はじめまして、プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。京都のど真ん中で酒蔵を営む「佐々木酒造」のネコ社員「あーちゃん」です。今回、京都の酒米と日本酒文化を守るため!佐々木酒造の社員一同が立ち上がりました!
1893年(明治26年)初代佐々木次郎吉氏によって創業された弊社は今年で128年。現在、社長の佐々木晃で四代目となります。京都の酒処といえば伏見が有名なため、京都市内に酒蔵が?といわれることも多いのですが、昔は洛中、旧京都市内の酒造りは盛んで、室町時代には340軒ほどの酒蔵がありました。やがて全国への流通の利便性などの理由で多くの酒蔵が伏見へと移り、そして昭和48年をピークに全国的にも毎年少しずつ日本酒の生産量が減ったことで酒蔵自体が減少傾向に…ということで、とうとう京都中心部ではうちだけになってしまいました。
かつて豊臣秀吉の邸宅であった「聚楽第」跡地のちょうど南の端で酒造りをしているという縁もあり、代表銘柄には「聚楽第(じゅらくだい)」・「古都」などがあります。香り高く、スッキリきれいめなお酒を目指しています。
豊臣秀吉がこの地を愛した理由は「水の良さ」。佐々木酒造の近くには「出水(でみず)」という地名が残されています。それほど良質で豊富な地下水に恵まれ、古くから酒造りや豆腐、生麩、茶道の家元、友禅染めなど…水が要の産業が盛んな地域です。
佐々木酒造のお酒は、千利休が茶の湯にも使ったと言われる「銀明水」と同じ水脈の地下水を汲み上げ、現在でも仕込み水に使用しています。日本酒造りにはたくさんの水が必要ですが、今も変わりなく滾々(こんこん)と湧き出る水に感謝の気持ちでいっぱいです。豊かな自然の恵みに支えられ、この地で今も酒造りができること、その恩返しができるように…というのが社長の想いです。
最近は日本酒の醸造技術を応用したリキュールの製造販売や、酒蔵ツーリズムなど地域貢献ができるような新しいことにも挑戦しているところです。
佐々木酒造では、元々、高級酒のみに山田錦を使用しており、京都で山田錦をつくっておられる農家さんとも契約をしております。ところが、昨年からの新型コロナウイルス拡大により、京都においても飲食店や土産物店などでの日本酒販売量が激減。原料の酒米消費も落ち込み、農家の生産にも影響が及びます。長い期間をかけて酒米を育てるため、農家さんは需要に合わせてすぐに生産量を減らすことが難しいのです。このままの状態が続けば最悪、京都での酒米生産が途絶えるかもしれません。京都で山田錦?と思われる方もいらっしゃると思います。そこで、契約農家さんにお話をうかがいました。
新型コロナウイルスの影響で日本酒の販売量が激減した中…従来の酒米消費量を維持し、多くの方に飲んでいただくためにはどうすればいいのか?
…そこで酒米の王様、しかも京都産の山田錦で純米酒を醸し、このピンチを乗り越えようと考えました。本来、佐々木酒造では高級酒である「大吟醸・純米大吟醸」のみに使用していた山田錦ですが、大吟醸よりも仕込み量が多く、醸造期間も短くすむ「純米酒」にすることでリーズナブルな価格にもできます。
気軽に飲んでもらえることで、熱い志をもった酒米農家やテロワール(土地の個性)を守ることができるのではないか…次の世代へ繋げることも私達の役目だと考えます。京都産山田錦の純米酒を飲んで京都の酒文化を応援してくださる方を募集いたします!
資金の使い道・実施スケジュール
リターン商品のラベルなどの制作費・発送費用に使用させていただきます。
2021年の秋に酒米を収穫、冬に仕込み(寒造り)、しぼり、瓶詰めなどの工程を経て、2022年3月にお届け予定です。
リターン商品のご紹介
京都産山田錦100%使用 純米酒(精米歩合65%)を醸します。
ラベルには福を運ぶコウノトリとタゲリ。「古都 福実鳥(ふくみどり)」と名付けました。
感謝の気持ちを込めて、ラベルに支援者様のお名前を入れさせていただきます。
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リターン★佐々木酒造の日本酒と酒粕

福実鳥の酒粕はほんのりと甘く濃厚、大吟醸の酒粕は香りよくスッキリ。

8月末よりスタート、追加リターンのご紹介
「お酒が飲めなくても支援したい!」とのありがたいお声をいただき、京都産山田錦で米糀甘酒も造ることにしました。さらに山田錦を使う機会を与えてくださり、誠にありがとうございます。実は山田錦で甘酒を造ることは初めての挑戦です。そして佐々木酒造では「白い銀明水」という甘酒ドリンク以外には、一般的な甘酒の販売は一切していないため、そういった意味でもクラウドファンディングだけの特別な甘酒になります。
完全ノンアルコールの米糀甘酒です。冷蔵保存・開封後はお早めにお召し上がりください。
濃縮タイプなのでお好きな濃度に薄めてくださいね。
米糀甘酒と酒粕甘酒の飲み比べもぜひお楽しみください。
金色のロゴが可愛いねこグラスの容量は225ml。
甘酒にも「Special Thanks ●●様」と支援者様のお名前が入ります。
たくさん福が実るように、コウノトリの山田くんとタゲリの錦ちゃんにたくさん来てもらいました。
佐々木社長・田中杜氏の紹介
【佐々木酒造 代表取締役・佐々木晃】
産業機械販売会社の営業を経て、25歳で蔵に入る。
2010年、四代目蔵元(代表取締役)就任。趣味は格闘技観戦。
愛猫にメロメロ。ネコが座っているだけで褒めちぎり、
おねだりされるとつい多めにおやつをあげてしまう。
【佐々木酒造 杜氏・田中豊人】
お酒の話になると目がキラキラと輝く熱い杜氏。特技は柔道。
趣味の釣りの話でも目がキラキラする。
2017年 - 酒類総合研究所 全国新酒鑑評会 金賞/
2018年 - 酒類総合研究所 全国新酒鑑評会 入賞/インターナショナルワインチャレンジ日本酒部門 Gold/ワイングラスでおいしい日本酒アワード2018 金賞
2019年 - 酒類総合研究所 全国新酒鑑評会 金賞/ワイングラスでおいしい日本酒アワード2019 最高金賞
2020年 - 酒類総合研究所 全国新酒鑑評会 入賞(決審なし)
2021年 - ワイングラスでおいしい日本酒アワード2021 金賞
佐々木酒造株式会社(小売部)
【住所】京都府京都市上京区日暮通椹木町下ル北伊勢屋町727
【営業】月〜土(午前10:00〜午後5:00)
【休日】日・祝日・お盆・年末年始
【公式サイト】https://www.jurakudai.com
【オンラインショップ蔵元直送便】http://jurakudai.shop-pro.jp/
お酒は20歳になってから。
管轄:京都府京都市 上京税務署
免許取得日:昭和62年10月1日(清酒)
令和2年3月6日(リキュール)
名称:佐々木酒造株式会社
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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