はじめに・ご挨拶

火災前の一休そば総本店

はじめまして。 北海道苫小牧市にある蕎麦チェーン『一休そば』の早川陽介(はやかわようすけ)と申します。


数あるプロジェクトページの中から、このページをご覧いただき、誠にありがとうございます。


当店は、昭和50年の創業以来「いつも おそばで つなぐ未来」というキャッチのもと地域の皆様に愛されるそば店づくりをして参りました。


当店では、美味しさと健康を兼ね備えた「低糖質だったん蕎麦 さらり」や、そば汁をベースに豚と牛のもつ肉を使用した「蕎麦屋のもつ鍋」の開発など、そばの食文化を拡げる取り組みをしてきました。

低糖質韃靼そば"さらり"

蕎麦屋のもつ鍋

現在、そのお蕎麦が失われてしまうかもしれないという危機に面しています。


2021年10月3日の火事について

就寝中のまだ薄暗い早朝3時頃、母の携帯からの着信で目を覚ましました。

時間が時間だけに何か嫌な予感をしつつ携帯に出たところ...


「本店が火事!」


その一言に、血の気が引いたことを今でも覚えてます。


すぐに着替えて現場に向かっている最中、遠くから鳴り響く複数のサイレン音、そして焦げ臭い匂いが数百メートル離れた場所からも感じとり、これは小火(ぼや)では済まないということを直感的に感じました。


到着したところ、すでに消防の消火活動が始まっていました。


そして、お店の屋根からも火の手が漏れ出していることを目の当たりにしたとき、これまで培ってきた本店での思い出が走馬灯のように駆け巡ったのを今でも鮮明に覚えています。


また、コロナ禍にじっと耐え凌ぎ緊急事態宣言解除後に向けた準備など「やっとこれから盛り返していくとこだったのに・・・」と悔しさと虚しさで自然と涙が滲み出ました。


怪我人や周辺への影響はないことを確認し、主要メンバーに連絡。すぐに何をすべきかの打合せを意気消沈の中おこなったことを覚えています。


全く先が見えない状況下で最優先で考えたことは、本店スタッフの雇用をできる限り維持すること、そして、どんな形であれなるべく早期に本店を復活させることの2点でした。


ほどなく消防の調査によって、火災の原因は厨房冷蔵庫裏の漏電によるものと判明しました。


↓火災翌日の店内の状況です


「火災に発展するかもしれない何らかのシグナルがあっただろうか?これは防ぎようが無かったのではないか?」と今でも思います。


「一休そば総本店」と「返しの味」について

創業当時の一休そば

創業者で先代の早川隆一(はやかわりゅういち)が車社会の到来を予見し、ドライバーさんが”一休み”できて”一級品”の蕎麦を気軽に食べれる蕎麦屋をコンセプトに、屋号を"一休そば"と名付けました。


特につゆに対してのこだわりが強く、先代が幼少期に過ごしていた東京の江戸前蕎麦の濃い口でまろやかな味を再現させるために、つゆの元となる"返し"を製造する際、醬油の選定や製造方法は勿論のこと、返しの熟成方法にもこだわっていました。


通常、醤油のかどを取るために必要な"寝かせ"の期間は、1週間程度のお店が多いです。


しかし当店では、1か月半から2か月ほど寝かせるという"長期熟成"に加えて、1年を通して涼しい環境を維持し寝かせることができる"地下蔵"までつくりました。

一休そば総本店の地下返し熟成庫


そのため、熟成感があり、美味しく安定した味を実現することが可能となったのです。


一休そばの命そのものである"返し"は回収できたものの、地下蔵はその機能を失ったままです。

がれきで埋まってしまった地下蔵


現在はグループ店舗の地下室で一時的に"返し"を保管していますが、味を保つのに最適な環境とは言えないのが現状です。

このままでは、守り続けてきた「一休そばの味」を失ってしまうかもしれません...


一休そば総本店の蕎麦の美味しさの秘密

ダシや蕎麦の味に関わる苫小牧の水が、美味しさの秘密です。


地元苫小牧市の水は1985年に厚生省の「おいしい水研究会」が調査し発表した「水道水のおいしい10万人以上の都市」に選ばれています。

選出されたのは、北海道においては帯広市と苫小牧市だけです。


また、苫小牧市の北西部に位置する樽前山には火山灰などが堆積しており、天然のろ過装置となっています。

その天然のろ過装置に雨水が通ることで、炭酸ガスやミネラルが与えられるのです。

この山麓に広がる森から湧き出した清流が、美味しさの源泉となっています。


そして、総本店では北海道蘭越産のお蕎麦を使用しています。

農薬を一切使用していないことから、香りが大変豊かです。


また、一休そば総本店の裏には自家製麺の工場があります。

出来立てのお蕎麦の麺を、工場直下で届けることができるのです。


このような一番美味しいタイミングで食べられるのは、一休そばチェーンの中で総本店のみ。

全道から高い評価をいただいています。


支援者の皆様のために、クラウドファンディング限定の"蕎麦屋のもつ鍋"をお届けしたい

冬季限定、一休そば名物の"蕎麦屋のもつ鍋"

「蕎麦屋のもつ鍋」は、ダシソムリエの資格を有する総料理長の早川 賢(はやかわけん)監修のもと開発されました。

だしソムリエ 早川賢

早川賢は一流ホテルにも卸しの実績がある、取引先の「肉のあおやま」が開発した塩だれホルモンの味に感動。


興味本位で蕎麦つゆ仕立てのもつ鍋を作ってみたところ、濃い口でまろやかな蕎麦つゆとニンニクが利いていてコクのある塩ダレが相まって、奇跡的な組み合わせであることが判明しました。


こうして、もつ鍋専門店の味を凌駕した"蕎麦屋のもつ鍋"が誕生したのです。

販売当初は"蕎麦屋"と"もつ鍋"のイメージが湧かないという理由から、販売数が伸び悩んだ時期があり、廃盤に追い込まれた時期もありました。


しかし、「一度食べたらやみつきになる」と、コアなファンからの熱烈なお言葉をいただくまでに。

季節限定で販売したところ、即完売する人気商品となりました。


もつ鍋専用に作られた特別なお蕎麦

お蕎麦はもつ鍋の残り汁で茹でて、〆のお蕎麦としてお楽しみいただきます。

生蕎麦から茹でることから、蕎麦から染み出る健康成分ルチンを余すことなく取り込めます。


お蕎麦は、北海道蘭越産の香りと味わい深い蕎麦粉を使用。麺体はうどんに寄せて若干太打ちでモチモチ食感に仕上げてます。

そしてなんと今回、もつ鍋の〆蕎麦に合うお蕎麦をクラウドファンディング限定で開発いたしました。


プロジェクトを通して実現したいこと

新しい返し熟成庫イメージ

「一休そばの味を苫小牧から届けたい」


そのためには、地下蔵の返し熟成庫を復活させる必要があります。

"返し"はそばつゆの元となるもの。ラーメンでいうガラスープです。"返し"はお店の味そのものなのです。


そして、地元の方々には「一休そば総本店の味を忘れないで欲しい」。

それが私たちがこのプロジェクトを通して実現したいことです。


プロジェクトをやろうと思った理由

火事で意気消沈していた中、InstagramやFacebookを通して、多くの温かいメッセージをいただきました。


そのいくつかをご紹介させていただきます。


----------------------------------------------------------------

総本店のお蕎麦も丼も大好きでした。登別に住む両親も大好きで苫小牧に来るとよく連れて行きました。 私の家族も、両親も営業の再開を楽しみにしています😊 頑張って下さい‼️ 応援しています‼️‼️

----------------------------------------------------------------

子供の頃から一休そばさんのえびの天ぷらのお蕎麦はご馳走でした。
私は糸井店のお店を良く利用していたのでとても懐かしいです。
今は北海道を離れてしまったので通販を利用しています😊
2月に帰省予定ですのでお店で食べれる日がとても楽しみです。
お身体に気をつけて頑張ってください。
応援しています。

----------------------------------------------------------------

このたびの火災に対して、心よりお見舞い申し上げます。 再開の日を心待ちしております。 頑張って下さい‼️

----------------------------------------------------------------

有明の本店で食べるからこその、一休そばなんだよね。 復活したら一番乗りするよ。 楽しみだ。

----------------------------------------------------------------

毎日通る度に淋しい気持ちになっています。スタッフさんの対応もいいし、何より落ち着ける店内の一休さんは私だけではなく家族のお気に入りのお店でした。 再開を心より願っています。

----------------------------------------------------------------


多くの方々が一休そば総本店の味を待ってくれている。


感謝の気持ちと、新たに頑張らなければという思いの中、経営者仲間からクラウドファンディングの提案をいただきました。


みなさまのご支援を信じ、一致団結して最善を尽くそう!

そう思い、今回のプロジェクトを決意しました。


これまでの活動

低糖質だったん蕎麦「さらり」の開発を行いました。

「さらり」は美味しく食べながらも、健康に近づけることを目標としたお蕎麦です。

お蕎麦を通して、みなさまの未来を繋いでいきたい。

その活動はこれからも続けていきます。


資金の使い道

地下の返し貯蔵庫の復旧、什器購入費、CAMPFIRE手数料に充てさせていただきます。

50万円以上については、7千万円以上かかる店舗の再建費用に充てさせていただきます。


リターンのご紹介

リターンのお品は、一休そばこだわりの"そば"や"返し"のつゆを存分にご堪能いただけるものをご用意しました。


・「ふわっと香り広がる」北海道産生そば(3人前)+お礼の手紙
・「血糖値が気になる方に」低糖質韃靼そばさらり(2人前)+お礼の手紙
・「ジュワッとにじみ出る旨味」北海道産鴨セイロそば(3人前)+お礼の手紙
・「クラウドファンディング特別販売」もつ鍋(〆そば付き)(3人前)+お礼の手紙
・「50個限定30%OFF!」もつ鍋(〆そば付き)(3人前)+お礼の手紙
・「100個限定20%OFF!」もつ鍋(〆そば付き)(3人前)+お礼の手紙
・熟成返し+だしパックセット+お礼の手紙
・復活した秘伝の返し熟成庫で作った「つゆ」セット+お礼の手紙
・「蕎麦屋のためにできた粗挽き一味」パック+お礼のメール
・3,000円分のお食事券+お礼の手紙
・5,000円分のお食事券+お礼の手紙
・7,000円分のお食事券+お礼の手紙
・10,000円分のお食事券+お礼の手紙
・50,000円分のお食事券+お礼の手紙
・100,000円分のお食事券+お礼の手紙
・店内に名前付きプレートの掲示(木)
・店内に名前付きプレートの掲示(銀)
・店内に名前付きプレートの掲示(金)


スケジュール

4月プロジェクトスタート・工事開始
5月プロジェクト終了・工事終了
5月下旬新店舗オープン


最後に

今回、クラウドファンディングという不特定多数の方々からお金を集めるという手法を取り入れる際に、「身から出た錆にも拘らず図々しい」という想いがあり躊躇しました。


しかし、友人や知人からのアドバイスによって、今後、市内の飲食店でもしも同じような状況に陥ることになったお店が出てしまった時に、このクラウドファンディングの経験が役に立つかもしれない、と考えるようになりました。


昨今、火災が多いなと感じると同時に、コンセントにも耐用年数があり、同じような事例で火災が起きていることを知りました。


この防ぎようのない火災がいつどこで起こってもおかしくありません。その時に人の助けになれるようチャレンジしたいと思います。

大変厚かましいお願いではございますが、皆様からのご支援、ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます!


特商法に基づく記載

販売事業者名:有限会社一休そば
 ●代表者:早川 陽介
 ●事業者の住所/所在地:〒053-0812 苫小牧市有明町2丁目8-20
 ●事業者の電話番号:Tel: 0144-76-0193
 ●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
 ●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください