何をすればいいかと悩んでおられました。

 


靴を工夫すると歩きやすくなるかもしれない、足で体重をしっかり支える遊びをするといいかもしれない、そうすることで今まで難しかったことが楽しめるかもしれません。

相談する機会があることで、明日からのお子さんの生活が今よりもう少し楽しいものになるかもしれないのです。さらに、将来のリスクを回避することもできるかもしれません。

 

ちょっと気になった時に相談する。

 

たったこれだけのことが難しい現状があります。

 

 

 

リハビリ難民みたいになっています・・・

「あそびの広場」に来てくださっているご家族の声です。

三木市の子ども達とご家族の中には、理学療法や作業療法、言語聴覚療法といったリハビリテーションを受けるために市外まで通っている方がたくさんいらっしゃいます。

三木市からは、遠いところで往復2時間近くかかる施設もあります。

さらに、そこに通い続けられるわけではありません。

施設側にも限界があり、年齢が上がってくると頻度が少なくなったり、受けられなくなったりします。


 

 

子どものリハビリってどんなことをするの?

お子さんのリハビリテーションについて、イメージが湧きにくい方もおられると思います。

ここで、簡単にですが紹介させていただきます。

まず、お子さんがよく受けられるリハビリテーションの種類として、

「理学療法」「作業療法」「言語聴覚療法」があります。

理学療法では、さまざまな動作や姿勢保持の経験を通し、全身的な運動の発達を支援することで、生活のしやすさや遊びなどの成功に繋げていきます。

作業療法では、遊びや活動を通して、お子さんとご家族が主体的な生活を送れるように、運動や学習、身の回りのことなどの活動の成功を支援していきます。

言語聴覚療法では、食事やコミュニケーション、ことば、あそびがより豊かになるように、日常生活上での関わり方などの支援を行っていきます。

このように、お子さんのリハビリテーションは、遊びや普段の生活を通して、運動や生活の中での課題、食事、コミュニケーションなどの成長を支援し、お子さんとご家族の生活の質を高めていくために実施していきます。

 

 

 

絶対に支援を受け続けないといけないの?

決してそんなことはないです!

支援から卒業し、お子さんとご家族が安心していきいきと地域で生活していけることを目指していきたいと考えています。

ただ、現在の状況では、そこに至るまでにご家族やお子さんにかかる負担が大きいことや、すぐに相談できる場所が少ないことで、お子さんとご家族が安心して地域で生活を送ることが難しくなっている側面もあると感じています。

 

「あそびの広場」に来ていただく保護者の方も色々な悩みを相談してくださいますが、一つ一つ情報を共有しながら工夫できることを提案し、それを参考にしていただくことで家庭や学校でも取り組みが進みやすくなり、「こんな工夫をしてみたら、〇〇ができるようになりました!」と教えていただけることもあり、うれしい成長の姿をお聞かせいただいています。


 

 

必要な支援を、必要な時に、身近な場所で受けられるようにしたい!

お子さんやご家族の状況によって必要な支援や必要なタイミングは様々だと思います。

それに合わせた支援ができる環境を整えることが、安心して地域で生活していくために必要です。

また、必要な支援を受けるための移動時間が少しでも短くなることで、お子さんやご家族の生活が広がるかもしれません。保護者の方の声として、支援を受けるために学校を休む必要がなくなることや、きょうだいのお子さんとお母さんとの時間が増えること、地域で過ごす時間が増えることなどが聞かれています。

 

 

 

この希望を実現するために事業所を開設します!

現在、NPO法人そいるでは、児童発達支援事業と放課後等デイサービス事業を実施する事業所の開設に向けて動いています。

現在自己資金や助成金を活用しながら、「あそびの広場」の充実と事業所開設に向けた備品の購入を行いつつ、10月1日の事業所開所を目指して、8月には兵庫県へと申請できるように準備を進めているところです。

 

<10月1日開所予定の事業所詳細>

児童発達支援・放課後等デイサービス るーと

【場所】

兵庫県三木市大村5993 サニーハイツ大村

 


【開所時間】

児童発達支援 9:00 〜 12:45

放課後等デイサービス 13:30 〜 17:00
 
【サービス概要】

<児童発達支援事業>

集団療育の中で作業療法士と保育士の視点を活かしながら、お子さんの成長を支援していきます。

また、設備や人員を整え、医療的ケアの必要なお子さんも安心して利用していただけるようにしていきます。

<放課後等デイサービス>

作業療法士による個別療育を行うことで、個別性の高いニーズに合わせた支援を行っていきます。

 

今回のクラウドファンディングでは、お子さんの支援に用いる遊具や設備の購入資金を集めたいと考えています。今回購入する遊具がなくてもサービスを提供することはできます。ただ、私たちが目指すところは、ご家族や地域の方に、身近な場所で必要な支援が受けられると確信を持っていただくことにあります。そのため、お子さんやご家族のニーズに対応できるような設備を整えたいと考えました。

そして、質の高い支援を提供し、短縮された移動時間をご家族が望む生活の広がりへと繋げることができればと考えています。

 


 

近畿ろうきんNPOアワードはぐくみ賞を受賞しました!

「あそびの広場」や「学習会」などのそいるの活動が、2018年度近畿ろうきんNPOアワードはぐくみ賞を受賞しました。

近畿ろうきんNPOアワードは、近畿ろうきんさんが、金融事業と連携したNPOを応援するしくみとして、「子育て支援活動」を進めるNPO法人やボランティア団体に助成金を拠出して、子育て支援事業を応援するものです。

審査委員会では、 「実現性」「効果と発展性」「市民主体性」について高い評価をいただき、「本アワードの助成を契機に、この活動が地域に広まり、障がいのあるお子さんへの支援の質の向上に繋がっていくことを大いに期待したい」との講評をいただきました。

 

 

 

 

本プロジェクトにご協力していただいた方々

Love Photo Diary 吉田明香さん

 

 

オノワークス/ ONO WORKS

 

 

This is MIKI

 

 

 

リターン品にご協力いただいた方々

・ちめいど

・にこいち

・バランタイン

・三木平井山ぶどう園

・ムジカドルチェ

・山田錦の館

・吉川温泉よかたん

・レーヴ ダ ムール

・ワールド+ジム三木店

(※50音順 敬称略)

 

 

支援金の使いみち

今回皆様からご支援頂いた資金は、以下に記載された器具や備品の購入に充てさせていただきます。

設備・遊具等の購入:平均台やトランポリン、ブランコなど   65万円

クラウドファンディング経費:手数料、リターン経費         35万円

 

実行スケジュール

 

令和元年10月1日   事業所開所予定

令和元年11月〜   器具・備品の購入・リターン品発送開始

 

さいごに

私達は、障がいのあるなしに関わらず、子育てしやすい“まちづくり”に貢献できればと自分たちの経験を活かす形で活動をスタートさせました。このプロジェクトを達成することで、地域に必要な支援を届けられる方々を増やしていければと考えています。

また、地域で必要な支援を受けられる環境作りに取り組み、さらにこの取り組みを近隣の地域へと広げていきたいと考えています。

 

 

お問い合わせ

NPO法人そいる 代表理事 田中啓規

TEL:090-8887-4130

e-mail:soil.miki.2018@gmail.com

facebook:https://www.facebook.com/soil.miki/

※本文中の画像は全て本人もしくは保護者の許可を得て掲載しています。 

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