【ネクストゴール100万円に向けて挑戦します!(7/15追加)】
開始20日間で目標金額を100%を突破した本プロジェクト。皆さまのご支援に本当に感謝いたします。先日、春来区で地域の方に中間報告会を行い、2圃場で電気柵を用いた獣害対策の実証が可能になったことを報告させていただきました。
しかし、プロジェクト終了までまだ20日以上もの時間があります。そして春来区ではまだまだ獣害にあっている農地が多いため、次の目標(ネクストゴール)を設定して、一つでも多くの農地で実証試験を行うために、皆さまにさらなる支援を呼びかけていくことになりました。
ネクストゴールの対象地は、そば栽培が予定されている上記写真の広大な農地です。今年の春だけで、6頭のイノシシやシカがこの周囲で捕獲されたほど、シカ・イノシシが多い場所です。360度が山に囲まれているので、罠を設置しても別のところから侵入してくるため、捕獲だけでは被害軽減が難しい状況です。ネクストゴールでは、この農地を守るための実証資材(約25万円)+リターン経費・手数料(約15万円)=40万円を追加して、100万円をネクストゴールとして設定します。
【追加リターンをご用意しました】
今回のクラウドファンディングをご支援・応援していただいている新温泉町の農事組合法人「アイガモの谷口」さんにご協力いただき、新たな追加リターンをご用意いたしました。
オーガニックファームたにぐちでは、農薬を使用しない「アイガモ農法」を軸に、自然を大切にした「自然循環農法」に取り組み、消費者に安全・安心な美味しいお米を栽培しています。そんなオーガニックファームたにぐちにご協力いただき、2つの追加リターンをご用意いたしました!
①但馬鴨のスモーク&但馬鴨ラー油セット(30セット限定)
大人からお子様まで大人気!但馬鴨の旨みを桜の煙でギュッと閉じこめた「但馬鴨スモーク」、但馬鴨肉と煎り玄米で作った「食べる鴨ラー油」のセットです!
但馬鴨ラー油は3つの辛さ(マイルド・中辛・大辛)から選べます。ご希望の辛さをお選びください。
(発送時期)
2021年 10月中旬ごろを予定しています。
(食品表示)
【但馬鴨スモーク】
名称: 鴨スモーク
原材料名:合鴨肉(国産)、砂糖、食塩、香味野菜(玉葱、にんにく、生姜)、調味料(アミノ酸等)、リン酸塩(Na)、発色剤(硝酸K、亜硝酸Na)、増粘多糖類
※原材料の一部に卵、大豆、乳を含む
内容量:スライス(100g前後)1パック
保存方法:到着後冷蔵保存し、2週間以内にお召し上がりください。
【但馬鴨のラー油おかわりマン】
◎マイルド味
名称:鴨ラー油
原材料名:鴨肉・鶏肉(国産)、味噌、煎り玄米、植物油、ニンニク、揚ガーリック、粉末醤油、食塩、唐辛子、レッドベルペッパー、胡椒、乾燥人参、パプリカ、あさつき、オニオン粉、ジンジャー粉、調味料(アミノ酸等)、乳化剤
※原材料に小麦、大豆を含む
内容量:90g
保存方法:常温保存。直射日光・高温は避け、開封後は冷蔵保存願います。
◎中辛
名称:鴨ラー油
原材料名:鴨肉・鶏肉(国産)、味噌、煎り玄米、植物油、大豆油、ニンニク、胡麻、揚ガーリック、粉末醤油、食塩、唐辛子、レッドベルペッパー、胡椒、乾燥人参、パプリカ、あさつき、オニオン粉、ジンジャー粉、調味料(アミノ酸等)、香辛料、乳化剤
※原材料に小麦、大豆を含む
内容量:90g
保存方法:常温保存。直射日光・高温は避け、開封後は冷蔵保存願います。
◎大辛
名称:鴨ラー油
原材料名:鴨肉・鶏肉(国産)、味噌、煎り玄米、植物油、大豆油、ニンニク、胡麻、揚ガーリック、粉末醤油、食塩、唐辛子、レッドベルペッパー、胡椒、乾燥人参、パプリカ、あさつき、オニオン粉、ジンジャー粉、調味料(アミノ酸等)、長葱、生姜、香辛料、乳化剤
※原材料に小麦、大豆を含む
内容量:90g
保存方法:常温保存。直射日光・高温は避け、開封後は冷蔵保存願います。
②春来自慢の美味しいお米&但馬鴨のスモーク&但馬鴨ラー油3点セット(30セット限定)
「春来自慢の美味しいお米」と「但馬鴨スモーク」と「食べる鴨ラー油」の3点セット
米だけ食べて美味しい、おかずいらずのお米(春来産新米2kg)に、ご飯がすすむ「但馬鴨スモーク」と「食べる鴨ラー油」が揃えば、もう箸を持つ手が止まるわけがない!?
但馬鴨ラー油は3つの辛さ(マイルド・中辛・大辛)から選べます。ご希望の辛さをお選びください。
(発送時期)
2021年 10月中旬ごろを予定しています。
プロジェクト公開終了まで最後までご支援・応援よろしくお願いいたします!!
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【御礼】目標金額100%達成することができました!
新温泉町春来区のクラウドファンディング
『獣害に苦しむ春来に収穫と喜びの笑顔を取り戻すための力を貸してください!』
開始20日間で目標金額を100%達成することができました!!
支援してくださった方、シェアしてくださった方、 記事を読んでくださった方々、ご支援いただき応援メッセージをくださった方々本当にありがとうございます!
春来には今回の圃場だけでなく深刻な獣害被害が発生している農地がまだまだたくさんあります。
現在春来地区全体で被害を軽減していけるようネクストゴールを検討している所です。
まだ残り30日以上ありますので、今後も引き続きご支援よろしくお願いいたします。
はじめまして。私たちNPO法人里地里山問題研究所(さともん)は、人口減少・高齢化する農村社会の生活基盤を脅かす深刻な課題となっている「獣害」問題に対して、多様な人材が協力して地域を元気にする新しい「獣がい対策」をしています。
そんな、さともんのミッションの1つが、『地域の夢のお手伝い』。
被害を軽減する確実な方法を普及しながら、守り伝えていきたい地域の魅力や想いを可視化し、共感した支援者と結び付けていくことで、今後の地域活性化のビジョン形成や夢の実現をお手伝いすることです。
今回は、新温泉町春来区で【獣害】に悩む地域の課題解決と、地域の皆さんの【夢】の実現をお手伝いするために、プロジェクトを立ち上げました!
兵庫県美方郡新温泉町の大人気の蕎麦屋さん、そば処 春来「てっぺん」をご存じですか?
国道9号線を鳥取方面に走り、香美町村岡区から春来トンネルを抜け、側道から約2km峠にむけて上った旧国道9号の峠の【てっぺん】にあります。
地元で栽培したそば粉のみを厳選し、つなぎを一切使わない十割そばにこだわった逸品が味わえます。四季折々の山菜を使った郷土料理や地元野菜、そばがきやそばカリントウ、冬にはかきもちも好評。また、本格的なそば打ち体験も行っています。
国道から逸れて、いくつものカーブを曲がって山道(舗装されています)を進まないとたどり着けない場所にあるので、通りすがりにふらっと立ち寄るのではなく、ここに行くのを「目的」にして行く、そんなお蕎麦屋さんですが・・・
なんと年間2万人の来客(本店のみ)があり、休日のお昼時は行列ができる人気店です!京阪神からのお客さんなど、遠方からのリピーターも多いのが特徴です。
ひょっとすると、このページをご覧の皆さんも訪れたことがあったり、看板を目にして、気になっていたりする方がいるかもしれません。
もしまだ立ち寄ったことがなければ、ぜひ「絶品」お蕎麦を一度味わってください!
そんな多くの方に愛され続けているそば処「てっぺん」。実は、この地の集落の皆さんで運営されている集落直営のおそば屋さんなのは、知る人ぞ知るところ。一般のお客さんにはあまり知られていないかもしれません。
1999年に、春来区の皆さんが「地元産のそば」で地域を活性化させようと「春来そば生産組合」を設立。春来区をはじめ美方郡各地の休耕地などを活用し、約10haでそばの生産をしつつ、「てっぺん」の運営をしているのです。
しかし、全国の農村で深刻な課題となっている人口減少・高齢化の波は、春来にも押し寄せており、国勢調査によると、2015年の春来区の人口は150人、うち65歳以上の高齢者の割合が48%となっています。
上の図は、春来区の人口の将来予測をシミュレーションしたものです。このままではさらに人口減少が続き、2040年には50人を下回り、65歳以上のみの人口構成となってしまいます。
多くのお客さまに愛されている一方、山奥の集落直営のお店なので、従業員も高齢化しています。近い将来店舗を維持していくことが難しくなることが予想されます。
また、高齢化は「てっぺん」自慢の「地元産そば」の生産にも大きな影響を及ぼしています。年々離農が進み、耕作放棄地が増加しているのです。これまで「てっぺん」に提供していた地元産そばや美味しいお米を生産する農家が減少しています。
せめて体が動くうちは「先祖代々の農地を守りたい」と農業に励んでいますが、高齢化により、そば生産量の確保が困難になっている現状に加え、近年はさらに大きな問題が地域を悩ましています。それは、シカ・イノシシによる獣害です。
シカ・イノシシ・サルなどに代表されるように野生動物が農作物等に被害を与える「獣害問題」が全国の農山村で大きな課題となっています。その被害金額は全国で年間約158億円(令和元年度、農林水産省調べ)。
春来区も例外ではありません。そばやお米や野菜を一生懸命栽培しても、そのほとんどがシカやイノシシに食べられてしまう・・・そんな獣害問題が本当に大きな課題として、集落にのしかかっています。
春来区は峠のてっぺんに位置するので、周りは奥深い山に囲まれています。付近に多くの野生動物が生息していて、四方八方から狙われる存在です。さらに、冬季は積雪が多く、獣害対策も困難な地域です。
「春来の象徴」そばに対する被害も深刻です。
夏に種を蒔きますが、出てきた新芽を一晩のうちにシカに食べられ、全滅に近い状態になる農地が少なくありません。
山菜は豊かな自然の象徴。周囲が奥深い山に囲まれた春来には、タラの芽、コシアブラ、フキノトウ、ウド、ユキノシタ、わらび、ぜんまい、こごみ、スイバ、イタドリ、フキ、ヨモギ、タケノコなど、数多くの山菜が採れます。
そして、そば処「てっぺん」で提供する山菜の天ぷらは、地元の人たちにとっても自慢であり、多くのお客さんが楽しみにしているメニューです。
しかしながら、これらの多くはシカやイノシシの大好物でもあります。
かつては 春になると、山菜についての問い合わせの電話がよくありました。
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「今年はフキノトウの天ぷらは出るか?」
「コシアブラは?」「タラの芽は?」
「シカに食べられてしまってないんです」
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と答えているうちに、最近は問い合わせもなくなってしまったということです。
「春」が「来」るというとても素敵な地区名なのに、その象徴である山菜がすべてシカに食べられてしまって、春の香りを楽しめない・・・そんな悲しい現実がここ数年続いています。
いろんな方法で獣害対策を実施してみても、これといった効果が得られない・・・。高齢になってもなんとか踏ん張って農業を続けている地域の方々も、シカ・イノシシの壊滅的な被害にあい、意欲をなくして離農していく・・・。耕作放棄地が増えればそこが野生動物の生息地となり、さらに獣害が深刻化する・・・そんな悪循環が続いています。
「このままでは地元産のそばを提供できなくなる・・・」
そんな危機感が地域に高まっています。被害はそばだけでなく、お米や高齢者が楽しみに育てている家庭用野菜など多岐に渡ります。春来自慢の美味しい蕎麦やお米、農作物が満足に収穫できない状況に。
いつの間にか、農業の一番の楽しみである収穫と喜びの笑顔が失われてしまっていました。
このままでは、集落に住み続けたいと思う人も少なくなってしまう・・・そのような心配が頭をよぎるようになっていました。
「さともん(特定非営利活動法人里地里山問題研究所) 」が春来区と出会ったのは、そんな危機感が増していた昨年のことです。
新温泉町実施の鳥獣害対策サポーターとして、地域の方々から獣害対策の現状やこれまでの取り組み、集落の事情、獣害がなかったら実現したいことなど、幅広く意見をお聞きしました。
その結果、次のようなことを実現するために、クラウドファンディングに挑戦することとなりました!
①「ここが春来の生命線」なんとしても死守したい農地を獣害から守る
年々進行する高齢化と深刻さを増す獣害・・・四方を山で囲まれ、冬には豪雪に見舞われる・・・そんな過酷な条件で、なんとか農地を維持してきた地域の方々ですが、ここ数年は残念ながら耕作放棄地が多くなってきている状況です。
それでも、地域の方が「ここが春来の生命線」と呼ぶ、なんとしても未来にむけて守っていきたい、春来の中でも比較的条件の良い農地がいくつかあります。
これらの農地は、獣害があまりにも酷いので、一時休耕されていた農地です。しかしながら、このまま何もせずにいたら、農地は再利用が難しくなるほど荒れ果ててしまいます。
そこで今回のプロジェクトでは、「春来の生命線」となる農地をもう一度活用して、春来のそば生産組合が「てっぺん」で提供する春来産のそば栽培に挑戦します。
しかしながら、そば栽培を復活させたとしても、必ず想定されるのが「獣害」です。実際に、これまでの春来の獣害対策はうまく防ぐことができないことが多くありました。
そこで、プロジェクトでは、獣害対策の専門家である「さともん」が技術支援を行い、シカやイノシシからそばを守ることにチャレンジします!
② 豪雪地でも実施しやすい防除方法を実証し、地域内外に広める
春来集落で、シカ・イノシシによる獣害対策として実施されてきたのは「捕獲」と「防護柵」です。地域の方の熱心な努力により年間約80頭の有害捕獲を行っていますが、それでも被害は止まりません。そこで「防護柵」で農地を確実に守ることが必要です。
これまでも春来集落は「防獣ネット」「電気柵」「金網柵」 等の数々の防護柵が設置されてきたのですが、残念ながらあまり効果が得られていません。その主な理由の一つに、冬季の積雪があげられます。
兵庫県でも有数の豪雪地である春来では、常設の防護柵は積雪の影響でかなりのダメージを受けてしまうのです。高齢化する地域では、損傷を受けた防護柵を毎年点検して補修していくことが難しくなってきています。
そのため、冬期の積雪にも対応できる防除方法を確立する必要があります。もっとも管理しやすく効果が期待できるのが「電気柵」です。
実は、春来でもこれまで電気柵を設置している方は多いのですが、あまり効果が感じられていない状況です。この理由として、電気柵の効果を維持するための「適切な設置・管理」ができていなかった可能性があります。これは春来だけの問題ではありません。獣害対策については専門家が少なく、まだまだ各集落に十分に知識や情報が行き渡っていない現状があります。さらに春来では、積雪が多い地域ならではの理由が関連していると思われます。
そこで、本プロジェクトでは、積雪に対応して維持管理がしやすく、美しい景観に対する影響も比較的少ない「電気柵」を「適切な設置・管理」 方法で実施し、その効果について実証します。また、積雪地ならではの維持管理の注意点を整理し、その対応方法を提案します。
今回、獣害がひどくて休耕田となっていた2つの農地で実証試験を行いますが、ここで良い結果が得られれば、集落内の他の農地にも普及させることができ、失われつつある「収穫と喜びの笑顔」を春来区に取り戻すことにつながります。また、積雪地でも実施しやすい防除方法を確立することは、同様の条件で苦しむ他の地域の獣害対策にも有用な情報となり、他地域へと支援の輪が広がっていきます。
上記で実践する獣害対策はあくまで「手段」です。春来集落の目指す本来の「目標」は、厳しいけれど豊かな自然に囲まれた「みんなの自慢」である春来の魅力を発信し、50年後も集落を存続させるために、より多くの皆さんとの関わりを生み、地域を守っていくことです。
春来集落はこのプロジェクトをきっかけに、以下のことに挑戦していきます。
③「そばだけじゃない」自然豊かで、美味しい農産物にあふれた「春来」の良さをPRしたい
春来の農産物は「そば」だけではありません。お米が感動的に美味しいです!
てっぺん(峠)の集落なので、標高が高くて一番きれいな山水を使ってお米づくりができます。気温の高低差が大きく、さらにこの地域は「第三紀層地すべり」であり、この粘土質の土壌がとても食味のよいお米づくりに適しているといわれています。
詳しくは↓資料を読んでください。
美方郡の棚田・地すべり・米づくり 地すべりのお米は美味しい!
そのほかにも、地域の高齢者がまごころ込めて栽培されている自家用のお野菜も絶品です!
夜は真っ暗な春来。きれいな空気と豊かな自然。満点の星空も自慢の一つです。
④ 「春」が「来る」のを待つ村。山菜をもう一度みんなでわかちあう!
「春来」は昔は「春木」という漢字だったそうです。元々椿原という地名一帯を開拓して村を作ったので「椿」の字を2字にして春木としたと言われています。
のちに春が来るのを待ちわびて「木」を「来」としたそうです。
長く厳しい冬を耐えて「春が来るのを待つ村」 とても素敵な名前です!
しかし、最近春の到来を示す「山菜」がシカの被害により壊滅の危機であることは↑で述べたとおり。
今回のプロジェクトは「農地を守る」ことを当面の目的にしていますが、今回をきっかけに地域全体で獣害を克服して、山菜を復興させたいという夢が膨らみます。
タラの芽、コシアブラ、フキノトウ、ウド、ユキノシタ、わらび、ぜんまい、こごみ、スイバ、イタドリ、フキ、ヨモギ、タケノコ ・・・
奥深い山に囲まれた春来には、本来は魅力的な山菜がたくさんあります。
「春」が「来る」のを待つ村で「山菜」の香りを、地域内外のみんなでわかちあう。
もう一度そんな日々を取り戻すために、立ち上がります!
⑤ 「みんなの自慢」の春来を未来に継承したい(そのための関係人口を創る!)
春来区の目指す「目標」は、豊かな自然に囲まれた「みんなの自慢」である春来を未来へ継承できる村づくりです。
今回のプロジェクトをきっかけに、「獣害から守れる農地」とその方法を実証できれば、美味しい地元産のそばやお米の生産拡大が可能となり、耕作放棄地の解消につなげていきます。
また同時に、春来の魅力を地域外に積極的に発信し、豊かな地域を守っていこうとする活動に共感してくださった皆様に対して、さまざまな支援や関わりの場づくりを行っていきます。
「関係人口」とは、総務省によれば、『移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様に関わる人々を指す言葉です。地方圏は、人口減少・高齢化により、地域づくりの担い手不足という課題に直面していますが、地域によっては若者を中心に、変化を生み出す人材が地域に入り始めており、「関係人口」と呼ばれる地域外の人材が地域づくりの担い手となることが期待されています。』とあります。
今後春来区でも、担い手不足となっている集落の維持活動や耕作放棄地の再生に協力し、さらには地域活性化にまで貢献してくれる「関係人口」を創出・拡大していくために様々な活動を展開しています。
上記のような良い循環を生んでいくためには、地域に近い立場で実践を積み重ねていく、団体や人材が必要です。「さともん(特定非営利活動法人里地里山問題研究所)」は丹波篠山市に拠点がありますので、遠隔地からできる支援は限られていますが、地域にはこの春に新しく株式会社「春来てっぺん」が設立されました。
お蕎麦屋さんの運営が当面の主な事業となりますが、自治会が全額出資して株主となっていて、配当は地域貢献に活用されるしくみとなっている「村づくり会社」です。
日本海新聞 2021年5月5日掲載 そばの伝統 守り育てる 株式会社 春来てっぺん始動
このクラウドファンディングはあくまで地域の再生にむけた「きっかけ」です。
「獣害に苦しむ春来に収穫と喜びの笑顔を取り戻す」 今回の挑戦をきっかけに、夢は引き継がれていきます!
〇電気柵購入資金:¥40万(2のモデル圃場で電気柵を設置し実証試験を行います)
〇クラウドファンディングの運営費:¥14.1万
〇手数料9%:¥5.9万
〇合計:¥60万
※本プロジェクトでご支援いただいた資金は全額「春来の獣害対策と地域づくりの推進」のために使用します。
支援してくださる皆様のために様々なリターンを用意いたしました。この機会に、厳しいけれど豊かな自然に囲まれた春来の魅力を、是非皆さまに知っていただきたいと思います!
①【ご自宅にお届け】
「春来自慢の美味しいお米」、「春来産そば粉」、「春来のふるさとセット(お米+かきもち)」など
※イチ押し! 感動的に美味しい「春来自慢の美味しいお米」(令和3年度新米)5,000円
◆春来自慢の美味しいお米(令和3年度新米)2kgをご自宅にお届け!(白米または玄米を選んでいただけます。)
春来のお米をめぐってはこんなエピソードがあります
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神戸の知人に春来のお米を送ったら、即座に電話が来てこう言われました。
「ごはんが美味しすぎて、ごはんのおかずが邪魔だと思ってしまった。『ごはんだけ食べさせて』って初めて思ったよ」
とのこと。なんだか誇らしい気持ちになりました。
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米だけ食べて美味しい、おかずいらずのお米。食べてみませんか?
②【訪問・体験系】
「そば食事券」、「そば花畑写真撮影」、「そば栽培・獣害対策体験」、「満天星空・シカナイトウォッチングツアー」、「プライベートそば打ち体験」、「プライベートかきもちづくり」 etc...
※イチ押し! 集落の方といっしょに!そば栽培・獣害対策体験 10,000円
◆集落の方と一緒に、「獣害から守る」そば畑で、そば栽培・獣害対策体験をしていただけます。
このプロジェクトの対象農地「獣害から守る」そば畑で集落の方といっしょに、そば栽培・獣害対策(電気柵設置)体験をしていただきます。
豊かな自然の中で、獣害から守る作業をお手伝いしながら、そばがどんなふうに成長してお蕎麦になっていくのか、その過程を楽しんでみませんか?
自分で汗を流して育てたそばの味は格別です!ご家族やグループで参加していただけます。(本リターンにそばの食事は付いていません)
※公共の場所で面会します。
③【獣害対策応援】
「自動撮影カメラ設置」、「看板設置」、「実証結果報告」 etc...
※イチ押し! 野生動物の姿を捉える!自動撮影カメラ設置応援+看板設置プラン 100,000円
◆応援1口ごとに、「獣害から守る」そば畑周辺に夜間のシカ・イノシシの行動を撮影する自動撮影カメラを1台設置します。応援していただけた分だけ、設置カメラの台数が増えるため、電気柵に対する野生動物の反応を撮影する確率が高くなり、結果が得られやすくなります。
◆「獣害から守る」そば畑に、ご支援いただいた方のお名前(任意)を記した看板を設置し、美しい春来の景観の移り変わりをそばの成長の写真とともに定期的にSNSで報告します。
◆設置したカメラで撮影された野生動物の映像は、実証試験後にまとめてYouTubeで公開します。その際、ご希望の方は本プランでご支援していただいた方のお名前を紹介させていただきます。
◆獣害対策実証結果オンライン報告会参加券
このプロジェクトで行った獣害対策の結果についてのオンライン報告会参加券をお送りします。開催時期はそばの収穫後の12月頃を予定しています。Zoom参加またはYouTube視聴URLをお送りいたします。
そのほか、様々なリターンをご用意していますので、ぜひご支援お願いします!
2021年8月9日 クラウドファンディング終了
2021年8月21日 そばの播種と電気柵の設置
順次リターン開始(シカ・イノシシから守れるか・・・経過報告!)
2021年10月23日 そば収穫
2022年1月 獣害対策実証結果のまとめ
2022年4月 積雪地における獣害対策対応方法をまとめる
春来区 区長 小谷和信さんよりメッセージ
『10-20年前は獣害なんてなかったけど、最近となっては、シカやイノシシの被害が本当にひどくなっています。お米やそばに対する被害ももちろん大変ですが、一番は農家の意欲の問題です。一生懸命作物を作っても、収穫ができなければ精がない。年寄りの生きがいは、日々モノを作るということ。モノを作っているから元気。日々の楽しみが生まれる。
都会に出ていく人も多いなか、私自身は東京や大阪がうらやましいと思ったことは一度もなく、ただ当たり前のように生まれてからずっと春来で生活をしてきました。今では都会からこんな山の中にまで来てくださり、「いいところですね」と言ってくださる方もいます。私にとっては、どこがええのかわからんけども(笑)。それでも、自然から頂いたこの空気と環境。人間が生きていくための原点である自給自足。それらをずっと守ってきたというのはあると思います。
しかし、今その原点が揺るがされています。
春来区は現在、小学校以下の子どもが5人しかおらず、高齢化がどんどん進んでいます。みんな段々と年をとり、その上獣害が深刻で・・・どこの田舎も同じだと思うが、作っても収穫できない状況。10年先はおろか、5年先の状況も心配になってきました。「このままでは村が保てなくなる・・・」
「てっぺん」のそばを食べに多くのお客さんが来てくださってありがたい一方、村ではこのような懸念が大きくなっています。
親から受け継いだ財産を守っていくために、まずは獣害から農地を守る。そして、このプロジェクトをきっかけに、なんとか村を元気にしていきたいと思っています。どうか皆さま力を貸してください』
皆さまご支援どうぞよろしくお願いします。
最新の活動報告
もっと見る先日のサンテレビの放送がYouTubeでもご覧いただけます!
2021/11/20 10:0211/10(水) サンテレビ17:00~放送の「NEWS×情報 キャッチ+」の番組内で放送された春来クラウドファンディングの特集が、YouTubeにもUPされています。サンテレビニュース(YouTube)https://www.youtube.com/watch?v=iOCepIBLjxMインターネットにつながっていれば、全国どこでも視聴できますので、皆さまぜひご覧ください! もっと見る
無事にそば収穫&明日サンテレビで放送されます!
2021/11/09 21:29皆さまクラウドファンディング『獣害に苦しむ春来に収穫と喜びの笑顔を取り戻すための力を貸してください!』にご支援を頂き有難うございました!皆さまのご支援で、計3つの農地に電気柵を設置し、春来自慢のそばの栽培にチャレンジしていましたが、野生動物からそばを守りぬき、無事収穫することができました!~~お知らせ~~11/9(火)の神戸新聞で今回のクラウドファンディングの活動が紹介されました!11/10(水) サンテレビ17:00~放送の「NEWS×情報 キャッチ+」の番組内で放送予定です。だいたい17:30頃から放送されるようです。~~~~~~~~さて、設置した電気柵の周囲に設置していた自動撮影カメラの映像には、本当にたくさんのシカ・イノシシが、次から次へのひっきりなしに映っていました。ごく一部を動画にまとめましたので、ご覧ください。これは撮影された映像のごく一部です。本当にたくさんのシカ、シカ、シカ・・・、イノシシ、イノシシ・・・が出没していましたが、今回実証試験をした3つの農地ともまったく被害を受けることなく、改めて正しく電気柵を設置して、維持管理することの効果を証明できました。野生動物から守った後は・・・いよいよみんなで収穫の喜びを!収穫体験で都市部から駆けつけてくださった皆さんと一緒に喜びを分かち合いました!大人も子供も、最新のそば収穫用のコンバインに乗車させてもらい、収穫体験!さともん代表の鈴木も娘と収穫体験させてもらいました!そのほかにも、籾殻の薫炭で焼き芋をしたり蒔割りをしたり柿を収穫させてもらったり柿の木には最近出没したというクマの生々しい爪あとが・・・さまざまな野生動物と隣あわせの生活であることを実感しました。今回収穫したものではないですが、美味しいお蕎麦もいただきました!ぜひ新蕎麦を食べてみたくなりますね!この度、多くの皆さまに支えられて、今回のプロジェクトが成功したことを本当にうれしく思います。私も、こんなにも多くの皆さんの支援を受けながら「設置した電気柵が突破されて被害を受けてしまったらどうしよう・・・」と気が気でありませんでしたが、どんなに周囲に野生動物がいても、正しい設置と管理を徹底することで、農地は守れることを実証できて、本当に良かったと思います。電気柵は多くの皆さんが使用している技術です。この成果を活かして、正しい知識や技術をもっともっと普及して、春来集落の他の農地や春来以外の他の集落を獣害から守ることに活かしていければと思います。区長はじめ、春来区の皆さんも大変喜んでくれました。改めて、皆さまの御礼申し上げます。今後は電気柵の効果を最大限に活かすために、積雪に備えた撤去や融雪後の設置タイミングを検討していきます。撤去しやすい設置の工夫なども検証していく予定です。最後にクラウドファンディングの成功を祝して、記念撮影! もっと見る
稲刈りとそばの花
2021/09/28 19:27皆さま こんばんは。あっという間に夏が過ぎ、秋が深まってきました。9月は田んぼは黄金色に染まり、稲刈りの季節です。春来でもイノシシの被害にあった田んぼが散見されましたが、各地で稲刈りが行われ、無事取入れが終了したようです。写真が届きましたので、ご報告します。とっても美味しいと評判の春来の自慢のお米。リターンで選択された方にはもうすぐ発送予定ですので、楽しみにお待ちください!また、そばの花が開花時期を迎えています。今年は種まきの時期(8月中旬)に長雨に見舞われ、播種や生育が遅くなっている状況ですが、皆さまにご支援いただいた電気柵設置圃場でも可憐な白い花が一面に咲いています。シカやイノシシの被害もまったく発生していないようです。このまま無事収穫を迎えられるか?うまくいけば、10月末(長雨の影響で例年より1週間ほど遅くなりそう)には収穫予定です。皆さま、見守っていただければうれしいです! もっと見る
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