スタートから19日間で、目標金額を達成しました!

陳央仁先生の地元・茨城をはじめとして、東京、千葉、神奈川、埼玉、群馬の方々、さらには、遠く北海道、長野、福岡などにお住まいの多くの方々から、尊いご支援・ご協力を頂き、19日間と言う短期間で目標金額を達成することが出来ました。みなさまから寄せられたご支援に深く感謝申しあげます。

プロジェクトは3月31日までオープンしておりますので、さらに、ご支援、ご協力をお願いいたします。

なお、目標金額の600,000円を超過した分につきましては、遠方からの講演依頼があった場合に陳央仁医師の旅費に充当するなど、「いのちの授業」講演活動経費の一部として使わせていただきます。

NPO法人 グッド・サマリタン 理事長 加藤光一

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はじめに


 龍ケ崎済生会病院・産婦人科医の陳央仁医師は、主に茨城県内の小学校・中学校・高校、その保護者および教師の方々を対象とし、この18年間で約1200回の「生教育講演(別名:いのちの授業)」をしてきました。「生教育」という言葉には、単に「性教育」にとどまらず、「子どもたちに命と自分自身を大切に生きて欲しい」という陳医師の願いが込められています。

 特定非営利活動 (NPO) 法人 グッド・サマリタンは、陳医師の講演活動を応援してきました。この度、私たちは、小学校・中学校・高校、その保護者および教師の方々向けの4本の動画を新規に制作しYouTubeで広く公開することで、「子どもたちに命と自分自身を大切に生きて欲しい」 との陳医師の願いを全国に広めたいと考えてこのクラウドファンディングを企画しました。

解決したい社会課題

 通常、性教育の目的は「性にまつわるトラブル」の回避で、一般的に「性感染症・予想外の妊娠・人工妊娠中絶」などの知識伝達が中心になります。

 しかし、怖い内容は不安をあおるだけで、行動変容の効果が3か月程度と長続きしません。伝え方によっては逆に「命を生み出す大事な性」に対してマイナスなイメージをもたらしかねない厳しい現実があります。

 自分という命を大事に思えない子どもたちに対して、「生への畏敬」(シュバイツァー)からヒントを得て、倫理の根底である「命の大切さ」を産婦人科医の立場から伝える試みとしての「生教育」を考案しました。小学生と高校生では理解度や必要な知識が異なるため、ステージに合った知識を伝え積み上げていくことが大切だと考えています。

 下図は「いのちの授業教育概念とステージ図」を表わしています。
①「命は奇跡」を科学的に解説し、自分の貴重さ・存在価値に感じて貰うこと。
 それに基づいて
②「自分らしく生きる」に目を向けさせます。
 これらを小学生の高学年で土台としてしっかりできてから、中学生以降で
③「命を壊すものを回避」して、最終目標である
④「幸せな人生」を指し示せると考えています。

このプロジェクトで実現したいこと

 小学校・中学校・高校、その保護者および教師の方々 向けの4本の動画を新規制作しYouTubeで広く公開することで、出張講演での陳医師の時間的制約や物理的困難(遠距離)を超えて「子どもたちに命と自分自身を大切に生きる」 ための 「生教育講演」を、広く全国の子どもたちや保護者へお届けしたいと考えております。

 下記の「サンプル動画」(3分間)は、新型コロナ禍のためオンラインで行った講演会の記録映像の一部です。

 このプロジェクトでは、各世代それぞれに向けて分かりやすいように、改めて4本の動画を作りたいと思っています。

【作成予定動画】

1.小学校編:「生命の誕生とその大切さ~自分らしく生きる~」 (50- 70分)                     

2.中学校編:「自分を大切にして生きるために~君は愛されるため生まれた~」 (75- 90分)  

3・高校編:「自分を生きる~愛し愛されるために~」(90-120分)   "                          

4.一般・PTA編:「いのち・・・それは奇跡~生きる力を育もう~」(90-120分)  

              

陳央仁医師の今までの活動と現状

 陳央仁医師の活動の中心は、茨城県内の小学校、中学校、高校での「生教育講演」活動です。下図に示すように、陳医師は、各学校の児童、生徒、保護者および教師の方々を対象として、2003年より2020年に至るまでの間、合計1200回近くの講演をしてきました。

 「生教育講演」は、当初、特定非営利活動法人(NPO法人)グッド・サマリタンの支援を受けていましたが、その後徐々に、2010年代初めより始まった社会福祉法人・恩賜財団済生会の生活困窮者支援事業の「なでしこプラン」事業のひとつとして行われるようになりました。特に、所属病院の社会貢献事業である「なでしこプラン』事業のひとつとして行った最近5年間の講演活動は合計500回を越えています。    

 同時に、陳医師は小学校、中学校、高校のほかに、並行して茨城県内の福祉専門学校、看護専門学校、県立医療大学、各市町村の家庭教育学級や子育てふれあいセミナーでの講演会および茨城県保育協議会主催の特別講演会などを通して、専門学校や大学の学生のみならず教師や保護者を対象とする「生教育講演」活動も行ってきました。

 今まで陳医師の講演を聴いた児童、生徒、保護者および教師の方々にご好評いただき、小学校、中学校、高校では、2~3年おきに繰り返し講演を依頼されるようになっています。また、茨城県外では東京都、神奈川県、埼玉県などでの講演依頼もあり、できる限りご希望に添うようにしてきました。

 このように、陳医師の講演活動は近年ますますその回数が増えてきていますが、ご自身の時間的制約や物理的困難(遠距離)などのため、そのすべてにお応えすることが難しい現状です。             


受講者の声

小学6年生(女性)より


高校1年生(女性)より


看護学校3年生(男性)から陳医師へのお手紙

 去年の今頃、2年間交際した同級生から「妊娠した、ごめんなさい」と のLINEがありパニックってしまいました。眠れない僕の目に、その時、引き出しの奥にある古いプリントが飛び込んできました。中学生の時に聞いた陳先生の講演のプリントでした。その時の陳先生の言葉と映像がじわじわと蘇ってきて、狼狽えている今の自分が馬鹿らしく感じられました。一緒に講演会を聞いて感動した母を説得してから、彼女に「産んでほしい」と伝えました。

 勇気を振り絞って、ひとりで彼女の実家に伺ったところ、ご両親から「そこまでの覚悟があるのは良く分かった。娘は首席だけど、学校を辞めるのは仕方がない。でも、君まで学校を辞めるのは勿体ない。君だけでも卒業して、仕事が安定するまでは援助するから、頑張れ。」と言われて、涙が止まりませんでした。

 多くの愛に守られて彼女は無事に出産し、その時の子は今日で4か月になりました。実習と試験勉強で私は毎日大変ですが、天使の笑顔にいつも癒されています。6年越しで「いのちの授業」をふたたび聞けて良かったです。この出会いに感謝します。近い将来、先生と一緒に命に寄り添う仕事ができるように頑張ります。

 本当にありがとうございました。


資金の使い道

 このクラウドファンディングで、以下の4本の「生教育講演」YouTube動画を制作して広く公開し、子どもたちが自分を大切にして生きるために、全国の小学校、中学校、高校 や必要な方々にご活用頂きたいと願っております。                           

1.小学校編:「生命の誕生とその大切さ~自分らしく生きる~」 (50- 70分)
        命の誕生(胎児の成長~出産)
        障害者の生き方、親の愛(頚管無力症の例)

2.中学校編:「自分を大切にして生きるために~君は愛されるため生まれた~」 (75- 90分)  
        命の誕生(胎児の成長~出産)、障害者の生き方、
        性感染症、男女の性に関する相違点                        

3・高校編:「自分を生きる~愛し愛されるために~」(90-120分) 
        命の誕生(胎児の成長~出産)、障害者の生き方、
        性感染症、男女の性に関する相違点、
        人工妊娠中絶・避妊、子宮頚癌検診・ワクチン                    

4.一般・PTA編:「いのち・・・それは奇跡~生きる力を育もう~」(90-120分)
        命の誕生(胎児の成長~出産)、障害者の生き方、
        親の愛(頚管無力症の例)、家庭でできる生教育          

思春期親子講演会より

目標金額は60万円です。             

(内訳)
・動画制作費:48万円(4本)
・リターン準備・他経費など:6万円
・クラウドファンディング手数料(9%+税):6万円

注1)このクラウドファンディングはAll-in方式で行われ、到達金額で可能な本数の動画を制作します。  

   *All-in方式とは          
    ○目標金額を達成せずに終了した場合でも集まった分だけ支援金を受け取れる
    ○支援されたリターンは履行する義務が発生する
    ○集まった支援金額に関わらずプロジェクトを実施しなければならない      

注2)目標金額の60万円を超過した場合の超過分に関しては、遠方からの講演依頼があった場合の陳央仁医師の旅費など、「生教育講演」活動の経費の一部として使わせて頂きます。

実施スケジュール

2022年2月 : クラウドファンディング開始
2022年3月31日 : クラウドファンディング終了
2022年4~5月 :4本の動画の撮影・編集
2022年6月 : YouTubeに動画をアップロード
2022年6月 : リターン発送(オンライン「相談会」は7月以降にご提供)

注)動画作成に時間を要するため、リターンの履行時期は6月になります。また、オンライン「グループ相談会」およびオンライン「個別相談会」のご提供時期は、日程調整の必要があるため、7月以降となります。

 

リターン

 1,000円: 
①メールにて、お礼状をお送りします。
② 公開する4本の「生教育講演」動画のURLを、先行してメールにてお知らせします。。
③4つの動画の内、ご希望の1つの講演資料(スライド)をPDFファイルとして、メールにてお送りします。

 3,000円
①メールにて、お礼状をお送りします。
②公開する4本の「生教育講演」動画のURLを、先行してメールにてお知らせします。
③4つの動画の内、ご希望の2つの講演資料(スライド)をPDFファイルとして、メールにてお送りします。

 5,000円
①メールにて、お礼状をお送りします。
②公開する4本の「生教育講演」動画のURLを、先行してメールにてお知らせします。
③4つの動画の内、ご希望の3つの講演資料(スライド)をPDFファイルとして、メールにてお送りします。

 10,000円
①メールにて、お礼状をお送りします。
②公開する4本の「生教育講演」動画のURLを、先行してメールにてお知らせします。
4つの動画全ての講演資料(スライド)をPDFファイルとして、メールにてお送りします。
④7・8月に行う各回1時間のオンライン「グループ相談会」に1回ご参加頂けます。リターンをお送りする際に、日程についてご連絡いたします。

 30,000円
①メールにて、お礼状をお送りします。
②公開する4本の「生教育講演」動画のURLを、先行してメールにてお知らせします。
4つの動画全ての講演資料(スライド)をPDFファイルとして、メールにてお送りします。
④7月以降に、30分間のオンライン「個別相談会」を1回ご提供致します。実施時期については、リターンをお送りする際に、個別にご相談申しあげます。

 50,000円
①メールにて、お礼状をお送りします。
②公開する4本の「生教育講演」動画のURLを、先行してメールにてお知らせします。
4つの動画全ての講演資料(スライド)をPDFファイルとして、メールにてお送りします。
④7月以降に、1時間のオンライン「個別相談会」を1回ご提供致します 。実施時期については、リターンをお送りする際に、個別にご相談申しあげます。


 なお、上記のオンライン「グループ相談会」、オンライン「個別相談会」においては、①要支援生徒との関わり方、②医療機関の紹介、③講演内容に対する希望など、ご支援いただいたみなさまのご質問をあらかじめいただいた上で、幅広くご相談を承ります。また、参加に当たってはパソコンまたはスマートフォンで「ZOOMミーティング」可能な環境が必要です(下記のURLをご参照ください)。

「ZOOMミーティングに必要なソフトウエアの動作環境」
https://support.zoom.us/hc/ja/articles/201362023-Windows-macOS-%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3-Linux-%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E8%A6%81%E4%BB%B6

 

 本クラウドファンディングはAll in型で進めておりますので、仮に目標金額に満たなかった場合は、4本すべての動画を新規に制作するのではなく、以下の優先順に制作します。

 優先順1:一般・PTA編、優先順2:高校編、優先順3:中学校編、優先順4:小学校編

また、新規に制作できなかった分につきましては、公開前提で撮影したものではないものの既に保有している動画を替わりに補充して4本すべてを公開致します。その場合でも、講演資料(スライド)は提供可能ですので、リターンのご提供に支障は生じません。 

 リターンの講演資料(スライド各24~48枚)の一部をご紹介します。         


陳央仁医師からのお願いメッセージ

 2003年末から始まった「生教育講演」を振り返ると、実に多くの方々との有難い出会いで綴られてきたと感謝で胸が一杯です。全ての始まりは性非行に走った教え子たちを心配した中学校女性教師との出会いでした。

 自分自身も、父親との関係や受験のプレッシャーから中学生の時に非行に走っていたことがありました。母親にも泣きながら「こんな悪い子になるなら産むんじゃなかった」と言われて、心にグサっと刺さりました。でも、悪いのは誰ですか?自分ですよね?だから、思うように生きられない自分が大嫌いでした。いじめにも遭い、辛い時期を過ごしました。無視されるってすごい辛いです。自分自信の存在意義に疑問を持つようになり、命を断とうと考えることもありました。しかし、医師になるという目標を持ち、目標に向けて努力することで、応援してくれる人、良き先生、良き友人に恵まれ助けてもらいながら高校に進学でき、医師になることができました。

 産婦人科医として日々過ごす中で、高校生が性病にかかり受診にきたり、思いがけない妊娠で辛い思いをし、家族との関係まで崩れてしまうようなことに立ち会ってきました。

 性という漢字は、心(りっしんべん)に生きると書きます。つまり「人として、心を持って生きること」です。
     皆さんは、思うように生きられていますか?
     自分らしく生きられていますか?

 このことから、自分の講演では、男女の性ではなく生きるための学びとして【生教育】と題して講演を行って来ました。最近では、主として小学校、中学校、高校の児童、生徒、先生方、保護者の方々を対象とする「生教育講演」会は、2016年より毎年100回を超えるようになり、2019年は最高の142回でした。2020年度はコロナ禍の中にあって、105回まで減少したものの、2021年度は例年を上回る勢いで希望する学校が増えて、予定が組めない状態です。

 一方、私自身が脳腫瘍と心筋梗塞の持病を抱える中、文字通り命がけで取り組んでいますが、 無情にも時間と体力の限界を感じる日が増えています。そこで、「いのちの授業」生教育動画を制作し、これらの限界を少しでも超えて、必要な子どもたちや保護者へ「皆さんは、愛されるために生まれてきたんだよ」という命のメッセージが届けられたらと願っています。

 皆様のお力添え、何卒よろしくお願い申し上げます。


陳央仁医師のプロフィール

1966年   台湾生まれ。長男。妹3人
        15歳の冬に来日
1984年   茨城県立竹園高校に入学
1996年   筑波大学医学専門学群卒業
2002年以降 茨城県・龍ケ崎済生会病院の産婦人科医師として勤務し、現在に至る

応援メッセージ

小学校1年生のお子さんを持つお母さんより

 私自身が中学生の頃からお世話になっています。命の大切さ、生教育についても以前から先生にはお世話になってきたので、先生の話を聞きながら色々なことを思い出しました。

 講演という形での話はユニークな例えもあり楽しく頭に残るような例えがありました。それと、先生のあつい想いも伝わり感動しました。生理不順、性病、出産と陳先生には本当にお世話になり、先生の言葉が沢山の人の耳に届くことは大切なことだと思います。

 これからも応援してます。

学校より(高山学園つくば市立真瀬小学校・柳下英子校長)

 現在龍ヶ崎済生会病院産婦人科医師である陳央仁先生が、熱く語る「いのちの授業」についてご紹介いたします。

 講演の対象は小学生から高校生、保護者や教員、一般の方々と幅広く、それぞれの対象に応じて講演内容を考えています。陳先生の講演を一度聴くと、今ここにいる自分の存在そのものがキセキだということが分かります。そして、「赤ちゃんはみんな天使」「君は愛されるために生まれた」のだということを、具体的な胎児の映像や、今まで出産に携わってきた方からの陳先生への感動とお礼の手紙などを通して、私たちの心に届けてくれます。

 陳先生の講演は聴く人すべてに感動を与えます。命って何?とか、なぜ自分は生まれてきたのかと自分を好きになれない人も,講演後には「生まれてきてよかった!」「私はこれから自分の命をどう使おうか。」と、プラスに考えて生きていこうという気持ちになります。

※真瀬小学校HP
 「いのちの授業~自分らしく生きる~君は愛されるために生まれた~」2021.11.05
 

特定非営利活動法人 グッド・サマリタン
理事長 加藤光一よりメッセージ  

 グッド・サマリタンは2006年に茨城県知事の認可のもとに設立されたNPO法人です。私たちは、家庭環境や様々な障害によって社会から疎外された人々に対して福祉・教育・癒しなどに関する事業を行いつつ、社会福祉の向上に寄与することを目的としています。その主な活動分野は「保健・医療・福祉/人権・平和/子どもの健全育成など」です。

 発足当初から2013年頃までの間、グッド・サマリタンは年に数回の頻度で、龍ケ崎済生会病院・産婦人科・陳央仁先生を演者とする「生教育講演会」を主催し、小さな命の大切さを啓蒙するパンフレットを作製したり、講演会で用いる資料を作成するなどして、その活動を支援して来ました。現在も、限られた回数ではありますが、各市町村の家庭教育学級や子育てふれあいセミナーなどでの講演会を主催しております。

 一方で、龍ケ崎済生会病院の「なでしこプラン」の一環として、病院からのご支援をいただきながら、陳央仁先生の活動は茨城県の小学校、中学校、高校を中心として大きな広がりを見せて来ました。この間、多くの先生方、保護者の方々、児童、生徒たちからの支持をいただいて、現在に至っていることは、まことに喜ばしいことであります。

 今回のクラウドファンディングでみなさまのご支援をいただくことができれば、YouTubeを通して陳央仁先生の「生教育講演」動画を配信することが可能となります。これにより、陳央仁先生が伝えたいと願っている命のメッセージを今までよりもさらに広く日本中の子どもたちや保護者および教師の方々に届けることができると期待しています。

 みなさまの応援をよろしくお願いいたします。                        

                           2022年2月
                           特定非営利活動 (NPO) 法人
                           グッド・サマリタン 理事長                       

 

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