☆おかげさまで目標の300万円を達成できました!☆

たくさんのご支援本当にありがとうございます!!

引き続きご支援ご協力をよろしくお願いいたします!

はじめに・ご挨拶

はじめまして。
滋賀県の湖西地域最北端のマキノ町海津にあります海津漁協で漁業をしております中村清作と申します。
20歳から琵琶湖漁業の世界に飛び込みがむしゃらにやってきましたが、ふと気が付けば16年もの月日が流れ36歳になっておりました。

このプロジェクトで実現したいこと

今回のプロジェクトでは僕の所属する海津漁港にある、いまにも倒壊してしまいそうな旧漁業倉庫を改修し、港で日々獲れる様々な魚を食べられたり、琵琶湖を見ながらゆっくりリフレッシュしてもらったり、漁業体験のレクチャーをしたりと、あそこに行けば海津を琵琶湖を琵琶湖の魚を堪能できる、そんな素敵なスポットに生まれ変わらせたいと考えて沢山の方にご協力いただきながら旧漁業倉庫修復プロジェクトを立ち上げました。

漁港の入り口にドン!と建っている旧漁業倉庫
鎧戸に塗装されている「海津漁協」が印象的

私たちの地域のご紹介

マキノ町海津は滋賀県の湖西地域北端に位置します。
海津という町は古くはとても栄えた町だったと聞きます。


江戸時代、大阪や京都という消費地を目指し北海道や東北から物資を積んで日本海を航海してきた北前船は福井県敦賀へと到着していたのですが、そこから陸路で山を越えて着いた町が『海津』という港町でした。
当時の海津は到着した物資を運ぶための木造船がひしめきあって停泊し、京都に一番近い大津港へと船で物資の輸送をする仕事でとても栄えた港町だったと聞きます。
それから時代は変わり自動車の普及や道路の整備がどんどん進み、船での輸送は役目を終え、船乗りたちは漁業へと転身し、港町から漁村へと変わっていきました。

この歴史ある街並みは国の重要文化的景観に選定されている本当に素敵な町です。


プロジェクトを立ち上げた背景

高齢化と漁師の減少で水揚げが減り、もうこのままではうちの漁協の経営は長くは持たない。
そう思い今年の春ごろから漁協の改革を出来ることから少しづつ始めたのですが、その時にあの老朽化した旧漁業倉庫をどうしようかと具体的に考え始めました。
まず調べ始めてすぐに分かったのは、国の重要文化的景観に選定されている「海津・西浜・知内の水辺景観」の重要な構成要素に特定されている建物で、簡単には建物を触れないという事でした。
これは素人がどうこうできる話ではなさそうだとわかり行政や地域の協議会と相談したうえで建築士さんに来ていただく事にしました。
建築士さんに来ていただいて大体幾らくらいかかりますか?と聞いた時に初めてコトの重大さに気づかされました。


「合掌作りの木造トラス構造だ!面白い建物やね!」

大屋根を支える合掌作りの内部「でも昭和の時代に作られた建物だから基礎からダメだ。この古い建物を当時の形のまま修復・補強するなら建物全部を持ち上げてその間に基礎のコンクリートをやり直す所からのスタートになる。土壁のやり直しや屋根のやり替えも必要で、そうなってくると躯体の修復だけで家が二軒建つくらいのお金がかかるんじゃないかな・・。」
目が飛び出るかと思いました。


土壁が無くなり外が見えています。

土壁は落ち、雨ざらしになった柱はあちこち腐り、何とか補強の鉄骨で持っているような状況でした。しかし、家二軒分のお金なんて大金がうちの漁協に無い事はわかっていました。


【潰すか前に進むか】

潰した方が一時的な出費は小さいことは分かっていましたが
「この疲弊した漁協にとってあの歴史ある旧漁業倉庫は漁業と人を繋ぐ切り札になるんじゃないか?」
そう思ったらなんだかワクワクしてきて、頭の中にはこの倉庫が素敵な建物に復活して沢山の方々が遊びに来てくれて賑やかな漁港になる事がイメージできてしまいました。


そして、この倉庫の前は通学路になっていて沢山の子供たちが毎日建物の隣を歩くのですが、現状すでに大雨などで壁がポロポロと落ちている状況で、安全のためにも一刻を争う状態でした。

強い雨風が当たると少しづつ剥がれています。

やるしかない。
直せばきっと素敵な場所になる。

できるかできないかではなく、できる方法を考えようと思い修復プロジェクトを立ち上げる事にしました。


これまでの活動

琵琶湖の漁業者として色々な場所で「琵琶湖の魚美味しいですよ!」と伝えてきたのですが「淡水魚は好きじゃない」と何度言われたか数えきれませんし、そのたびに本当に悔しい思いをしてきました。
この味を認めてもらうしかないと東京で行われた魚の大会に【fish-1グランプリ】に仲間たちと出店し見事グランプリをいただきました。
嬉しくて嬉しくてみんなで泣いた事を今でもよく覚えています。



県内各地の学校や団体から依頼を受けて琵琶湖の魚の魅力や琵琶湖漁業の事を出前授業をしたり、実際に琵琶湖に出て漁の見学をしてもらったりしています。

湖上に子供たちを連れて行くと目がキラキラ輝きます。
ここでしかできない体験を少しでも僕たちが繋いであげられないかとできることからコツコツと活動しています。



資金の使い道・実施スケジュール

皆さまからご支援いただいた資金の使い道は

建物の応急処置に200万円

皆さまへの返礼品に70万円

CAMPFIRE手数料に30万円


スケジュールは

2022年4月応急処置着工
(国・県・市・協議会とのやり取りも関わってくるため現時点では着工期間は当方の希望です)


リターンのご紹介

・お礼の手紙

・ビワマス刺身用冷凍フィレ

・現在仕込み中の鮒寿司一匹

・漁業体験1組4名まで(グループの場合船の数を増やして同時に出港が可能)

・ビワマス炊き込みご飯のレトルト

・HPや建物内にお名前の記載

・鮒寿司1桶オーナー

・冬のお魚セット

・漁業体験用漁船の命名権


応援メッセージ

魚治湖里庵 左嵜謙祐 様

僕は海津に流れるゆっくりとした時間が好きです。
それはきっと、日常を重ねた長い時間を海津の街並みやそれを支える石積みが自然と伝えてくれているからだと思います。
海津漁協の旧漁業倉庫もそれを感じさせてくれる象徴的な建物です。
海津が琵琶湖とともに歩んできたことを伝えてくれる建物はそう多くはありません。
ぜひこの建物を保存し活用して欲しいなと思います。

魚治湖里庵 主人 左嵜謙祐様


最後に

ここまで見ていただきましてありがとうございました!

しっかり直そうと思うとすごい金額で現状では完全な修復までの道のりは遠いのですが、できる事からアクションを起こそうと思います。
とにかくあの大切な建物が崩れないように修繕しながら、一歩ずつ着実に前進していきます。

離れてしまった消費者と生産者を繋ぎ、琵琶湖を知り・感じ・味わえる、そんな素敵な建物へときっとなってくれます。
これからしっかり頑張っていきますので、よろしくお願いいたします!

<プロジェクトオーナーについて(特商法上の表記)>
※プロジェクトオーナーとして資金を集めるにあたり、特商法に基づき次の表記をお願いしております(法人、個人を問いません)。以下の雛形をご利用ください。

■特定商取引法に関する記載
 ●販売事業者名:  中村 清作
  
 ●代表者または通信販売に関する業務の責任者の氏名:

 ●事業者の住所/所在地:〒520-1822 滋賀県高島市マキノ町新保816 新保団地 D208
  
 ●事業者の電話番号:Tel:090-6911-4136
  
 ●送料:送料込み(離島価格など例外がある場合には記載)
 ●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
 ●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
 ●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2022/03/05 13:08

    久しぶりに年末から何度も大雪が降りましたが、雪が降る前に柱を入れ替えできていたおかげで何とか乗りきる事ができました!雪の影響でなかなか修復が進められませんでしたが、いよいよ屋根に。屋根の作業にとりかかっていただくと、下から見ていたら分からなかった木材の腐食が…。この倉庫はどこまで触ったらちゃん...

  • 2022/02/04 14:20

    ウッドショック・原油価格高騰・大雪の物流停止…。様々な困難を乗り越え、採寸された専用のガラスがついにハマりました!崩れた土壁をコツコツとバールで剥がし、ようやくここまで来ました。しかし明日からの大雪予報でまた木材が届かないそうです…。ようやく少し変身してきました!!

  • 2022/01/11 21:05

    明けましておめでとうございます!クラウドファンディング終了のお礼が遅くなってしまい大変申し訳ありません。本当に沢山の方々から多大なご支援を賜り、おかげさまで目標を大きく超えてゴールさせていただきました。本当にありがとうございます。プロジェクトが終わり支援者一覧を見れる様になったのですが、皆さん...

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