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「日本でいちばんソーシャルグッドがうまれる学校」を創りたい!

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

東京学芸大学附属国際中等教育学校の特徴のひとつは、生徒のソーシャルアクション(社会貢献活動)です!私たちは、様々な課題解決に楽しんで取り組める生徒の育成が、これからの社会にとって必要不可欠だと思っています。みなさまの応援をもとに、課題解決に取り組みやすい環境づくりと、そのメソッドの共有を実現します。

現在の支援総額

1,124,000

112%

目標金額は1,000,000円

支援者数

82

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/12/25に募集を開始し、 82人の支援により 1,124,000円の資金を集め、 2021/02/27に募集を終了しました

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「日本でいちばんソーシャルグッドがうまれる学校」を創りたい!

現在の支援総額

1,124,000

112%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数82

このプロジェクトは、2020/12/25に募集を開始し、 82人の支援により 1,124,000円の資金を集め、 2021/02/27に募集を終了しました

東京学芸大学附属国際中等教育学校の特徴のひとつは、生徒のソーシャルアクション(社会貢献活動)です!私たちは、様々な課題解決に楽しんで取り組める生徒の育成が、これからの社会にとって必要不可欠だと思っています。みなさまの応援をもとに、課題解決に取り組みやすい環境づくりと、そのメソッドの共有を実現します。

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はじめまして、東京学芸大学附属国際中等教育学校です!

最初に、私たちの学校について紹介させてください。

東京学芸大学附属国際中等教育学校(以下、ISS(アイエスエス))は、東京都練馬区にある6年制の中高一貫校です。全校生徒は約700名。在校生の約4割が、帰国生・国外在住経験者という特徴を持っています。

それというのもISSは、日本で唯一の帰国生のみの高校であった附属高等学校大泉校舎(36年)と、帰国生受け入れを行ってきた附属大泉中学校(60年)を前身にもつからです。

現在、14年目の若い学校ですが、2校の歴史を受け継いでおり、国際バカロレアの認定校(MYP・DP)として、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の認定校などとして、先進的な教育活動に取り組んでいます。

そんなISSが、今回学校としてはじめてクラウドファンディングに挑戦します!

その目的は、「日本でいちばんソーシャルグッドがうまれる学校」をめざして、です。


なぜ中高生がソーシャルアクションをおこすのか

私たちの学校には、ボランティアや寄付、社会課題に関する研究などソーシャルアクション(社会貢献活動)に取り組んでいる生徒がたくさんいます。本校では、SAやSA活動と呼んでいます。

地域の防災訓練に参加する生徒や、以前に住んでいた国の地震被害について募金活動を行った生徒、課題研究として「こどもの貧困」や「動物の殺処分」などをテーマにする生徒、など様々です。

なぜ多くの生徒がソーシャルアクションに興味があるのでしょうか。今では学校説明会や学園祭の際に本校生徒のソーシャルアクションを知り、「自分もやってみたい」とこの学校を選択した生徒もいるようです。

2011年の東日本大震災以来、国内でもボランティアや寄付に関心のある人々が増えました。

そしてその動きは、10代にもおよんでいると私たちは日々実感しています。

たしかに、海外在住経験者の中には以前暮らしていた地域や学校でチャリティーに参加するのが当たり前だった、という生徒もいます。さらに、国際バカロレアのMYPプログラムの中心には「Service ・ Action」が設定されており、学校や地域などのコミュニティに貢献する意識の醸成があげられています。しかし、それ以上に生徒たちから「自分たちに何かできることはないか」「やれることがあるのならやってみたい」という気持ちがここ数年大きくなってきたように感じます。

学校設定教科「国際」 高校生と社会のつながりに関するダイアログ

ISSのソーシャルアクション(SA活動)

ISSは、少しずつ生徒がボランティア活動などに参加できる場所を増やしてきました。
様々な分野に触れることのできる環境が通年を通してあります。
また、部活動・委員会活動単位でのソーシャルアクションも行われています。
管弦楽部は、地域の病院などへの出張コンサートを長く実施しています。図書委員会は、近くの幼稚園への絵本の読み聞かせ活動を継続してきました。
またボランティア部は、地方創生に取り組むスタディツアーを実施(「長野県上田市が「私の地元」に。東京の中学・高校生の街との関わり方」『ソトコト』2019.05.21)したり、様々なボランティア活動の校内窓口として活動をしています。

生徒たちの活動は地域の方からのオファーやつながりの中からもうまれます。

地域の商店街、社会福祉協議会、まちづくりセンターや観光センター、地元町会さんなどネットワークを広げてきました。生徒の活動を通して、地域とのつながりもでき、地域にとって意味のある学校へと成長してきたと感じています。

[まちおこし]地元商店街のイベントに出店!


10年間のつながりが途切れてしまう…

しかし2020年、コロナ禍による3月からの臨時休校、非常事態宣言による休校延長、学校が再開してからも密を避ける行動が求められている中、生徒たちがこれまで参加していた活動の多くは中止となり、生徒自身もボランティアに出かけたり、街頭で寄付を募ることはおろか、外に出かけることすらもままならなくなっていきました。

そんな中で、生徒たちもオンラインでのイベントを主催したり、できる範囲で活動をしています。しかし、このままではこれまで10年以上積み上げてきた実績や想いが途切れてしまう、とそう感じています。

だからこそ、次年度に向けてより充実した生徒の活動、地域と共にある学校を目指すために、生徒がソーシャルアクションに取り組む際に支援する体制を強化していきたい!と考えています。

なぜ、そう思うのか。

これまで地域のイベントで一所懸命に活動する生徒を間近で見てきました。

一緒に参加している大人に、もしくは支援の対象者である方たちに「ありがとう」と言われ、恥ずかしそうな笑顔を見せる生徒を見てきました。おそらく彼らは、「自分も楽しくて参加しているのに、なんで」と思っているかもしれません。

しかし、その体験が“自分たちでもやれることがある”“何かやりたい”という心の変容につながっているように思います。自然と自己有用感を感じているのではないでしょうか。


[国際支援]チャリティースポーツイベントの運営ボランティア

私たちが実現したいこと

ソーシャルアクション=社会課題へと取り組む、ことは生徒の関心次第でフィールドは無限大です。

途上国の問題に関心を持つ生徒もいれば、地域の伝統文化をどのように持続可能なものとして行くか、と考える生徒もいます。海洋プラスチックの問題を深めたい、と思う生徒がいれば、子ども食堂でボランティアをする生徒もいます。

そうした経験は、社会の中で生きている自分の発見、いろいろなつながりの中で生きている自分を把握することにつながり、地域や社会や所属するコミュニティに目を向けて、アクションを起こそうとする生徒がたくさん育ってくれる、と思います。

私たちが実現したいことは、三つあります。



一つは、ISSとして「生徒のソーシャルアクション」をエンパワメントする体制の強化、です。

これは、今まで実施してきたことを持続的にそして組織的に体系化することを目的とします。
[活用計画の一部]
*ISS Social Action Prize(生徒表彰制度)の充実
*メディアセンター(図書館)における社会貢献関連書籍の購入


一つは、広くソーシャルアクションにつながる授業の開発、です。
[活用計画の一部]
*ゲスト講師・ワークショップ実施費用
*ISSオリジナル教材の開発


もう一つは、「生徒のソーシャルアクション」を支援するメソッドの共有と拡散、です。
多くの中高生が「何かやりたい」と考え、企画していると思います。
そんな時、そばにいる教員はどんな支援や、何に気をつければいいのか。
これまでの実績などをまとめて、多くの学校に広げていきたい、とも考えています。
活用計画の一部]
*中高生向け『Social Action ガイド』の発行


資金の使い道

①生徒のソーシャルアクション(社会貢献活動)への取り組みにたいする支援:約21万円
*ISS Social Action Prize(生徒表彰制度)の充実
*メディアセンター(図書館)における社会貢献関連書籍の購入
*生徒研究(社会貢献分野)への支援
*生徒のボランティア活動などへの支援

②ソーシャルアクション(社会貢献活動)に関する授業・講座の開発と実施:約55万円
*社会貢献に関する授業の実施費用
*道徳・国際教養・キャリア教育等でのソーシャルセクター分野の講師招聘費用
*ISSオリジナルの社会貢献に関する教材の開発

③ISSでのノウハウを、他校などへ広く発信:約8万円
*中高生向け『Social Action ガイド』の発行


その他、GoodMorning/CAMPFIREプラットフォーム手数料等:約16万円

実施スケジュール

2020年12月下旬 プロジェクトページの公開
2021年2月  オンラインイベント開催(予定)
2021年4月〜 順次リターンを実施
*活動報告会は、2021年の秋頃を予定しています。
*このプロジェクトは、2022年3月末までに東京学芸大学附属国際中等教育学校で行う「生徒の社会貢献活動への支援事業(授業等)」の実施をもって完了となります。

<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

 
ご支援をお願いします!

SAコーディネーター
藤木 正史
本プロジェクトを担当している、藤木正史です。
社会科の教員で、日本史が専門です。大学院生時代、イスラエルとパレスチナの子どもたちの信頼醸成プログラムを実施するNPOに参加したことが、私にとってソーシャルセクターとの出会いでした。
東京学芸大学附属国際中等教育学校に着任して10年。NPOで活動していた時に感じた、「多くの人たちと協力して社会課題に取り組む充実感や達成感を生徒にも感じて欲しい、と生徒が社会貢献活動に参加する「場」づくりを行ってきました。
現在、校内では国際教養委員会という部署に所属し、生徒の社会貢献活動を支援するソーシャルアクション・コーディネーターとしても活動しています。

多くの生徒が、「何かしたい」と思っています。
しかし、中高生であれば様々なハードルがあることも確かです。
そんな彼らの「何かしたい」を応援したい。

先日、6年生(高校3年生)の「国際協力と社会貢献」という授業で、2019年に実施された「18歳意識調査「国や社会にたいする意識」についてダイアログをしました。
その時、生徒から出てきた言葉が「日本では『ちゃんと』が多すぎる」。
たしかに『ちゃんと」やらなければいけない『ちゃんと』やり遂げなければいけない、と何かやる時に完璧を求められている、と感じる中高生が多いのではないか、と感じました。

『日本財団ジャーナル』【「18歳」シャカイ創りのヒント】
「高校生」が日本の「若者」について考えた。必要なのは「失敗しても大丈夫」と言える支え(特集第2回)

『ちゃんと』も大事、しかしまずは一歩ふみだす、やってみることが大事。
その一歩を後押しする環境を、みなさまからの支援で整えていきたいと思っています。
未来のソーシャルアクター(社会課題に取り組む人々)の育成に共感をしていただける方、ぜひ応援をお願いします。


------

税制上の優遇措置について

東京学芸大学へのご寄付に対しましては、確定申告を行うことにより税制上の優遇措置が受けられます。

<個人の場合> 所得税・住民税 ― 特定寄附金
個人で2,000円以上の寄附をされた方は、本学の発行した寄附金領収書を添えて確定申告を行うことにより、以下の措置が受けられます。
■所得税
 下記の金額が、その年の所得税の課税所得から控除されます。
 課税所得の控除額 = 寄附金額(所得の40%を上限)−2,000円
■住民税
 所得税のほか、住民税が一部控除されます。
 お住まいの都道府県・市区町村が、条例で東京学芸大学を寄附金税額控除の対象として指定している場合、総所得金額等の30%を上限とする寄附金額について、下記の通り翌年の個人住民税額から控除されます。

 ・都道府県が指定した寄附金 [寄附金額 - 2,000円]×4%に相当する額
 ・市区町村が指定した寄附金 [寄附金額 - 2,000円]×6%に相当する額
※都道府県・市町村の双方が指定している場合は10%となります。
※確定申告を行わない方は、該当自治体に住民税の申告を行っていただく必要があります。

<法人の場合> 法人税 ― 指定寄附金
 寄附金は全額、当該決算期の損金に算入されます。

●文部科学省ホームページ「寄附金関係の税制について
※詳細は、東京学芸大学基金ホームページを参照ください。
 ➡︎上記ページの「謝意」については、本プロジェクトの場合は該当しません。
  リターンでの対応となります。

領収書の発行について
*「寄附金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に東京学芸大学が発行した「領収書」の提出が必要となります。
*「領収書」はプロジェクト終了後の発送となり、2021年4月を予定しています。
*「領収書」は令和3年分の確定申告に必要となりますので、それまで大切に保管してください。
*「領収書」はGoodMorningまたはCAMPFIREではなく東京学芸大学が発行・郵送いたします。

最新の活動報告

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  • 2021年2月7日(日)に開催されたクラウドディングキャンペーン「日本でいちばんソーシャルグッドがうまれる学校」オンラインイベントのイベントレポート第3弾をお送りします!そして、今回のレポートが最後の活動報告となります。2ヶ月間ありがとございました。若者にとってのソーシャルアクションの意義とは、ぜひお読みください。----------vol.003 トークダイアログ「若者にとってのソーシャルアクション」今回対談するのは、 認定NPO 法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン 代表理事の中島早苗さんと、ISS教諭で、国際Aの授業を担当している藤木正史先生のお二人。ISSの内と外部からみて、本校の活動や生徒の活動についてコメントをいただきつつ、様々なテーマで語っていただきました。-FTCJはどのようなNPO団体ですか?中島さん:フリー・ザ・チルドレンという団体は元々カナダの12歳の少年が始めたユニークな団体です。この団体を日本でぜひ紹介したいと思い、1999年に私が認定NPO 法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパンを始めました。この団体を始める数年前、アメリカで仲良くなった語学学校の先生に「教室の中に日本人の生徒が増えるとディスカッションが滞る」「なぜ日本人は意見を言わないのか悩んでいるんだけどどうしたらいいか」と相談されました。すごくショックでした。”日本人だっていろいろと意見を持っているのにそういうふうに思われているんだ”って思ったんです。でも私自身、学生時代を思い返すと、ディスカッションとかディベートの授業がほとんどなかったんですね。先生から出される課題に対してはできるんだけれども、自ら考えたり、自ら疑問を呈してみんなの前で自分の意見を言うとか、そういった訓練をしてこなかったな、と。それはすごくもったいないと思ったんです。それがきっかけで、日本の子どもたちが主体となり、子どもの時期に社会問題を自分のこととして声をあげることができる団体をつくりたいと思いました。中島さん:クレイグくんという12歳のフリー・ザ・チルドレンを始めた少年は、世界中の貧困が原因で子どもたちが学校に行けないということや、子どもの権利を奪われているということを、同じ子どもとしてなんとかしたいと思ったそうです。なぜなら、子どもの問題は子ども自身が関わって解決されるべきだからと言っていました。その考え方を私は持ったことがなくて。社会問題というのは、知識や経験のある大人が解決していくものだとずっと思っていたんです。でも実際、クレイグくんが言っていた「子どもに関することは子どもが声をあげるべきだ」というのは新鮮で、このことをぜひ日本で伝えていきたいと思いました。フリー・ザ・チルドレン・ジャパンとして活動して、もう20年以上になります。-TGUISSのSA活動について教えてください。藤木先生: 本校の社会貢献活動は、本校の生徒活動の軸の1つかなと思っています。「SA」はソーシャルアクションの略で、社会に対してインパクトを与える行動という意味でのソーシャルアクション。私たちの学校は国際バカロレア、IB認定校なので、MYP、DPプログラムの中にある、サービス/アクションという各教科科目よりも内側に設定されている要素も内包しています。SA活動をした時、生徒はSAジャーナルを書いています。“知る”や“探究する”という活動もSAには含まれますから、社会課題を扱った映画等を見て、家族の方と感想を言い合って記録するのも立派なSA活動です。本校では課題研究も盛んですので、社会課題のソリューションをテーマにして研究している生徒もいます。校内でも1年を通してひと月に1回程度くらい、一般イベントのボランティア活動への参加の募集をかけています。これは、ISSが創立してからの10年間で先輩たちが一生懸命活動をして得た信頼から来る、地域の方や社会福祉協議会さんからのオファーで成り立っています。このようにして、本校では様々な社会貢献活動の機会を作ってきました。1. FTCJとISSの関わり-FTCJとTGUISSはどのような連携を取っていますか?藤木先生:私自身、大学院生の時にNPOなどで活動をしていた中で、フリー・ザ・チルドレン・ジャパン(FTCJ)を知っていて、中島さんやスタッフの方とも様々な機会でお会いするようになりました。正直なところ、一番最初に中島さんとお会いしたのはいつだと言われても、もうわからないですね。いつの間にかお話ししてたという感じです。中島さん:そうですね。藤木先生: 学校として直接オファーをさせていただいたのが2017年です。現在本校の高校2年生である10回生がジュニアインターンシップ(職業体験)を中学2年生の時に行う際、私がちょうど進路を担当していたので、ISSの特徴とこれからのことを考えた時に、ソーシャルセクターでのキャリアも意識してもらえるんじゃないかと思い、8団体ぐらいNPOにご協力をしていただきました。そこで受け入れ先のひとつとしてFTCJに快諾いただき、その後の事後指導でもゲストとして本校に来ていただいています。他には、FTCJが主催しているtake action campなどに生徒が自ら参加し、youthチームで活動しており、学園祭(スクールフェスティバル)では有志団体として途上国の商品を販売するときのサポートをしていただきました。今年度はオンラインイベントのwe are the ムーブメントというFTCJの活動に、本校から3チームぐらい参加していたと思います。-それでは中島さん、ISSと一緒に協力しようと思ったきっかけや、当時の印象はどうでしたか?中島さん:団体が1999年に始まって10周年の時にフリー・ザ・チルドレンを立ち上げたカナダ人のクレイグくんを日本に呼んで講演会や交流会をしたことがあります。その時に交流会をしますよと声をかけると、当時の生徒さんから「ぜひお話を伺いたいので参加したいです」と事前に質問表をいただいて。この交流会は学校との正式なつながりではなかったんですけれども、学校でどんな取り組みをしているかと聞くと、生徒さんたちはグローバルな視点に立って勉強したり、将来は国際的な視野を持った職場にいきたいと言っていて、私たちも国内の問題だけじゃなくて元々は国際的な問題に特化した国際協力という団体で始まったので、親和性というか、すごくこの学校さんと繋がりたいなと思いました。2011年に直接藤木先生にお伺いした時、藤木先生が生徒さんたちの実践を重んじながらやる気を後押しする形でサポートしていらっしゃっている姿を見て、2017年からは私たちが向かっていくだけでなくて、生徒さんたちを受け入れるという形で、一緒に関わらせていただいています。中島さん:先ほど話に上がったwe are the ムーブメントという去年からの新しい取り組みは、大東建託さんから青年の育成のために助成金のような形でいただいたお金を、子ども達のyouthチームに2万円を提供して、それを活動費に当ててもらおうと募集をしたのが始まりです。全国的に募集をかけて、いい企画にお金を2万円まで出しますよ、と。最終的に9つのグループを採用しましたが、そのうち3つのグループがISSの皆さんだったのです。さすがだなと思いました。企画もすごく上手に書かれていて、こんなことやってみたいということがすごく面白い企画で。環境問題に関心のあるグループもあれば、ジェンダーや人権に関心を持っているグループもいて、様々なことにアンテナを張っているんだなというのが印象的でした。藤木先生:あるグループは、自分たちのミーティングの記録や感想をジャーナルに記録して、非常に楽しみながら活動をしていたなというふうに思います。校内でも昼休みごとに集まって話し合いをしていましたね。2. 若者とソーシャルアクションの可能性-中島さんはFTCJの活動でも多くのユースと活動されていますが、その中で感じる”中高生の可能性”についてどのように考えていますか?中島さん:今、活発的に私たちとつながって活動しているISSの生徒のケニアプロジェクトのみなさんは、私たちが投げかけなくても、ケニアの女子教育を自分のこととして捉えて、どうすればその子どもたちが教育を受けられるのか、また、なぜそれを受けられないのか、そして受けられることでどんな恩恵が社会全体にあるのかということについて、自分たちの思いを話してくれます。そういうところから、周りの大人が少しタネをまくと、興味があればどんどん自分で探していくことがすごく素晴らしいなと思いながら見ているんです。子どもの可能性って、その世代だからこその視点で考えられることだと思うんですよ。世界の子どもに関する社会問題に対して、同世代として共感して考えることはとても説得力があるし、子どもの権利を守ることを、大人ではなく子どもが発信していくことは、社会へのインパクトも大きいです。年代が上がるとマインドを変えるのはなかなか難しいけれど、子どもには差別や偏見がない柔軟な思考があります。そういう意味で、むしろ子どもから学ぶことはすごくたくさんあると日々本当に思っています。-なるほど。若者、特に中高生は活動の中で、うまくいかなかったり、大人のサポートが必要だったりなど、中高生ならではの苦労がたくさんあると思います。学生との関わりにおいて、可能性を感じているからこそ、サポートする時に意識されていることはありますか?中島さん:私たちも失敗した経験を生かして意識していることがいくつもあります。日本で私たちの団体を始めた時、私はすでに大人だったので、子どもたちが主体的な団体にするために子どもの声を聞こう聞こうとするあまり、子どもの意見に引っ張られすぎてしまうことがありました。でも本来大人の役割は、俯瞰して物事を見て、子どもたちが「こういうことやりたい」と言ったときに、”それは本当に目標と目的があっているのかな”という客観的なアドバイスをすることであるはずなのです。最初は”子どもが言ったからそうしよう”と聞きすぎてしまっていました。それはそうじゃないな、ということを経験を通して学びました。子どもの提案に対して、「じゃあこういう選択肢があるよ」って様々なアプローチを提示するのは大人の役割かなと思っていて。数ある選択肢の中から子どもたちが自ら選択したという経験は、もし失敗してしまっても、それはそれで彼らにとって学びにもなります。失敗の経験を生かしてこそ、またプラスになると思うので、待つことだったり、寄り添うことは本当に大切です。でも、時には子どもの意見を却下せざるをえないこともあるんですよね。子どもだけのプロジェクトは子ども自身でやれるといい。でも、組織として子どもと一緒に意見を集約して1つのことを決めるのに、子どもと大人は関係ありません。その時に子どもに対して特に気を付けているのは、なぜその意見を却下しなければいけないのかという理由をわかりやすく説明することです。「自分の意見を出したのに、あれ?なぜ却下されるんだろう」と感じると、やっぱり信頼関係が損なわれてしまいます。大人や子ども関係なく、出してくれた意見に対して、どういうプロセスで物事が決定されたのかを明確にすることは気を付けているポイントの1つです。-藤木先生は学校の先生として、生徒と接する際に意識していることはありますか? 藤木先生: ソーシャルセクターの世界の言葉で『伴走支援』という言葉があります。それを意識したいなといつも思っています。中島さんが言ったように、「何かやりたい」と思っていた時、「それ意味ないよ」っていうふうに否定するってことは絶対にできないです。ただ、やりたいことをジブンゴト化してもらいたいんです。やりたいことの本質ってなんなのかを自分で気づいてもらえるように、相談に来てくれた子に対しては、どうしてやりたいと思ったのか、なにかきっかけはあったのか、という内容を聞くことを重視しています。また、中には何かしたいけどわからない生徒がいることもあります。その時はいろいろ話をして、「音楽に興味があります」とか「本を読むのが好きです」という内容が出て来たところで、「実は本の寄付があるよ」とか「物の寄付っていうものがあるんだよ」ということを伝えるなど、やりやすさから入ってもいいなと思っています。やっぱり積極性と、それから持続性や”しっかりとやる”ということはどちらもなきゃいけないものなんですが、だけどその積極性の「何かやってみたいな」って思った時に、“ちゃんとやらなくてはいけないよね”と、その思いがキュッと締めつけられてしまうような経験をしている子たちもいるのかもしれません。国際Aの授業の中で生徒たちの間では、「ちゃんとやらなきゃいけない、と社会では言われすぎちゃってるんだよ」という話もありました。だから、まずはやってみようね、という風になればいいかなと思っていますね。そんなときに、私たち学校の教員が、そういったサポートをできる伴走者になりたいと思います。また、広い社会には学校教員の他にもみんなの活動を支援して伴走してくれる人や組織もたくさんあるので、それらに出会うために動きだせる環境をつくれればいいですね。3. 若者への期待-最後に、今後ISSの生徒がソーシャルアクションに関わっていく中で期待することを教えてください。中島さん:期待していることはたくさんあります。私が子どもだったときは自分のことでさえも声をあげられななかったし、ルールなんか変えられないと思っていました。「ルールを守るのが生徒の仕事」だと言われ時、それを当然のことだと受け止めていました。そういうふうに育ってしまってしまった大人はたくさんいて、「そうじゃないんだ」ということは子どもたちこそ発言できる。若者から社会はどんどん変えられます。若者こそがリーダーになれるようにしないと、日本はこのまま本当に凝り固まってしまいます。もう、今までやって来たことをそのままやればいいやという時代ではないので、そこをなんとか変える必要があるな、と。みんなが自分らしく暮らせる社会を目指すためには、やっぱり若者がのびのびと自分らしく過ごせることが大切だと思います。SNSで自分の意見を発信できる時代なのでそういったツールも使いながら、ぜひいろんなことに挑戦したり声をあげていってたりしてほしいなと思っています。藤木先生:学校で生徒のみんなと長い時間過ごすと、やっぱり一番は期待しかないんですよ、本当に。今、目の前にいる自分の生徒たちがなんらかのやりたいことをやって次に進んでくれたら本当にいいなって。そのための環境づくりを我々はしなければいけないなと思います。その中で本校、それから私は、ソーシャルアクションに関わるところに関して、他の学校よりも充実した知識と経験をもっているかもしれません。ただ、やっぱりどうしても心配もたくさんあって。先ほどのSNSの発信とかも含め、危険な部分というか、リスクの部分をちゃんと確認してから動いてほしいです。信頼できる大人、ご家族だとか教員とか外部の方とか、そういった人たちをどんどん見つけて、その人たちを壁打ちですかね、意見の壁打ちみたいな、「どうですかね、どうですかね、これやってみようと思うんだけどどうですか?」というようにどんどん壁打ちをしていってほしいです。期待はもちろん、不安というよりは心配だと思うところもあるので、その辺りをクリアしてほしいということです。また、高校を卒業して大学生になるとできることも増えてきます。いつか先生と生徒ではなくて、同じ仲間として、同じ立ち位置で話し合うことができるように、この6年間で成長していってもらえたらなと強く思っています。----------中島さんも藤木先生も、若者の可能性を実感しているからこそ、子どもあつかいはしないんですね。社会の課題に取り組む、同じ仲間として若者とともにありたい、と思っていることを強く感じました。今回のレポートも、在校生が文字起こしをして、編集してくれました。今回携わっていただいた多くの皆さん、本当にありがとうございました。クラウドファンディングは期間が終わって、ようやく折り返し地点。その先があります。そして、あと終了まで2時間ほど。最後まで共感とご支援の輪をお願いします! 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  • 本日最終日!2020年12月25日かた始まった、クラウドファンディング「日本でいちばんソーシャルグッドがうまれる学校」を創りたい!も、本日最終日を迎えます。現在、110%を達成しています。活動報告でもっとISSの活動をお知らせしたかったな、と思うとともに、多くの方に共感していただき、たいへんありがたい気持ちでいっぱいです。昨日、ISSの前身である大泉中学校の卒業生の方から、「クラウドファンディングの件を知り、支援をしたいのだけれど」と、学校に電話がありました。母校の形は変わっても、ISSの生徒たちを後輩として気にかけてくださっていることがわかり、たいへんありがたいお申し出でした。およそ2ヶ月間のキャンペーンの中で、在校生・保護者・卒業生・ISSと関わるソーシャルセクターの方々など、あらためてつながりを感じさせていただきました。一緒に取り組むことができ、心強かったです。あと半日でクラウドファンディングは終了します。最後まで、共感とご支援の拡散をお願いいたします。そして、終了後もどうぞISSの教育活動に引き続きご期待ください! もっと見る

  • 目標達成!ISSみらい基金としての、はじめてのクラウドファンディング。2021年2月22日(月)、期限まであと5日というところで70名の皆さまからのご支援で、目標を達成することができました!本当にありがとうございます!今回のクラウドファンディングでは、教職員はもちろん、在校生、保護者、卒業生とISSに関わるステークホルダーが様々な場面でサポートをしてくれました。ISS一丸となって取り組むことができたことに感無量です。2月7日(日)の関連イベントでは、すでに社会人となっている卒業生の参加もあり、母校に関心を寄せてくれていることをあらためて感じました。そして、これまでのISSの社会貢献活動分野で協働させていただいたソーシャルセクターの皆さんからもたいへんありがたい応援をいただきました。あと4日!(今日を入れるとあと5日!)クラウドファンディングの最終日は、2月27日(土)!最後までさらなる共感の輪を広げられたら、と思います。目標金額をこえて集まったご支援は、実施予定の活動のさらなる充実に充てさせていただきます。・NPO/NGOなどソーシャルセクターによるゲスト講義の拡充・総合メディアセンターにおける社会貢献関連書籍の購入数の拡充などを考えています!ひきつづき、よろしくお願いいたします! もっと見る

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    • 100,000

      残り7

      ■お礼のメールをお送りします。 ■寄付金控除用の領収書を発行します。 ■活動報告レター(PDF)をメールにてお送りします。  ※2021年4月、2021年9月、2022年4月を予定しています。 ■活動報告会へご招待します(2021年9月を予定)。  ※開催場所:東京学芸大学附属国際中等教育学校(東京・練馬)   ※旅費は含まれませんのでご了承ください。  ※状況により、オンライン開催となることもあります。 ■授業へご招待します。(2021年9月・10月頃を予定)。  ※開催場所:東京学芸大学附属国際中等教育学校(東京・練馬)  ※旅費は含まれませんのでご了承ください。  ※状況により、オンライン開催となることもあります。 ■「ISS SAパートナーズ2020/2021」として本校ウェブサイトで氏名・企業名を掲載いたします。  ※氏名・企業名の掲載が不要の場合、備考欄に「掲載不要」とお書きください。  ※氏名・企業名の掲載をご希望の場合、備考欄に「ご希望の氏名・企業名等」をお書きください。

      支援者:3人

      お届け予定:2021年04月