はじめまして、長野県松本市でりんご栽培をしている『ほらさわ農園』と申します。およそ30年にわたり、信州安曇野の豊かな風土でりんごの生産を続けていますが、全国各地で発生している自然災害の影響を私たちも受けています。

見た目や大きさなどを理由に、一般流通に乗せられないために廃棄されるりんごを無駄にしたくない。そうした想いから、新たな加工品の開発とクラウドファンディングの実施を決めました。まずはこのページを通じて、私たちの考えていることを知っていただけると嬉しいです。






私たちの農園がある梓川地区は、松本市の西側に位置する、標高約700メートルの準高冷地です。内陸的な気候でりんご栽培にはとても適しており、過去には日本農業賞、天皇賞といった最高の栄誉に輝いた、全国有数の名産地です。

当農園はこの梓川の地で祖父の代からりんご作りを始め、現在は両親と自分たち夫婦の家族4人で日々りんごと向き合っています。



りんごの本当の美味しさを知ってほしい。

自然の恵みを食べる幸せを感じてもらいたい。


りんご農家にとって当たり前のような想いですが、「りんごってこんなに美味しいんだ!」そんなふうに言ってもらえるよう、先人たちが試行錯誤を重ねて培った技術に忠実に、美味しいりんごを作り続けることにこだわりたいと思っています。



りんごづくりには”手間ひま”が肝心ですが、その作業のひとつが剪定です。新しい芽を出す為に、切り戻しをしたりその年に強くなってしまう枝を切り落とします。剪定で木を綺麗にしてしまわないように気をつけます。1つ1つの枝を大切に剪定し、より多くのりんごを作るためです。

また、摘果作業も時期を越えないよう心がけています。りんごは花が満開になってから25日頃までに予備摘果、60日までに仕上げ摘果を行います。種類により満開時期は少し変わりますがその期間に作業を完了させることでより大きく美味しいりんごに育ちます。

これらを修得するために、昔からりんごを作り続けてこられた地域のりんご作りの名人たちに日々たくさんのことを教えてもらっています。





梓川地域のブランドでもあるりんごの味を、変わらず守り続けていくために。技術の承継だけでなく、自然環境の変化や時代の流れに合わせて、新しい価値を作っていくことが大切だと考えています。

りんごの可能性を広げ、その美味しさを知ってもらうため、私たちは周辺地域で活躍する他業種の方々とともに、規格外のりんごを活用した新たな加工品を開発しました。今回のクラウドファンディングにご支援くださった方には、一般販売に先駆けてお届けします!



作ってくださったのは、梓川地域の加工組合さくらの代表である倉科さん。ほらさわ農園のりんごジャムもこちらで製造してもらっています。ジャムもゲル化剤を使用せず、時間をかけて作ってくださっています。

りんごの美味しさを気軽に楽しめるようにと考えて、サンふじりんごをたっぷり使ったドリンクベースを開発。いかにりんごの風味を生かすかを試行錯誤してくださいました。りんご果汁をコトコト煮詰め、レモン果汁で酸味のバランスを整えたアップルネードは、無添加・無香料でお子様にも安心して飲んで頂けます。



このアップルネードを基本として、ジンジャー味と紅茶味も作りました。ジンジャー味は、新鮮な生姜を使いピリっとした辛さをどのように残すかにこだわりました。後味にしっかりと残るジンジャーの辛みや香りを楽しめます。りんごもジンジャーも身体を温める食べ物なので、飲むと手足がぽかぽかしてきます。炭酸水で割って飲むのもオススメです。

紅茶味は、アッサム茶葉を贅沢に使い、豊かな紅茶の香りとりんごの風味を同時に味わえます。お湯で割って手軽にアップルティーとして楽しんだり、ブランデーに少し加えてみたりと、ぜひ色々な楽しみ方を発見してみてください。



無添加にこだわり、レモン果汁も香料を添加していないものを使用しています。ジンジャーに使う生姜も、鮮度の高いものを使うことで爽やかな辛みを楽しめるよう仕上げました。紅茶味はコスト面から既存の紅茶シロップを使うことも考えましたが、敢えて茶葉を使い、りんごとのバランスをみながら何度も試作し、最終的に一瓶あたり茶葉を10gたっぷり使うことが決まりました。




開発してくださった『やさいとめんの店 Vege Supo』さんは、松本城、繩手(なわて)通り、中町通りなど観光スポットに近い場所にあり、松本市へお越しの際はぜひ立ち寄っていただきたい素敵なお店です。

地産地消へ取り組んでいて、自慢のコールドプレスジュースはもちろん、信州野菜がたっぷり楽しめるサラダめん、季節ごとに変わるメインメニューやスープなどがとても魅力的です。ほらさわ農園の加工りんごについても「もっと活用できないか」と一緒に悩んでくださり、今回の商品開発に至ることができました。

Ⅴege Supoさんのカレーは、長野県産人参、小松菜、パイン、オレンジなどの”野菜おから”と”果物おから”を使った食物繊維たっぷりのカレー。今回開発した『安曇野りんごを食べるカレー』は、さらに当農園のりんごを加えた、信州の美味しさが詰まったカレーへと仕上がりました。お子様からご年配の方々までおススメです!



もうひとつ開発していただいたのが『信州ポークと安曇野りんごを食べるソース』。Vege Supoさんの人気メニューのひとつ”りんごのローストポーク”にマッチするものを目指しながら、ご家庭でもメインディッシュの味を引き立ててくれるようなソースを開発しました。

りんごと豚って合うの?と思うかもしれませんが、とても合うんです!お肉とフルーツは相性が良く、りんごに含まれるりんご酸がお肉を柔らかくしてくれます。当農園のりんごはもちろん、信州産のほうれん草をたっぷりと使用。お肉はもちろん、ごはんと合わせ粉チーズを振ってリゾット風にしたり、チーズをのせてオーブンで焼いてドリアにするのも◎。色々な料理でお試しいただきたいです。





新たな加工品開発のきっかけは、近年の天候不順です。美味しいりんごを安定的に皆様へお届けできるよう生産管理に日々取り組んでいますが、自然の力で育っているからこそ、災害などによる影響とも常に隣り合わせです。

今年の話でいきますと、春先の霜の影響が大きいです。4月の初旬にとても暖かい日が続き、例年よりも早くりんごの花が咲いたところでまた寒くなったために霜が降り、りんごの花やりんごの実になる部分が傷んでしまいました。

また、近年気をつけなければならないのは夏の暑さです。長野も年々暑くなっていますが、強い日差しを受けたりんごの一部が日焼けすると、茶色く変色してしまいます。りんごの色づきを良くするためにりんごの周りの葉をとって日に当ててあげる作業(葉摘み)もとても慎重に行っています。

さらには、全国各地で相次いでいる台風をはじめとした大規模災害、熊や猿が畑を荒らす獣害など、果樹栽培には様々な被害が想定されます。毎年の出荷量が約32トンであるのに対し、廃棄になってしまうりんごは例年約6トンほど。今年の排気量はその倍の量になると予想されます。



とは言え、決して食べられないものばかりではなく、表面に傷がついていたり、大きさが基準に満たなかったりと、少し手を加えれば変わりなく食べることができます。

せっかく大切に育てたりんごを無駄にしたくない。今後も予想される災害の影響や、いろいろなりんごの楽しみ方を皆様に提案する意味でも、地域の方々のお力を借りながら商品の開発を進めていくことにしました。




梓川地域のりんご農家は、天候不順だけでなく担い手不足・生産者の高齢化といった課題を抱えています。私たちはこれらの問題の一つの解決策としても、りんご加工品の開発・販路開拓による農業収益の安定化を目標に活動をしていきます。収入が安定していけば「りんご農家を継ぎたい」「安心して継がせられる」「新しく始めたい」という人も増えるのでは、と思います。

収入が安定しないのは、天候不順などによりキズついたりんごに価値がつかないからです。これらのりんごを地域の農家さんから高く買い取り、加工品を作って販売して利益を還元できる仕組み作りを行いたいと考えています。




私たちの農園のホームページの運営やブランディングをして下さっているクラウドット㈱の中山さんにはいつも相談に乗ってもらっていて、自分たちの視野が広がるようなアドバイスをいつももらっています。

りんごの加工品も、ジュースやジャムだけでなく、何か他の商品を作れないか。自分たちの商品を扱ってもらえるところはどんなところだろうか。農家にはない視点で意見をいただくことで、どんどんいろんなことにチャレンジしようって前向きな気持ちになるんです。今回開発したアップルネードやカレー、ソースも、他業種の方々とのお付き合いがなければ生まれなかった商品です。

農業はいま、様々な課題を抱えていますが、他の事業者さんとの連携させていただくことで、課題の解決やりんごの可能性の拡大など、自分たちだけではできないことができる!と身に沁みて感じています。



将来的な展開として、梓川のりんごを使ったシードルの開発を考えています。

今回のクラウドファンディングについて、同じ梓川地域で育ち幼なじみでもある二村農園さんにお話したところ意気投合。共同での商品開発を進めていきながら、自分たちで梓川ブランドのシードル醸造所をつくるのが目標です。

地域の方々、そして今回のクラウドファンディングをきっかけに繋がってくれる皆様とともに、地域や農業の課題解決・発展のために楽しみながら活動していけたら最高だと思っています。ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。


二村農園の二村さん(写真左)




今回のクラウドファンディングでは、信州梓川で育ったりんごをお楽しみいただける様々なリターンをご用意しました。新たに開発したアップルネードやカレー、ソースは、一般販売に先駆けてお届けします。ぜひこの機会にお手にとっていただけると嬉しいです。



信州梓川りんごのアップルネード(ストレート)
・名称:りんごシロップ(プレーン)
・原材料名:りんご、グラニュー糖、レモン果汁
・内容量:230ml
・保存方法:開封後は要冷蔵
・添加物表示:無し
・アレルギー表示:無し

信州梓川りんごのアップルネード(ジンジャー)
・名称:りんごシロップ(生姜)
・原材料名:りんご、グラニュー糖、レモン果汁、生姜
・内容量:230ml
・保存方法:開封後は要冷蔵
・添加物表示:無し
・アレルギー表示:無し

信州梓川りんごのアップルネード(紅茶)
・名称:りんごシロップ(紅茶)
・原材料名:りんご、グラニュー糖、レモン果汁、紅茶
・内容量:230ml
・保存方法:開封後は要冷蔵
・添加物表示:無し
・アレルギー表示:無し



安曇野りんごを食べるカレー
・名称:レトルトカレー
・原材料名:りんご、牛肉または豚肉、玉ねぎ、人参、パイナップル、その他野菜、カレー粉、ガラムマサラ、クミン
・内容量:180g
・保存方法:要冷蔵
・添加物表示:無し
・アレルギー表示:乳製品、小麦、大豆


信州ポークと安曇野りんごを食べるソース
・名称:レトルト食品
・原材料名:豚肉、りんご、玉ねぎ、セロリ、ホウレンソウ、生クリーム
・内容量:180g
・保存方法:冷蔵保存
・添加物表示:無し
・アレルギー表示:乳製品


ほらさわ農園のりんごジュース(シナノスイート , シナノゴールド , サンふじ)
・名称:りんごジュース(ストレート)
・原材料名:りんご
・内容量:1000ml
・保存方法:直射日光や高温多湿の場所及び冷凍保管を避けて保存してください。
・添加物表示:酸化防止剤(ビタミンC)
・アレルギー表示:無し


ほらさわ農園のりんごジャム(シナノスイート , シナノゴールド , サンふじ)
・名称:りんごジャム
・原材料名:りんご、グラニュー糖、レモン果汁
・内容量:260g
・保存方法:直射日光や高温多湿を避け常温保存。開封後は冷蔵保存。
・添加物表示:無し
・アレルギー表示:無し




■ クラウドファンディングの実施方式と資金使途

今回集まった資金は、主に各種加工品の開発・製造にかかる初期費用に充てさせていただきます。本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

・加工品製造・開発費 250,000円
・リターン品提供費(商品代・送料等) 450,000円
・実施手数料(10%+税) 88,000円
・諸経費 12,000円

※費用内訳は概算です。ご支援総額やご支援プランの数などにより変動します


■ プロジェクト実施スケジュール

2021年10月29日 クラウドファンディング開始
2021年11月末 クラウドファンディング終了
2021年12月1日 支援者様情報の開示、以降リターン品の発送(順次)
2021年12月末 支援金の入金
2022年1月以降 加工品の一般販売開始


■特定商取引法に関する記載

 ●販売事業者名:洞澤農園 洞澤健太郎
 ●事業者の住所/所在地:〒390-1702 長野県松本市梓川梓7896-1
 ●事業者の電話番号:080-2398-8400
 ●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
 ●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。


  • 2021/12/27 14:36

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2021/12/22 03:49

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2021/12/02 12:33

    クラウドファンディングが無事終了致しました。ご支援くださり本当にありがとうございます。ただいまリターン品の発送準備を進めています。年内には発送できるよう準備をしています。発送準備が整いましたらまた活動報告にてご連絡させて頂きますので、いましばらくお待ち下さい。このクラウドファンディングをけっか...

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