はじめに・ご挨拶

 はじめまして!豊岡周辺市街地まちおこし学生団体 トリノスです。このページに見に来ていただいてありがとうございます。



 私たち学生団体トリノスは、兵庫県豊岡市の地域活性化を通して関係人口の増加を目指すと共に、地域、学年問わず様々な学生が主体的に行動を起こし、まちについて学ぶことが出来るようなきっかけを作るという目的で創設された学生団体です。豊岡市内にある”とゞ 兵”という建物の改修を中心に活動をしています。団体としては2020年夏に創設しました。当初は小規模の団体でしたが、学生ではなかなか携わることのできない歴史的建造物の改修という想定を上回るやりがいのある活動内容で、口コミで仲間が仲間を呼び、今では芝浦工業大、早稲田大、青山学院大、共立女子大、横浜国立大などの学生が集まり参加人数も増えてきました。改修作業を重ねていくうちに施工の知識や経験も増え、本格的な改修作業もトライできる段階になってきました。作業も空き家再生などに関わらせてもらい地域に出ていく機会も出てきて参加人数、作業内容共に拡大していこうと考えているので、ぜひ僕たち学生の応援等よろしくお願いします!

うれしい追記:活動途中に建物が兵庫県の景観形成重要建造物に指定されました!!


【トリノスのロゴについて】

 私たち学生団体の名前とロゴの由来は、兵庫県豊岡市の市鳥に制定されているコウノトリです。また、学生がこの団体での活動を通して社会に羽ばたいていくための「巣」になって欲しい、という想いが込められています。

※学生団体トリノスは、豊岡市内で現在活動されている小山俊和さんの協力の下活動しています。

学生団体トリノス                                                                                                               

公式 Instagram: https://www.instagram.com/toyooka_gakuseiproject/?hl=ja

公式 HP: https://torinosu-2.jimdosite.com/


【トリノスプロモーション動画】


長編バージョンはこちらからご覧ください



学生団体トリノス創設者・代表:鈴木雄大

  はじめまして。学生団体トリノスを立ち上げて、代表を務めています、芝浦工業大学建築学部4年の鈴木雄大(すずき ゆうた)と申します。昨今の新型コロナウイルスの影響で私たち大学生はほぼオンラインで授業を受け、かなり活動が制限されているのが現状です。しかしそんな時でこそ出来ることがあるのではないかと思い、知り合いの紹介で豊岡市で設計施工業をされている小山俊和さんとオンラインでお話をさせて頂きました。その際に豊岡市の地域活性化プロジェクトの話を聞き、私もこの活動に携わりたいと思いました。そして、実際に現地に行って豊岡市の方々との交流を通じて、私自身このまちの人の温かさと豊岡を盛り上げようというまちの雰囲気に魅力を感じ豊岡市にもっと関わりたいという気持ちが強くなりました。初めて豊岡市を訪れた際に感じたこととして、イベントなどを通して地域活性化を図る事が行われているのを実感した一方で、それと同時にシャッターの閉まった商店街や空き家が目に飛び込んできました。そこで、建築という私が現在大学で専攻している分野からのアプローチで関わっていきたいと思いました。

 また、私自身大学1、2年生の頃に様々な方から貴重な一歩を踏み出すきっかけを作って頂いた経験から、今度は私自身が学生にきっかけを与えたいという想いからこの度学生団体を創設しました。



”学生団体トリノス”アドバイザー 小山俊和さん


 小山さんは店舗内装業を軸にデザインをとりいれた空間づくりをされており、現在は廃業していた老舗料亭「とゞ兵」を複合施設として再生させる取り組みをされています。(とゞ兵についての詳細は下をご覧ください)  また、豊岡周辺市街地活性化団体「to do」という有志団体を立ち上げ、豊岡市のために何ができるかを考え、地域活性化のために活動されています。「とゞ兵」という築90年以上で延床面積1200㎡を越える大型歴史的建造物を私たち学生団体トリノスにも学生の学びの場として使わせていただき、現在プロジェクトとして活動させていただいております。


とゞ兵


 私たちのメインプロジェクトとして、兵庫県の景観形成重要建造物に登録されている「とゞ兵」の改修を行っています。この歴史的建造物を豊岡市の地域活性化のシンボル建築に据えて、豊岡市の名産品やアートを発信していくための拠点となるように改修を進めています。元々は料亭や結婚式場として使われていたこの建物ですが、現在は正面と通路の天井にコウノトリを模した色鮮やかな壁画が来客を迎え、todo bien coffeeというカフェ兼セレクトショップが設けられています。todo bien coffeeでは定期的に野外マーケットが開催されており地元の方々に親しまれています。また、広い建物と庭を活かしてレコード鑑賞会など様々なイベントが開催されています。

とゞ兵公式HP:https://todohyo.com/

todo bien coffeeの公式インスタアカウント:https://www.instagram.com/todo_bien_coffee/



〇なぜまちづくりなのか

 このプロジェクトは建築学科の学生中心で活動をしています。建築というものは人という存在があってこそ価値を見出すものです。そのためには、実際にその地域に住んでいる人を理解することから始まるのではないかと考えます。現在の建築学生は、大学の授業において座学などは充実していますが、実技(フィールドワーク・実習など)のような実際に五感で体験する場が少ないと感じています。そこで、「学生が実際に体験をし、自分の経験として学べる場があればいいな」と思い、【まち】を選択しました。                                             



このプロジェクトで実現したいこと

 私たちはこのプロジェクトによって「豊岡の関係人口の増加」「学生のきっかけ作り」という二つのことを実現したいと考えています。


①豊岡の関係人口の増加

 このプロジェクトを通して豊岡に実際に訪れたり関わりを持つ人が増えること、豊岡に関心を持つ人が増えることを一つの目標としています。現在、様々な大学から興味を持った学生がプロジェクトに参加していて、豊岡に訪れて活動をするだけでなく外部へ豊岡の魅力を発信しています。

 また、この活動を知った外部の人にトリノスの活動を通して豊岡に興味を持ってもらう、魅力を知ってもらうことも目標としています。実際に私たちトリノスのメンバーもこの活動をきっかけに初めて豊岡市に訪れたことでこのまちが好きになり何度も訪れるようになりました。豊岡市に訪れる理由も最初は「建物の改修活動をしたい」一心でしたが、活動していく中で「豊岡市の人にまた会いたい」、「豊岡市で美味しいご飯を食べたい」といった新たな理由で訪れるようにもなりました。建築活動をきっかけに豊岡市に訪れ、まちで感じた魅力を外部へ発信していくことでこのまちをもっと多くの方に好きになってもらい活気づけられたらと考えています。

このプロジェクトを継続的に行うことで、元々豊岡出身の学生に豊岡をより好きになってもらい、将来も豊岡で暮らしたいと思うきっかけになったり、都心部に住む人達に豊岡への興味をもつきっかけ作りになれればと考えています。


②学生のきっかけ作り

 このプロジェクトのもう一つの目標として、学生のきっかけ作りの場になるということがあります。学生の間は自由に活動できる時間が多くありますが、活動の場に出会う機会に中々巡り合えないということもあります。そのような学生にこのプロジェクトに参加してもらい、視野を広げるきっかけになれたらと考えています。


【これまでの活動】

2020年9月18日~26日

 私たちは17人を前後半で半々に分けて大学の夏休みの期間を使って実際に現地に赴き、とゞ兵の改修作業にあたりました。

①解体作業

 まず始めに、将来シェアキッチンとして使われる予定の場所の床と天井の解体作業をしました。

(メンバーの一言)  建物をバールやハンマーで壊していくのは、最初は戸惑いがありましたが、やり始めると壊すことにハマってしまうくらいに床がペリペリとはがせたので気持ちがよかったです!


②壁の塗装作業

 次に壁の塗装を行いました。塗装といってもただ塗るだけではなく、その準備から始めました。

 はじめに周りにペンキがつかないようビニールなどで設備や床など周りを覆う養生を行い、壁についてる汚れを落とします。そして壁にペンキを塗る作業を行います。

(メンバーの一言)  この内壁の表面は凸凹していたため、塗料の着色がものすごく難しかったです。みんなで協力をして広い面積の壁を何度も塗って全身汚れたことは、貴重な経験の一つとなりました!


2021年2月16日~2月23日

 2月の活動は、学生14人で行いました。2月のプロジェクトから作業内容が多くなってきたので、学生は多くの経験を得ることができてます。

活動内容は、

①室内の測量

(メンバーの一言) 実際に測量をしてみると、測る箇所が多く大変でした。😖

②内壁の塗装・床の仕上げ   

(メンバーの一言) 天井の塗装は、塗料が垂れてきて、みんなの髪が白髪になってしまいました!

③手すりの塗装   

(メンバーの一言) 塗っているときは黙々と作業をしています!出来上がりは、モダンな黒の手すりになりました! 

④外壁の塗装

(メンバーの一言) 外壁は塗る面積がとても多く、高い箇所は足場を作り、メンバーの過半数で根気よく塗っていきました!
                    

2021年3月26日~4月6日

 3月、4月の活動は学生17人で活動しました。下記が活動内容です。

①奥の間の床の改修(畳とる→水平保つために根太、束→根太の上に合板の床板をはる)

(メンバーの一言) 1ミリの誤差でさえ仕上がりに大きく影響することを改めて感じた作業でした。。
実測や部材の切り出しや施工などそれぞれの過程で気を抜けなかったです。
また、初めて使う道具も多く、ビスの打ち込みがうまく行かず大変でしたが、使い方にも徐々に慣れてきました!

②コワーキングスペース前の廊下 (カーペット剥がす→合板の床板はる)                          

(メンバーの一言) カーペットを剥がすと、下地であるアルミや木の素材が出てきて、どのように建物が建てられているかを推測するのが勉強になりました!
osb合板をカットして床に貼っていく際には、合板のどの端をかねてにして綺麗な納まりにするかを考え、カットするのに苦労しました。。
最後に床板がピッタリはまった時は達成感がありました!
丸鋸やインパクトドライバーを使うのもとてもいい経験になりました👷‍💪


③屋根防水  

初めにコーキングで穴埋めをしてから、防水塗料を塗ります。
屋根防水には3種類のリボール·マイティを使って、全部で6回ほど塗りました。
普通防水材は撹拌を行なって塗料を混ぜる必要があるのですが、リボールはその必要がなく、簡単な作業のみで使うことができます。
作業では高さがあるので、風が強い日は注意する必要があったり、屋根上は足場が斜めで不安定なので、塗料を持ちながらローラーやハケを扱うため、塗料が散らないように気を使う必要があり、体力面でも精神面でも気を抜けない作業でした。。
地上と比べて、塗装前は屋根が鉄板のように熱く蒸されているようでした🔥🔥
塗っていくうちにだんだんと熱さが引いていったのが面白かったです!

(メンバーの一言) 大変だった分、塗り終わった後、屋根が全面白く塗られていて達成感がありました!✨
素人の自分達と比べ職人の作業の速さには驚きました…!!


④カバン工房の解体作業

(メンバーの一言) ひたすらハンマーで叩いた作業だったので、メンバーの日頃のストレスが発散できたと思います😋
あちこちでハンマーの音が響いててすごかったです😳
また土埃がひどく、マスクやゴーグルをしていても隙間からどんどん入ってくるので、かなり悪環境下の作業となりました。
建物を解体することによって、どのような材料を使っているのか、またかべや天井の作り、建物全体の構造などが逆算しながら理解できて、とてもいい経験になりました!


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【庭のデザインプロジェクトに関して】

これまで様々な体験をさせていただいたトリノスですが、


この度、兵庫県の “景観形成重要建造物” に指定されている「とゞ兵」

庭デザインを担当させていただくことになりました!!!

完成予想図はこちらです!


コンセプトは「豊岡の自然 × 日本庭園の世界観 × 地域の賑わいの拠点」です。

主に
・建物内からの視覚で外の桜が望めるように
・歴史的重要建造物の様子を望めるように
・今後継続的に営繕していける仕様
の三つを要望としていただきデザインを進めました。


 まず、今回の活動のメイン作業となる「塀」については、豊岡の広大な山々をデザインに落とし込みました。外から建物の様子が分かるように、また、中から敷地の外に広がる桜並木を借景として取り込めるように高さを設定しています。

 素材については、歴史的重要建造物の外観に合うように、自然素材である「竹」を選定しています。「さらし竹」「黒竹」という2種類の竹を使用することで、建物の外観の色に合わせつつ、コントラストをつけます。

 今回は「人工竹」ではなく「天然竹」を使用します。天然の竹は比較的安価である一方で、劣化のスピードが速いというデメリット持ちあわせていますが、そこを学生である私たちが定期的に取り繕うことで、技術を習得しつつ営繕していける仕様としました。

 地面については、豊岡市内を流れている「川」をデザインに落とし込みます。「小さな敷地の中で広大な自然を表現する」という世界観が日本庭園の特徴の一つであり、それらの技法と掛け合わせることで、自然豊かな豊岡らしさをより引き立てつつ、庭のデザイン上で表現します。

 私たちが行う作業としては、元々敷地内にある砂利を一度集めて洗浄し、砂利を追加して地面に戻すことで綺麗な状態に戻します。砂利の量を調節し直すことで、「砂紋」を描いて水の流れを表現できるようにします。砂紋を描く際に使用する道具についても、庭師の方に教えていただきながら、自分たちで製作することを予定しています。

また、既存の庭石と沓脱ぎ石の間に「飛び石」を追加することで、川の流れを横切って室内から室外に出たくなるような遊び心も取り入れました。


 庭の一角にはウッドデッキも製作する予定です。主にBBQ時の焼き場として利用することを目的としています。塀の形状がこの付近では高くなるように設定しており、スリッド状の竹材との組合わせにより閉塞感を抑えつつも囲われたような印象を与えるような仕様にしています。

 ↑はBBQ時のイメージパースです。利用する人たちが砂紋の手入れを体験することで、毎回お絵描き感覚で楽しめることを予定しています。

植栽については、手入れされずに伸びきってしまっているのが現状なので、次の活動では剪定作業を体験させていただく予定です。


【庭のデザインに向けてこれまでやってきたこと】

 今年の2月に庭のデザインのお話をいただき、今年の8月の実施を目標に活動を進めてきました。

↑実測作業の様子


↑模型製作の様子(完成した模型はとゞ兵にて展示していただく予定です!)


今回の計画では、地元の庭師の方にもご協力をいただき作業を進めています。

↑庭師の方に指導していただいている様子


現地でだけではなく、オンライン上でもデザイン案のアドバイスをしていただくなど、様々な形でお世話になっています。ありがとうございます。


【資金の使い道】

とど兵の庭を改修するにはトータルで200万円かかります。(CAMPFIRE手数料17%含む)

今回のクラウドファンディングでは、現在デザインが決定している国道側の竹垣の建設に必要な資金75万円について、ご支援をお願いいたします。

ですが、ゴール金額の75万円は庭改修の総額の一部にすぎず、達成できた暁には更に上のステップを目指していきたいと思います。


まずは最初のステップ75万円を目指しますが、最終目標の200万円を達成し庭全体の改修をするために、ご支援をお願いいたします。


【実施スケジュール】

夏の活動での作業の流れとしては

砂利の撤去・洗浄

植木の剪定

塀作業

地面作業

+ウッドデッキ製作、その他作業  を予定しています!


【リターンのご紹介】

〇コーヒーチケット

〇とど兵レンタルスペース

◯とど兵建物全体内覧ツアー

〇ミニチュア模型フィギュア

〇支援者様ネームプレート 大・小

〇お礼のメール・手紙・ありがとう動画・感謝状


【最後に】

 私たち学生団体トリノスは豊岡市で活動していく中で、日に日にこのまちにもっと関わりたいと想うようになりました。その経験をもとに、このプロジェクトを通して多くの学生が参加するようになり、豊岡の魅力を感じ、興味を持ち、この地域に関わる人が増え、関係人口が増加してまちの活性化に繋がるように、この地域にリノベーションを中心とした学生の活動ができる場所を増やしていきたいと考えています。ご支援、応援のほどよろしくお願い致します! 


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


■ 特定商取引法に関する記載

●販売事業者名: 

①とど兵  株式会社ユニテク

 ②todo bien coffee  小山 真理子 

● 事業者の住所/所在地:

①とど兵  〒668-0033 兵庫県豊岡市中央町18−1

 ②todo bien coffee  〒668-0033 兵庫県豊岡市中央町18−1

● 事業者の電話番号:

①とど兵 株式会社ユニテク  TEL 080-3455-7112

②todo bien coffee 小山 真理子  TEL 090-9861-1863

●送料:送料込み

●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。

  • 2021/08/17 18:06

    ご支援者並びにご応援者様、学生団体トリノスの活動を応援していただきありがとうございます。皆様のご支援・ご応援のおかげで、クラウドファンディングを開始して一週間という期間で目標金額の60%以上を超えることができました! 誠にありがとうございます。今回は、最初の活動報告第1弾です!! 夏のプロジェ...

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