今、海外から注目を集めている人気エリア「新宿ゴールデン街」にある劇場で、好評につき緊急再演する「江戸川乱歩の演劇」を、ぜひ外国の方にも、観てもらいたい! 将来的には、外国人観光客が日本の演劇に触れることのできる環境を作りたい!

プロジェクト本文

目標金額達成した為の追記

皆様のご支援のお陰で目標金額を達成致しました!心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました!

今回の目標金額の50万円はプロジェクト実施の最低金額からのスタートだった為、引き続きご支援を募集させて頂きたく思います。

さらにご支援頂く理由とその内訳を活動報告でさせていただきます。是非ご一読ください。

引き続き、ご支援どうぞ宜しくお願いいたします。

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「イヤホンガイド」を使って、外国人観光客が日本の面白い演劇を観ることへの敷居をもっと低くしたい!!!

表現をしている者にとって国境を越える夢は誰しも抱くもの。

インターネットが発達して、インスタグラムやYouTubeで個人が世界と表現を共有することは今や簡単です。
字幕を付ければ映画だって世界を簡単に越えられます。
でも、演劇だけは未だに国境の壁と戦っています。

外国の方に芝居を観て貰う為に海外公演をするにはあまりにも大掛かりで莫大な予算がかかります。
私も「いつかパリで私の作った江戸川乱歩の舞台を見て貰いたい」という夢をユニット旗揚げ当初から持っていましたが、その為の予算もコネクションも10年目を迎える今ですらなかなか手に入れられないのが現状です。

ところが私は、今年の4月、新宿にて、単純なことを見落としていたことに気付きました。
新宿ゴールデン街劇場での公演中です。
外国人観光客が数人、足を止めポスターを念入りにチェックしていました。
どうやら演劇をやっていることに興味は持って貰えているのですが、日本語がわからない彼らは残念そうに帰っていきました。
これだ!日本が好きで、日本に興味を持ってくれている外国人観光客にこそ、日本の演劇を発信したい!

今や訪日外国人旅行者は、去年の時点でなんと2000万人を突破しているそうではないですか。
それならば、何も自分が外国に行かなくても日本の演劇を外国人に観て貰う機会は日本に居ながらも溢れているではないですか。
思い出してみれば、私もパリに行ったとき、沢山の小さな劇場に出会いましたが、一つも見ることが出来ず終いでした。
フランス語の芝居を理解できないであろう心配とチケット購入に対する敷居の高さに、私は怖気ついてしまったのです。
今、その逆を目の当たりにして、私にある目標が芽生えました。

外国人観光客が日本の面白い演劇を観ることへの敷居をもっと低くしたい!!!
これが私の夢です。

その夢を実現させる第一歩として、今回、「イヤホンガイド」を使って、外国人観光客にも日本の演劇を楽しんで貰う機会を提供したいと思い、プロジェクトを立ち上げました。

皆様のご支援、ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。

(パリ公演に想いを馳せていた頃の、記事とあまり関連のない私的旅行写真)

発起人、月船さららとは?

はじめまして。月船さららと申します。不思議な名前だとお感じになられると思いますが、そうです、元宝ジェンヌです。
元宝ジェンヌでありながら、らしからぬ活動をし続けている女優であります。

月船さららWikipedia  月船さららホームページ

らしからぬ活動の一つが例えば昨年公開した映画「変態だ」(原作:みうらじゅん 監督:安斎肇)そして松本人志さんやリリーフランキーさんも欲しがるみうらじゅん賞も昨年受賞しました!そうかと思うとウルトラマンXにも出て地球を守ってたりもしています。

そんな、らしからぬ元ジェン女優の一番らしからぬ活動が演劇ユニットを立ち上げたことだと思います。それが演劇ユニット「metro」の旗揚げです。

演劇ユニット「metro」とは?

今回のプロジェクトはこのユニットの次回公演で実験的にスタートし、来年の2月公演からも本格的に実施して行きたいと思っています。
「ハイクオリティな演劇を小さな小屋で、触れ合うくらいの近さで観れる」そんな贅沢な舞台を作ることを目標にmetroは活動していて、来年は10年目に突入します。

metroのホームページ

(キャパ100人以下のフリースペースに映画セットのような空間を作ります)

(最前列だと役者と触れ合ってしまいそうな距離感です。それこそ生の迫力)

(小さな小屋での上演にもかかわらず本物の水で雨が降らせるのも熟練のスタッフがいるからこそ)

写真は全て第3回公演「痴人愛〜IDIOTS〜」より photo by moco

 

毎回、味わい深い客演をお招きし(柄本時生さんや村上淳さん、アングラ演劇界からは重鎮の若松武史さんなどなど)固定スタッフには作・演出に映画界の鬼才、天願大介監督
2008年に結成し、2009年から6回の公演を打ち、4年間のお休み期間を経て、今年4月に再スタートを切りました。

これまでは天願監督のオリジナル作品と、江戸川乱歩や谷崎潤一郎の作品を天願監督が脚色したものとの2本柱で公演を打ってきましたが、再スタートからは日本の美しく淫靡な純文学の作品などに多く挑んでいこうと思っています。

 

(旗揚げから第6回公演までのチラシ画像)

(前回の公演チラシ画像の両面)

なぜ英語字幕ではなく、イヤホンガイドなのか?

演劇を外国人に見せる時、一番多く使われるのはセットの一部に英語字幕を投影するという方法です。
しかし英語字幕の投影には沢山のデメリットがあります。

まず、視覚を奪われてしまいます。字幕を読んでいるうちに、折角目の前で起きている生の出来事(役者の表情や視覚的演出)を見逃してしまうことがあります。これでは英語の朗読を聞いていればいいことになってしまいます。

そして言語は1ヶ国語でしか伝えることができません。私はゆくゆくは色々な言語の方にも観てもらいたいのです。

そして、字幕を投影することによって、乱歩の世界感を繊細に表現している舞台美術や照明を損ねてしまいます
日本人のお客様にとっては英語字幕は不要なことで、もはや視覚の演出を邪魔してしまうことしか他なりません。

一方でイヤホンガイドでしたら聴覚を奪われてしまうものの、メリットが沢山あります。
舞台を自由に見渡すことが出来ますし、乱歩の世界、日本の純文学の世界を純粋に感じることに集中できます。
また、将来的にはお客様が母国語を選んで芝居を見ることもできるでしょう。
そして、聴覚を奪われることも解消できる可能性を秘めているのが「目の前の役者が英語で演じている録音を聞く」という選択肢も増やせる可能性があります。

ちなみに私の考えている音声ガイドは全部のセリフを英語に直すものではありません。
ガイドとなる程度のセリフや説明を要所要所に入れていく方法で、録音したものをスイッチャーで芝居に合わせて出していこうと思っています。つまり、外国人のお客様には「最低限の英語ガイドで日本の芝居を観てもらおう」思っています。日本語のセリフも聞いて貰う、それが日本の芝居を見せるということだと思っております。

 

イヤホンガイドのハードルの高さ

ではなぜ、メリットの多いイヤホンガイドが演劇に使われていないのか。答えは明確で既存のイヤホンガイドでは金額がチケット収益と全く見合わない、そして会場がイヤホンガイドの使用に適さない場合が多いからです。

まずイヤホンガイドの貸し出しは大口からしか貸してくれません。そして録音や編集、立会いや諸経費にもお金がかかり、ざっと4、50万掛かります。また英語録音への経費(脚本家、翻訳家、ナレーター、スタジオ代など)や外国人観光客への広告費と対応の人件費、諸々合わせると100万あっても足りるかどうかわかりません。

またそれらがクリア出来たところで、会場が限られているようでは、私が外国人に見せたい演劇が違うものになってしまします。演劇はどこでやるか、その建物やロケーションも一つの演出なのですから。

「この規模の演劇や予算では、外国人観光客に芝居を見せる為の市民権を得られないのか…(涙)」
と途方に暮れていた時、一人の友人が何気なく言ったのです。

「今の時代、イヤホンガイドを自分たちで作るのは多分ローコストでできるんじゃない?」
そういえば、今、音楽を聞くイヤホンだって、みんなBluetoothで音を飛ばして聞いている時代です。それらは1対1ですが1対複数で飛ばせる方法と適した音源元をどれにするか、環境に対しても順応できるものを地道に探していけば可能性があるように思います。

一番適した方法でテストを重ね、あらゆる想定できるトラブルを解決し、強度を増していけばいいのです。
これなら実現が可能です。

 

新宿ゴールデン街にある劇場のご紹介

皆さんは新宿ゴールデン街劇場ってご存知ですか?今や外国人観光客からの人気も絶大な新宿ゴールデン街にある劇場で、味わいも深い、客席とステージが近いキャパ50人の劇場です。

(新宿ゴールデン街の中を歩いて行くと…)

(怪しいような、妖しいような小さな小さな劇場が)

今回の演目、江戸川乱歩の世界にはまさにぴったりで、お陰様で好評のうちに千秋楽を迎えました。
そして、この公演中にこのプロジェクトを思いついたのです。
また、このプロジェクトの最初の試みは、正に思いついたこの現場での緊急再演(8月)からスタートさせようと思っております。そして、そこで得たノウハウを来年の2月公演でも同じくゴールデン街劇場で活かして挑戦しようと思っております。

 

今回のプロジェクトの目標

今回はオールイン方式での支援の形をとっております。
お金の有無で出来る範囲や規模や方法が変わってきますが、必ず進めて行くプロジェクトで既に機材の購入や研究も進めております。

8月のmetro公演、「二輪草~『孤島の鬼』より」の再演では実験的に外国人のお客様にモニターとなって頂き、チケット代イヤホンガイド代共に無料で使って貰えるところまで持っていきます。そして来年2月頃に予定しているその次のmétro公演ではさらに精度を増して、その時は料金を頂けるまでの完成度を目指したいと思っております。

唯一の収入源であるチケット料金には、席数により上限もあり、全ての資金を公演運営にしか使えないのが現状です。そこでこのプロジェクトで集まったお金をイヤホンガイドへの資金とさせていただこうと思っております。

集まったお金は次のように使いたいと思います。

①イヤホンガイドに使う為の機材の購入

②英語の音源作りへの費用(脚本家、翻訳家、外国人のナレーターなどへの謝礼、スタジオ代など)(8月公演、2月公演分の費用)

③公演中のイヤホンガイドのオペレター及び、外国人への対応の為のスタッフへの人件費(8月公演、2月公演分の費用)

④外国人モニター分の入場料(8月公演のみ)

⑤Campfireの手数料

 

そこで前回の舞台写真を数点。

(畳、5畳を敷いただけのシンプルさが逆にリアル。立て込みの土壁も照明も正に乱歩の世界を表現)

(最前列だとこの乱闘シーンも、目の真ん前。前方席のみ桟敷席のため目線も役者と同じ高さの臨場感)

この世界をどうしても外国のお客様に観てもらいたいのです。

○公演概要

【公演期間】2017年8月9日(水)~13日(日)

 【会場】新宿ゴールデン街劇場

 【出演者】月船さらら・若松力・村中玲子・鴇巣直樹

 【公演スケジュール】

8月9日(水)  16:00/19:00

8月10日(木)  16:00/19:00

8月11日(金)  13:00/16:00/19:00  

8月12日(土) 13:00/16:00/19:00

8月13日(日) 13:00/16:00

※当日券発売 開演の30分前

※開場 開演の20分前

※公演時間 70分予定

チケット情報などの詳細は、下記よりお願いします。
公演詳細及びチケットはこちら

 

天願大介監督からの推薦文

新宿ゴールデン街は夕方から外国人で溢れる。国籍も人種も様々で、ここがどこの国かわからなくなるほどだ。政府や自治体が大金を投じて「素晴らしい(と思って欲しい)日本」を用意して待っていても、彼らは自分たちが面白いと思ったところにしか行かない。

そんな風景を見ていると、日本人がパリやニューヨークで舞台を見物するように、来日した外国人が(歌舞伎や能ではなく)気軽に小劇場の演劇を楽しめる方法はないだろうかと思う。
映画であれば簡単に字幕を付けられる。もちろん演劇でもそれは可能だ。
しかし舞台というものは形態も実に様々だ。大きな劇場でやるものだけが演劇ではないし、劇場を使わないことだってある。そこがどんな空間であっても、その場で起こっていることを目撃していただくためには、意外と音声ガイドが有効なのではないだろうか。
イメージしているのは映画における吹き替えではない。せっかく生の舞台を見ているのだから俳優の肉声に集中して欲しい。生の表情を凝視して欲しい。でも内容のアウトラインは伝えたい。
リーズナブルな音声ガイドの可能性を探ることには、意味がある。外国の観客が増えればマーケットが広がる。でもそれだけでなく、演劇は鎖国状態から解放されるだろう。日本にはこれほど多様な演劇があるのに、日本人にしか開かれていないのが現状だ。文化の違いに晒されることで、(それに合わせるということではなく)表現は必ず強くなる。それは映画が証明している。

まず第一歩として、metroで作った「二輪草」に音声ガイドを付けてみたい。再演の劇場は新宿ゴールデン街にある。「二輪草」は閉ざされた蔵の中で少女が恐ろしいことを語るという、江戸川乱歩の世界だ。ドメスティックなものこそ、最も外に開かれているということを証明してみせよう。

プロフィール

出版社に勤務中の1990年、『妹と油揚』で注目され、1991年『アジアンビート(日本編)アイ・ラブ・ニッポン』で長編監督デビュー。以後、『無敵のハンディキャップ』(1993)、『AIKI』(2002)、『暗いところで待ち合わせ』(2006)、『世界で一番美しい夜』(2008)、『デンデラ』(2011)、『魔王』(2014)を監督。最新作は『赤の女王』(2014)。脚本・脚色を手掛けた作品は、『うなぎ』(1997)、『カンゾー先生』(1998)、『オーディション』(2000)など多数。『十三人の刺客』(2010)の脚本で第13回菊島隆三賞受賞、第21回、22回、34回日本アカデミー賞優秀脚本賞受賞。劇作家、舞台演出家としても活躍中。2017年4月、日本映画大学の学長に就任。

 

日本の演劇の素晴らしさをもっと世界に広めたい!

演劇というジャンルは映画やテレビよりも規制が少なく自由です。だからこそ面白いのです。

その自由さがあるからこそ、若者からベテランまで沢山の俳優が日々表現の方法を模索して素晴らしい舞台を数多く発信しています。そこには外国人観光客が知る手段も観る手段もない小さな演劇が沢山あります。

私たちは面白い実験的な芝居を見るために海外の演劇祭などに行きますがその逆はなかなかありません。

将来、沢山の日本の演劇が外国人観光客にとって身近なものになることを願っています。

皆様のご支援・ご協力、何卒よろしくお願いいたします!  

月船さらら

 

 

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