種子島を愛した人が自宅に作った、種子島固有種を主に集められた小さな植物館。空き家になった小さな植物館を、島内外誰もが集まり泊まることができる「あずまや」として再生し、種子島の自然の魅力を伝え泊まれる植物館を作りたい!2018年8月オープンを目指し大幅な改修工事が必要な為、皆さんの力を貸してください!

プロジェクト本文

《 ご挨拶と種子島について 》

 みなさん、はじめまして!studioKANRO(スタジオ カンロ)代表の内野康平です。私は鹿児島県・種子島に生まれ、現在は広島で一級建築士として住宅設計、古民家改修、ホテル・ゲストハウスの設計などをしていています。

今回『あずまや』プロジェクトを実行するにあたり、全国各地から集まる様々な職種の10名の有志で、studioKANRO という団体を結成し、種子島で活動しています!

 

代表内野は写真右から3番目 他 studioKANROメンバー@あずまやにて

 

 

私が生まれた種子島は、九州本土から南へ約100キロメートルの所にあり、鹿児島空港から飛行機で約30分、高速船で1時間半ほどで着く、意外と近くてそこそこ大きい島です。

 

 

 

 

 

 

 種子島は歴史の教科書にも出てくる鉄砲伝来の地として有名ですが、他にもサーフィンや釣りの名所としても名高く、島南部は大型ロケットの発射場などもあって、もしかしたらみなさんが想像する島より現代的かもしれません。

 「島」の魅力は、なんといっても海を越えて島に足を踏み入れた瞬間に感じる、流れている時間の違い。種子島も中心地はスーパーや電気屋さんなどのお店が賑わっていますが、そこからほんの少し離れるだけで自然が作り出す絶景や、普段気にも留めなかったような日常の美しさ、たとえば朝焼けの透明感や星空の明るさなどが感じられ、たったそれだけのことがどれほど私たちの心を満たすのかを教えてくれます。

屈指のサーフスポット 鉄浜海岸からの美しい朝焼け

 

ヘゴ(シダ植物)の日本最大の自生地区

 

 島内南部にはJAXAが運営するロケット発射場があり、関連機関などを含め南部には雇用がありますが、中部・北部では他の疲弊する地方と同じように、産業が年々衰廃し雇用が少なく、若い人は高校を出るとそのほとんどが島外へ出てしまっています。空き家も増え、生まれた故郷が変わりゆくのを目の当たりにしていくにつれて、危機感をずっと募らせていました。

 JAXA種子島宇宙センター ロケット発射場

 

 

そんな中、島内中部にある空き家の相談を頂きました。それが種子島への愛がこもった、この自宅兼植物館でした。

 

 

《 植物館と島への思い 》

 この建物があるのは島内中部にある住吉(すみよし)地区。フェリーや高速船ターミナルのある港から車で15分 、種子島空港から車で約10分の場所に位置しています。

 建物は海から続く緩やかな坂を登りきった付近にあり、周りは住宅が並ぶ通りに面しています。商店などの類が付近にはなく、風が通る音や鳥の鳴き声が聞こえ、海も眺めることができ、夜は満天の星を見ることができます。

あずまやから見える満天の星空

住吉漁港からは美しい夕日も見える

 

森に囲まれひっそりと佇む、『あずまや』となるこの建物は、元々は種子島の人々・自然を愛した家主さんが丁寧に住まわれていた住宅です。

あずまや外観

 

当時は種子島に生息している300種類を超える貴重な草木や植物を、この庭に集め、そのひとつひとつに看板を付け大切に育てていました。

島の固有種や絶滅危惧種など数多く残っている

現存するのは約157種類

 

そんな家主さんは、約11年ほど前に体調を崩されて、島を離れざるを得ない状況となりました。

そこで、『せっかく集めた植物や資料を地元に残したい』という思いから自宅兼植物園を地域の人々が集まる場所となるように開放しました。

開放にあたって掲げた看板

種子島の郷土史や植物に関する貴重な資料も多く残る

当時の新聞記事がまだ残っていました

 

それから約11年、時の流れとともに、この建物は次第に使われなくなり、空き家となりました。

昨年6月に空き家に困っていた家主のご家族から相談を受け、

使われなくなった小さな植物館を、種子島の自然の魅力を伝え、島内外誰もが集まり泊まることができる場所に再生させる『あずまや』としてこのプロジェクトを立ち上げました。

立ち上げ当初の片付けの様子

 

 

《 建物+植物を再生し、人が集まり泊まれる植物館『あずまや』へ! 》

 

 あずまやは、大きく3つの機能を持ちます 

 

 

①観光に来る人々が快適に宿泊することができ、気軽に自然体験ができる場所

『あずまや』は一棟貸しの民家として旅館業許可を取得し、予約をしていただくことで、誰でも泊まることが出来ます。

普段の都市部での生活からひと休憩して、ゆったり流れる時間を楽しみ、自由に子供から大人まで、自然を感じながら快適に宿泊できる空間を目指します。

◆宿泊しながら庭にある種子島の貴重な草木・植物を視覚的に楽しめるだけでなく、パッションフルーツやドラゴンフルーツ、安納芋、多種ある柑橘類、野菜など、庭にある種子島独特な果実や野菜をセルフで収穫でき、調理設備も備えているので、都市部での生活では、できない食体験ができます!

◆中小企業・教育機関の宿泊研修施設などとして、『あずまや』で共同生活をしながら学ぶ場所としての貸出しリクエストも多数いただいており、最大10名まで長期的に貸出すことも可能です。

 

②地域の人々・島外の人々が交流できる場として

 植物館としての開放はもちろん、種子島が元気になるイベントを定期的に開催し、地域の方々が気軽に集まることのできる場所としても開放します。

 

◆アロマセラピストやアクセサリー作家による、種子島の植物でつくるアロマ・染色アクセサリー・紙すきワークショップなどを開催します!!※お礼品に参加チケットがあります

 布花アクセサリー作家 kahon URL: http://kahon72.com

 

◆ studio KANRO主催の ~空き家相談会~ を定期的に『あずまや』で開催し、今後も増えていく種子島の空き家の活用方法を実例の空間の中で提案していきます。

 

◆ 地域の方々のイベントに利用してもらったり、呑み方(島の飲み会)の場所としても開放し、準公民館のような感じで利用できます!

 

 
③姉妹都市のポルトガル ヴィラドビスポ市との交流の拠点として

 『あずまや』が所在する鹿児島県西之表市は、鉄砲伝来が縁となり、ポルトガル共和国の南西端にあるヴィラドビスポ市と姉妹都市提携を結んでいます。

そこで私たちstudioKANROは、ヴィラドビスポ市の若手芸術家に種子島へ来てもらい『あずまや』に泊まってもらい種子島の若者と交流する事で、次世代を担う日本・ポルトガルの若者同士がが自然・建築・芸術を通して国境を越え、交流を深める第一歩として考えています。

 ※今年12月に代表の内野がポルトガルのヴィラドビスポ市に訪問し、現地の建築家と交流予定です。

 

 

 

《 種子島の素材+アーティストとコラボした改修工事 》

あずまや完成予想図

 

あずまやには分かっているだけで157種類の植物があり、色とりどりの植物・草木が建物を囲んでいています。

内部からでも植物、風、鳥の声が聞こえ、外部とのつながりを大事にしながらも、南国の厳しい気候から利用者を守り、快適に過ごすことのできる空間を目指します。

また、種子島産の今まで使われていなかった自然素材を新たな利用法で建築に応用し、今後の島の自然素材の可能性を探ります!

完成予想パース

 

 

①砂浜の砂鉄入りコンクリートでつくる土間

種子島には鉄浜海岸という海岸があり、砂鉄の含有量が非常に多いことから、昔から砂鉄を利用し、鉄砲の製鉄やハサミの産業が栄えていました。

studioKANROで試作した、砂鉄+コンクリート+植物の繊維を配合したオブジェ

この独特の表情を出す質感をあずまやの土間に利用します

 

 

②庭の植物から色を抽出し、カーテンや障子、ランプシェードなどを種子島の人々とワークショップを通して作ります

庭で採取した、色とりどりの植物の花や実・葉を利用し染色の実験をしています

手軽に染色の作業ができるため、布花アクセサリー作家 kahon監修のもと、地ワークショップを開催し、地域の方々と一緒に、あずまやのカーテンや壁紙、障子、ランプシェードなどを製作予定です!

 

 

③古くから伝わる種子島焼を新たな利用法で活用します

種子島焼』は鉄分が多く耐火度の低い種子島の土を使っています。登り窯で焼いており、焼き上がりは使用する薪の種類、窯の温度、場所等による様々な表情をみせ、使い込むほどにその色合いは深まり、一部の表面に出る自然釉の発色も美しい焼き物です。

『あずまや』がある住吉地区の古くから伝わる種子島焼の窯元『住吉窯』とコラボし、洗面台ボウルキッチンの天板照明の傘などに利用します。

住吉窯での打合せの様子

廃材も利用し、モザイクタイルなどとして利用します!!

 

 

他にも島に沢山ある杉や松をあずまやのフローリングや家具として利用したり、畑の土で土壁にしたり、『あずまや』の内装のほとんどを種子島の素材で改修予定です。

 
 《管理運営について》

『あずまや』は地域住民+studioKANROで共同運営していきます。

宿泊予約管理やイベント・ワークショップの管理は studio KANROで行います。

宿泊時の管理・清掃等は、地域の住民の方に委託します。

宿泊やレンタルスペース等で得た収益は、

・住民の方々への管理清掃料

・建物の修繕積立金

・イベント・ワークショップ運営費

となり、持続可能な経営を目指します。

 

 

 《 あずまやを種子島唯一の植物館へ 》

2017年8月から本格的に種子島での活動を開始し、2018年8月のオープンを目指し、TVメディアの密着取材も受けながら、地元の方々との交流を深め、実現へ向け多大なる協力を頂きながら活動をし、少しづつですが、この『あずまやプロジェクト』が種子島に浸透してきています。

あずまやでの打合せの様子

地元の職人さんと打合せ

studio KANROメンバーと島の人々との交流

あずまやでの呑み方

住吉地区の住民の方とのBBQパーティー

『あずまや』でのTVメディア密着取材

 
 
資金の使い道について

2018年8月のオープンに向け、支援金額+自己資金で計画しています。

『あずまや』に来れば、島内外の人々が誰もが 泊まれる・楽しむ・学べる・食べれる場所 を目標に皆さんから支援いただいた資金を今後ついて改修工事・イベント運営費に利用してきます。

お礼品では、種子島に来ていただける方、来れない方でも楽しめる内容となっておりますので皆さんのご支援お待ちしております! 

 

目標金額 200万円

 

【2018年5月着工~8月竣工  建築工事費用として】

内部間取り変更工事 100万円

水廻り改修工事 30万円

【イベント・ワークショップ運営費】

庭の植物を157種類→300種類まで復活するイベント広報費 10万円

染色・土壁塗りなどのワークショップ運営費 10万円

お礼品返礼費用・サイト手数料 50万円

 

 

故郷を離れても何か種子島の為にできることはないか、そのような想いで立ち上げたプロジェクトです。

過疎化が進み、増え続ける空き家の活用法の一つとして、

種子島の自然の魅力を伝える場所として、

 

皆さんのご支援によって計画が実現し、種子島が元気になる第一歩となりますので是非とも協力宜しくお願いします!!

 

 

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