こんにちは。
私は梅澤茉莉子(うめざわ・まりこ)と申します。都内でテレビ番組などのディレクターとして働いています。
東京出身ですが、両親は千葉県館山市に住んでいて、私自身2015年から2019年まで館山に住んでいました。
2021年5月16日日曜日、
千葉県館山市の南総文化ホール小ホールで、入場無料のチャリティーコンサートを開きます。
館山市や南房総市をはじめとした千葉県の人たちを勇気づけるとともに、
色々なジャンルの音楽を地域の人たちに届けたいと思っています。
なぜ、館山でチャリティーコンサートなのか?
2019年9月、房総半島を台風15号が襲いました。
大規模停電となり、館山に住む両親とは3日間ほど連絡が取れなくなりました。
状況が把握できず、大量の食料品などを買い込んで都内からレンタカーで自宅まで向かいました。
近所の家、見慣れた街並みがメチャクチャになっていました。そこら中、屋根瓦が吹っ飛んでブルーシートをかけている家だらけで、日が沈むと街は完全な闇に覆われてしまいました。暴風でガラスが破れて営業再開できなくなっている商店や、ついてない信号、根元から折れ曲がった電柱。
改めて自然の怖さも痛感しました。
幸い両親は無事でしたが、我が家はサンルームが吹っ飛んでなくなり、バルコニーがよじれて使えなくなり、私の軽自動車のドアミラーは吹っ飛んできた何かによってもぎ取られて地面に落ちていたそうです。
知人・友人の自宅で浸水したところがたくさんありました。
浸水した家の中はとてもカビ臭かったようで、親しい友人が「家が臭い、もう帰りたくない」と言っていました。電気復旧が遅かったエリアに住んでいたため、お風呂に入ることもできなかったようで、近隣の宿泊施設が無料開放していた日帰り入浴に通っていました。
残暑の厳しい9月でした。
私の友人たち、町の人たちは、めげずにボロボロの自宅から仕事に通い、日常生活を続けました。
商店や旅館などで損壊・浸水したところも多く、営業停止が続いたり、立て替えのため休業としたり、一時的に収入がなくなった知人もいました。
それでも少しずつ、少しずつ皆日常を取り戻して、笑顔が戻るようになったのですが…
2020年はじめから、世界的に新型コロナウイルス感染症が拡大しました。
現在もこの感染症と人類の戦いは続いています。
館山市を含む南房総エリアでも、再び困難の時期となってしまいました。
特に飲食・旅館・サービス業など、観光が重要な産業である南房総地域では、客足が遠のき厳しい状況にある事業者も増えています。
台風の被害から復興しつつあり、ようやく日常が取り戻せてきた矢先に、未曾有の感染症の蔓延。
南房総の人たちはよく耐えています。
ひっそりとみんなで支え合ってこの試練に耐え、過ぎ去るのを待っているのです。
全国の他の地域の人たちと同じように。
彼らを、音楽の力で元気づけたい。日常を忘れたひとときを楽しんでもらいたい。
そんな思いでこのチャリティーコンサートを開きます。
素敵なイベントにするために、どうか皆様のお力を貸していただけないでしょうか。
2019年台風15号、そして今ー
台風15号被災状況(死者は災害関連死含む)
ー千葉県防災危機管理部 令和3年1月21日発表分よりー
【館山市】
死者2人、軽傷者1人、
住宅全壊100棟、住宅半壊1617棟、住宅一部損壊4867棟
【南房総市】
死者1人
住宅全壊122棟、住宅半壊989棟、住宅一部損壊5612棟
【鋸南町】
住宅全壊28棟、住宅半壊393棟、住宅一部損壊1809棟
【鴨川市】
住宅全壊2棟、住宅半壊44棟、住宅一部損壊1750棟
【千葉県全体】
死者12人、重傷者15人、軽傷者76人
住宅全壊448棟、住宅半壊4694棟、住宅一部損壊77091棟
床上浸水8棟、床下浸水42棟
災害の時、被害を人数や件数で見るだけになってしまうのは悲しいことで
人それぞれ、家それぞれにストーリーがあることを私たちは忘れてはいけないと思います。
台風で潰れた家は、私にとっては「潰れた家」でも、誰かにとっては「大切な家」だったり
「家族と過ごす家」だったり「帰る場所」だったりすると思います。
代わってあげることはできないんですが、思いを寄せることを私は無駄だと思ったことは一度もありません。
このプロジェクトで実現したいこと
支援いただいた資金をコンサート運営に使わせていただきます。
私がこのプロジェクトを思いついたキッカケは、
職場の先輩である渕田嗣代さんが歌っている姿を久しぶりに見せてもらったことです。
彼女は東京芸術大学音楽学部声楽科の出身で、
休日にご自身の故郷である鹿児島や、老人介護施設などで歌を披露する活動を行っています。
彼女の歌は本当にすごいのです。こちら、去年鹿児島市で行われたコンサートの様子です。
https://www.instagram.com/tv/CFuF5y5AkHK/?igshid=d7wa277b7cmm
(インスタグラムです)
私は渕田さんの結婚披露宴にも呼んでいただきましたが、その時初めて声楽をやっていたことを知り
新婦自ら歌う「アメイジング・グレイス」に圧倒されました。なぜこのような方がテレビの仕事をしているのか今でも不思議です。笑
この歌声を、館山・南房総の人たちに聞かせてあげられないか?無料のコンサートをできないか?と協力を持ちかけたのです。
渕田さんはこのアイデアにすぐ賛同してくれ、自分の大学時代の同窓生などプロの歌手・ピアニストの方々を集めてくださいました。
このビデオではかっこいいドイツ語の歌を歌っていますが、
チャリティーコンサートではもっと皆さんに馴染みのある曲を披露してくださいます。
誰もが聞いたことがあるオペラの曲や、
日本の唱歌、最近のポップスなども入れてなるべく幅広い世代の方に楽しんでもらえるようにみんなで選んでいます。
音楽をやっているある人が「こんな時に音楽は無力だと感じる」とおっしゃっていました。
音楽に携わる人だからこそ感じるのかもしれません。
でも私は音楽は無力だとは思わない。
音楽や芸術は、絶対に人間の生活になくてはならないものです。それは困難にある時ほど人間の心の支えや活力となるからです。人間の精神を豊かにするものだからです。
だからコンサートを開きます。
2021年5月16日開催 南房総チャリティーコンサート
@南総文化ホール小ホール(千葉県館山市北条740−1)13時30分開演予定
【出演】
渕田嗣代(ふちた・つぐよ)(ソプラノ)(梅澤の職場の先輩)
鹿児島出身
東京藝術大学音楽部声楽科卒業 瀬山詠子、住吉三滋に師事
第46回滝廉太郎記念全日本高等学校声楽コンクール1位 南日本音楽コンクール優秀賞
第13回鹿児島新人演奏会県知事賞受賞 在学中よりウィーン短期留学ワークショップ参加、オーケストラ共演、作曲家の新曲発表演奏に参加 現在報道番組の放送ディレクター傍ら音楽活動を行っている
北條聖子(ほうじょう・しょうこ)(ソプラノ)
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。2002年度文化庁芸術インターンシップ国内研修員。宗教音楽、オペラ、オペレッタ、ミュージカルのソリストとして国内外で多数出演。二期会オペラ・ストゥーディオ・マスタークラス修了。ヤマノミュージックサロン声楽講師。宝塚音楽学校ヴォイストレーニング講師。東京二期会会員。
男澤友泰(おとこざわ・ともひろ)(バリトン)
小・中学生時代に西六郷少年少女合唱団に所属し、多くの演奏会・レコーディングに参加。
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。声楽を高橋大海、宝福英樹両氏に師事。
劇団四季45周年オーディションに合格し『オペラ座の怪人』に配属。退団後はアメリカに留学し研鑽を積む。
オペラ『魔笛』パパゲーノ、モノスタトス、『黒蜥蜴』(作曲:青島広志)雨宮潤一、『電話』ベン、『カルメン』エスカミーリョ、『ラ・ボエーム』ショナール、アルチンドロ、ミュージカル『ファンタスティックス』マット、『Ido! I do!』マイケル、東京オペラシティ「世界オペラ展」オペラアリアソロコンサート、NHK-BS「小室等の音楽クッキング」他多数のオペラ、ミュージカル、演奏会に出演。クラシックのみならず様々なジャンルに対応し、幅広い演奏活動を行っている。
オペラヴォーカルユニット「L’alba voce」メンバー。
板谷潔(いたや・きよし)(ピアノ)
東京音楽大学卒。卒業時に卒業演奏会に出演。これまでにポーランド国立クラクフ室内管弦楽団、東京ニューシティ管弦楽団、吹奏集団風の和等とソリストとして共演。第1回ショパンピアノコンクール in ASIA入賞など受賞多数。カリブ海のセントビンセント及びグレナディーン諸島へ青年海外協力隊員として派遣され、現地の音楽教育の底上げをはかる。同国の総督邸にて御前演奏としてリサイタルを開催。その後アメリカ・バーモント州のピアノ教室「ソナチネ」ジュニアカウンセラー。帰国後も積極的に演奏活動をしつつ、川越市及びさいたま市にてピアノ教室ぴぷらを主宰し、後進の指導にもあたっている。
【演目】混声3部合唱(休憩含め2時間程度)
星影のエール
オペラアリア メドレー(カルメン・トゥーランドットなど)
ふるさとの四季 メドレー(ふるさと・朧月夜・夏は来ぬなど)
映画「サウンド・オブ・ミュージック」メドレー(私のお気に入り・ドレミの歌など)
ディズニーソング メドレー(詳細調整中)
花は咲く
他
(曲順は未定)
【コンサートのライブ配信】
現在調整中ではありますが、コンサートをインターネット上でライブ配信したいと考えています。
遠方から支援してくださった方や、来場するのは控えたいという方でも、ご自宅でご覧いただけるようにできれば・・・と思っています。
舞台の通信環境をふまえると、きれいな映像と音声を配信するためには特別な機材が必要です。
最新情報は随時こちらでお知らせしたいと思います。
【新型コロナウイルス感染症対策について】
●入場するお客様は全ての方に検温をお願いします。
●マスクを着用していない方はご覧いただけません。
●感染者が出た場合に備えて名前・住所・連絡先を記入していただきます。(強制ではありません。また、個人情報は一切外には漏らしません。)
●会場に複数の手指消毒液を配置します。
(その他、社会情勢を鑑みて判断しますので若干の変更の可能性あり)
【新型コロナにより開催できなくなった場合は】
5月16日の時点で、緊急事態宣言が出ているなど新型コロナの感染状況によっては
ホールが使用禁止になる可能性もあります。
それ以外でも、主催者が開催をやめるべきと判断した場合には、日程を延期させていただきます。
ご支援いただいた資金は、延期日程でそのまま使用させていただきます。
このコンサートはどなたでも入場無料です。
支援していただいた方、千葉県民でなくとも、是非ご来場ください。(感染状況によりますが)
そして、その前後に地元で何かを食べたり、体験したりして帰っていただけたら・・・とも思います。
コンサートをきっかけに皆さんが南房総地区に足を運んでくれたらなお嬉しいです。
今回、館山・南房総地区のさまざまなお店がリターンを用意して下さることになりました。
協力をお願いしたところ、どなたも快諾してくださいました。
今回のリターン品やコンサート開催をきっかけに、台風被災やコロナ禍にあえぐ地方の1つである千葉県南に思いを馳せてもらい、同時に、落ち着いたら、皆様が遊びに来たり、移住したりするきっかけになるような、地域活性化のきっかけになれば・・・というのが私の思いです。
資金の使い道
目標金額40万円
【内訳】
会場・機材費:約10万円
出演料:9万円
出演者雑費(交通費・食費):約3万円
インターネット配信機材費:約8万円
練習費(スタジオレンタルなど):約2万円
会場での新型コロナ対策費:約3万円(検温機リース・消毒液購入・予備のマスク購入など)
宣伝費:約2万円
手数料:約3万5千円 (9%+税)
実施スケジュール
2月上旬 GoodMorning(CAMPFIRE)にて支援募集開始
2月中旬 第1回公式練習(都内)
3月中 第2回公式練習(都内)
3月下旬 支援募集終了
4月中旬 ホール側舞台担当者らと打ち合わせ
4月中 リターン発送開始
4月中 第3回公式練習(都内)
4月中 地元新聞などにて告知依頼
5月上旬 第4回公式練習(都内)
5月16日 コンサート開催!
その後 シリーズ化の野望ありです
<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
リターン
【1000円支援してくださった方】
主催者・梅澤から心のこもったお礼のメールを送らせていただきます。
【2000円支援してくださった方】
「ブロワ珈琲焙煎所」(館山市宮城78-3)の美味しいコーヒードリップバッグとお礼のメール
【3000円支援してくださった方】
1)南房総館山にゆかりのある素材「麻」を使ったAWAカフェ(館山市大神宮566−5)オリジナルの高機能ソックス。主催者・梅澤からお礼のお手紙も同封させていただきます。
2)南房総館山にゆかりのある素材「麻」100%、AWAカフェ(館山市大神宮566−5)オリジナルのカラフルなハンカチ。ランチョンマットにも。主催者・梅澤からお礼のお手紙も同封させていただきます。
【5000円支援してくださった方】
1)SUNAO RETREAT奥白浜(南房総市白浜町白浜9088-1)の無添加生搾り豆腐
主催者・梅澤からお礼のお手紙も同封させていただきます。
2)菓子匠やまもと(館山市北条1821−15)の南総和菓子詰め合わせセット
主催者・梅澤からお礼のお手紙も同封させていただきます。
3)AWAカフェ(館山市大神宮566-5)オリジナルたてやまスープカレー冷凍パック
主催者・梅澤からお礼のお手紙も同封させていただきます。
AWAカフェさんは、今回3種類の品物を用意してくださいました。梅澤の近所の店です。
【7000円支援してくださった方】
ハクダイ食品(南房総市千倉町白子1539)の厳選!豪華干物セット
主催者・梅澤からお礼のお手紙も同封させていただきます。
【8000円支援してくださった方】
吉田商店(館山市宮城280)の房州かつお節500g
主催者・梅澤からお礼のお手紙も同封させていただきます。
※数量などはリターン詳細でご確認下さい。
応援メッセージ
ブロワ珈琲焙煎所 西村孝信オーナー
のんびりと豊かな時間がながれる南房総の日常を取り戻したい。梅澤さんからこの企画の話をきいてすぐに協力を決めました。皆さんもぜひ!南房総の魅力を知ってもらえるきっかけにもなると嬉しいです。
館山ふるさと大使/国連UNHCR協会 理事 稲川素子さん
わたくしの愛する南房総。笑顔あふれ、温かな人柄にあふれる南房総が大好きです。2019年の台風15号から大変な時節が続いておりますが、音楽を通して活気を取り戻していただくこの企画、わたくしも心より応援いたします。
最後に
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
改めて、プロジェクトオーナーであり、コンサート主催者の梅澤茉莉子です。
今回のプロジェクトへの思いを最後にもう少しだけお伝えしたくて、自分のことをちょっと話します。
私は東京出身で、大学を卒業してからずっと、テレビの仕事をしていました。テレビ局で報道番組に長く携わり、記者も経験しました。
30歳になった頃から立て続けに体調を崩し、33歳の時、テレビ業界を去ることを決めました。
無職になった私は、療養もかねて館山市に住む両親の家で暮らし始めました。受け入れてくれた両親には本当に感謝しています。両親は定年後に東京から移住していたのです。
館山には3年半ほど住みました。その間にお仕事もしました。
1つめは「たてやま温泉千里の風」という温泉旅館でアルバイトを、
2つめは「安房地域医療センター」という病院で医療事務をしていました。
そうして暮らしながら35歳を過ぎた頃に、私は自分がテレビの仕事、番組や動画を作る仕事が本当に好きだったことを思い知りました。体調も良くなっていたので、昔の縁をたどって戻ることを決めました。
今はまた報道・ドキュメンタリーを中心に色々な映像作品の制作に携わっています。
館山で暮らしている期間に色々な人に出会いました。いまだに仲良くしてくれる人たちもいます。
経験した事のない職業に就いたりもして、学ぶことは本当に多かったです。この世の中は広く、私は自分がいかに狭い世界で生きて、育ってきたのかを痛感しました。そして、残り何十年も仕事をしていかなくてはならないと考えた時に、生活のほとんどの時間を費やすそれは、私の場合、「やっぱり映像制作がしたいなぁ」と考えました。
私が私なりに社会に貢献できるとしたら、このずっとやってきたテレビの報道だろうと。
その現場でもう一度行けるところまで行ってみたい、と。
それは一度離れたからわかったことでした。
私にわからせてくれたのは館山での暮らしだったのです。
館山は、自分が人生の岐路にあったときに過ごした場所です。
空と海を見ながら、自分というものを見つめ直しました。
サーフィンを始めたらハマってしまいました。今、定年後は館山で暮らしたいと思っています。
私がどんな人生を歩んでも、館山の空も海も、決して笑ったりはしないー。
私は館山が大好きです。
ちょっとでも、自分のできることで恩返しをしたいと思っています。
まずはチャリティーコンサートから。
館山・南房総のため、まだまだ他にもやってみたいことがあります。
また、このようなコンサートは、後々にまた日本のどこか別の場所で、皆様に楽しんでもらえるように企画したいなとも考えています。
全国のみなさん、私の恩返しに力を貸していただけますでしょうか。
それに、私たちのチームは、そのうちあなたの町にもお邪魔するかもしれません。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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