はじめに・ご挨拶

はじめまして。

ちくわの家族のHaruと申します。ちくわは今年の5月24日に我が家に家族として迎え入れました。

甘えん坊な性格で、よく人を恋しがって、夜通しにゃあにゃあと鳴いて人を呼びます。

ちくわを迎え入れて、1か月くらいたつと、どこにでもついてくる、座ると膝に乗ってくるなど、

犬に近いくらい人懐っこい性格のため、そんな人間大好きなちくわの行動を、我が家では愛情をこめて「ちくわストーカー」といい、ちくわを中心にいつも笑いが起きている温かい生活でした。



このプロジェクトで実現したいこと
プロジェクトをやろうと思った理由

我が家にいるときは、元気に走り回って、どこにいてもあとを追いかけてくるちくわですが、夏ごろからだんだんと元気がなくなって来ました。食欲も落ち、そのうちくしゃみや嘔吐、下痢を繰り返すようになり、結膜炎も見られるようになりました。

病院に連れて行くと、「ねこかぜ」とのことでお薬を処方してもらいましたが、そのお薬も効かず、一向に下痢も結膜炎も治りませんでした。お医者様が「これは小さな寄生虫が原因かもしれない」といい、検査をしたところ、トリコモナス原虫という寄生虫が検出され、駆虫薬と結膜炎の薬をもらいました。

それらの薬を飲ませながら過ごし、後日検査してもらうと、体の中からトリコモナス原虫が駆虫され、検出されなくなり、2週間ほど前に治って、やっと病気がちだったちくわも元気に過ごせる日がやってきたと思いました。

しかし、先週辺りから、血便や下痢、嘔吐、結膜炎が一向に収まらず、一日中寝ていることが増えたので、さらに病院に連れていき、お医者様の判断のもと血液検査を行いました。その結果、血液にとある異常な数値が検出されました。 


10月20日、動物病院に連れていき血液検査とエコーによる検査をすると、 血液検査で異常があり、腸管に炎症症状がみられることが発覚しました。

10/20の血液検査の結果です。貧血気味で、蛋白質の中でも、グロブリンの数値が高めです。

肝臓の数値も前回より大幅に上がっており、内臓にも異変が起こっていました。

これは、お医者様がその場で考えうる病気を走り書きしてくださいました。

その中でも、特に猫伝染性腹膜炎ウイルスによる感染(FIP)についてお話してくれました。

そして、お医者様からは「命にかかわる病気であるFIP(猫伝染性腹膜炎)の可能性があります。」と言われ、すぐにFIPであるかどうかを調べるため、さらに精密な検査である血液の蛋白分画検査をお願いしました。

保険適用の限度額を超えました。
(薬を食べてもらうためのチュールと療養食の購入もしています。)


突然の事ショックのあまりどうしてよいか、検査の結果が出るまで、命にかかわることのない別の病気である可能性を祈り、絶対にFIPではありませんようにと祈りながら、検査結果を待ちました。しかしその祈りもかなわず、10月27日に動物病院から電話で病院に来るように言われ、病院でお医者様の話を伺いに行きました。そして「FIP陽性です。」というお話を受け、

検査結果の最終報告はコロナウイルスバイオタイプ(ドライタイプ)陽性FIP」とのことでした。

このγグロブリンの数値が高いことが通常では考えられないそうで、FIP(猫伝染性腹膜炎)の特徴だそうです。

こちらが確定診断の結果になります。通常の猫コロナウイルスでなく、非情にもFIP(猫伝染性腹膜炎)であることが確定した瞬間でした…。

心のどこかで覚悟をしていたつもりでしたが、やはり命にかかわる病気だったことにショックでした。


FIP(猫伝染性腹膜炎)とは、このような病気です。

・致死率は99%を超えるとされている。

・病気の進行がとても早い。

・治療法は確立していない。

・腹水や胸水が溜まるウエットタイプ、内臓に肉芽腫をつくるドライタイプがある

・9割の猫が持っている「猫腸コロナウイルス」が何らかの原因で突然変異を引き起こし、発症する。

・変異したウイルスが自然と元に戻る事はない。

・発症した場合、多くの場合、数日から数ヶ月で命を落とします。


そして治療としては、現時点で対症療法である「ステロイド剤」や「インターフェロン」の投与しか出来ない、ということでした。しかしそれも所謂「対症療法」「延命治療」でしかなく、日本ではそういった緩和ケアのような措置しかとれず、命は助からないと説明を受けることが多く、海外ではFIPを発症した猫に「安楽死」を勧めている事例もあります。

かかったら最後…FIPはそれほど恐ろしい病気なのです。


突然のことで、ショックのあまりどうしてよいか言葉を詰まらせていましたが、どうしても「ちくわを救いたい」という思いを諦められず、必死の思いでお医者様に「何か方法はありませんか?」

と尋ねると、「獣医師人生で一度だけMutianという薬を投薬し治療している猫の検査を受け持ったことがある」「実際、FIPを発症した猫の数値が回復することはなく、ただただ衰弱していく姿しかみたことがなかったが、Mutianによる治療を行った猫の数値は確かに正常値に戻り、容態も元気になっていた。」と話してくださり、Mutianの存在を教えてくれました。


そして、自身でもMutianという新薬について、調べていくうちにわかったことがありました。致死率100%と言われるFIPですが、Mutianを12週間(84日間)継続して使うと、生存率が80~90%にもなるそうです。そしてこのMutianで、たくさんの猫が命を救われたという事実を知りました。


ですがその薬は国内未認証で、かつ非常に高額です。また治療をしていくにあたって必要となってくる血液検査、エコー検査も2週間に1度必要なので、費用も少なくありません。

実際、Mutianを処方して頂くまでに検査や通院費等で既に10万円以上かかっています…。


また、ちくわはFIPの中でもドライタイプで、新薬の量と値段は1.5倍に跳ね上がります。飼い主なのであればそれくらい責任持って前々から準備するべきだったのではないか、と思う方もいるかもしれませんが、ちくわを迎え入れてまさか5ヶ月程でFIPという不治の病を発症するとは思っていませんでした…。しかし、今回このFIPの治療費は、私達の想像を遥かに超える金額でした…。

検査費用、交通費等を全て自己負担出来たとしても、Mutianの分まで全額支払うのは経済的にとても厳しい状況です…。


ですが、お医者様からは「投薬しなければ、あと1か月で命が尽きる」「いますぐにでも投薬を始めないといけない」と言われ、事態は一刻の猶予を争っていました。


非常に厳しい現実を目の当たりにし、途方に暮れる中、見つけたのがクラウドファンディングでした。そして色々調べてみると、ちくわと同じような境遇の子がたくさんいる事を知り、この方法を使えばちくわを助けられるかもしれない、と思い今回プロジェクトを立ち上げる事にしました。


幸いちくわは投薬を始めて2日目から少し元気を取り戻しはじめたので、今ならまだ間に合う状況です。


大好きなちくわがしんどいのにもかかわらずたくさん甘えてくれるところを見ていると、救えるかもしれないちいさな命をどうしても諦める事ができませんでした。ちくわは内臓に肉芽腫があり、腸管に炎症を起こし、神経症状として意識レベルも低下してきていました。そのなかでも、一生懸命ご飯を食べ甘えくる姿を見ると、「この子を死なせたくない」「この子を救いたい」という気持ちが溢れてきます。元気に走り回るのが大好きで日課のはずが、横になることしかできないちくわの姿、また小さい体で必死に注射の痛みに耐え、大きな薬のカプセルを嫌がりながらも飲み込んでくれているちくわを見ると、「この子の命を守ってあげたい」という思いで胸がいっぱいになります。人間が大好きで人間への愛情にあふれて生まれてきたちくわの命を、どうにかして救いたいです。


飼い主としてたいへん恥ずかしい限りですが、

どうか皆さんのお力を貸して頂けないでしょうか。



これまでの活動

10月20日

血液検査で、高グロブリン血症と肝疾患が確認されました。また、エコー検査で腸管の炎症が見られました。この結果を受けて、すぐに採取した血液をFIPの検査に出しました。

検査結果が出るのは1週間後

保険にも限度額があるため、超えた分は自己負担しました。


10月27日

病院から一本の電話があり、すぐに駆け付けました。

γグロブリンの数値が高いことが決定打でした。

この確定診断によって、ちくわがFIP(猫伝染性腹膜炎)であることが確定してしまいました。


10月28日

Mutianを処方していただける病院を見つけたので、急遽予約を取りその病院へ行きました。

そして、この日行って頂いた検査の結果、肉芽腫の発見により「ドライタイプ」であるという事が分かりました。

また、貧血が進んでいることからFIPの中期であると告げられました。

その為、体重3kgのちくわですが、本来の量(体重1kgにつき100mgのため、3kgのちくわは300mg)の1.5倍の量に50mgを追加し、500mgを投与する事になりました。この日は帰宅後カプセル3個をちくわに投薬しました。

また、溶血性貧血の治療のため、リキッドタイプのサプリメントを処方して頂きました。

ちくわの身に何かあった時のために保険に入っていましたが、保険が適用されませんでした。


資金の使い道

皆様から頂いた支援金は全て新薬Mutianの費用に充てさせて頂きます。

Mutianは原則12週間連続投与が絶対条件であり、2週間に1回行う体重計測と検査の結果によって、投薬する量が変わっていきます。また途中で中断したりすると、1週目からやり直しになってしまいます。そして12週間の投薬が終了したのち、血液検査等の結果で正常値を保つことが出来ていると、FIPが再発しにくくなり、完治という事になります。

Mutianは体重1kg=100mg=約2400円 (税込2640円)(為替相場の影響を受けます)

ちくわは現在、体重約3kg なので本来は300mgですが、ドライタイプのため  1.5倍量となり、FIPの進行状況からお医者様の判断で50mg足されることになったので、

現在は1回500mg=約12,000円(税込約13,200円)です。

ですが、まもなく約3.5kgを超えるため50mg追加となり、

11/10日からは1回550mg=約13,200円(税込約14,520円) になります。

残りの82日間(10/28,29は500mg投薬済みの為除く)繰り返すとなると、

¥13,200×12日間=¥158,400

¥14,520×70日間=¥1,016,400

合計¥1,174,800

単純計算しても最低約120万円かかる事になります。

そして体重が0.5kg増加すると投薬量は50mgずつ増え、金額もそれに合わせて 1200円ずつ高くなります。

●体重増加(ここでは2週間で0.5kg増加すると仮定します)と進行状況を考慮して84日間(10/28~1/18)の総額を改めて考えると、

・10/28~10/29は体重増加なしの為

¥12000×2=¥24,000

・10/30~11/9は体重増加なしの為

¥12,000×12=¥132,000

・11/10~11/23は体重増加ありと仮定して

¥13,200×14=¥184,800

・11/24~12/7は体重増加ありと仮定して

¥14,400×14=¥201,600

・12/8~12/21は体重増加ありと仮定して

¥15,600×14=¥218,400

・12/22~1/4は体重増加ありと仮定して

¥16,800×14=¥235,200

・1/5~1/18は体重増加ありと仮定して

¥18,000×14=¥252,000

これに消費税をプラスし、既に購入済みの16日分の値段¥211,200を除くと、最終的にちくわに必要なMutianの費用は

¥1,161,600となります。

しかしこれに加え2週間に1回発生する交通費や検査費用を含めると、最低でも総額130万円以上かかってしまいます…。

また、ちくわは投薬2日目(10/29現在)にして食欲が戻ってきつつあり、投薬量もどんどん増えていくと思います…。なのでその中から交通費や検査費用を全て自己負担した上で、私達がMutianに出す事の出来る金額を差し引いた結果、100万円が目標金額なのですが、プロジェクトをご掲載いただくにあたり、手数料として17%(弊社掲載手数料12%、決済手数料5%)+税がかかります。また、プロジェクト達成時には総支援額からその17%+税がさし引かれた額になってしまいます…。

ですので、

今回は目標金額を120万円に設定させて頂きました。


リターンについて

心ばかりではありますが、感謝の気持ちを込め、お礼のメールや直筆の手紙、キーホルダー、クリアファイル、ミニハンカチタオルやキャンパスバック等を送らせていただきます。

また、ちくわの回復状況と集まった資金の使い道は随時「活動報告」機能を使用し、支援者限定にて投稿し詳しくお知らせいたします。

実施スケジュール

すぐにでもMutianの投与を開始しなければ、ならなかったので10月28日にMutianを16日分購入し、その日の晩にカプセルで投薬いたしました。投薬状況や血液検査、エコー検査の結果また出資明細は「活動報告」にて随時報告させていただきます。


最後に

最後まで長い文章にお付き合いくださりありがとうございました。


元気に走り回っていたちくわが、体調を崩すことが多くなり、治ったり、崩したりの繰り返しになってきて、寝ている時間も増えていきました。


もっと早く気づいてあげたかったですし、発症したのはどこかでストレスを与えてしまっていたのかな...と悔やむ思いとともに、大切な家族の命を助けたい。ここで諦めてしまったら絶対後悔すると感じました。


まだ産まれて9ヶ月のちくわ。

これから少しずつ大きくなって、沢山遊んで、沢山食べて

楽しいことがいっぱいあるはずだったのにこのままでは死んでしまう。


やはり小さくて尊いこの命を繋ぎたいと思いました。


資金不足は不甲斐ない自分のせいだと自覚していますので

正直クラウドファンディングを知った時も、立ち上げるか迷いました。


でも困って自分ではどうしょうもない時は周りを頼っていいとの周囲の方の後押しがありクラウドファンディング設立を決意致しました。


本当に勝手なお願いではありますが、どうかちくわを助けてください。


大好きなクッションで寝るちくわ

よく人の上に乗ってきます

トイレに行った後、必ずチェックしに来てお気に入りの場所にすっぽり入るちくわ

甘えていたら満足してそのまま寝てしまったちくわ身体はつらくても人が大好きなちくわ

最後まで読んで頂きありがとうございました。


<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

※「Mutian」は日本において動物医薬品として承認されていません。

ちくわの飼い主として、個人的な自己責任と判断のうえで、ちくわにとって投与が必要と考えていますが、全てのFIPの猫に「Mutian」が有効であるという趣旨ではありません。

  • 2021/05/14 16:37

    こんにちは!ちくわ無事去勢終わり、今はカラーも取れました\(^-^)/親バカですがカラーちくわも可愛くて写真を撮りまくってしまいました(^_^;)カラー中はグルーミングできず、、苦肉の策でカラーで身体をかくという荒技を生み出したちくわです(^_^;)ガリガリって音が響いていました(^^;;2週...

  • 2021/04/24 09:17

    おはようございます!ちくわはとっても元気です\(^-^)/1回吐いてしまったことがありましたが、少量でそれ以来食欲があり元気なので大丈夫そうです。耳のカビはお薬を毎日すりすり塗っていたら良くなってきました!最初はカビ?(゚ω゚)!と驚きましたが、猫ちゃんでは珍しくないことのようです(^_^;)...

  • 2021/04/15 10:54

    おはようございます!表題にもありますが3ヶ月目の検査に行き、ちくわは無事寛解と卒業することができました!!先生に卒業のお言葉をいただいたときは今までのことを思い出して胸がいっぱいになりました。ずっと体調が悪く辛い思いをしていたちくわ、投薬や痛い注射にも耐え、闘病生活を乗り越えてくれたちくわ前は...

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