新型コロナウィルスに負けない!日本を代表するお土産『こけし』の職人を絶やさない!
初めてまして。両親がこけし製造を起業して今年で52年。群馬県の伝統工芸品にも認定されている創作こけしを製造・販売している『晃常こけし工房』2代目の田中重巳です。

かつて、私達の親世代が若い頃の国内旅行のお土産として人気のあった、ご当地こけしやオカッパ頭のこけしなどの創作こけしは今やインバウンド(訪日外国人観光客)に人気の定番のお土産に変わりました。

ここ群馬では、オカッパ頭を主とした創作こけしが産地で宮城県の伝統こけしを始めとした東北のこけしを抑え、全国シェアNo.1を誇り、全国の観光地のお土産屋さんには必ずと言って良いほど群馬の創作こけしが並んでいます。


当工房は、個人経営の従業員5人とこじんまりとした工房で、群馬県産のミズキ材を使い丸太からこけしの木地を削り出し、絵付け、仕上げ塗装までの全ての工程を手作業で行っています。


こんな小さな工房でも、インバウンド向けのこけしの注文は毎月約2000体を生産しても間に合わない状況で、売り上げの9割がこのインバウンド消費による注文で成り立っていました。

そんな中、2011年の東日本大震災の影響でインバウンド消費が無くなった事がきっかけとなり、

昔ほどとはいかずとも、少しでも国内のお客様にも手に取ってもらうべく、当工房で製造していた玩具けん玉をトラ柄、キリン柄、水玉模様や桜柄などをデザインしたデザインけん玉をいち早く取り入れ、

こけしでは珍しいニヒルな表情のワル可愛いこけしから、琉球やタヒチ、ハワイなどの民族モチーフのこけし、干支こけし、結婚式の衣装の柄をデザインする1点モノのオーダー和装ウェディングこけしなど色々なこけしをデザインし、イベント出店などで販売し、一時を凌ぎました。


震災から少し経ちインバウンドが戻って来ると、震災以前と変わらずインバウンド向けのこけしの注文が戻り、以前のように忙しくなった為、インバウンド向けのこけし9割、国内向けのこけし1割ほどの割合ですが、両立して製作、販売してきましたが、

今回の新型コロナウィルスによる影響は2011年の震災の時以上の想像を遥かに超えるほど深刻な事態は、こけし業界始まって以来最悪の状況に陥っています。


コロナの影響で売り上げ0に…未だ復調の兆し見えないインバウンド(訪日外国人観光客)の観光産業

私たちの製造・販売している『創作こけし』は上記でも説明した通り、日本の代表的なお土産として大変人気があり、当工房では売り上げの9割がこのインバウンド向けの『こけし』を製造して生活が成り立っていました!

今年に入り、新型コロナウィルスの流行と共にインバウンドが激減、それに伴って2月、3月は売り上げが半減…3月には政府から入国制限が発表されインバウンドが無くなった影響で4月には売り上げが95%減になり、5月から今もなお売り上げがほぼゼロの状態が続いています。


そもそも、こけしってコロナと関係あるの?そんなに売れてるの?

と思うかもしれませんが、上記の通りインバウンドのほとんどの方が日本を代表するお土産として全国の観光地おみやげ屋さんでこけしを購入していた為、当工房の9割がインバウンド向けのこけしの生産となっていましたので、

丸太から全ての工程を手作業で製作している都合上、問屋さんや小売店さんからの注文が全然間に合わないほど毎日がバタバタと忙しく作業している状態でしたが、

今回のコロナの影響で、渡航禁止や入国制限などでインバウンドが無くなると、それに比例するようにこけしの注文も無くなって行きました。


そして、こんなにも長く注文の連絡が無く仕事も休業するような事は過去にはありませんでしたので、

今までもバブル崩壊などの経済危機、中国製のこけしの模倣品による販路妨害、最近では東日本大震災やリーマンショックなど幾度となく危機を乗り越えて来ましたが、

今回のこの新型コロナウィルスによる世界的な影響は、私たちこけし屋のみならず、世界のあらゆる有名企業の経営破綻そしてオリンピックの開催までも延期するなど過去に経験した事の無い未曾有の危機に直面しています。


この危機を何とか乗り越え、これからも日本の伝統工芸、伝統文化である『こけし』の未来を守り、こけし職人を生き延びさせて下さい!


クラウドファンディングを立ち上げた理由

今回の新型コロナの影響による入国制限が続く中、私たちの工房は4月からすでに5ヵ月休業している状態です。

工房自体家賃電気料金などの固定費設備投資費などが工房の経営を圧迫し、支払いもままならない状態になっています。

そして、当工房に勤めている職人たちの仕事はこけしの注文があってこその仕事ですので、このまま休業が長引くと職人が辞めてしまい伝統工芸を引き継ぐ職人が途絶えてしまいます!

こけしは特殊な仕事なので、未経験の方がすぐに作業出来る訳にはいかず、一人前の職人になるまでに絵付け職人で3年木地を削る職人に至っては最低5年はかかる為、

まずはこけし職人たちが辞めずに仕事が出来る環境を作って頂き、毎日工房で笑顔で作業が出来るよう、ご支援をお願い致しますm(_ _)m


今回、思い切ってクラウドファンディングに挑戦し、皆さまのお力をお借りして新型コロナに負けず前に進んで行きたいと思います!

皆さまから頂くご支援は、リターンを製作するこけし職人たちのお給料、特製グッズ、そして毎月の工房の固定費、設備返済費、事務経費として大切に使わせて頂きます。

目標金額のご支援の使い道(リターン製作期間3ヵ月として)

*人件費 : 約130万円

*こけしげ特製グッズ : 約75万円(梱包材など含む)

*固定費・設備返済費等 : 約45万円

*事務経費:約35万円

*手数料 : 約15万円




新型コロナウィルスの世界的な流行による影響は多くの伝統産業を始め、大企業から町工場まで日本を支えている産業から海外の老舗ブランドにまでも多大な影響を及ぼし店舗、工場の縮小や閉鎖を余儀無くされています。

私たち群馬県のこけし屋(木地のみを作る木地屋も含む)は多い時では200軒以上の一大産業でしたが、現在は20軒以下になっており、今回の新型コロナによる影響でその数が一気に減ってしまう可能性があります。


今回、このプロジェクトを通じて少しでも多くの方に日本の伝統産業である創作こけしを知って頂き、こけしの持つ独特な雰囲気による癒し、奥ゆかしさ、可愛らしさを肌で感じて頂けたら幸いです。


プロダクトのご紹介

当工房では創業当時からオカッパ頭のこけしをメインに、ご当地こけしなどの創作こけしとコマ・ケン玉などの木地玩具も製作していましたが、2011年の東日本大震災を機に『こけしげのコケシ』シリーズを立ち上げ、デザインけん玉、ウェディングこけしや干支、妖怪、だるま等のこけし、孫の手、耳かき、ストラップ、など日本国内の年配の方から若い世代の方にも手に取ってもらえるような可愛らしい創作こけしも色々と製作してきました。

外国人観光客向け人気No.1の『雨やどり』

販売から40年以上のロングセラー『春の夢』その他にも外国人観光客に人気のオカッパ頭のこけしを色々と製作しています。
コロナ危機から生まれた『疫病退散!』
妖怪アマビエこけしたち

結婚式のウェルカムドールや結婚記念日に人気のオーダー和装ウェディングこけし『ヴィンテージバイカーズ』こんな趣味人なこけしも製作しています!

アイヌ、タヒチアンガール、TIKI(ティキ)フラダンサー帽子とおかけが可愛いお地蔵さん

こけしげのコケシのこだわり・特徴

こけしげのコケシならではの憎らしそうだけど、どこか愛敬のあるニヒルな顔や、縦長の目が特徴の可愛らしい顔、そして目を閉じている奥ゆかしい顔の3種類の顔をベースに、ストラップ、耳かき、孫の手とこけし以外にも1人でも多くのお客様に手に取りやすい商品を製作しています。

干支や動物、野菜、妖怪、着ぐるみ、歌舞伎や忍者、侍そしてアイヌやポリネシアの民族シリーズ、また結婚式当日の衣装をデザインするオーダー和装ウェディングこけしなど、

昔の技術を引き継ぎつつ自分の好きな文化やモノなどをモチーフに色々なデザインのこけしを製作しております。


リターンのご紹介

*『こけしげのコケシ』の各種こけしたち

*こけしげのコケシ特製グッズ(ポストカード、ステッカー、クリアファイル、マスキングテープ、手ぬぐい、エコバッグ)

*お礼のメール

*お礼のメッセージ

*支援者名の掲示、ご紹介


メディア掲載

*群馬テレビ『ぐんま一番』

*上毛新聞


晃常こけし工房『こけしげのコケシ』

当工房は、少数精鋭で小さいながらもインバウンド向けのこけしを月平均2000個ほど生産してきました。今回のコロナの影響で今は全くその面影が無くなってしまいました。

休業から5ヵ月、工房には筆を持つ絵付け職人さんの姿も無く、木地を削る音も機械を回す音もありません。


今私たちが思う事は、早くみんなで仕事がしたい!お客様に可愛いこけしを手に取ってもらいたい!

ただそれだけです!


何としてもこのコロナの影響に負けず、この先もずっとこけしを作り続けられたら何も言う事はありません!

そして私たちが作ったこけしで多くの方が笑顔になれるよう、心を込めて製作させて頂きますので、沢山のご支援をよろお願い致しますm(_ _)m



Q&A    よくある質問と回答

Q.1 創作こけしって何?伝統こけしとどう違うの?

A.1 創作こけしは主に群馬県で作られており、全国シェア70%以上を誇ります。

形やデザインは職人により様々でオカッパ頭や2頭身、たまご型のような1本の木地に自由なデザインで絵付けをする、型に捉われないのが創作こけしになります。

対して伝統こけしは、東北地方で作られるこけしで、先代からの様式に従って作り伝承するのが伝統こけしになります。(※国から伝統と認められているのは宮城県のみになります。)

Q.2  使用している木の種類は何ですか?

A.2  県産のミズキ材を使用しています。


<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2020/10/23 14:11

    昨日の産経新聞さんに掲載された記事がYahooニュースになっていました!!まだまだ先の見えないこの状況を記事にして頂き、多くの方に知ってもらえるのは本当に有り難いです!クラウドファンディング終了は10月28日の23時59分までになりますので、可愛いこけしと特製グッズを手に取って頂き、コロナ危機...

  • 2020/10/05 00:42

    前回投稿した活動報告の続きになりますが、9月30日の深夜1時からTBSラジオ JUNK 山里亮太の不毛な議論にて、山ちゃんと蒼井優ちゃんのこけしをご紹介頂きましたが、開始4分過ぎから12分ぐらいまでお褒めの言葉と「こけし」という事で深夜ならではの面白いイジリを織り混ぜながら、今回のコロナクラウ...

  • 2020/10/01 11:15

    昨日のTBSラジオ 水曜JUNK  山里亮太の不毛な議論にて、こけしげの紹介をして頂きました!以前から、山ちゃんと蒼井優ちゃんのファンだったので、結婚祝いのこけしを製作したいと思いつつ、なかなか実行出来ていなかったので、このコロナの影響で仕事が無くなってしまった無駄な時間を山ちゃんと蒼井優ちゃ...

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