ご挨拶

ほやほや屋代表の佐藤と申します。ほやほや屋は“ほやの可能性を食べる店”をコンセプトに現在、塩釜と仙台にお店を構え、オンラインでの販売なども通じて全国のほやファンの皆様に、さまざまなほや料理を届けております。「ほや」は「刺身、酢の物で日本酒」と言うイメージが未だに圧倒的に強いのが現状です。昨今は唐揚げ・天ぷら・アヒージョ・カルパッチョなどの多彩なメニューと、ワイン・ビール・ハイボール等の様々なお酒を組み合わせて楽しむ方が増えてはいるのですが、まだまだ少数です。


ほや唐揚げ(上)、ほやのアヒージョ(左)、ほやカルパッチョ(右) 

ほやの魅力とは

宮城県三陸でほやは食べ物の中では珍しい、五味(甘味、旨味、塩味、苦味、酸味)全てもつ珍しい食材で、ほやを食べた後、水やお酒を飲むと甘く感じるため、お酒に合う食べ物として、多くのほやファンから愛されています。しかし一方で、これまで韓国への輸出消費が全体の7割を占め、日本で存在をあまり知られておらず、また鮮度や処理方法が悪いものを食べたことで、嫌いな方も多い現状があります。

本来のほやは、とても栄養価が高く低カロリーで様々な料理と合います。肌荒れや抜け毛に悩む方にもうれしい亜鉛、ミネラルや疲労回復にいいとされるタウリンなど、現代人に不足がちな栄養素がたくさん含まれています。また、アルツハイマー対策の注目成分であるプラズマローゲンも多く、宮城三陸の宝物食材として注目を集めはじめています。

ほやの栄養素(引用:ほやほや学会「ほやガイドブック」より)

商標申請中のブランド「七夕ぼや」

「七夕ぼや」は、7月上旬から8月中旬までに三陸沿岸で収穫された「まぼや」を、収穫したその日に完全処理し、急速冷凍したものを言い、現在、私共が商標登録を申請しているブランド名です。「ほや」の養殖の形状が「七夕飾り」に酷似している事、7月7日の全国区の「七夕祭り」の時期から、8月6.7.8日の「仙台七夕まつり」の時期に旬を迎える事から命名しました。

そんな旬ど真ん中の「七夕ぼや」を、100%可食部のみの「剥きほや」にして急速冷凍し、一年中美味しく食べる事で、貴重な国産の水産資源の消費喚起をすることに挑戦しています。

七夕ぼや

ほや専門のお店を始めた背景

 東日本大震災による原発事故の影響でほやの韓国への輸出が禁止され、大量廃棄されていたことに違和感を覚えたことが、2017年に本店(塩竈市)の営業を開始したきっかけです。もともと宮城県は養殖ほやの国内生産の8割を占め、震災前まで国内での消費および韓国中心に海外への輸出を行っていました。ただ、 輸出が禁止され国内で過剰供給になったことで、補助金を使って大量廃棄されていることに大きな違和感を感じました(2016年からの3年間で1万4000トン廃棄)。「輸出ができなくなって捨てるほどあるなら、国内で食べたらいい。」そう思いほや専門の「ほやほや屋」開業にいたりました。

その後は、2019年9月には仙台市に2号店をオープン。また、「ほや」を使った唐揚げ「ほや唐」 は、仙台市内の数軒の居酒屋さんや東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地である楽天生命パークでも販売されており、大人気になっています。ほやはものすごくポテンシャルがあり可能性のある宝物食材。そんなほやファンを増やしたい思いで活動しています。

■過去記事
「鶏から喰ってる場合じゃねぇぞ!!」大量廃棄にあえぐホヤ、59歳の捨てさせない挑戦
https://news.yahoo.co.jp/byline/otashingo/20190705-00132916/

■動画
https://creators.yahoo.co.jp/otashingo/0200028669

人気のほやの唐揚げ

野球観戦でビールやハイボールのおともにほやの唐揚げは相性抜群
初プロジェクトを立ち上げた経緯 

日本の食料自給率は37%。皆さんご存じでしょうか?そんな中、廃棄され続けてきた国産の水産物、それが「ほや」です。

「ほや」は隣国(韓国)への輸出に頼りすぎて来たと言う過去が、不幸を招いていると言わざるを得ません。だったら、もっともっと「国内で食べようよ!」と言う発想が我々の行動の原点です。「ほや」と言っただけで、「嫌い」とか、「臭い」とか、「苦手」とか、横を向いてしまう方もいるのが現状です。

とても残念なことですが、それは不幸な事に「鮮度落ち」した「ほや」を食べてしまったからに他なりません。鮮度の良い、「旬」(梅雨時)ど真ん中の「七夕(たなばた)ぼや」は、決してそんな事はありません。この時期の「ほや」は、なんの臭いも、癖もありませんし、プリプリで驚くほど肉厚で、加熱してもほぼ縮みません。

しかし、そんなほやの美味しさを広める道半ばで、今年コロナウイルスの被害にあい、宮城県内にある弊社2店舗の売り上げは仙台店は前年比-70%、塩釜本店はー50%、イベントに至ってはー90%と大変な損害が出ています。

その後、必死の想いで強化した通販、遅ればせながら始まったプロ野球での販売取り組みにより全体としてはー45%まで頑張りましたが、それでも私たちへの逆風はまだまだ続きます。

「宮城三陸の宝物食材ほやの美味しさを広める」

「地方の食文化を守る」

そういった想いの実現に向けて、より多くの資金があれば、たくさんの美味しい「ほや」をみなさんにお届けすることができます。ご支援のほどどうかお願いいたします。

私たちの商品・お店のこだわり

ほやほや屋は、本場三陸のほやの魅力と美味しさをふんだんに味わうことのできる、ほや料理専門のお店です。「ほや」の一番の旬である梅雨時(7月下旬)に収穫した新鮮なほやを、水揚げされたその日の朝に処理し、冷凍した物だけを使います。食感や香り、味は全く違います。 人気メニューのほやの唐揚げやしゃぶしゃぶ、昆布締めやお寿司、ホヤチーズ春巻き、ほや飯までほやの可能性をコンセプトに、ほやを食べつくすことができるほや専門のお店にこだわっています。

人気メニューのほやのしゃぶしゃぶ

ほやのチーズ春巻き

ほや飯

ほやのカルパッチョ
リターンのご紹介

・むきほや300g

・ほや製品6種詰合せ(むきほや300g、昆布締め1パック、蒸しほや1パック、ほや一夜干し1パック、ほやチャンジャ1パック、ほや串1パック) 

・ほやほや屋の「ほやしゃぶコース」招待

・ほや収穫体験ツアーご招待(2021年7月~8月予定) 4組限定(1組最大4名まで)

・ホヤベイビーミニタオル など


プロジェクトで実現したいこと

コロナウイルスの損失をバネに、ほやの美味しさを全国に届けたいと本気で思っています!
廃棄され続けてきた国産の美味しい水産物の味を、一人でも多くの方に知ってもらいたいです。


資金の使い道・スケジュール

コロナウイルスによる損失から立ち上がるべく、経営維持や新たなほやの仕入れなどに使わせていただきます。金額に達しなくても、ご支援いただきました皆様には返礼品のほや製品などを贈らせていただきます。(All-in方式)


最後に

廃棄され続けてきた国産の水産物がある事を、是非、知ってください。「ほや」と言う食材に悪いイメージを持っている方、全く見たことも聞いたことも、勿論、食べたことも無い方。この機会に、是非、興味を持って下さい。私達がやろうとしている事は、「地方の食文化を守る。」事でもあり、かなり壮大です。「そんな事やれっこない」と思われる方も沢山いる事でしょう。「国や自治体の仕事じゃないの?」と言う方も沢山いるでしょう。しかし残念な事に、これまで誰も、何もして来なかったからこの現状なのです。 

ほやを一年中美味しく食べる事で、貴重な国産の水産資源の消費喚起を促すためには、クリアすべき大事なポイントが3つあります。


その1 三位一体で仕事をする必要性。

漁師、加工業者、販売者(我々)が同じ意思を持って事に当たらないと、「七夕ぼや」は完成しない。


その2 食べ方のバリエーションが、地元ですら「生食」以外にほぼ存在していない。

冷凍して、年中楽しもうと言う発想が今までほぼ「ゼロ」だった。「生食」以外でも美味しく食べられると言った啓蒙活動が必要。


その3 一年にたった1カ月しか収穫の時期が無い。

だから価値があるのだが、この時期に1年分の必要量を一気に収穫~加工~冷凍する必要がある。


これらを全て実現することのハードルは決して低くありません。我々の様なちっぽけな会社が乗り出す事業ではないかも知れません。漁協の様な組織や大手の水産会社がやるべきことなのかも知れません。

ですが、震災から9年、廃棄され始めてから4年。見続けてきました。我慢できなくなりました。そして2年ほど前から「棄てさせない挑戦」を始めました。一人でも多くの方に知って頂ければ幸いです。特に、東北を愛する皆さん、宮城を愛する皆さんには、「ほや好きDNA」が必ず存在していると、私は確信しています。

「食べて救う」事が、最も肝要な事です。

ですので、「返礼品」はもちろん「ほや製品」です。ご家族、知人友人、知り合いのお店の方、一人でも多くの皆様に拡散をして欲しいとの思いを込めて送ります。「返礼品」が届いた日から、皆さんも「ほや伝道師です」!皆さまの熱い応援を心からお待ち致しております。

【運営】ほやほや屋
【運営会社】株式会社 涛煌(とうこ)
【運営責任者】佐藤 文行
【住所】〒985-0003 宮城県塩竈市北浜1丁目1-7

HP:http://hoyahoyaya.com/


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