こんにちは。

これから愛知県瀬戸市にて、新しい本と古本、絵本と雑貨のあるお店「本・ひとしずく」を始める田中綾です。

私は、瀬戸市のお隣の街で生まれ育ちました。
小さな頃から本が好きで、学校の図書室や図書館へよく通っていましたし、大学では図書館学を専攻して図書館司書の資格も取得しました。現在は2人の小学生の母親業をしつつ、出版社の営業代行として書店を回る仕事をしています。

まずはじめに、『どんな本屋さんをやりたいか』についてお話しさせてください。

「本」と人、「コト」と人、「モノ」と人、
そして「人」と「人」をつなぐ本屋という場所を作りたい。

日々忙しく働いている誰か、子育てに一所懸命で息つく暇もない誰か、悩みの尽きない誰かが、ほんのひとときだけでも肩の力を抜けるような場所、本を手に取ってふっと笑えるような場所、本が好きだったことを思い出したりできる場所、手に取った本がその人の何かのきっかけになるような場所、、

そんな『こころの拠りどころ』のような場所を作りたいと思っています。

そして、本・ひとしずくを作ろうと思っている建物は、ほぼ私の一目惚れでした。
瀬戸のやきものに触れたり楽しくお買い物ができる散策路「陶の路」沿いにある古い長屋のうちの一軒で、100年以上前に建てられた建物です。


長い間ずっと、そこに在った建物と、時間を超えて今私の手元にある本がつながった気がして、この建物で本を扱うということがとてもしっくりきたのです。

私はこの場所を訪れてくれた誰かと誰かが、自然と言葉をかわしたり、本について話したりできるような、人と人をつなぐ場所になったらいいなと思っています。

そしてその先には、遠くから来た人と地域の人とをつなぐ場所となり、地域の活性化につなげていきたいとも思っています。

「この場所に、《本・ひとしずく》があってよかった」

そう思ってもらえるような場所にしたいと思っています。

本屋さんになるために、まず何をしたか。

→ 転職しました!

雑貨店でパートをしていましたが、本に関わる仕事をと思い、出版社の営業代行という仕事に転職しました。(営業なんてやったことないのに…好きなことだとなんとかなっちゃうもんですね!)
常にたくさんの書店さんをみて回ることができるこのお仕事は、私の世界を広げてくれました。

本に関する活動は、瀬戸市岩谷堂という紅葉のきれいな場所で開催される『もみじ祭り』の時に、空き家となっていたカフェを使って、10日間限定の古本屋をオープンしたり、『せとあかり』というキャンドルナイトイベントで、1日限定の古本屋を出店しました。

左:もみじ祭りにて 右:キャンドルナイトにて

また、瀬戸市のオーガニックカフェ「庭禾」さんにて古本の委託販売をさせていただいたり、マルシェに出店するなど、古本屋さんとして活動をしてきました。


また、テーマに沿ったオススメ本を持ち寄って、参加者が自由に本を紹介する「オススメ本を紹介しよう会」を5回ほど開催してきました。


参加者の方がみなさん口を揃えて仰ることは『共通の《好き》である「本」について話せることがこんなに楽しいことだったんだ!』ということでした。

この会によって「本」という媒体を通じて人と人がつながり、参加された方々それぞれの世界も広がり、さらには笑顔につながっていくのを目の当たりにしました。

こういった経験を通して、私は『どんな本屋さんになりたいのか』の答えを知ることができました。

そして冒頭の、

「本」と人、コトと人、モノと人、そして人と人をつなぐ場所を作りたい。

というところにつながっていくのです。

新しい本と、古本、リトルプレス、絵本と雑貨を扱う予定にしています。
ことばの本、くらしの本、絵本、文芸書、アート・建築関連書が中心です。

手に取った方の新しい何かのきっかけになることを願いながら、本を選びたいと思っています。
そして、子どもたちに知っておいてほしい本、子どもたちが生きやすい世界になるための本を置いていきたいと思っています。

また、ご希望の方に30㎝四方(予定)の箱をお貸しして、ご自身が所有されている書籍をひとはこ店主さんとして販売していただくことで、「本・ひとしずく」に関わっていただきます。
ゆくゆくは、一箱古本店主さんと本を買った人が本を通じてコミュニケーションがとれるような仕組みを作りたいですし、他にも「本」と「人」、「人」と「人」がもっと関わっていただけるようなワークショップやイベントを計画していきたいと思っています。

少しだけ、出版業界・書店業界の仕組みについて。

一般的な書店は、出版社から取次会社(いわゆる商社)を経由して本を届けてもらい、それを委託販売するという販売方法をとっています。また書店は、委託で売り切れなかった本を出版社へ返品することができるので、書店にとってとてもいいシステムかと思います。

しかし、このシステムを利用するには取次会社と契約しなくてはならず、それには、初期在庫の資金に加え、多額の保証金が必要となります。

私はこのシステムを利用せず、出版社と直接やり取りをする直取引という方法で書籍を仕入れていく予定です。この仕入れ方法ですと、基本的には返品することはできず、買い取りという形になります。

私は、「本」と「人」、「人」と「人」をつなぐ本屋として、本を《おくりもの》にしていただきたいと思っています。そのため、《おくりもの》として利用してもらいたいと考えている本、特にお子さんやお孫さんへ贈られることの多い絵本は、古本ではなく、新しい本を仕入れたいと、そう思っています。

また、ひとしずくで長く扱っていきたいと思う本については、お子さんにも気兼ねなく手にとって中をみてもらいたいと思いますので、「みほん」として購入したいとも思っています。

今回、本屋を開業するにあたりまして、できる限りの貯金と公共の助成金を受けられるよう申請しております。また内装工事などもなるべく自分たちで行う予定でおりますが、新しい本を仕入れるための予算は、理想のものにはとうてい及びません。

たくさんの人に本とのすてきな出会いをもっていただけるよう、クラウドファンディングを通じてご支援いただけたら幸いです。

①新刊書籍(絵本や写真集など) 購入費用:45万

②内装工事費用:39万(DIY:本棚や造作家具の制作・壁など修繕ほか)  

合計:約84万

*補足*
建物にはなるべく手をいれずにそのまま使いたいと思っていますが、引き戸のガラスが割れていたり壁が剥がれていたりするなど、入れ替えや修繕が必要です。

設計は、studio36の皆さんにお願いさせていただいています。

店内イメージパース

また、本棚は、私が大好きだったお店が閉店してしまい、そのお店から譲り受けたものなどを使用しますが、それだけでは足りませんので、DIYが必要です。

今回、愛知工業大学リノベ部のみなさんがご協力してくださることになりました。
図面を描いていただいたり、また、お掃除もお手伝いいただきました。

今後は、DIYもお手伝いいただけることになっています。


③リターン代:約25万円

④クラウドファンディング手数料:約13万円…10%+消費税(122万円達成時)

トータル 122万円 としています。

◆本・ひとしずくからのリターン

◎ひとはこ本屋の店主さんになれる権利(1ヶ月間)
◎ひとしずくのオススメ本(古本)をお届け
◎ハンドメイド仲間と試作中の『文庫好きのためのおでかけ文庫ぶくろ』をお届け
◎『ないしょ文庫』をお届け

『ないしょ文庫』とは、文庫本(古本)をタイトルや作者がわからないようにラッピングしています。
そのラッピングには本のキーワードがかかれているので、そのキーワードを頼りに本を選んでいただきます。キーワードは、作中にでてくる言葉もありますし、私の感想(例えば「みんな少しイタい」とか…)が書かれている場合もあります。最低限の区別は、ミステリや人が死んだりするなどのコワい系と、それ以外の小説というところでしょうか。

この『ないしょ文庫』が生まれたきっかけは、私がいつも同じ著者の本、好きな雰囲気の装画で小説を選んでしまうので、それをどうしたら避けられるだろうかと考えたことからです。

『ないしょ文庫』は、そういったことで選ぶことができません。その時のご自身の直感だけで選ぶので、いつもは選ばないような、それでいて今のあなたにぴったりのお話に出会うことができるかもしれません。

◎ひとしずくオリジナルのそえぶみ箋

そえぶみ箋とは、日本三大和紙産地である岐阜県美濃市にある古川紙工株式会社さんの商品で、美濃和紙を使った手のひらサイズのお手紙セットです。

美濃和紙のあたたかな雰囲気と、人と人をつなぐお手紙が、ひとしずくにぴったりだと思い、オリジナルのそえぶみ箋を作る予定にしています。


◆瀬戸のツクリテさんがご協力くださったリターン

本・ひとしずくのある場所は、瀬戸です。
瀬戸は『ものづくりのまち』といわれているように、陶磁器はもちろん、たくさんのツクリテさんが活動されています。
本屋をやりたくて足繁く瀬戸に通ううちに、たくさんのツクリテさんたちに出会うことができました。そこで、そのツクリテさんたちにリターン提供のお手伝いをお願いしました。


◎陶芸家・大澤奈津子さんより『本読みのためのマグカップ』
◎陶芸家ご夫妻 村井大介さん・陽子さんより『うさぎとおやつディッシュ』
◎アクセサリー作家Blancheさんより『タティングレースのしおり』
◎アロマサロンMahina 江川ひな子さんより『ひとしずくの香り』と『オリジナルブレンドハーブティ』
◎粘土ショップ CONERU 牧幸佑さんより『オーブン陶芸粘土セット』

たくさんのツクリテさんたちにご協力いただけて、もう感謝しかありません。

私の本屋の名前は「本・ひとしずく」といいます。

これは、「慌ただしく過ごす毎日に、ひとしずくのうるおいを。」という思いからつけた名前です。
少し前の私は、仕事して子育てして家事して、あれもこれも…と本当に慌ただしく過ごしていました。
そんな時に本と再会し、こころにゆとりとうるおいが戻りました。
毎日いろんなことで忙しく過ごしているたくさんの人に、私の本屋に立ち寄ってもらい、そこで出会う「本」や「人」とつながっていただくことで、ほんのひとしずくでも、うるおいを感じてもらうことができたらしあわせだなと思います。


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愛知県瀬戸市陶生町24 

*電車をご利用の方
名古屋駅より地下鉄東山線にて栄駅→名鉄瀬戸線栄町駅より尾張瀬戸駅(終点)約40分
駅から徒歩10分〜15分

*お車をご利用の方
店舗のすぐ北側に無料駐車場(陶の路ポケットパーク:愛知県瀬戸市前田町7)がございます。
また周辺には、1時間100円(最初の1時間無料)の駐車場などがいくつかございます。

結婚後、出産を機に仕事を退職。
ハンドメイドで洋服やハンチングなどを作って販売したり、雑貨店でパートをしたりしていました。
小学生になった子どもたちに手がかからなくなり、自分の時間が少しずつ増えてきて昔好きだった読書を再開します。
「私、本が好きだった!」ということを思い出してからは、本屋さんで働くこと、本屋さんになることを考え始めます。
その後、内沼晋太郎さんの『これからの本屋読本』を読んで「やろうと思えばどんなやり方だって本屋はできる」ということを知り、本屋さんになることを決心します。

その頃始めたインスタグラムでは現在も、読んだ本や訪れた書店さんのご紹介や、<本・ひとしずく>の工事風景などを紹介しています。

Instagram:https://www.instagram.com/hitoshizuku_books

現在ホームページ・ネットショップを製作中です。

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