「認知症の人にご飯を食べさせようとしても、口をつぐんで食べてくれなくて大変 」
という台詞💢、介護現場ではよく耳👂にします。
認知症の人は「食事を認知できないから食べない」のでしょうか❗❓
答えはNo❗
認知症の人はおなかが空かない訳ではありません。
食事をしたくても😋、食事に集中できない原因があるのです。
いろいろな原因がありますが、意外としっかりと座れないことでその人が持っている力💪を発揮できていないことが多いのです。
認知症末期になると、歩くだけでなく座る能力も失いはじめます。
ご飯を食べようと手を伸ばした途端にフラフラ😵すると、恐怖😫😫でお皿に手を伸ばすことができずに口をつぐんでしまうのです。
わたしたちは、本人が安心して座れるように椅子を調整する(シーティング)をしてあげると…
全量ではないけど自分で食べることができました😂。
認知症のみではありません。このように加齢や障がいによって座位が保てないために、能力を発揮できない人は全国にたくさん👨👨👧👦👩👧👦👨👧👧居ます。
わたしたちが歩きやすいように自分の足に合った靴👞を選ぶのと同じく、自分たちの体型・年齢・障がいの有無に関わらず作業効率が良く、心地よい😊時間を過ごせるように、身体にJust Fitな椅子💺を選び・与えてあげることをシーティングと言います。
シーティングは身の回りにある椅子やクッションを選びその人に合わせてあげればできるのですが、
ちょっとした知識がないと…
というような結果になってしまうのです😥😥。
『やっぱし勉強して知識をつけなければ無理なんだ…』とあきらめないでください。
🌸わたしたちが永年のシーティング研究・教育から誕生したA4シート1枚のシーティング連携マトリクス(以下 SCマトリクス)を使えば、簡単にだれでもシーティングができるようになります🌸
SCマトリクスの使い方を、わたしたちが経験に基づいて簡単に説明します。
医療や介護に従事しているみなさんは、一人のカルテに大勢で膨大な記録やデータを書き込んで いますね📝 。 しかし残念なことに、これらの情報が共有されないまま仕事をしていませんか❗❓
SCマトリクスは、自分の手元にある記録に当てはまるKey Word🔑に⭕を付けるだけです。もし書きたKey Word🔑 がなければ、SCマトリクスに書き加えちゃいましょう🙆🏻♀️ 。
SCマトリクスは外側はストロングポイント(強み)、中央に向かうとウィークポイント(弱み)になっています。そうするとこの方のKey Word🔑と⭕の分布は、 SCマトリクスの中央に集まっていることが分かりますね。
これは、早くシーティングをしてあげないと大変危険ですよ💥 ということを表しています。
大変危険🤦🏻♂️って何かというと、褥瘡(床ずれ)🤢 や誤嚥性肺炎🥵 という病気、介護が重度になって🥶お互いが苦しくなることです。
では急いでシーティングを行ってみると…
終日、うつむいて坐り、食事介助を受けていましたが、シーティングによって表情も明るく😀冗談を言うようになり、その後、看護師の目を盗んで階下の売店までおやつを買いにいくまで自発的になりました。
そう👆🏻、シーティングってすぐに効果が出るんです❗ ❗
ではSCマトリクスに変化が見られたのでしょうか!?
シーティング前の弱点のほとんどが改善した💯 ことが確認できました。SCマトリクスでもシーティングによって短時間に偏りなくあらゆる能力を引き出せることを示してくれました。更にSCマトリクスは、この人のストロングポイント(強み)とウィークポイント(弱み)を見える化👀します。
介護は、強みを利用して底上げすることが基本です。職場の仲間でこの結果を共有することで、お互いの専門性を活かした有意義な仕事をチームで行えるようになります。
2021年4月、国はシーティングによる寝たきり老人の増加抑制、誤嚥性肺炎などの予防効果を認め、シーティングを介護保険で算定できる医療技術(医療保険では2017年)として認めました。それに先立ち、 2021年3月に厚生労働省老人保健推進事業「高齢者における適切なケアとシーティング」(https://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/377114.pdf)を刊行し、介護士等がシーティングに積極的に関わっていくことがを明文化しました。
しかしこれに関わる理学療法士などのリハビリテーション専門職・看護師・介護士の養成カリキュラムにシーティング教育がないため、ほとんど人材が育っていません。そのため目の前で座り崩れた高齢者が食べこぼしや喘ぎ・傾眠・興奮などが起こっても、それをシーティングにスムーズ結びつけることが難しいと思われます。
そこでわたしたちは、医療福祉従事者がすぐに社会要請に応えられるように、SCマトリクスとそれを理解するための専門知識をまとめた書籍📙『マトリクスを活用し最期までその人らしく シーティングでわかる生活ケア』を書き上げました。
わたしたちはクラウドファンディングを通じて、どこでも・だれでも(医療・介護に関わるすべての職種、家族など)がシーティングが当たり前にできる人材を全国に育成したいです。
そして高齢者・障がい者がリラックスして座って過ごし、個々の能力を発揮して豊な人生を送れる社会をみなさんと一緒につくりたいです。
つい熱く話してしまい、紹介が遅れてしまい失礼しました🙇🏻♂️。
私は、静岡県富士市で作業療法士として活動している串田英之です。私と光野有次さんと共に、シーティング臨床研究と静岡県東部地区を中心にシーティング技術者を養成するための勉強会『富士富士宮地区シーティング勉強会』を主催(2011年~ 延参加人数は2000名)や、関連書籍の執筆(光野さんと共著)などを行っています。
今回SCマトリクスを世に出し、わたしたちがやりたいことを達成するために協力🤝🏼した仲間を紹介します。
光野有次(左前)さんは、日本国内にシーティングという言葉さえもない約半世紀まえから、座位保持用具の提供や製造に関わるスタッフを中心に人材育成されてきました。現在もシーティングに関する講師を各地で行い人材育成しています。著書 これならわかるシーティング 「快適坐位」こそ介護の基本 他、シーティングに関する多くの書籍を執筆しています。
稲川利光(前中)さんは、医師と理学療法士というダブルライセンスを持った珍しい経歴のお医者さんです。若い頃に祖父母を介護した経験から理学療法士になり、働くうちに医師を目指し38歳で医師(リハビリテーション医)になりました。現在は、原宿リハビリテーション病院筆頭副院長・カマチグループ関東本部リハビリテーション関東統括本部長として多忙な日を送っています。
木之瀬隆(右前)さんは作業療法士で、1990年当初より高齢化社会を見据えて高齢者のシーティングを開拓した第一人者で、リハビリ職種を養成する大学でシーティング教育の礎を作りました。現在は、日本車椅子シ-ティング財団代表理事として政策提言や国際シーティング・シンポジウムの日本開催を目指し活動しています。著書 シーティング技術のすべて(医歯薬出版)など、リハビリ職種向けの書籍を多く執筆しています。
大渕哲也(左後)さんは理学療法士で、車椅子シーティングも臥位ポジショニングも、生活ケア一環として一環として、全国に「良いケアの実践」が展開されることを願い、民間の介護事業所に籍を置きながらテクノエイド協会・日本車椅子シ-ティング協会等の研修講師として活躍しています。著書 座位が変われば暮らしが変わる(基礎から学ぶ介護シリーズ)。
串田英之(後中)私は先述の通りで、富士富士宮シーティング勉強会100開催を目指して10年連続の活動と、最近はリハノメ(セラピスト対象サブスクリプション)の講師として人材育成に励んでいます。
亀井克則(右後)さんは、グループホームでの看取り経験から「最期まで口から食べ誤嚥性肺炎をもっと防ぐ手段はないか」と熱い想いをもった介護福祉士と介護支援専門員(通称ケアマネ)です。現在は資格を活かし、都内で居宅介護支援事業者などの立ち上げ・運営を行っています。このクラウドファンディングの裏方として、私のサポートを行ってくれています。
目標金額の内訳
・書籍自費出版費用の補填:約70万円
・ZooM研修開催費用など :約13万円
・手数料 :約14万円
・税金等 :約53万円
2022年1月30日 クラウドファンディング スタート
3月31日 クラウドファンディング 終了
4月初旬 zoom講義配信
6月初旬 限定現地講義(日時応相談)
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンを提供します。
リターン
🌸個人支援者対象🌸
¥1,000
著者全員の限定サイン入りお礼状
¥3,000
Zoom 御支援者限定(作業療法士 串田オリジナル)
「Thank you クラウドファンディング シーティング 介護士・看護師など対象」視聴権
¥3,000
Zoom 御支援者限定(作業療法士 串田オリジナル)
「Thank you クラウドファンディング シーティング リハビリテーション療法士対象」視聴権
¥5,000
Zoom 御支援者限定(作業療法士 串田オリジナル)
「Thank you クラウドファンディング シーティング シーティング経験者対象」視聴権
🌸法人支援者対象🌸
¥50,000円:
コース13:作業療法士 串田 地域訪問訪問研修
(静岡、愛知、神奈川、山梨、群馬、茨城、栃木、千葉、東京)
¥100,000円:
コース14:作業療法士 串田 地域限定訪問研修
(近畿、北陸、福島)2口まで。
¥150,000円:
コース15:作業療法士 串田 訪問研修
(静岡、愛知、神奈川、山梨、群馬、茨城、栃木、千葉、東京 、近畿、北陸、福島 以外)
2口まで。
紹介している本に関わる著者は、純粋にシーティングの啓蒙を考え、1人でも多くの方の生活を良くしていきたいと真剣に考えております。
歳は全ての人間がとりますし、だれでも障害をもつ可能性はあります。大事な人の未来を明るくしていくために、ぜひご支援をお願い致します。
最新の活動報告
もっと見る終了まであと5日!!活動の主旨いまいちどご理解ください。
2022/03/26 13:17動画を見て僕たちの想いを共有して頂きたい!皆さんの周りには、シーティングを望んでいる人たちで溢れている。 もっと見る
終了まで1週間!最後のご支援 よろしくお願いいたします。
2022/03/24 00:0081人の支援者から ¥703,500 ありました。目標金額到達は難しいですが、第2目標の100万円まで¥296,500です。大渕先生、木之瀬先生のzoom講義も¥3、000で受講でき、遠方にも串田が訪問し、時間も内容もご希望通りの現地研修開催できます。静岡から離れれば離れるほどお得!!に開催。全国隅々までシーティングを啓蒙したい!是非、最後のご支援よろしくお願いします。 もっと見る
木之瀬 隆先生 の返礼登壇決定!
2022/03/04 17:46新著共著者の木之瀬隆先生(作業療法士 (株)シーティング研究所所長 日本車椅子シーティング財団代表理事)の返礼Zoom講義開催決定(日時:2022年4月8日 20:00~20:50 )!!しました。 木之瀬先生はシーティングでも高齢者分野のパイオニアです。早期から日本の高齢者の身体特徴と車椅子の適合に関する問題に着目し、永年、不適切な姿勢を強いられることで起こるADL動作障害について研究をしてきました。なぜ日本の車椅子は折りたたみなのでしょうか? それは・・・①椅子に座って過ごす文化がなかった。②玄関で靴を脱ぐ文化であるため、屋内外共通で移動する車椅子を自宅内で使用する意識がなかった。③狭い家屋環境であるため、乗らない車椅子は邪魔でしょうがないため片付けたかった。etc... たたむ=変形する=サポート力がない。サポートを必要等するユーザーが、サポート力のない車椅子に腰掛ける。車椅子は健常な者が使う用具ではありません。車椅子は多かれ少なかれ身体にハンデを持った者が使用する用具です。そこから生じる健康障害は実在するのに、ほとんど知られていません。ここから先は・・・木之瀬隆先生に聴いちゃいましょう!! また先生はシーティング先進国の欧米事情にも造詣が深いです。 海外事情を交えながら、日本のシーティングの見通しまでお話しできる、唯一の先生です。 是非、シーティングの濃密な話題に耳を傾けませんか!?ご支援お待ちしています。 もっと見る
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