はじめましての皆様、そして、普段より応援してくださっている皆様こんにちは。「足久保ティーワークス茶農業協同組合」です。
足久保ティーワークス茶農業協同組合は、平成9年(1997年)に『静岡茶発祥の地 足久保(あしくぼ)』 の茶農家が約50軒集まり発足した組合です。茶園管理を徹底し、安心安全で美味しいお茶づくりを目指しています。
足久保の美味しいお茶をより多くの方に知って、飲んでいただきたい、そして、足久保茶を絶やさず受継ぎこれからも発展していくために、若手農家の育成など「足久保茶を守る活動」をおこなっています。若い後継者が育ち、足久保茶が全国、そして、世界へと広まっていくことを理念として、日夜勉強し、日々向上を目指しみんなでがんばっています!
また、私たちは「山茶寛(やまちゃかん)」 という工場地内の小売り販売所と「teaworks cafe」というカフェを営んでいます。
足久保ティーワークスのお茶や、地元の旬な果物などを使ったおいしいフローズンドリンクやかき氷を販売し、多くのお客様に好評をいただいています。
足久保ティーワークス茶農業協同組合(teaworks cafe / 山茶寛 )
営業時間 9:30~16:00
定休日 月・木(祝日の場合は営業します。翌日休み。)
〒421-2124 静岡県静岡市葵区足久保口組2082-2
私たちの組合がある静岡茶発祥の地「足久保」と「足久保茶」について、まずご紹介させていただきます。
静岡茶発祥の地「足久保」
静岡県静岡市葵区足久保は、東京ICからは高速道路をつかっておよそ1時間50分の山里、安倍川の支流足久保川の流域にあります。豊かな自然に恵まれた足久保は、古くから茶業で栄えた歴史ある地域です。
「オクシズ」と呼ばれるここ足久保は、約800年の昔、鎌倉時代の僧 聖一国師(しょういちこくし)が宋(中国)から持ち帰ったお茶の実を中国の茶産地と似た地形であることから蒔いたとされ、「静岡茶の始まり」となっています。
足久保川を中心に左右が山に覆われており、東向きの茶畑は朝陽が当たり、西向きの茶畑は夕陽に当たるようになっています。山深く、1日の日照時間が平地と比べて短いこと、昼夜の寒暖差が激しいこと、また、朝霧が立ち込めやすくそれが天然の遮光となり、直射日光を遮られることでお茶にとって程よい湿度がもたらされるおかげで、この土地では昔から自然と、香りと甘みの強いお茶が育ち、おいしいお茶ができる土地として栄えてきました。
徳川家康への上納茶
古い歴史の中で、足久保茶が有名になったのは江戸時代とされています。
駿府に隠居した徳川家康はお茶を好み、頻繁に茶会を催していました。家康はお茶のさらなるおいしさを満喫するため、標高1,000mの安倍山の大日峠にお茶を保管するお茶蔵を建てさせ、足久保茶を秋まで保管させていました。足久保茶は秋になると熟成され、香り・旨みがさらに増してきます。秋頃になると大日峠のお茶小屋から、必要量だけを茶壺に入れ、法明寺入口から足久保道を通り駿府城へと運び、徳川家康へと献上していたとされています。
その後、徳川綱吉の時代にも足久保茶を江戸城に納めたことが記録されており、そのことからも足久保茶の美味しさと品質の高さから、古くより愛されていたことがよくわかります。
800年の長い歴史のある静岡茶発祥の地足久保ですが、全国の茶産地・農家が抱える問題同様に、この土地でも「高齢化」や「担い手不足」により、茶畑が一つ、また一つと、その手入れをする人を減らしてきています。
足久保は傾斜地の茶畑が多く水捌けがよいことからお茶にとっては良い土地ですが、一方で、大型機械が入りにくく多くの作業が人の手で行われています。
私たちは組合として地域の茶畑を共同で管理することで、高齢となっても元気な生産者はご自身の力と経験を生かしおいしいお茶をつくり若手農家へ技術を継承し、反対に手助けが必要な生産者の茶畑は若手農家がサポートをすることで、歴史ある茶畑と足久保茶を守っています。
しかし、近年、茶畑を手放すスピード、担い手の減少がますます増え、サポートをする若手農家の力も及ばない状況になってきました。
「お茶は続けたい。でもできない。」
そんな声が、静岡茶発祥の地でも大きくなってきてしまったのです。
このような背景の中、今後も地域の基幹産業として持続可能なお茶生産を続けるために、直接、消費者の皆様と繋がり、応援していただく手段が必要であると考えた私たちは「足久保ティーワークスのお茶のファンづくり」を目指し、そのひとつとして今回のプロジェクトを立ち上げました。
「800年の歴史をつなげたい」
その強い思いを持ち、今回のプロジェクトに挑みます。
今回のプロジェクトで実現したいことは、この3つです。
「茶畑テラス」は、景色や四季を楽しみながらお茶を飲むことができる貸切の空間を、茶畑の真ん中に新しくつくります。テラスでは、至極の1杯を専門スタッフがお淹れし、ご提供予定です。
テラスの場所は、このあたりを予定。
ここにテラスをつくり、ゆっくりと過ごしていただきます。
テラスから見える景色は、こんな感じです!
頂上に登ればこんな景色もみれるかも
テラスのイメージイラスト!
山間の静かな空間で自然豊かな景色を見ながら、特別な時間をお楽しみいただけます。
「茶畑オーナー」とは、1年間足久保ティーワークスの所有する茶畑(1坪)のオーナーになっていただく制度です。詳しくは、下記のリターンのご紹介でご説明させていただきますが、個人で、どなたでもご参加いただけます。
オーナーとなっていただいた皆様には、認定証を発行し、茶畑にお名前札を掲示させていただきます。また、季節毎に様々な種類のお茶をお届けさせていただきます。季節ごとに違った味わいのお茶をお楽しみいただきながら、足久保の四季を感じていただき、オーナーとして支援いただくコトで、私たちと一緒に静岡茶発祥の地 足久保を守っていただけます。
このように今回のプロジェクトでは、「私たちのお茶を皆様に飲んでいただくだけではなく、より『関わり』を持っていただくことで、茶園のことや、私たちの想い・取り組み、そして、お茶がつくられるまでの過程などの『プロセス』に興味を持っていただきたい!」という思いのもと、様々なリターンを組合員みんなで考えました!
今までは、お茶の販売(小売)やカフェなど「モノ」を提供する様々な取り組みに挑戦してきましたが、今回は「コト」(体験)を提供することに挑戦します!
その一つとして、茶園オーナー制度、茶畑テラスなどのリターンがあります。
ご支援くださる皆様に、より私たちとの関わりを持ちながら、足久保ティーワークスのファンとなっていただけるよう、様々なリターンをご用意いたしました。
ここでは、主に「コト」(体験)を提供できるリターンをご紹介させていただきます。
(ここに記載した「コト」以外にも、魅力あるリターンの品をご用意させていただいています!!)
【 茶畑テラス貸切コース(120分)(9月より)(2名) 10,000円 】
新しくつくる茶畑テラスを貸し切りしていただけるコースです。また、ただテラスをご利用いただくだけでなく、足久保ティーワークスが提供している「お茶ツーリズムメニュー」を体験していただけます。
テラスでは、ティーワークススタッフがおいしいお茶を淹れて提供させていただきます。
茶畑テラス貸切 お茶ツーリズムメニュー
(1)teaworks cafeで受付後、スタッフと一緒に「見晴らしの茶畑」へ!
(2)足久保の豊かな自然の中をハイキング!
(3)茶畑テラスで雄大な景色とティーワークスおすすめのお茶をスタッフ自らがいれて提供します!
(4)見晴らしの茶畑を自由に散策!
(5)ティーワークスに戻り製茶工場を案内いたします。
【 茶畑オーナー制度 18,000円 】
1年間、足久保ティーワークスの茶畑(1坪)のオーナーとなっていただくコースです。(おひとりさま 1口まで)
足久保ティーワークスには、個人の農家さんの管理する茶畑と、ティーワークス全体で管理・所有している茶畑とがあり、後者の茶畑から、オーナー制度にふさわしい茶畑を2ヶ所選定いたしました。
一つは、工場からも見える「見晴らしの茶畑」
傾斜のある山肌の上から下まで茶の木を植えたこの場所は、見る場所ごとの特別な景色があります。山道からすぐは、茶畑全体の傾斜がよく見渡せ、すり鉢状になった土地であることがよくわかります。上まで登ると、ティーワークス周辺までこの辺りの山里が見渡せます。品種も「やぶきた」だけでなく、山頂付近には「さえみどり」、山道からすぐには「山の息吹」があり、これらも改植を行い、品種を増やす予定です。土壌の許す限りお茶の木を植えたこの土地は、拓いた人々の苦労と希望が垣間見える茶畑です。
もう一つは、足久保ティーワークスから車で5分、徒歩20分の「山あいの茶畑」
周囲を山に挟まれたこの場所は、日照時間が短くおいしいお茶ができる好条件の場所。山の中腹から麓まで茶畑が広がります。土地を拓き、沢の流れを変え、防霜ファンの柱を立てて、おいしいお茶が育つ環境を整えた場所です。「やぶきた」の広がる茶畑の麓には「香駿」が育つ、ティーワークスのこれまでを支えてきたお茶とこれからの挑戦を支えていくお茶が同居しており、これからのティーワークスを象徴するような茶畑となっています。
※どちらの茶畑になるかは、お選びいただけません。
▼足久保ティーワークス オーナー制度VTR
<茶畑オーナー制度の特典>
①オーナーとしてお名前を掲示、認定証の発行
お名前プレートをご用意し、茶畑にお名前を掲示させていただきます。
②オーナー茶畑で収穫した茶葉を、年3回提供(収穫証明書付き)
年間を通じて様々な品種のお茶をお送りいたします。※提供時期:春夏(〜7月中旬)、秋(10月後半)、冬(1月後半)
季節のお茶コース
春夏:オーナー制度対象の茶園の煎茶 100g、薫風(おすすめの上級煎茶)100g、
二番茶 200g、水出し煎茶ティーバッグ×2本
秋:緑風(普段使いにおすすめ)100g×5本
冬:和紅茶 80g×2本、和紅茶ティーバッグ×2本
※天候や収穫状況により内容が変更となる場合がございます。
※お茶と一緒にオーナー会報誌とオリジナルポストカード2枚をお送りします。
③茶摘み体験などの体験プログラムを特別価格でご案内
茶摘み体験や工場見学、お茶の飲み比べ体験などを予定しております。新型コロナウイルス感染症防止対策を行い、情勢に合わせて検討・実施を判断していく予定です。
【 リゾートホテル鈴桃宿泊+茶畑テラスコース(30,000円/50,000円) 】
茶畑テラス120分貸切(お茶ツーリズム)コースつきの宿泊プラン。静岡茶発祥の地 足久保をまるっとお楽しみいただけるコースです。
茶畑も望めるリゾートホテル鈴桃に宿泊していただけます。
周辺は、自然豊かで静かな空間です。
そのほかにも、様々なリターンをご用意しております!!
私たちの想いとプロジェクトについて、最後まで読んでいただきありがとうございました!
時代の変化に伴い、たくさんのお茶を一度に収穫できる「乗用型摘採機」で大量のお茶を生産するのが主流になっていく中、あえて機械が入れない山の茶畑を残し、守ることで、この場所でしかつくれないお茶の味・香りを、より多くの皆様に届けたいと思っています。
その茶畑を見ながら、その場所で採れたお茶を飲んでもらいたい。
そのために今回のプロジェクトを立ち上げ、テラスをつくることにしました。このプロジェクトをきっかけに足久保ティーワークスのファンになってもらい、静岡茶発祥の地のお茶を守っていくきっかけになって欲しいと、強く思っています。
今回のプロジェクトでご用意したリターンは、皆様に喜んでいただけるような「コト(体験)」を多くご用意しています。たくさんの方々に楽しんでいただきたいと思っていますので、ぜひ、プロジェクトの応援をよろしくお願いいたします。
足久保ティーワークスをよろしくお願いいたします!
*本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る竣工式を行い、茶畑テラスのご利用がスタートします!
2021/10/05 14:45皆さんのご支援のおかげで茶畑テラスの竣工式を行うことができました。多くの皆様のご支援のおかげで、見晴らしの茶畑に設置することができた、ティーワークスの茶畑テラス。遂に昨日、地元の神主さんをお招きし、茶畑テラスの竣工式を行うことが出来ました。コロナ禍のため、クラウドファンディング実施でお世話になった関係団体の皆さんと、ティーワークスの主要メンバーだけのこじんまりとした式でしたが、みんなでこの場所の安全祈願を行うことができました。無事ここまでたどり着くことが出来たのは、ご支援くださった皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。まずはクラウドファンディングで「茶畑テラス120分貸切」のリターンでご支援頂いた方から、ご予約を開始します。その方々のご案内がある程度進んだ段階で他の皆さんにもご予約をご案内していく予定です。皆さんも、この茶畑テラス設置にご支援いただきましたので、ぜひご利用していただきたいですが、まだ少しお待ちください。冬ぐらいには、ご予約を解放していければいいなと考えております。いよいよ、茶農家以外の皆さんにも、この景色を楽しんでもらえる時がやってきました!ご支援いただいた皆様にお会いできることを楽しみにしております。足久保ティーワークス もっと見る
【ついに!】おまたせしました...!
2021/08/26 12:30こんにちは!ティーワークスです。夕方近くになると穏やかで心地良い風が吹くようになりましたね。どことなく秋の気配も感じるような...。秋冬番茶に備えて準備中のティーワークス。茶畑もまた青々とした葉が伸びてきています。そんな中、着々と進んでいた「茶畑テラス」の設置工事。皆様、大変お待たせしました。。ついに!完成いたしました~~!!やった~~!!長雨の影響でなかなか進められない時期もありましたが、安全に考慮しつつ大工さんたちが一所懸命に組み上げてくださいました。本当にありがとうございました!この傾斜で立てるのは本当に大変だったと思います・・・。一足先に我らが工場長が乗ってみたそうで、一言「いいよ!!!!」とのこと。笑(まだ完成してから登れていない人、じつは多数。。。)茶畑テラスそのものは既に県内の各所にいくつか設置されていますので、じつはあまり目新しいものではないかもしれません。ですが足久保にテラスができるということは、静岡茶はじまりの地にテラスができるということです。古きをたずね、新しきを知る。「温故知新」の言葉のとおり、足久保でお茶を楽しむことが、足久保茶、ひいては日本茶というカルチャーに触れるきっかけになれば嬉しく思います。圧巻の絶景!というわけではないかもしれません。ですが、これまで暮らしに寄り添ってきた日本茶の、いわば「原風景」が、この足久保の茶畑テラスから望む景色にはあります。現在、9月以降のご案内に向けて、本格的に準備を進めております。調整に少しお時間をいただいておりまして、ご連絡が遅くなってしまうかと思われますが何卒ご容赦いただけますと幸いです。***季節の移ろいを茶のある景色とともに。改めて、よろしくお願いいたします!__________足久保ティーワークス もっと見る
テラス完成に向けて!
2021/08/18 12:30ティーワークスです。連日の雨、皆様いかがお過ごしでしょうか。秋冬番茶に向けて茶畑の管理を進めている私達ですが、雨によってなかなか進まず。。天気に左右される仕事ゆえ、難しいところですね。さて、そんな中ですが、皆様からご支援いただきました「茶畑テラス」。基礎工事が進み、土台が完成しつつあります!とても暑い日のなか、山の上で大工の方が施工してくださっています。。。ありがとうございます...!先日植えた桜の木の横に、テラスが設置されます!ここの基礎工事の他、ペンキ職人の皆様も使用する木材に色を塗ってくださっています。私達だけでなく、本当に沢山の方達といっしょにつくっているんだなあ、と改めて思います。完成後をぜひ、お楽しみに!何かと大変な日々が続きますが、皆様も体調等には何卒気をつけてくださいね。それでは!_________足久保ティーワークス もっと見る
コメント
もっと見る