■はじめに・ご挨拶


こんにちは。沼本吉生(ぬもと ひさなり)といいます。

岡山県の北部でケータリング会社、ヒトトゴハン株式会社の代表をしています。


各家庭や式典やパーティにうかがって、料理をさせていただくケータリング。



そのため、新型コロナウィルスの影響は容赦なく、倒産がよぎるほどでした。

昨対比、7割以上の減。。

それでも、デリバリーをはじめたり、なんとか耐え忍んでいます。


そんな中、お客様のお1人から

「近くの保育園が、廃校になってしまって。。」という話を聞きました。

ちょうど私に、2人目の子どもの妊娠がわかったタイミング。


・コロナ禍という先が見えない状況
・空き家・廃校など、地方が抱えるさまざまな課題

それらが重なって、いろんな感情が押し寄せてきました。


――中でも、

「これからの時代を生きる子どもたちに向けて、私にできることは何だろうか」

そう強く思いました。


そして。。

「子どものために建てられた園舎を、子どもたちに還元できないだろうか」

と思い、今回のプロジェクトを立ち上げました。


■このプロジェクトで実現したいこと

新型コロナウィルスによって、

これまで以上に「VUCA(変動・不確実・複雑・曖昧)」の時代に突入しました。

未来に対して、あまりに不確定なことが多いです。



私自身、コロナ前はケータリング事業の経営者として、実績を積んでいましたが、コロナの影響で売上が大きく落ち込み、新たな事業の展開を余儀なくされました。

この大きな「うねり」の中で痛感したのが、「0から1を生み出す力」の重要性です。

不確実で、複雑、何が起こるかわからない先行きだからこそ、

0から1を生み出す「柔軟な発想」。そして「自由なパフォーマンス」で、これからを豊かに生きていきたい。子どもたちも、私たちも一緒に。

そのために、いま求められているのが「感性」と「感受性」です。


感性・感受性とは、たとえるなら、沈む夕日を見て涙ぐむのが「感受性」、感じたことを詩や音楽として表現する力が「感性」だと何かで読んだ記憶があります。

この2つがあってはじめて、柔軟な発想・自由なパフォーマンスが生まれると思います。


子どもも大人も、いろんな人たちが回遊する空間で、

おたがいに「感性」と「感受性」を刺激し合えたら……。


そんな場所をつくります!

名前は、『Sense Tsuyama』!!




舞台は、旧保育園舎(旧津山市立東幼稚園)。子ども目線で建てられた廃校をリノベーション!

そこには、子どもから大人まで。
これからの時代に必要不可欠な「感性」と「感受性」を育むことのできるコンテンツが揃っています。

キーワードは、「子ども × 感性」です。


たくさんの選択肢をコンテンツとして揃え、それらをこの空間で、触れあい・語らい・ときには一緒に作業をすることによって、「感性」と「感受性」を大人とともに育んでいけたら。。


Sense Tsuyamaで日常的に起こる「出会い」によって、
子どもたちにとっての「将来につながる新しいきっかけ」を目指しています。

私たちがつくろうとしているのは、そういう場所です。


ここが持つ機能は、

・会話が弾み、コミュニケーションの場となる「デリ&カフェ」

 (岡山県北で実績を持つヒトトゴハン株式会社の旗艦店)

・さまざまな子育て支援プログラム

・入居しているクリエイターさんをはじめ、さまざまな方たちが毎月企画する子ども向けワークショップ


その他、子どもたちが自由に駆けまわれる運動場、雨の日も子どもたちが遊べる体育館など。

それらを複合的に備え、回遊性を高めた上で、各スペースで定期的な「展示」「イベント」「インターンシップの受入」を行います。


この空間で、感性と感受性を育みながら、

柔軟な発想・自由なパフォーマンスで、羽ばたいていけたら、と思っています!


■現在までの経緯

お客様の1人からご相談をいただいて、津山市役所に話を聞くことからはじまりました。

仲間を募りながら、「津山市公共施設等の利活用に関する民間提案制度」の提案資料をまとめ、この施設を借り受け、1月の下旬から改修工事をスタートしました。

お金がなく、DIYによるリノベーションをしています。


ただ、「子ども×感性」を考えたとき、

知識のないシロウト仕事はなるべく避けたい、クオリティは保ちたい!

という想いから、大工・塗装・解体など、地域にいる友だちの職人さんにお願いして、「道具と原材料を揃え、職人に教わりながら一緒にDIYしていく」というスペシャルな方法で施工しています!

市をまたいで、手伝いに来てくれる人たちも少しずつ増えています。

また、本プロジェクトは、岡山県立大学デザイン学部 畠和宏研究室にご協力いただいてます。

建築デザインや製図をはじめ、什器制作にいたるまで、大学生が作ってくれています。


連日、工事を進めていく中で、学生さんをはじめとして地域内外に限らず、様々な世代の仲間が増えていく実感があります。



■プロジェクトを立ち上げた背景

子どもが生まれて、父親になったときから、ずっと感じていたことでした。

「私は、この子に何を残すことができるんだろう」


私の子どもだけではありません。

地域に暮らす子どもたち、これからを生きていく子どもたちに、何を残すことができるんだろう。


見通しの立たない社会の中、子どもたちに残せることは何だろう。

ずっと考えていました。


――そして、

新型コロナウィルスが訪れ、「0から1を生み出す力」の重要性を痛感しました。


これからを豊かに生きていくため、

「感性」と「感受性」をお互いに刺激し合える、そういうものが残せたら。。


そんなときに出会ったのが、

長いあいだ廃校になっていた保育園(旧津山市立東幼稚園)でした。

住宅街の中にあって、近隣の子どもたちの声は聞こえるのに、保育園内はがらんどうで、しんと静まり返っている。利活用をずっと待っているように感じました。


どんな建物よりも、子ども向けに建てられた空間。

すっきりと区切られた各スペース、自由度の高い運動場と雨天を凌げる遊戯室。

しかも人口減で廃校したのではなく建て替えただけなので、まわりには子どもたち、ファミリー層がたくさん住んでいる。さらに、徒歩3分のところには、県北屈指の常設アートギャラリー「PORT ART&DESIGN TSUYAMA」があり、歴史ある出雲街道が通っている。

そこには、子どもたちが、感性・感受性を育むための素地が揃っていました。

もう、子どもたちの賑やかな声が聞こえてくるようでした。


「この空間に、ソフトを入れられたら!」

わくわくして、すぐに廃校の利活用に手を挙げました。


ここで「こども×感性」をキーワードに、感性と感受性の育める空間を、と旗を立てたところ。続々と、申し込みがありました。


・2019年バンコク国際版画トリエンナーレなどで受賞歴のある芸術家 山田彩加さん
 店舗名:Arts and Prints  L’atelier de l’esquisse アトリエ・エスキス 

・ウェルネスをテーマに、健康プログラムと子どもと大人が過ごせる遊び場を提供する オガワ薬局さん
 店舗名:Third place Haida

・ママさん2人組みのケーキ & パンのパティシエ ユニット 
 店舗名:構想中

・生活や人生のパフォーマンスを高めるワークアウトスペース 野中健志さん
 店舗名:Life-Performance-LAB.


オガワ薬局さん・野中さん・kukkaさんは、なんと新規創業!

そしてなんと、オガワ薬局さん・山田彩加さん・kukkaさんは3人とも現役の子育てママさんです!


現在、他にも応募をいただいており、残りの空きテナントは「あと1部屋」となりました。

また、今回のプロジェクトは岡山県立大学畠研究室の学生のみなさんにご協力いただき、今回の建築デザインや改修に参画してくれました。今も県立大学生と一緒に施工にあたっています.。


店舗を持たずにローカルケータリング事業をしてきた私たちも、子ども・大人が楽しめるこの空間に初の旗艦店として、満を持して「ヒトトゴハン」の屋号を掲げた飲食店をオープンすることにしました。


次世代が希望を持ち、活躍できる地域にしていく。

次世代へ「良い形」で地域を手渡していく。

そのための準備を進めています!



■これまでの活動

理念が先行して、事業性の考えられていないプロジェクトではありません。

私はこれまで、3つの廃校利活用に携わり、今も変わらず運営しています。

事業性を図りながら、地域課題にコミットするソーシャルビジネスを行なってきました。


地域住民の方々、行政など、関係機関との調整をはじめ、

求められていることと経営のバランス、ブランディングなど。


さまざまな成功と失敗を経て、廃校を拠点にライフスタイルとワークスタイルを両立させる実践型の学び舎「廃校大学」の学長もしています。


これまで蓄積してきた廃校利活用ビジネスのノウハウをここに注ぎ込み、

子どもたちとともに、最も育みたい「感性」と「感受性」を刺激し合える場所を、これまでの集大成として進めていきます!


・UEDAVILLAGE(旧上田小学校、2019 年~):真庭市田原山上 2138



人口約260人、標高 400mの集落にある廃校をリノベーション。
運営を担う一般社団法人地域支援機構サトビトを設立。

ゲストハウス・カフェ・ショップ・美容室・イベントホール・公民館の6つの事業を持つ複合施設です。廃校舎の維持を目的に、各事業で維持費・運営費を稼いでいます。

各店舗を事業者に委託することによって、関係人口を創出。地域における次世代MICEモデル事例として、三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社のオウンドメディアに掲載されました。


・旧旦土保育園(2018 年~):真庭市旦土 1525-1


地元住民会と連携して、高齢者を対象に介護予防・日常生活支援総合事業を開催。


3年前より「さくら健康サロン」として運営ボランティア8名、会員数は40名を超え、旧保育園舎に毎回約20名が集まり、介護予防体操・レクリエーション・食事などをして、コミュニケーションをはかっています。


・旧津田小学校(2017 年~):真庭市旦土 303


旧給食室を活用して、セントラルキッチン兼シェアキッチンとして運営。


地元企業がテナントに入り、恒常的に活用されています。

またグラウンドと体育館をイベントスペースとして開放。季節ごとにマルシェやビアガーデンなどのイベントが開催されています。

若者の流出が著しい地域の中で、若い世代の関係人口を創出している他、ここを拠点に飲食系インキュベーションも行なっています。


これからの経験すべてを、このプロジェクトに注ぎ込み、

子どもたち、「次世代」に豊かなこれからを繋げていきたいと思っています!


資金の使い道・実施スケジュール

皆さまからいただいた資金は、トイレ修繕・外構工事・外装塗装をはじめとした、施設改修費に使わせていただきます。

オープンまでのスケジュールはこちらです。

3-6月:施設改修
6月下旬: デリ&カフェ「ヒトトゴハン」をはじめ、その他店舗プレオープン
7月4日 : グランドオープン


■リターンのご紹介

・5,000円
【お礼状+オリジナルハーブティー】
ヒトトゴハンから感謝の気持ちを込めたお礼状と、オリジナルハーブティーをセットにしてお届けします。


・10,000円
【デリ&カフェ「ヒトトゴハン」ランチ食事券1名様分】
ヒトトゴハンの飲食店舗にて、1名様分使えるランチ券。お料理一品+ドリンク一品+デザート一品をお召し上がりいただけます。(有効期限:2022年12月31日)


・10,000円
【Sense Tsuyamaオリジナル積み木】

DIYによる木製什器制作の過程で出た端材を活用した「Sense tsuyamaオリジナル積み木」をお届けします。子どものおもちゃやインテリアとしてもご活用いただけます
・材料:杉(岡山県真庭市産)、無塗装
※写真はイメージです。サイズや組み合わせは変更になる場合がありますのでご了承ください。
※無垢材を使用しておりますので、木目や色味・節などは一点一点異なります。


・10,000円
【Sense School 受講券4枚綴り】
Sense Tsuyamaの各店舗をはじめ、さまざまな分野の専門家が直接子どもたちへ教えるカリキュラムの「Sense School」 。料理・絵画・版画・工作・運動など、その道の専門家が子どもたちへ新しい感性のきっかけになるスクールです。その受講券(500円相当分×4枚)(有効期限:2022年12月31日)


・20,000円
【Sense Tsuyamaオリジナルスツール×1脚】

デリ&カフェ「ヒトトゴハン」で用いる什器と同じデザインのオリジナルスツールです。
・大きさ:幅420mm×奥行270mm×高さ420mm
・材料:杉(岡山県真庭市産)、無塗装
※無垢材を使用しておりますので、木目や色味・節などは一点一点異なります。
※私たちは家具職人ではないので、多少の粗さを許容できる方におすすめです。
※完成品をお届けします(送料込み)


・30,000円
【Sense Tsuyamaオリジナルベンチ×1脚】

デリ&カフェ「ヒトトゴハン」で用いる什器と同じデザインのオリジナルベンチです。
・大きさ:幅1,200mm×奥行270mm×高さ420mm
・材料:杉(岡山県真庭市産)、無塗装
※無垢材を使用しておりますので、木目や色味・節などは一点一点異なります。
※私たちは家具職人ではないので、多少の粗さを許容できる方におすすめです。
※完成品をお届けします(送料込み)


・50,000円
【Sense School 受講券20枚綴り】
Sense Tsuyamaの各店舗をはじめ、様々な分野の専門家が直接こども達へ教えるカリキュラムのSense School 。料理・絵画・版画・工作・運動などその道の専門家がこども達へ新し感性を伝えるスクールです。その受講券(500円相当分×20枚)(有効期限:2022年12月31日)


・100,000円
【Sense Tsuyamaのメインウォールにペイント権(1ヶ月間展示)】

Sense Tsuyamaのメインウォール(縦3m× 横8m)に自由にペイントができる権利!廃校の大きな壁に自由に描く体験をしながら、描いた作品をたくさんの方に見ていただけます!

※こちらで用意する塗料の量は制限がありますので、制限数以上に必要な際には御自身でご用意ください


・500,000円
【デリ&カフェ「ヒトトゴハン」の貸切ディナーパーティー券】
ヒトトゴハンの店舗にて貸切でのディナーパーティーをご利用できる券。20名様までヒトトゴハンが心を込めて作るフード&ドリンクをお楽しみいただけます!(有効期限:2022年12月31日)
(※写真はイメージです)


・1,000,000円
【沼本によるビジネスコンサルティング】
ヒトトゴハン代表の沼本によるビジネスコンサルティング。
起業から新規事業立案、廃校利活用まで。様々な案件に対して、半年間に渡って沼本が毎月2回まで伴走型でコンサルティングします。


■最後に

私の世代はロスト・ジェネレーション世代と呼ばれ、好景気を知ることもなく、親世代の不良債権とともに社会に飛び出した世代です。

大人になり、子どもが産まれ、そんな私たちができることは、自分たちのたどった経験を子どもたちに負わせることのないよう、「地域の未来を担う次世代の子どもたちへ何が残せるのか」をずっと考え、それをミッションとして今まで活動してきました。

その集大成が、今回のプロジェクトになります。
私たちとともに、子どもたちの未来を想う仲間となっていただき、どうかお力をお貸しいただけましたら幸いです。


ヒトトゴハン株式会社
岡山県真庭市鹿田290
090-8052-3723(代表:沼本)
info@hitotogohan


<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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