はじめまして、横山 翼(よこやま つばさ)と申します。
宮城県石巻市に拠点を置く一般社団法人Hito Reha(ヒトリハ)で代表理事として、障がい児者やその家族の支援を行う事業を行っています。
障がい児者と共に歩んでいる家族の『本当の想い』を伝えたい
障がい児者やその家族と話す中で、「本当はこんな想いを持っている」けど、一歩外の世界(地域・社会)に出ると、誤解されていること、上手く伝わらず、理解されないまま孤立してしまうことを目の当たりにしました。どうしたら、地域や社会で共存できるような寛容さを手に入れられるだろうか。
そのために、障がい児者と共に歩む家族にインタビューし冊子を作りました。
このプロジェクトは、障がい児者と共に歩む家族が『本当に伝えたかった想い』について冊子を作成し、“多様な人たちが地域社会で共存できるために多くの方に届けたい”というものです。この冊子を作成しているのは、『働きたくても働けていない障がい児者と共に歩む母親』の皆さんです。
私たちは『障がい児者と共に歩む家族』が抱える課題を解決したい
皆さんは、障がい児者と共に歩む家族に対して発せられる次の言葉をどう受け止めますか。学校の同級生家族には、「学校以外に習いごとさせないなんて可哀そうね」、学校の先生からは「通常学級でも問題ないように思えますよ」、相談センターや支援者からは「周囲の子どもと馴染めないのは母親の子育てに問題があるんじゃないですか」、地域の住民さんからは「元気は良いけど、少しうるさいですね」。
もしかしたら、お子さんが障がいを持っているが故に起きる小さな誤解があるのかもしれません。実は「集中力が続かなくて習い事ができない」、「通常学級だと板書が間に合わない」、「発達に遅れがあって馴染めない」、「声の大きさを控えることができない」という本音があります。このように「本音が伝わらず、どうしたらよいかわからない方もいます」。
「皆さんは、「えっ⁉」と思われるかもしれませんが、その家族を支える支援者でさえ傷つける言葉をかけてしまうことがあります。実際にインタビューした家族の方から聞かれたのは、「自分たちの想いが伝わっていないと感じてしまい、なかなか頼るのが難しくなってきました。その時には『裏切られた』と感じてしまい、私たち家族の未来(将来)が見えなくなっていったように思います」ということでした。
もちろん私たちは、障がい児者と共に歩む家族の身近にいるすべての方に『理解してほしい』と思っています。その反面、『その想いを適切に伝えられていない』、だから障がい児者を育児する大変さ、家族が抱く想いは『理解されていない』という事実もあります。
そんな現実を変えたい。一人でも多くこの現実を知って頂き、周囲にいる障がい児者と共に歩む家族の皆さんに優しく接したり、何気ない一言で気持ちが変わることもあります。そのために一人でも多くの方にお届けしたく冊子作成に至りました。
障がい児者と共に歩む母親は、育児をしながらも『本当は働きたい』と思っています。しかしながら、育児の大変さ、地域で障がい児を支援する資源・サービスが不足している影響もあり、『働きたくても働けない』という現状があります。
障がい児者と共に歩む母親の常勤雇用率は2017年時点でわずか5%となっています(健常児の母親の常勤雇用率は34%)。また、非正規雇用は健常児の育児する母親が71%に対し、障がい児者の育児する母親が49%となっています。
この働けていない51%の母親の皆さんは、実は『働きたい!(雇用されていない者の内、59%は今後の雇用を希望されている)』と思っている方が半数以上です。
日本全国を見た場合、このように『働きたくても働けていない母親の皆さんは約16万4208人(推定)』います。 雇用されていない母親の皆さんは、働いている方よりも社会との接点が少なく、友人・知人とも障がいにまつわる育児のことが気軽に話せる状況ではない方が多いです。誰に話してよいかわからず、かと言って育児の具体的なアドバイスがほしいと思っていても、よき専門職や支援者に恵まれる環境にいるとは限りません。
私たちは、今回の冊子作成プロジェクトメンバーには『働きたくても働けていない母親』の皆さんに参画してもらっています。その中で、『育児をしながらでも働ける』という小さな成功体験を母親の皆さんとともに築き、同じ立場・目線で気軽に話せる関係性と母親の皆さんが自らの暮らしに良い変化を与えていくことを実践しています。今後もこの活動を継続し、一人でも多くの障がい児者と共に歩む母親の皆さんの雇用に結び付けていくこともHito Rehaの目的になります。
①何気ない一言で優しく、暖かくなれる地域・社会を実現する
誰しも悩んでいたり、不安なことを抱えているかもしれません。だけど、どうしていいかわからない、そんなときに何気ない一言で気持ちが落ち着くこともあります。そんな寛容な地域・社会を目指します。
②障がい児者と共に歩む母親の『働きたい』に応えていく
『働きたくても働けない母親』の皆さんと共に『Pieceの冊子』を作り続けます。『育児をしながらでも働ける』そんな小さな成功体験を築きながら、社会との接点を増やしていきます。
③障がい児者と共に歩むすべての人に勇気と希望を。
現在、障がい児者と共に歩んでいる人からのエールを受け、誇りを持って前に進んでほしい。そう願っています。
目標金額:200万円の使い道
人件費:約20万円
冊子印刷費:約10万円
冊子デザイン費:約20万円
リターン冊子発送費:約5万円
広報費:約25万円
手数料:約20万円
今後の活動費:約100万円
このプロジェクトは、継続的に障がい児者と共に歩む家族の雇用を生み出します。継続的な冊子発行の活動費も含まれていることをご了承ください。
当プロジェクトの活動と実施スケジュール
8月下旬にプロジェクトを開始致しました
8月~9月の1か月間でプロジェクト理解、ピアな関係性、冊子コンセプトを作成しました
10月インタビュー開始、記事制作、デザイン制作を開始。
11月末 冊子デザイン完成見込み
12月中旬 印刷完了
12月20日~2022年1月中旬頃までに、お手元にリターンの冊子をお届け予定です
ささやかではございますが、皆さんのもとに素敵なクリスマスをお届けできればと思います。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

今回、障がい児者と共に歩む家族が本当に伝えたかった想いを冊子にさせて頂きました。
冊子内容
障がい児者と共に歩む家族(母親4名、父親1名)にインタビューし、障がいを有するお子さんの育児をしてきた『過去から未来の話』、『育児への想い』、そして『大切なお子さんとどう歩んでいるか』という実体験(ストーリー)が掲載されています。下記に各インタビュー記事の題名のみ記載させて頂きます。
・支える家族と未来に続く光をくれた場所(30代母親)
・頼れる居場所を探して、そして苦しんでいる人の道しるべ(40代母親)
・“初めて”が“始まり”になるお父さんLIFE(40代父親)
・太陽のような暖かさを“頂いた”からあなたにも“御裾分け”。(50代母親)
冊子概要は以下の通りです。
・ページ数:24ページ、インタビュー記事5つで構成されています。
・デザイン:Kagaya designが手掛けています。
・サイズ:一辺21㎝の正方形の冊子になります。
・予定発行部数:第1版の発行部数が1500部になります。
今回の冊子作成の販売は『自費出版』となります。
最後に
この冊子を多くの方に拝読して頂くことで、障がい児者とその家族に暖かく声をかけてくれることが増えると私は信じています。そして、これから授かるであろう一人の命と向き合う家族の皆さんに、生まれてきてよかったと思ってもらえるように想いを紡いでいきます。
一般社団法人Hito Rehaご紹介
私たちは「誰もが仲間や地域と共にいろどりの暮らしと寛容な社会を実現する」という理念のもと、障がい児者とその家族と共に多様なチャレンジをしています。
主な事業
・障がい児者と共に歩む家族の雇用と活動の場づくり(当プロジェクト)
・“障がい”まつわる多様と多彩が共存できる『オンラインコミュニティ』
https://community.camp-fire.jp/projects/view/489729
・違い越えて地域で共存する『鹿妻のいろどりマルシェ』
https://hitoreha.com/service/kaduma-irodori-marche/
今までの経歴や関連分野での活動歴/実績など
社会課題解決中マップに掲載 https://2020.etic.or.jp/actions/hitoreha/
Social Innovation Accelerator(SIA)2021 採択 https://www.social-ignition.net/sia
<プロジェクトオーナーについて(特商法上の表記)>
■特定商取引法に関する記載
●販売事業者名:一般社団法人Hito Reha
●代表者または通信販売に関する業務の責任者の氏名:横山 翼(よこやま つばさ) 代表理事
●事業者の住所/所在地:〒986-0011 宮城県石巻市湊字立石64番地
●事業者の電話番号:Tel : 090-2889-2014
●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。
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