はじめまして!まずは私たちファームみなみの郷の自己紹介をさせてください。
私たち有限会社ファームみなみの郷は、新潟県五泉市で創業当時から減々栽培に取り組む農業法人です。
五泉市は菅名岳・大蔵山・護摩堂山などに囲まれた扇状地で、阿賀野川をはじめとする水源に恵まれ、そんな自然豊かな地形を活かして、さまざまな農産物を生産しています。現在では後継者がいなくなった農地を引き取り、地元農家の後継者不足にも尽力しています。「若い世代の人に農業に興味を持ってもらいたい」と、野菜の収穫体験や大型農業機械の試乗、新米の食べ比べイベントなどを実施しています。
【会社概要】
社名:有限会社ファームみなみの郷
住所:〒959-1834 新潟県五泉市木越石道2065-1
TEL:0250-43-2387
代表:阿部 一哉(上記写真最左)
設立:2006年4月
従業員数:コアメンバー7名、組合員11名
平均年齢:37歳(最年少28歳、最長齢60歳)
作付け面積:水稲約50ha、里芋1.7ha、その他園芸作物
※参考:東京ドームが4.6ha(ヘクタール)
HP:会社ホームページ
↑ファームみなみの郷のロゴであり、キャラクターは妖精のみなみちゃん。
みなみちゃんの頭は五泉市の自然豊かな山と川を表現しています。
新潟県五泉市は隠れたお米の名産地!
ファームみなみの郷がある五泉市は、阿賀野川をはじめとする水源に恵まれ、昼夜の寒暖差が大きく、夜間に養分を蓄えることで、粘り気が強くモチモチした食感のコシヒカリに仕上がります。また、米作りに使用する水は、水温が低くクリアで良質な「阿賀野川の水」。強い甘みで濃厚な味わいのお米に育ちます。
〜こだわりの米つくり〜
①昼夜の寒暖差が大きく、夜間に養分を蓄えるお米にとっては最適な環境であり、粘り気が強くモチモチした食感のコシヒカリに仕上がります。
②暑さが厳しいときに出穂のタイミングが重ならないよう、田植え時期を調整しています。こうすることで、夏の猛暑の際に、稲へのダメージを減らすことができるといいます。また、田植え前に深くまで耕しておくことで、しっかりと根を張って立派な稲穂に成長。土からの養分をたっぷりと吸収して育ったコシヒカリは、旨味がぎゅっと凝縮されます。
③環境に優しい米つくり
一般的に肥料として被覆肥料が使われることが多く、被覆肥料は作業の負担が少なく、安定的な生産ができるメリットから有機肥料より使う農家が増えてきています。しかしデメリットとしては被覆肥料はその素材がプラスチックで出来ており、一部が分解されないまま川や海に流出しているのも事実であり環境破壊の面で使用を改める考え方も出てきています。
この事実を知らずに低コストで効率性が良い被覆肥料を使い続けている農家の方も少なくありません。
ファームみなみの郷も近年では被覆肥料の使用を抑え、減々米として環境に優しい米つくりを目指しています。
有機肥料も使用せず自然栽培が手間暇をかけて品質も高いかもしれませんが、その分人件費がかかり、作付け面積にも限界があるため、肥料のコストは切っても切れない関係にあります。
しかし美味しく高品質のお米を作るには肥料・農薬は欠かせないものなので、環境にも優しく効率とコストを考慮して有機肥料で栽培することがファームみなみの郷の米作りです。
リアル① 米価の大幅下落で経営がピンチ・・・
【背景①】米価下落の現実
仮渡し金とはJAにお米を納める生産者の収入となり、生産者に支払われる前金のことです。
ここ数年だけを見てもコシヒカリで、60kgあたり14,000円の2020年に比べ→12,200円の昨年対比1800円減、2019年比だと2700円減と大幅に下落してきています・・・
原因は在庫過剰や新型コロナウイルスによる需要減少の影響があり、個別販売やネット販売など販路拡大にも取り組んでいますが、まだ弊社はJAへの出荷が大半なので、もろに大ダメージを受けました。。。
リアル② 肥料価格の高騰による追い打ち・・・
2021年度の秋肥価格を軒並み値上げすると、JA全農が発表し、原因は肥料の原料の世界的高騰や原油価格の高騰が大きく影響しています。
減農薬栽培により減減米としてお米を作っているとはいえ、慣行栽培規程の50%削減なので全く肥料や農薬を使わない訳ではなく、肥料・農薬のコストだけで会社全体の売り上げの20%以上を占めています。
もう少し原因を細かくすると、肥料の三要素は窒素、リン酸、カリであり、それぞれの肥料の原料となる尿素、りん安、塩化カリのいずれの値上がりに影響しているものがコメ、小麦、トウモロコシ、大豆といった穀物の国際相場の値上がりと、インドの動向の二つの原因があります。
〜次世代に繋ぐ農業〜
米価下落に伴い売り上げの95%がお米を占めている我が社にとって、経済的な大ダメージを受けているのが私たちの現状です。そのため新しい農業機械の導入が困難であり、且つ後継者不足による耕作放棄地の引き取りの相談を多くいただくのですが、従業員の人数や稼働時間も限られるため、耕作放棄地の請け負いを増やし地域を守りたい・・・だけど受けきれない。という現実を歯がゆく感じています。
実際、請け負いの作付け面積も毎年増えており、従業員数も少しづつですが増え、会社としては事業拡大を続けています。
20代2名、30代2名、40代2名、60代1人とベテランから若い年齢まで幅広く活躍しており、
農業未経験で県外からUターンしてきたり、実家が代々農家で家の稼業も継ぎながら働いていたりと、「農業」を次世代に繋げるために働いている従業員がほとんどです。
〜最後に〜
生産者の私たちが明日を食べて行くには、一人でも多くの方にお米を食べていただきたい!
「新潟県産のコシヒカリなら南魚沼産を食べたい、送りたい」分かります。
確かに高額でも高品質、ネームバリューは負けているかもしれません、が、日常的に美味しいお米を財布にも優しく食べれる、生産者の顔が見れる、安心、安全、そんな身近に感じる品質の良いお米を食べていただきたいです。
ー私たちの信念ー
ただ農作物を作って農協に納品するだけでは、消費者の顔も食べた感想も分からない。。。生産者にとって自分たちが愛情込めて作った農産物を食べて喜んでくれる、また食べれるのを待ち遠しにしてくれていることが何よりのやりがいです。
もっと多くの方に直接購入していただき食べていただきたい!という思いから昨年よりネット販売や直売所での販売、収穫体験イベントの実施などを積極的に行ってきました。
私たちファームみなみの郷の経営理念でもある「地域を愛し、地域に愛される農業法人を目指し、農業の魅力・豊かな自然を次世代に繋げます」を掲げ、五泉市でも深刻化している離農による耕作放棄地を救い、お米離れが進む現代人に美味しいお米を食べてもらい、お米を食べる文化、お米を作る生産者、耕作放棄地ゼロを次世代に繋げられるようこれからも励んでまいります。
【写真:2021年に実施したトウモロコシや冬野菜の収穫体験イベントの様子】
新米(コシヒカリ、こしいぶき、新之助、わたぼうし)の食べ比べ体験も盛り上がりました!
資金の使い道
みなさまからご支援いただいた資金はおおよそリターンに当てようと思いますが、
余剰が出ましたら下記の費用に当てさせていただきます。
・農業機械の購入費
・農薬、肥料の購入費
・収穫祭などのイベント開催企画費
・販路拡大費(ネット販売、サブスク、交通費、出張営業費など)
・耕作放棄地(休耕田)の維持費
リターンについて
私たちのプロジェクトに賛同いただき支援してくださった方には、弊社で生産している100%コシヒカリ
「南郷米」をお送りさせていただきます。
南郷米は私たちがお米を作っている新潟県五泉市を「南部郷」と呼んでいたことと、何号食べても美味しい!という思いから、その名を付けた弊社オリジナルの呼称とデザインになります。
また、支援金の金額により収穫時期にもよりますが弊社で生産している野菜セット(枝豆、トウモロコシ、さつまいも、里芋、ブロッコリー、カブ、大根、キャベツなど)も考えております。
高額支援をいただける方は田んぼのオーナーになれるリターンもあります。
*詳しくはリターン品の詳細ページをご確認ください。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
コメント
もっと見る