はじめまして、下岡広志郎、莉香と申します。
私たちは二人とも旅が大好きです。独身時代はそれぞれ、タイ、ネパール、ラオスなどへ行き、結婚後も台湾やカンボジアなどを旅行しました。
2014年、私たちは「自分たちが思い描く理想の宿を開きたい!」と一念発起して、夫婦揃って脱サラ。宿泊業研究のために1年5か月の世界一周旅行をいたしました。バックパックを担いで、南米、アフリカ、ヨーロッパ、シルクロードなどを巡り、雄大な自然や素晴らしい文化に触れ、感動させられました。
旅で最も印象に残ったのは、人との触れ合いです。特に、伝統建築を用いた家族経営の小さな宿に泊まった時は、心から癒され、「日本に帰ったら、自分たちもこんな宿を始めよう。」と思いました。
帰国後、京町家を使った一日一組限定の宿「京町家コテージkarigane」をスタート。念願の「理想の宿」をついに実現しました。
折悪く、日本はインバウンドブームの最中。お客様に来ていただけるようになるまで、予想以上の苦戦を強いられました。しかし、一生懸命接客するうちに、国内外のお客様からも認めていただけるようになり、Booking.comにて3年連続クチコミスコア平均9.9点(10点満点)で表彰していただくことができました。
*どのような雰囲気の宿か、InstagramやFacebookにてご覧いただけます。
*また、私たち視点の独特な京都観光情報の発信を、noteにて毎日更新中です。
kariganeは、茶の湯と縁の深い大徳寺より徒歩1分。
元々茶人が住み、茶道教室を営んでいた可愛い京町家です。
京都のお抹茶と季節の上生菓子でお客様をお迎えしております。
参加費無料の振る舞い茶会も開催。
世界一周旅行中、各地の人々が、その国特有の喫茶文化で私たちのことをもてなしてくださいました。
アルゼンチンのマテ茶や、エチオピアのコーヒー、トルコの紅茶にインドのチャイ。喫茶文化は、風土や民族の特徴や気質が端的に反映されます。そして、日本の「茶の湯」も、他に例を見ないユニークな喫茶文化です。
茶の湯文化の魅力を、国内外を問わずもっと多くの人に体験していただきたい。そんな願いを込めて、お宿や鴨川、大文字山にて、無料でお抹茶を振舞うお茶会を、不定期で行っております。
現在は開催が難しい状況ですが、コロナ禍が去った後には、再びお茶の振る舞いを開催したいと考えています。
実はこの宿、大工さん左官さんと一緒に私たち夫婦も町家を改修しました。改装期間は9か月!私たちは改装のデザインやタイル張り、塗装などを担当しました。
改装では、京土壁・天然塗料・無垢木材・伝統工法にこだわりました。職人さんが丁寧に仕上げた茶室の趣と、型にはまらない遊び心や温もりが相まって、唯一無二の宿に仕上がりました。
お宿自慢のお風呂。タイル画のアイデアの元は、実は大工さんのジョークでしたが、「面白そう」という理由でやってみることになりました。kariganeに宿泊されるお客様の多くが、町家の手作り感を喜ばれ、町家に注がれた愛情を感じてくださいます。それは、職人さんたち、そして私たちが、自由に創作を楽しんだ賜物なのではないかとおもいます。
宿の他の写真は、こちらよりご確認いただけます。
私たちは、観光地ではない場所をぶらぶら歩くのが大好きです。世界一周中は、遺跡や教会といった観光施設以上に、地元民が集まる食堂やローカルなマーケットを巡ることを楽しみにしていました。
お宿の近隣には古くから住民に愛されるお店の数々があります。昔ながらのお餅やさんや、銭湯、お豆腐屋さんなど、中心部にはないのんびりした雰囲気が漂っております。
一方で、そののんびりした雰囲気に惹かれてか、近年は新規出店も相次ぎ、ますます街ブラが楽しくなっております。
散策の御供にぴったり、可愛い自転車も無料でレンタルしております。チェックインの際にお渡しする手作りマップを片手に、街ブラを是非お楽しみください。
町家でくつろぎながら近隣のレストランの味を楽しんで頂きたい!との思いから、出来立ての朝食・夕食を店主自らデリバリー致しております。小さなお子様連れ、二人っきりで過ごす記念日、女子会にも好評です。
朝食は選べる3種類。朝食専門店がつくる羽釜ご飯朝ごはんに、板前さんのつくる北大路御膳、お客様の前で淹れるサイフォン珈琲が自慢のクロワッサンモーニングもございます。
夕食はお酒がすすむ京懐石、季節の寄せ鍋、ハモしゃぶやてっちりも。
ワイン好きにうれしいフレンチオードブルもご用意。三密を避けつつ、ご旅行をお楽しみ頂けます。
【現在の活動】
①様々な販促プランを打ち出すも…
コロナ発生当初には、「コロナに負けるな日本応援プラン」など、様々な販売促進プランを打ち出して参りました。しかし、旅行自粛を受けてほぼ全ての予約がキャンセルに…
②オンライン茶会
コロナ禍中に「私たちができる事は何か」と考えた結果、Stay Homeでもお茶を、そして京都旅行気分を楽しんで頂きたいとの思いから、Instagramでオンライン茶会を英語と日本語の2か国語で開催。200名を超える皆様にお楽しみ頂きました。
③毎日観光情報発信!
京都にお越し頂く際に、もっと楽しんで頂きたい。そんな願いを込めて、note上でユニークな京都の観光情報を発信してきました。
【コロナという嵐で、kariganeは風前の灯火に】
現在に至るまでのコロナによるキャンセルの累計で3,722,347円。機会損失も加えると推定500万円以上の被害になると見られます。コロナ禍が終わった後に、お客様にお越し頂けるよう、色々な施策を打ち出してきましたが、9月の予約もキャンセルが始まっており、状況によっては10月にいただいているご予約もキャンセルになる可能性もございます。第二波の兆候もみられ、このまま収入が無い状態が続けば事業継続が難しくなって参ります。
【クラウドファンディングに望みをかけて】
正直、多くの方が苦しんでいる現状で、支援を求めることに迷いもあります。しかし多くの方からご縁を頂き、助けていただいて出来上がった宿です。「このまま、何もせずに店を畳むことはできない。望みをかけて、クラウドファンディングに挑戦しよう。」そう夫婦で決意致しました。
【資金の使途について】
いつかまた皆様に京都にお越しいただきたい、という想いから、リターンは「未来に使える宿泊券」そして「京都旅行をより楽しくする京都ガイドZINE」を中心に考えています。
よって、印刷や返礼品の費用、未来のお客様をおもてなしするための費用、また、お客様に再びお越しいただけるようになるまで事業を継続するための固定費として、大切に使わせていただきます。
【実施スケジュール】
●ZINEについて
2020年9月末にZINEの発送を予定しております。
●TEA TIMEとCOFFEE SETについて
また、お茶と和菓子・コーヒーと洋菓子のセットも2020年9月末にZINEと一緒に送付予定です。ZINEの作成状況は、Campfireの活動報告、及びInstagramやFacebookのストーリーでも報告してまいります。是非フォローして頂き、進捗状況をお楽しみくださいませ。
●宿泊券について
このCampfireのプロジェクトが完了次第、電子メールにて2020年7月31日までに送付いたします。2020年8月1日から2121年12月末日までご利用いただけます。
最後に夫婦の自己紹介を。
ZINEでは文章と写真(主に外の写真)を担当予定。宿ではチェックイン時のお茶のお点前を担当。得意分野は歴史と仏像と庭園。現在noteを毎日書いており、毎週月曜日には短編小説を上げております。好きな和菓子はわらび餅。
ZINEでは構成と写真(主に建物内の写真や物撮り)を担当予定。宿では町家の飾付やチェックイン時のご案内やInstagramを担当。を担当。得意分野は裁縫とクラフト全般。好きな和菓子は麩まんじゅう。
今回、クラウドファンディングサービス キャンプファイヤーさんの「新型コロナウイルス(COVID-19)サポートプログラム」を利用しての挑戦となります。また、本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
この場を用意してくださったキャンプファイヤーさん、ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。ご支援ではなく、情報シェアというサポートでも、涙が出るほど嬉しいです。
多くの方に助けていただいたお陰で実現させることができた宿です。体勢を立て直し、事業を継続するチャンスを、私達にいただけませんでしょうか。何卒よろしくお願いいたします。
京町家コテージkarigane
下岡広志郎・莉香
Official HP: https://rokushou.net/karigane/
E-mail: karigane@rokushou.net (ご質問はこちらまで)
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