はじめに・ご挨拶

練馬アークス・ジュニア・ベースボールクラブ代表の中桐と申します。

当クラブは、つくば市の春日学園少年野球クラブ様、川崎市のブエナビスタ少年野球クラブ様の先進的な理念やシステムに共鳴し、メソッド推薦を受けて、2021年3月から新たに東京都練馬区で始動した小学生の軟式野球チームです。

当クラブでは、小学生の野球に関する諸課題への解決策を実行する革新的なチーム運営を行っています。
子どもたちに野球を好きになってもらい、毎週末の活動への参加が楽しみでワクワクする。「やらされる」ではなく、自らの能動的な行動でどんどん上達していく。保護者の負担を排除した新しい小学生野球を追求して活動をスタートいたしました!


なぜクラブを立ち上げたのか?

私自身に小学生の息子がいるのですが、本人が野球に興味を持ちはじめたため、所属するチームを探した際に、少年野球(学童野球)が抱える様々な課題に直面しました。
具体的には、毎週土日の長時間練習、親の負担の重さ、根性論や精神論による旧来型指導、指導者からの罵声等です。
私はもともと、「野球界は古い体質が根強く残っている」と感じていましたが、
殊更、少年野球(学童野球) に関しては、40~50年前にタイムスリップしたかと思うほど、旧態依然とした体制が根強く、その環境で自分の子どもが野球をやることに大きな抵抗を感じました。
そんな中、偶然ネットで、つくば市の春日学園少年野球クラブ様、川崎市のブエナビスタ少年野球クラブ様のような先進的な運営をされている少年野球クラブを知るにいたり、
これからの新しい時代を担っていく子どもたち、そして将来の野球界の為に、同様の取り組みを広げるべく自身でクラブを立ち上げることに挑戦しました。


先進的な取り込みとは?

少年野球は、未だに昭和を引きづっており、時代に即した変化ができていないと感じています。
例えば、長時間におよぶ練習、指導者がこどもを怒鳴り散らす、理論にもとづかない根性論や、スポーツ障害の発生(投手の投げすぎ等)、保護者の過度な業務負担等が挙げられます。
当クラブは、それらの諸課題ひとつひとつに対して、以下のようなソリューションを掲げ、取り組んでいくことにいたしました。(前述した2つのクラブ様の先行事例を採り入れるとともに、当クラブの独自の要素も加え、オリジナルの「9つの約束」を実行しています。)

<当クラブ9つの約束>

1.週末練習1/4ルール(土日祝のいずれか週1回、半日以下の練習)
週末1/4 ルールとは、週末の2日間を土日でそれぞれ午前と午後の4つに分け、そのうちの1つを野球の活動に使うという考え方です。まず、この1/4ルールというシステムを考案されたのは、つくば市の春日学園少年野球クラブ様です。このシステムは徐々に各所で広がり始めており、川崎市でこのシステムを採用したチーム運営をされているブエナビスタ少年野球クラブ様にもご協力をいただき、私も是非このようなチームを設立したいとご相談したところ、両チーム様ご快諾いただき、当クラブを立ち上げるに至りました。

私は旧来型の朝から晩までの長時間におよぶ過度な練習は、子どもの健全な成長を阻害する恐れがあると考えています。短期的(小学生のうち)には成果が出て、大会等で好成績を残せるかもしれませんが、蓄積した疲労で将来的に(高校などで)ケガ等を発生させるリスクをはらむと考えます。また、週末の時間を長時間野球に拘束されてしまうことで、他の習い事やイベントへの参加等が制限され、子どもが多様な経験や新しい価値観に触れる機会を奪ってしまいかねないと思っています。

2.罵声や高圧的な指導を完全禁止
子どもたちに対して恫喝するような指導が未だに根強く残っています。罵声からは何も生まれません。ただの言葉の暴力です。子どもは萎縮するだけで、その場の状況や、その子どもの行動が好転することはありません。また、野球では「ミスをすると罰を与える」指導方法が過去から現存しており、日本ではプロの世界でさえ罰走等の文化が残っています。
当クラブでは、罵声や上から目線の高圧的な指導を完全禁止とします。また、ミスに対して何か罰を与えることもしません。指導者は、ティーチングではなく、コーチングを実践できる人材を揃え、子どもが自ら考え実行できるよう促す指導を実践します。
そもそも、野球は基本的にミスのスポーツです。ましてや、小学生の野球ではエラーが頻発するのは当たり前です。小学生のうちは、ミスからどんどん学んでいければ良いと考えています。ミスを指摘するのではなく、良いところを褒める、ミスが発生した場合は、なぜそうなったのか、選手と指導者が一緒に考えます。
野球を通じて、組織の中でいかに自分の役割を見つけ、自らの意思で、自らが考え、自ら行動できる人間を育成することを目指し、指導にあたります。

3.野球を「楽しむ」
近年、都市部においては、野球禁止の公園が多く、気軽に野球やキャッチボールがができる環境がなくなっています。気軽に野球をやる環境がなく、一方で、ひとたびチームに入ってしまうと勝利至上主義で過度な練習があるため、ハードルの低い遊びの延長線にある野球をやる場所や機会はなかなかありません。
当クラブでは、野球に興味のある子に対して、野球の入口のハードルを下げ、「野球好き」にして、小学生のうちにしっかり野球の基本を身につけてもらう。故障させずに、中学野球への橋渡しをする。また、大人になっても野球を楽しんでもらえるよう、「やらされている野球」ではなく、「好きだからやる野球」。選手も保護者も野球を楽しめることが最重要だと考えています。小学生のうちは、野球というスポーツを「楽しく」やってくれれば、それで良いと考えています。ドラえもんの、のび太くんたちがやっているような、空き地でみんなでたのしくやる野球の受け皿となります。

4.科学的理論に基づいた指導
子どもの野球指導者のライセンスが体系化されていないため、「自称監督」「自称コーチ」が多いのが現状です。そのような状況では、理論ではなく、どうしても指導者自身の過去の経験や勘による、根拠に乏しい指導となってしまいがちです。また、最新の指導方法等のアップデートもされず、時代遅れの古式指導法(主に精神論)が永続してしまう要因となっています。
当クラブでは、大東文化大学スポーツ・健康科学部の高橋先生と連携し、専門家の最新の知見を採り入れることで、小学生の心身の発達状況を考慮した、成長過程に寄り添ったトレーニングを実践します。短い練習時間の中で、いかに効率的に、集中して上達できるか、子どもたちと一緒に指導者も勉強し挑戦します。

5.父母会なし(設立不可)保護者の時間的な負担一切なし
一般的な少年野球チームでは、お茶当番、試合時の送迎配車分担、試合の審判等、保護者の出番が多く、負担が重すぎると感じています。特に夫婦共働きの場合、いくら子どもが「野球をやりたい」と言っても、「貴重な休日を全て子どもの野球のために捧げるわけにはいかない」というのが本音の保護者の方も多いと考えています。
当クラブでは、父母会なし(設立不可)。保護者の時間的な負担一切なし。飲み物は各自で持参すれば良いですし、指導者はボランティアではなく謝礼を支払うため、無駄な気遣いやご機嫌取りも不要です。必要なスタッフはチーム側で必要なに人数を用意します。

6.勝利至上主義の否定
野球の進路利用により、大会で好成績を残すことだけを目指す。「チームの評価=大会の成績=指導者の評価」となっている現状があります。
当クラブは勝利至上主義を否定し、チーム組織としていかに戦略的に戦い、試合で結果を出していくかを考えます。子どもたちが楽しくやっていく中で、選手個々の将来を見据えた成長と目の前の試合での勝利、いずれも追い求めていきます。

7.肩、肘のスポーツ障害防止
肩、肘のスポーツ障害防止のため、学年ごとに厳格に投球数を管理し、絶対に一定数以上は投げさせず、肘肩の故障を防止することで長く野球を楽しめるようにします。仮に、トーナメント戦で勝ち進んだとしても、徹底した投球制限により、同じ投手に投げさせ続けることしません。「エースは痛くても我慢して投げるんだ。弱音を吐くな。」なんてことは当クラブにはありません。大人のご都合主義ではなく、長期的な視点で、何が子どもたちにとって幸せなのかを考えます。また、医師等の専門家による肘肩の定期検査を実施する予定です。

8.ロジカルではない声出しは行わない
何故か野球の世界だけに残っている謎の声出し文化があります。例えば、試合中にベンチから聞こえてくる応援歌や、「あっしたー」(ありがとうございました)「しゃーっす」(お願いします)「オウェーイ」(はい?)等、野球特有の謎めいた挨拶や発声です。
当クラブでは、ロジカルではない(プレー上必要ではない、無駄な)声出しは行いません。また、対戦相手を萎縮させるような声も禁止します。社会では通用しない野球の世界でしか使わないドメスティックな挨拶や儀礼は汎用性がないため教えません。(礼儀を教えないというわけではありません。野球は礼に始まり礼に終わるスポーツです。社会で必要な礼儀についてはしっかり対応する予定です。)

9.活動は休んでも構わない
家族旅行、家族のイベントごとなどの際は、気にせずそちらを優先していただきたいと考えています。野球より大切なこともたくさんあります。また、途中で、他の適正に気づいたら、他の道へ進めてあげることも一考です。子どもにはあらゆる可能性があります。他に興味があることができれば、途中で野球を辞めても全く問題ないですし、自然な判断だと思います。野球の動きが、他のスポーツで役立つことだってあるかもしれません。

一般的なチームでは、昔からの「根性論」的な視点が根強く、練習、試合は休みづらい雰囲気や、休むという行為自体が暗黙の禁止事項になっていることがあります。また、チームを途中で辞めることを是としない雰囲気があります。嫌になってしまっても、他のことに興味が出ても、「一度やるときめた野球は最後まで歯を食いしばってやりぬく」ことを美徳として、子どもに指導する風潮がありますが、当クラブではこのようなことはありません。


これまでの歩み・軌跡

コロナ禍ではありますが、感染防止対策を講じたうえで、2021年3月よりプレの活動を開始し
4月から正式な活動を始めました。
近隣への新聞折り込みチラシやネットでの情宣活動が奏功し、体験会を通じて、既に13名の小学生が正式入会してくれました。(2021年5月19日現在)
また、足許でも新規の問い合わせを定期的にいただいており、
『我々の新しい取り組みが社会から一定の評価を得ることができている』
と確信しています。

資金の使い道

当クラブの取り組みは始まったばかりですが、既に子どもたちは一定数集まってくれており
今後、確りチーム運営を続けていける目途が立ちました。
しかし、一方で、備品費、人件費、施設利用費等、足許の経費は相当の金額となっています。
特に、チームの備品を揃えるための初期費用が重くのしかかっている状況です。
(会費という形で、一定の金額を毎月保護者様に負担していただいていますが、保護者様の過度な負担を回避するため、初期費用に関しては会費には転嫁しておりません。)
当方の理念に共感し、援助いただけるかたがいらっしゃいましたら、どうかご支援賜りたくよろしくお願い申し上げます。
なお、当クラブは営利目的は一切ございません。
(もし、目標額以上の金額が集まった場合でもすべてクラブ運営経費に充当いたします。)

【クラブ立ち上げにともなう初期費用(概算)】
・チラシ印刷、HP構築等チーム情宣費用:約130千円
・バット(チームバット)3本:約30千円
・ボール(3ダース):約15千円
・ティー台(2台):約6千円
・キャッチャー道具一式:約25千円
・ヘルメット(6個):約45千円
・投球練習用ネット:約15千円
・打撃練習用穴あきボール(50個):約5千円
・巻き尺:約10千円
・ベース(一式):約10千円
合計:約291千円

リターンのご紹介

【2,000円】御礼メール
ご支援の感謝をお伝えするメールをお送りさせていただきます。

【3,000円】御礼ポストカード
ご支援の感謝をお伝えするポストカードをお送りさせていただきます。

【9,000円】オリジナルTシャツ+御礼のお手紙
クラブオリジナルTシャツと御礼のお手紙をお送りさせていただきます。
※Tシャツのサイズをご指定ください

Tシャツデザイン
(あくまでイメージです。完成品は一部異なる場合がございます。)
オリジナルTシャツサイズ表


【18,000円】オリジナルプラクティスシャツ+御礼のお手紙
ご支援者様の背ネーム入りのオリジナルプラクティスシャツと御礼のお手紙をお送りいたします。
※プラクティスシャツのサイズ、背ネームをご指定ください

プラクティスシャツデザイン
(あくまでイメージです。完成品は一部異なる場合がございます。)


プラクティスシャツサイズ表


最後に
野球の未来を担う子供たちのために、ぜひともご支援賜りたくよろしくお願い申し上げます。

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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