初代亀蔵(しょだいかめくら・株式会社京の舞妓さん本舗)は、京都府京都市に本社を持ち、京都府亀岡市に工場を持つ、漬物の製造・販売会社です。キャリア30年を越える漬物職人を製造責任者として、保存料・着色料・化学調味料を使用せず、しば漬け・すぐき漬け・千枚漬けなどの伝統的な京漬物を江戸時代より伝わる昔ながらの製法で製造・販売しています。
「京都 亀蔵」の画像検索結果「京漬物・初代亀蔵」漬物職人 〜最後の漬物師〜 西村貴之 また、トマトや玉ねぎなどを使った創作漬物も数多く開発しており、様々なテレビや雑誌などのメディアから取材していただいております。

廃棄される規格外トマトを有効利用した、食品ロスの軽減にもなる漬物「とまと味噌九条ネギ田楽」は、漬物グランプリ2020年・金賞を獲得しました!また、トマトを和風出汁に漬け、温かいご飯の上に乗せると「出汁茶漬け」になる「お茶漬けトマト ぶぶあられ添え」は漬物グランプリ2021年・金賞を獲得しました!

しば漬け                   刻みすぐき

柚子の香大根                刻み壬生菜

トマトをジェル状の甘酢に漬けた大人気の創作漬物「柚子トマト」

そんな様々な漬物を開発してきた初代亀蔵が今回チャレンジするのが「放置竹林による竹害問題を漬物で解決する」というプロジェクトです。


竹は日本各地に広く分布し、古来よりカゴやザルなどの食器・花器といった日用品はもちろん、家屋の土壁の芯や床材、弓や竹刀などの武具、笛や尺八などの楽器、茶道や華道の道具などに加工されてきました。また、お正月に飾る門松にも使用されているように、生命力を象徴するおめでたい植物として珍重され、日本人の生活や文化に重要な役割を果たしてきました。

放置された竹林しかし、近年では、プラスチックなどの代替製品が普及したほか、安価な輸入竹製品が増加したこと、生産者の高齢化などにより、日常で竹製品を見かけることが少なくなってしまいました。このように竹の需要が減り、竹林の経営で生計を立てることが難しくなってくると同時に、管理されなくなった「放置竹林」が全国各地に増えてきました。この放置竹林が引き起こす問題が「竹害」です。竹害には主に下記の3つがあると言われています。

①山の保水力が低下し、土砂崩れなどの原因になる
竹は繁殖力が非常に強く、放っておくと広葉樹林をどんどん浸食していきます。また、非常に高く成長するので、太陽光が周囲の雑木に届かなくなり、他の木を枯らしてしまいます。山は本来、ブナやナラ・クヌギといった広葉樹が深く根を張ることで山全体を守っているのですが、竹の根はせいぜい50cmくらいの表層にしか地下茎を張らないため、竹林が多く広葉樹林が少ない山は保水力が低下しており、地盤が弱くなることで土砂崩れが起こるリスクが高くなります。

②動物の住処になって農業被害が起こったり、害虫が大量発生したりする
放置竹林はイノシシなど野生動物や蚊などの虫の住処になります。人里近い場所にある竹林にイノシシが繁殖すると、畑が荒らされてしまいます。ある九州の県での農業被害は年間5億円以上とも言われており、大きな問題となっています。また、蚊が大量発生したり、大型の蜂が巣を作ったりするなど、様々な被害が出ています。

③竹林で見通しが悪くなった道が治安悪化の原因になる
竹が鬱蒼と茂ると、周囲が見通しが悪くなり、日光も当たらず暗くなります。こういった場所は、犯罪が起こりやすくなって治安悪化を招いたり、違法投棄の現場になったりする恐れがあります。

このように様々な問題の原因となっている竹害ですが、竹林をきちんと管理すれば、問題は解決します。しかし、竹林の管理はそう簡単ではありません。不要な竹を伐採するにも人手が必要となりますし、伐採後の竹を廃棄するのにもお金が掛かってしまいます。そこで、不要な竹を有効利用した商品を開発し、販売益を得ることで、竹林を管理する予算を捻出していく必要があります。


私どもはこの竹害の話を、京都府向日市の物集女竹林を拠点に活動されている「籔の傍」という団体の代表 小関皆乎様より伺いました。「藪の傍」では毎年春にボランティアの方々が幼竹(伸び過ぎたタケノコ)を伐採されています。

幼竹(育ち過ぎたタケノコ)定期開催されている放置竹林を活用したイベントこれは竹が増え過ぎて竹害を起こさないようにするために必要な作業なのですが、この際に採取した幼竹(伸び過ぎたタケノコ)は売り物にはならないので、現状ではほとんどが廃棄されています。フードロスの観点からもこの幼竹を有効に使うことは大変意義があることですが、初めにお話をいただいた時は「放置竹林の管理に京漬物屋がお手伝いできることはないのでは?」と思いました。たしかに、廃棄される幼竹を有効利用した食品を作り、販売できれば、ビジネスとして成り立つ可能性はありますが、タケノコを使用した伝統的な京漬物はなかったからです。しかし、打ち合わせを重ねていくうちに、弊社でお手伝いできることが見つかりました。それは「廃棄される幼竹(伸び過ぎたタケノコ)を使ったメンマの開発」です。

タケノコといえば、タケノコご飯や煮物・天ぷらなどの食べ方のほか、中華料理ではメンマに加工して食べています。私共はこれまで、メンマは惣菜だと思っており、製造したことはなかったのですが、調べてみると、実は漬物であったことが分かりました。メンマの製造方法はいくつかありますが、その一つが「たけのこを塩漬けにし、乳酸発酵させ、その後に塩抜きをしてから味付けをする」という作り方がありますが、これは京都三大漬物の一つ「すぐき漬け」と同じ製造工程になります。すぐき漬け作りは弊社の職人が最も得意とするところですので、「これならば、美味しいメンマを作って、販売することで、竹林保護のための一助になれる!」と確信が持てました。しかし、メンマの開発費も必要になりますし、せっかく美味しいメンマを作っても、スーパーやデパートなどの売り先は急には見つからないので、クラウドファンディングを利用させていただくことになりました。

京都三大漬物の一つ「すぐき漬け」


京都府向日市の物集女地区にある竹林で、竹害を起こさないように伐採した幼竹(伸び過ぎたタケノコ)を使用したメンマを開発します。弊社が今までに培った漬物作りのノウハウで、「これまでにない味付けの美味しいメンマ」を開発し、皆様に味わっていただきたいと思っております。現状の試作段階では「べーシックな味付けのメンマ」と「京漬物屋ならではのメンマ」のレシピが出来つつあります。他にも様々なアイデアが出ており、最終的には4〜5種類のメンマを開発し、そのうちの2種類を実際に商品化できればと思っております。


1,500円  感謝を込めて竹林保護 応援コース
3,500円  京たけのこ使用 メンマ 4袋(2種類 × 2袋)
5,000円  京たけのこ使用 メンマ 4袋(2種類 × 2袋)と京漬物2袋
10,000円  京たけのこ使用 メンマ 8袋(2種類 × 4袋)と京漬物4袋
15,000円  タケノコ掘り体験(1名様)
30,000円  タケノコ掘り体験 ファミリーパック(最大6名様まで参加可能)

※弊社の漬物は全て、保存料・着色料・化学調味料は不使用です
※全て送料込みとなっております。
※京漬物は弊社の製造しているお漬物の中から厳選したものをお送りいたします。


2022年1月後半  クラウドファンディング開始
2022年2月    メンマのレシピ開発と試作
2022年3月30日 クラウドファンディング終了
2022年5月後半  今年収穫したたけのこでメンマを製造
2022年6月中旬  リターン発送開始

集まった資金は、メンマのレシピ開発と試作費用に使用させていただきます。この中には、幼竹を伐採する費用や工場まで運搬する費用、塩漬けにする費用などが含まれています。
現在、みなさんに美味しいメンマを食べていただこうと、材料のレシピを考案中です。京漬物屋ならではの美味しいメンマを開発したいと思っておりますので、ご支援の方、よろしくお願いいたします。
また、CAMPFIRE様への手数料としても使わせていただきます。


弊社は京都府亀岡市の工場で京漬物を製造して、主にデパート・スーパーと工場併設の無人直売所で販売しております。今回、竹林の保護、そして食品ロスという大きな社会的テーマに、これまでに培った漬物製造の技術で精一杯挑みます。美味しいメンマを開発し、皆様に食べていただくことで社会的な問題解決になれば幸いですので、是非ともご支援の方、よろしくお願いいたします。

工場併設無人直売所:京都府亀岡市稗田野町佐伯浦亦28ー3
営業時間:9:00~21:00
アクセス:湯の花温泉入口にございます。 京都縦貫自動車道 亀岡ICより西進し、約5分京阪京都交通バス、40系統 「 国道佐伯バス停」より西へ徒歩10分

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2022/06/26 12:05

    活動報告をさせていただきます。現在、下漬けしたメンマを味付け加工する段階に来ており、メンマを製造していっております。皆様のお手元にお届けできるのは7月中頃の予定です。当初の予定より遅くなりまして、申し訳ございません。今しばらく到着をお待ちください。よろしくお願いいたします。

  • 2022/03/26 20:00

    多くの方にご支援いただいた本プロジェクトも残りあと5日となりました!美味しいメンマを作って、竹林を保護するために最後まで頑張りますので、皆様も拡散のご協力、お願いいたします!

  • 2022/03/20 21:18

    先日、知らない方から会社のメールに「メンマが大好きです! 美味しいメンマを楽しみにしていますので、頑張ってください!」とご連絡をいただきました。キャンプファイヤーのページをたまたま見ていただいていたそうで、暖かいメーセージ、ありがとうございました。さて、相変わらず、様々な味付けの試作をしており...

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