こんにちは。僕たちは京都・和束町(わづかちょう)という宇治茶の主産地の茶農家です。
和束のお茶産業に新しい風を巻き起こしたいと、若手農家5軒が集まりました。

■和束茶農家のプライドを、飲み比べ&食べ比べ!~茶農家別煎茶飲み比べ・抹茶プリン食べ比べセット~

和束の茶農家は、自分たちの名がつく茶にプライドを持っています。

「茶農家が技と味を競い合う、その風土こそが和束茶の魅力の源泉」です。

良い茶を作ることへの情熱と、他の農家に負けまいとする栽培技術の工夫と研究の積み重ねが、おいしい茶づくりを生んでいます。

ならば、そのプライドを茶農家ごとに飲み比べ・食べ比べられたら面白いのではないか!

そんな発想から今回の「茶農家別抹茶プリン食べ比べ&煎茶飲み比べセット」が生まれました。

茶農家によって施肥方法・土壌や茶園の管理方法も違えば、味わいは千差万別
「お茶によってこんなに味わいが違うなんて!」そんな驚きと楽しさを多くの方に知っていただけたら嬉しいです。


(1)~和束茶農家のプライドを「抹茶プリン」で食べ比べ~
度肝を抜く濃さ! 1個当たり点てる抹茶3杯分の抹茶使用した超濃厚抹茶プリンセット誕生。

茶農家別抹茶プリン5種を含む、なんと計8種のお茶プリン食べ比べセット
家庭では抹茶を飲まないという方も、スイーツなら気軽に・身近に抹茶に親しめるはず。抹茶プリンをきかっけに、もっと日本茶に興味を持って頂きたいという、若手宇治茶農家の想いを込めた抹茶プリン食べ比べセットです。※内容量:茶農家別抹茶プリン5種を含む 計8個入り
(抹茶味計6個、ほうじ茶味1個、煎茶味1個)
※賞味期限:冷凍保存で2週間

プリンのこだわり①:超濃厚&贅沢。プリン1個に点てる抹茶約3杯分相当の抹茶を使用
”茶農家だから”抹茶の原価を気にせず、抹茶をたっっぷり贅沢に使用!!
1個当たり点てる抹茶約3杯分という、目も覚めるような濃さ。
小さい中に抹茶の旨味をぎゅっと濃縮しました。
濃厚だからこそ、それぞれの茶農家の味わいの違いを楽しめます。

プリンのこだわり②:超レア!多彩な抹茶品種
各茶農家が大切に育てた抹茶は、品種が異なるため旨味・苦み・香り・色の個性も千差万別。
品種「あさひ」「てんみょう」「さやまかおり」「さみどり」「おくみどり」といった、豊富かつ貴重な品種のラインナップです。おそらく日本中を探してもここでしか味わえない、茶農家らしい贅沢な抹茶プリン食べ比べセットです。

プリンのこだわり③:とろ~り濃厚ソースがたまらない
プリンは2層に分かれており、下部の層にはとろりと濃いお茶クリームを敷いています。
このとろりと濃厚なお茶クリームが、上層のぷるんと食感のプリン生地の味わいを引き立て、飽きることなく最後までお召し上がりいただけます。 

プリンのこだわり④:極力火を入れずに茶の風味を引き出す
抹茶の繊細な風味が熱で失われないよう、極力加熱しないレシピ設計に。そうすることで茶の風味をダイレクトに楽しめます。

プリンのこだわり⑤ :お茶を餌に育った卵を使用
和束町の隣町である宇治田原町の養鶏場で、お茶を餌として育てられた鶏の卵を使用!
餌と共にお茶をとることで鶏は病気にかかりづらくなり元気な鶏から美味しい卵が採れるそうです。新鮮で濃厚な味わいの卵を贅沢にこちらのプリンに使用する予定です。


(2)~和束茶農家のプライドを「煎茶やぶきた」で飲み比べ~
各農家のこだわりが生む味わいの違い!和束茶農家別煎茶飲み比べセット

今回、若手茶農家5軒のシングルオリジン煎茶飲み比べセットを作ります。
日本に約100種以上存在する品種の中でもあえて王道の煎茶品種「やぶきた」を選びました。

同じ和束町、同じ品種。異なるのは茶農家の栽培技術と畑の違いだけ。

同じ茶でも農家によってこんなに味わいが違うなんて。
「あそこの茶は独特の香りがする」「あそこは旨味が強い」「何日被覆したか」「こんな肥料をつこてる(使ってる)からや」
普段、茶農家である我々は茶農家によって味わいが大きく異なることを知っています。
そんな茶農家のみが知る、茶の驚き・面白さを全国の皆様にお届けします!

 

上級煎茶の町、和束町。自信をもってお届けする和束煎茶!
和束町は高級宇治煎茶の産地。宇治煎茶の品質を支えてきたのは和束町の農家の栽培技術と畑です。
和束町の山がちな地形や霧が生み出す独特な気候が、香りの良さと旨味の強い煎茶を生み出しています。

それぞれの茶農家の茶の個性を引き出す淹れ方を研究しました。
それぞれの茶の良さを引き出すには、どう淹れるのが一番美味いか。何度も試行錯誤してたどり着いた、茶農家別のこだわりの淹れ方も商品と一緒にご送付します。
※飲み方・栽培方法こだわりの詳しい解説シート付き


■ぜひ飲み比べ・食べ比べの感想をお聞かせください!
「うちの茶を消費者の皆さまがどんな風に感じるのか」茶農家はどきどきワクワクしています。

一般的に茶は、茶農家が茶を市場出荷し、茶問屋が市場で買い上げた茶をブレンド・袋詰めして小売店へと流通していきます。
市場出荷すると、茶農家は最終消費者から直接感想を聞くことができません。
自分の茶が消費者の皆さまにどう評価されるのか、緊張しつつも、直接の声が聞けることが嬉しくて仕方ありません!
飲み比べ・食べ比べセットの感想の投稿をお待ちしております。
(投稿方法詳細は発送時にお知らせします)


■宇治茶の主産地:京都府和束町とは? 

私たちがお茶を栽培している、京都府南部に位置する”和束町”は800年続く宇治茶の伝統産地。江戸時代からは皇室直轄の領地として天皇家に献上する茶を栽培するなど、昔から品質の高い茶を産み出してきました。2021年現在、京都府産の茶葉の4割を栽培する京都府最大の産地であり、抹茶の原料碾茶(てんちゃ)の栽培量においても、日本一を誇ります。 

山がちな地形、昼夜の寒暖差が大きい気候、豊富なミネラル分の地質など茶栽培に適した産地であり、「日本一美しい村連合」に登録されるほど美しい茶畑の景観が広がる場所です。


■若手茶農家の紹介
(1)和束茶を世界へ:ベンチャー茶農家 d:matcha Kyoto

d:matcha Kyotoは京都や沖縄の大学で農業を学んだ農業大好きな若手が2015年に和束町に移住し、新規就農したベンチャー企業です。2021年現在、和束町に3haの畑を経営し、栽培だけでなく、加工、お菓子作り、海外45ヵ国への輸出、お茶に関する体験事業など、お茶の魅力を世界に発信することで茶産業を盛り上げていきたいと考えています。 

(2)理論派のお茶作り:田中洋平 

茶農家歴18年の38歳。現在6haの茶畑を経営。
高校在学中、当時ブームだったネット業界を尻目に自分が頂点を極める分野は農業だと悟った彼は全国の茶産地から人が集う静岡茶業研究所で研修後、家業の茶を継ぐ。そこで大規模な全国の茶産地と比較し徹底した理論で和束ならではの茶を求めるようになる。定説を常に疑い、毎年仮説をたて伴い実験していく彼の姿勢はまさに研究者そのもの。ライバル茶農家達はこぞって彼に茶のことを聞きたいと言う。自分の子どもが茶業に憧れて進んで家業を継ぎたいと言ってくれることが夢の彼の探求心の限界はまだまだ終わりを見せない。


(3)常に先進的な挑戦:畑広大

茶農家歴16年の38歳。高校卒業後に大学進学することを選んだ彼は、周りの茶農家の跡継ぎ達が早々と農業の経験を積んでいるのと比べ、茶の基礎知識がないことに焦燥感を募らせる。その焦りを糧に、独学で努力し数多くの賞レースで結果を残してきた。また彼は毎年新しい品種をコツコツ植え続け、現在持つ品種はなんと20品種。既に数多くの賞レースで結果を残してきた彼だが、その目標は貪欲にも全部のお茶に関わる賞を総なめにすること。宇治茶のエースであり続け、常にお茶屋さんにもお客さんにも求められる茶を作り続けることが彼のモットーである。

(4)筋金入りの自然農法:林嘉人 

茶農家歴17年の37歳。中学三年生の頃、生死を彷徨う大病を患った彼は、2年間に渡る闘病生活や入院仲間と関わっていくうちに人体生理学に興味を持つようになる。勉強を続けているうちに自然の循環の中で自分達が生かされていると感じた彼は、お茶を通して命や自然の大切さを伝えていきたいと考えるようになる。京都府茶研を卒業後、父が細々と行っていた自然栽培茶園の面積を拡大。今では家全体で4.2hのうち有機栽培で1.4haを経営する。病虫害という自然農法ならでの悩みもあるが、園と向きあい茶園をよく観察してあげることが大切と語る。そんな彼の幸せは、自分が美味しいと思える茶、そしてそれに共感してくださるお客様と知り合えること。市場では評価されにくい自然栽培茶の中で、彼ならではの美味しさを彼は追求している。

(5)品質を追及する勉強熱心な若手:森本千春

メンバー最年少、茶農家歴8年の30歳。経営面積3.7ha。若手で美味しい和束茶を作るのは誰かと言われたら真っ先に出てくるのが彼の名だろう。京都農大で農業の基礎知識を学び京都府茶研で研修後、家業である茶を手伝い始める。
最初は一カ所の畑だけでいいからと始めたこだりの茶づくりはいつの日か全茶畑に及ぶことに。”モテる茶”を作りたいと語る彼は、最初から最後まで毎晩複数の他の茶農家の沢山の生葉を触り観察するために煎茶工場と碾茶工場で手伝いに行く。その熱心ぶりは他の茶農家から「いつも生葉を触っている」と言われるほど。素直で可愛げののあるキャラクターでスポンジのように多くの茶農家から吸収していく彼が和束の頂点を極めるのは時間の問題かもしれない。


僕たちがこのプロジェクトを始めた背景にはこんな事情があります。

■プロジェクト背景
京都・和束町(わづかちょう)は、京都産宇治茶の約4割を栽培する、まさに宇治茶の主産地です。

しかし、コロナ禍により京都観光やデパートの不振から高級茶市場の需要は落ち込み、また、2021年は数百年に一度といわれる大規模な霜害により、新茶収量が激減。農家を続けるか悩むほど、和束の茶農家は苦しい経営状況に陥っています。

また、和束町には約260件の茶農家がありますが、その平均年齢はなんと65歳超。年々目に見えて耕作放棄地が増え、茶畑が荒れてきています

日本一美しい村連合にも登録され、山並みに美しい茶畑が広がるこの景色も、維持できなくなる未来が、すぐ目の前に迫っています。


■「このままではあかん。子供らや次の世代が自分からお茶を継ぎたいと言ってくれるような、和束の茶業をそんな仕事にせな」

和束町で茶栽培に真剣に取り組む30代の若手茶農家5件が集まって、今回のプロジェクトがスタートしました。

「もっと新しく、面白いことができたら、和束の茶業に活気が生まれる」
「そんな面白い和束の茶業を、日本中のお客様に・子供たちに、見てもらいたい」

今回に限らず、和束茶を活性化するための活動を地道に・継続的に行っていきたいと思っています。
魅力的な商品・サービスをどんどん発信してきたいと思いますので、ご支援をよろしくお願いします!

リターンのご紹介

リターン①×200  2,500円
茶農家別煎茶5種飲み比べセット 

リターン②×50  5,000円
オンライン茶農家別煎茶テイスティング(茶農家別煎茶5種飲み比べセット付)  

リターン③×200  5,400円
超濃厚!茶農家別抹茶プリン品種食べ比べセット 

リターン④×100  7,500円
超濃厚!茶農家別抹茶プリン品種食べ比べセット &茶農家別煎茶5種飲み比べセット

リターン⑤×50  12,000円
茶畑お茶摘み&茶工場見学ツアー(茶農家別煎茶5種飲み比べセット付)

リターン⑥×1  500,000円
【世界にひとつだけ!自分だけの煎茶を作れる権利】
畑の一区画を支援者様専用に用意。農家が丁寧に管理します。


プロジェクトで実現したいこと

茶農家別のお茶を食べ比べができる濃厚抹茶プリンの開発、製造。

各農家が栽培した同一品種やぶきたの飲み比べ体験と、農家へのフィードバック。


資金の使い道・スケジュール

(資金使い道) 

・商品の製造費(茶などの材料代含む)、包装費、送料

・CAMPFIRE掲載手数料

・次回プロジェクトに向けた準備費用 
 

(スケジュール)

2021年11月~   クラウドファンディング  

2021年12月下旬  抹茶プリンまたはお茶の発送予定
※支援者様からのフィードバックをお待ちしております。


最後に

d:matchaのメンバーが和束町に移住してきた2015年には4000人以上いた人口も毎年約100人づつ減り続けています。また、さらに深刻なのは茶農家の高齢化。平均年齢は、65歳を超えて耕作放棄地も見られるようになってきました。急須で飲む文化の衰退、海外市場での中国産を始めとする安価で低品質な抹茶の躍進などに伴う、構造的な茶価の低迷に加え、コロナ禍による大幅な需要減少により、和束町はかつてないほどの悪影響を被っています。

それでも、茶農家として品質の高いお茶を栽培していくという自負と、茶農家自ら発信を積極的に行うことでワインでいうロマネ村やジュヴレ・シャンベルタン村のように世界中の人が最高の茶を求めて訪問し、お茶を購入するような場所に京都府和束町や宇治茶を発展させ、次の世代に産地としての歴史を紡いでいきたいと皆真剣に考えています。

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


■ 特定商取引法に関する記載
 ●販売事業者名:D-matcha株式会社
 ●代表者:田中大貴
 ● 事業者の住所/所在地:〒619-1212京都府相楽郡和束町釜塚京町17
 ● 事業者の電話番号:Tel: 0774-74-8205
 ●送料:送料込み
 ●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
 ●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。

  • 2021/12/26 21:22

    茶農家別煎茶やぶきた飲み比べセットのパッケージ、説明紙などの付属品も完成し、梱包作業が完了いたしました。お茶は茶農家一人一人の顔写真が大きく載ったパッケージです。作り方のこだわりなど、味わいとともにお楽しみいただけますと幸いです!プリンとともにリターン品は梱包作業を完了し、最短で明日、遅くとも...

  • 2021/12/24 18:38

    本日、抹茶プリン食べ比べセットの最後のプリン製造が完了いたしました!プリンセットは計8個入り、一つ一つ味わいが違うのでどうぞお楽しみに。明日梱包作業を経て、明後日以降リターン品として出荷していく予定です。

  • 2021/12/14 17:00

    濃厚抹茶プリン食べ比べセットに使用する包装箱が出来上がりました。お茶畑をイメージしたパッケージです。こちらのお箱にプリンを入れて発送させていただく予定です。お楽しみに!※煎茶飲み比べセットの茶袋パッケージ・説明紙も作成中ですので、出来上がりましたらご報告させていただきます。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください