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信長・秀吉・家康の元で琵琶湖の交通を管轄した芦浦観音寺の阿弥陀堂、書院の修復を!

芦浦観音寺は滋賀県草津市の北部、芦浦町にある天台宗寺院です。戦国時代から江戸時代にかけて琵琶湖の湖上交通で重要な役割を果たしていました。歴史的にも大動乱の時代を見守ってきた芦浦観音寺の境内にある重要文化財”観音寺阿弥陀堂”と”観音寺書院”は老朽化による傷みが激しく修復を急ぐ必要があります。

現在の支援総額

3,096,000

103%

目標金額は3,000,000円

支援者数

136

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/10/29に募集を開始し、 136人の支援により 3,096,000円の資金を集め、 2022/01/11に募集を終了しました

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支援者数136

このプロジェクトは、2021/10/29に募集を開始し、 136人の支援により 3,096,000円の資金を集め、 2022/01/11に募集を終了しました

芦浦観音寺は滋賀県草津市の北部、芦浦町にある天台宗寺院です。戦国時代から江戸時代にかけて琵琶湖の湖上交通で重要な役割を果たしていました。歴史的にも大動乱の時代を見守ってきた芦浦観音寺の境内にある重要文化財”観音寺阿弥陀堂”と”観音寺書院”は老朽化による傷みが激しく修復を急ぐ必要があります。

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(はじめまして)

はじめまして。私たちは芦浦観音寺の重要文化財「観音寺阿弥陀堂」、「観音寺書院」の2棟の修復のために芦浦観音寺の西川住持を始めとする地元の代表するメンバーで結成した「芦浦観音寺阿弥陀堂・書院を守る会」のメンバーです。この2棟は重要文化財であり、修復には国・県・市の補助がでますが所有者である芦浦観音寺が1,100万円以上を負担しなければなりません。私たち守る会に加え、皆さまにクラウドファンディングでご支援の呼びかけをさせていただくことにしました。

芦浦観音寺阿弥陀堂・書院を守る会のメンバー
 元くさつさく倶楽部 部会長 北川義洋
 草津商工会議所 会頭 北村嘉英
 草津観光物産協会 会長 南英三
 草津青年会議所 理事長 竹村渉
 草津ライオンズクラブ 会長 権田五雄
 草津ロータリークラブ 会長 馬場勲
 人と地域が輝く常盤協議会 会長 長束廣司
 観音寺檀家 代表 竹内正雄
 宗教法人観音寺 代表役員 西川浄海
 芦浦観音寺阿弥陀堂・書院を守る会 事務局 竹内守

阿弥陀堂と書院の2棟は老朽化で屋根などの痛みが激しく修復に急ぎ取り掛からなければならなくなりました。

【重要文化財・観音寺阿弥陀堂】

観音寺阿弥陀堂は天文22年(1553)京都の普勧寺より観音寺に移築したとされています。屋根は檜皮葺きの入母屋造の建物で建築様式から室町時代のものと考えられ、国の重要文化財に指定されています。昭和56年(1981)の屋根の葺き替え以降、時日を経て劣化が激しい状態になっています。また耐震対策も必要です。

【重要文化財・観音寺書院】

観音寺書院は、寺伝によれば、貞享2年(1685)に永原御殿(野洲市)から移築されたとあり、国の重要文化財に指定されています。屋根は柿葺きの入母屋造の建物で昭和56年(1981)の屋根の葺き替え以降、柿(こけら)の劣化が激しい状態になっています。また耐震対策も必要です。 

創建は聖徳太子の本願、秦河勝(はたのかわかつ)の開基とされ、応永15年(1408)に京都普勧寺の僧歓雅(かんが)が、この地に寺を再興したという寺歴を持っています。

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康のもとでは、寺院でありながら蔵入地代官として権勢を誇り、琵琶湖の湖上交通を管掌する船奉行として重要な役割を果たしてきました。このほか、芦浦観音寺には、延暦寺や日吉大社の再興、京都五条橋の架橋など数々の足跡がみられ、これまでの日本の歴史を築く一端を担っています。

主な施設として、倉・表門を含む長屋門や内堀、観音寺阿弥陀堂、観音寺書院の他に、本堂(平成24年に再建)、庫裏、聖天堂、納豆蔵、土蔵等がある他、高塀や土塁、石灯籠、ツツジや観音寺椿といった木々が繁り、名刹としての趣きある空間が広がっています。

史跡芦浦観音寺跡

芦浦観音寺の境内と周辺の旧境内地等は、平成16年に、「史跡芦浦観音寺跡」として国から指定されています。史跡とは、文化財保護法では、「貝塚、古墳、都城跡、城跡、旧宅、その他の遺跡で、我が国にとって歴史上または学術上価値の高いもの」のうち重要なもの(文化庁ホームページより)です。平成17年(2005)には、草津市が管理団体として指定され、平成29年度(2017)より草津市によって史跡の整備が進んでいます。

芦浦観音寺が所有する様々な歴史資料

芦浦観音寺は、史跡や重要文化財建造物の他にも、多くの文化財を保有しています。しかしながら、その多くが管理上の都合から、外部機関に寄託していますが、一般公開の際に、その一部を芦浦観音寺でご覧いただくことができます。保有している指定文化財は下記のとおりです。

●国指定

絵画:絹本著色黄不動尊、絹本著色薬師三尊像、絹本著色五大尊像(不動尊を欠く)、絹本著色聖徳太子像、絹本著色十六羅漢図

彫刻:木造阿弥陀如来立像、木造地蔵菩薩立像

●県指定

絵画:絹本著色観経変相図、紙本金地著色王会図六曲屏風

彫刻:木造聖観音立像

書:豊臣秀吉自筆北野湯茶道具目録、芦浦観音寺文書

●市指定

絵画:絹本著色熊野曼荼羅図、紙本金地著色王会図 六曲屏風

工芸品:秋草蒔絵湯桶、孔雀文磬

書:装飾法華経

※寄託先は、奈良国立博物館、大阪市立美術館、滋賀県立琵琶湖文化館となっています。

桂三風様から応援メッセージをいただきました。

こんにちは。落語家の桂三風です。

草津市にある芦浦観音寺の重要文化財、阿弥陀堂と書院の屋根の傷みがひどく、修理するのに、国や県、市からの補助があっても、所有者の方でも大そうなお金が要るんやそうです。そこで、地元の有志の方や地域の方が、織田信長や豊臣秀吉、徳川家康などのブレーンでもあった芦浦観音寺は、地域の貴重な歴史的な財産で、これは、みんなで協力して守っていかなあかんということで、クラウドファンディングで寄附を募ることを始められました。

私は、草津の老上の出身のご縁で、草津のもう一つの文化財である草津宿本陣で落語をさせていただいたこともあります。そして、実は数年前に、芦浦観音寺について少し勉強をしまして、新作の「芦浦観音寺」の落語を作りました。なかなか面白い歴史のある寺院ですな。

地域の方の思いが実り、修復に向けての活動を応援するとともに、多くの浄財が集まることを祈念しています。

応援メッセージをいただきました。

芦浦観音寺は、聖徳太子の開基、秦河勝の創建と伝わる古刹です。創建後、寺は一度は衰退しますが、室町時代の寺僧歓雅によって復興され、近世初期には、織田信長や豊臣秀吉といった名だたる武将の庇護のもと、琵琶湖の湖上交通を管掌する有力寺院となったことはよく知られます。それゆえ、平成16年に国の史跡に指定され、平成30年からは境内の保存活用にむけた整備計画が動き出し、小生もその末席に加えてもらっています。境内にある阿弥陀堂と書院は、重要文化財にも指定されている歴史的価値の高い建築物ですが、いずれの建物も昭和56年の屋根の葺き替え以来、長らく修復が行われておらず、現在、屋根の劣化が深刻な状況になっています。このまま放置しておけば、雨漏り等によって建物の構造を損傷することにもなりかねません。にもかかわらず、修復のための所有者の負担額が想像以上に高く、公共的な補助金を加味しても、その工事の実現はとても難しいというのが実情です。草津市の常盤地区は、中世より続く歴史的環境や文化がよく残されている希有な地域ですが、なかでも観音寺はその中心的存在の一つといってもよいでしょう。今後、観音寺の歴史的環境を適切に保全し、多くの人にそのすばらしさを知ってもらうことは、おそらく将来のこの地域の持続的な発展にも寄与するはずです。 これからの「文化財」は──国による管理が強かった従来のあり方とは異なり──、地域の人々が積極的に「活用」する地域の財産となるべきものと考えます。だから、地域の人々が主体的に保存に関わりながら、地域全体で守っていくことこそ、これからの理想的な「文化財」の姿ではないかと思います。 皆様に「芦浦観音寺阿弥陀堂・書院を守る会」にご賛同、ご支援を賜れれば、草津の文化の保存・継承にとりわけ関心を寄せてきた小生にとって、これに勝る喜びはありません。立命館大学 建築都市デザイン学科 准教授 青柳憲昌

芦浦観音寺阿弥陀堂・書院を守る会 会長あいさつ

芦浦観音寺阿弥陀堂・書院を守る会の会長の北川です。

芦浦観音寺の西川浄海住職の奥様と同級生だったこともあり、そこからのご縁です。

私は、若いときから、草津青年会議所で活動を行っており、平成9年に、草津をより魅力あるまちにしたいという有志で「くさつさく倶楽部」を組織しました。この「くさつさく倶楽部」には、3つの部会があり、その1つ「芦浦観音寺部会」において、私は部会長を務め、芦浦観音寺との御縁が続きました。

平成11年からは、草津観光ボランティアガイド協会と西川様の協力により、春と秋の一般公開が始まり、私も部会長として、微力ながら応援させていただきました。多くの方に、このすばらしい芦浦観音寺を見ていただけることをとてもうれしく思っていました。

この「くさつさく倶楽部」自体は解散してしまいましたが、その後も、私が草津市観光物産協会の会員であったこともあり、史跡芦浦観音寺跡の整備等に関する懇話会の委員をさせていただくなど御縁が続いている中で、今回「芦浦観音寺阿弥陀堂・書院を守る会」のお話を聞き、お役に立てるならと、会長という大役を務めることになりました。

城郭のように築かれた石垣のなかで、江戸時代には湖上において重要な役割を果たしたこの芦浦観音寺の歴史空間を感じることは貴重な体験です。その中で、観音寺阿弥陀堂と同書院の現状は非常に厳しいものです。今回のプロジェクトによって、この2つの重要文化財が修復されることはもちろんのこと、地元をはじめ多くの皆様に芦浦観音寺の魅力を知っていただき、地域の宝として、また広く親しまれる文化財となることを願っております。

どうか皆様のお力添えをお願いいたします。


芦浦観音寺 住持あいさつ

芦浦観音寺の住持の西川です。

この度、劣化が進む重要文化財、観音寺阿弥陀堂と同書院の修復について、「芦浦観音寺阿弥陀堂・書院を守る会」により、クラウドファンディングを行うこととなりました。まずは、趣旨に御賛同いただきました、守る会の会員の皆様に御礼を申し上げます。

拙寺は歴史も古く、飛鳥時代に遡りますが、その後荒廃しました。室町時代の1408年に中興され、それ以降は発展を遂げ、中世、安土桃山、江戸時代には、単なる寺院としてだけでなく、時の権力の支配下に組み入れられ、特に7世慶順から13世朝舜に至る間、100年以上にわたり繁栄を致しました。

特徴的には、

 1つには、琵琶湖の船奉行に就任したこと

 2つには、時の政権の直轄地を管理する蔵入地代官に任命されたこと

 3つには、かずかずの建物や橋などの建造物の作事奉行を勤めたこと

 4つには、お寺の禄米を幕府より頂いていたこと

などが挙げられます。

江戸時代の5代将軍綱吉の貞享2年(1685)に、船奉行職や蔵入地代官を罷免されてからも、幕府より、禄米だけは頂いてまいりましたが、天台宗の一寺院として存続してまいりました。しかし、幕末に禄米もなくなり、明治にかけて金銭的に大変困窮いたしました。その困窮状態のまま現在に至っております。先代も境内や建物の維持管理には特に苦労を致しましたが、平成24年には、2軒の檀家さんをはじめ多くの方の志納金に住職の退職金を充てることで、痛みの激しかった本堂を何とか建て替えることができました。

とはいえ、広い境内と建物群、また歴史ある多数の古文書類、仏像、仏画、工芸品などの貴重な歴史的資料が数多く残っております。これらの歴史的文化財の維持管理には多額の経費を要し、誠に難儀を来している次第です。

つきましては、勝手ながら事情をご賢察いただき、ご支援をいただきますようお願い申し上げます。


修復費概算は次のように見積もっています。

●工事費等

耐震調査・設計    1,300万円

阿弥陀堂修復工事   6,100万円

書院修復工事     8,300万円

合計       1億5,700万円

●財源

国補助金     1億2,560万円

県補助金         942万円

市補助金       1,044万円

所有者(宗教法人観音寺)1,154万円

合計       1億5,700万円

上記の通り、長い歴史と重要な文化財を数多く所有する芦浦観音寺ですが、特に重要文化財の観音寺阿弥陀堂と観音寺書院の修復に苦慮しています。

国、県、市の補助金がいただけるのですが、所有者である芦浦観音寺が1,100万円以上を負担しなければなりません。

現在、地元の常盤地域でも支援の活動を行っていただいておりますが、厳しいことには変わりがありません。

1,100万円のうち、1,000万円をこのクラウドファンディングで集めたいと考えています。

返礼品経費やサイト手数料等を含めると、総額1,400万円となり、まずは300万円をクラウドファンディングの目標金額として取り組みます。

皆さまのご支援のもと、何卒多くの人に愛され、悠久の歴史を物語る文化財として次世代に伝えていけるよう、ご協力をお願いいたします。

スケジュール

工事の着工の前に、耐震診断と設計をする必要があります。下記のようなスケジュールとなっています。

〇耐震調査・設計
 ⇒令和4年5月:耐震調査着手、令和5年2月:耐震調査結果等報告

〇観音寺阿弥陀堂修復工事
 ⇒令和5年4月:事前準備、5月:観音寺阿弥陀堂修復工事 開始、令和6年3月:修復終了

〇観音寺書院修復工事
 ⇒令和6年4月:事前準備、5月:観音寺書院修復工事 開始、令和7年3月:修復終了

なお、各年度の着工前と完了後には、皆さまにメールで御報告いたします。

また、時期は未定ですが、工事見学会のようなものを実施します(コロナ禍により、手法検討中)。

最後に、この2棟の修復が完成した折りには、皆さまに見学いただける場を設けたいと考えておりますが、時期的には令和7年ごろが想定されますので、また工事等の進捗をみながら、御報告させていただきたいと考えております。

<募集方式>

本プロジェクトはAll-in方式で実施いたします。目標金額に満たない場合も、計画を実行しリターンをお届けいたします。

■ 特定商取引法に関する記載

●販売事業者名:請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。

●通信販売に関する業務の責任者:請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。 

● 事業者の所在地:請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。 

● 事業者の電話番号:請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。 

●送料:送料込み

●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。

●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし

●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(ttps://camp-fire.jp/legal <ttps://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。> )をご確認ください。

最新の活動報告

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  • 令和3年10月29日からはじまった芦浦観音寺重要文化財クラウドファンディングは、昨日令和4年1月11日に終了しました。目標額300万円に対し、309万8千円、103%と見事達成しました。ご支援いただい方、SNS等の広報に協力いただいた方、その他多くの方々の支えなくして、達成はできませんでした。皆さま、本当にありがとうございました。ただ、本来必要な額1,400万円まではまだまだ遠い道のりであり、2回目のクラウドファンディング等、今後の活動について、備えていきたいと思います。また、お知らせできる情報等は、今回作成したSNSアカウント等を活用し、もっと芦浦観音寺のことを知っていただき、ファンを増やしていきたいと思っております。なお、返礼品の発送等については、今しばらく時間がかかりますので、お待ちいただきますようお願いいたします。繰り返しになりますが、皆さま、本当にありがとうございました。 もっと見る

  • とうとう、芦浦観音寺重要文化財クラウドファンディングの最終日となりました。あと11時間余りで終了です。1/11の12時現在、当初目標額の98%、あと少しです(総目標のためにはまだまだ必要ですが、まずは目の前のゴールを目指します)。ご支援ご協力をよろしくお願いいたします。 もっと見る

  • 新年、あけましておめでとうございます。クラウドファンディングも大詰めとなりました。令和4年1月2日23時現在、目標額300万円 に対し105人の方から261万円のご支援をいただきました。ただし、決して安心できる状況ではありません。残り9日、目標額を達成できますよう、ご協力とご支援をお願いいたします。 もっと見る

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