【ご報告】ネクストゴールの80万円を達成しました!継続的に活動を続け、インクルーシブな社会を皆さんと描いていくためにサードゴールに挑戦します!

こんにちは、ビーラインドプロジェクトです!

クラウドファンディング開始から1ヶ月弱、皆様のご支援とご協力によりネクストゴールである80万円を達成することができました!たくさんの応援とご支援、本当にありがとうございます。皆様との出会いや、交流、そしていただいたお力添えにより、クラウドファンディング開始当初には想像できなかったような、大きなプロジェクトへと成長することができました。関わってくださった全ての皆様に心より感謝申し上げます。

これまで、私たちがみなさんと開発したボードゲーム「グラマ」によって「楽しさの垣根」を乗り越えることを目指し、体験会などをクラウドファンディング期間中にも開催させていただいてきました。その中で、私たちが最終的に目指したい社会は、皆が対等に関わり合い、一緒に何かを成し遂げていける社会であると気づきました。「グラマ」の体験会のように、お互いの違いや共通点を楽しみながら、分け隔てなく一体感を感じられるような社会を作っていくこと、それが私たちビーラインドプロジェクトの最終目標です。

クラウドファンディング開始から約1ヶ月間、自分たちの世界が広がっていくのと共に、自分たちの目指す社会を実現していく上で解決しなくてはいけない課題の多さや、難しさを実感してきました。と同時に、たくさんの人と関わらせていただき、温かい応援のお言葉をいただいたり、熱い思いを互いに共有させていただりする中で、もっともっと社会を変えていけるようなインパクトを持てる、大きな活動にしていかなくてはいけないと、使命感も抱くようになりました。

今後、ボードゲーム「グラマ」の普及や、「グラマ」を用いたイベントの開催はもちろん、より多くの人と一緒に、理想とするインクルーシブな社会を作っていけるよう様々な活動を行っていきたいと考えおります。そこで、より社会にインパクトを与えることのできる活動を、長期的に継続していくための資金集めを目的に、サードゴールとして「ご支援金額100万円」に挑戦することといたしました。

したがって私たちは、サードゴールとして目標金額を100万円に設定し、今後さらに活動を広げていきたいと思っています。

これからも、皆様と一緒に、インクルーシブな社会を目指して走っていきたいと思っております。クラウドファンディング終了まで残り17日、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

Blined Project メンバー一同


[5月29日追記]

はじめに


※視覚に障碍を持っている方や、クラウドファンディングに慣れていない方で、うまく申し込みができない方はこちらのメールアドレス宛にお気軽にご連絡ください。お手伝いさせて頂きます。

メールアドレス:blinedproject@gmail.com


こんにちは!私たち「Blined Project (ビーラインド・プロジェクト)」は、ボードゲームを通して「楽しさの垣根のない世界」の実現を目指す学生団体です。

晴眼者(見える人)と視覚障碍者(見えない人・見えにくい人)の間にある「楽しさの分断」に対する問題意識から、視覚の状態に関わらずみんなが楽しめるボードゲームの開発と、遊びを通じてお互いを理解し合える場づくりに取り組んでいます。

見える人も、見えない人も、見えにくい人も。みんなで同じ机を囲み、純粋に楽しめる。

共に楽しみながら相手を理解し、互いにわかりあう。

ボードゲームをきっかけに「楽しさの垣根」を飛び越えて、分かり合い、認め合い、助け合える、そんな社会をつくりたい。

それが私たち、Blined Project(ビーラインド・プロジェクト) の思いです。

 

ビーラインドプロジェクトとは

皆さん、初めまして!

本ページをご覧いただき誠にありがとうございます。

私たちビーラインド・プロジェクトは、「楽しさの垣根のない世界の実現」をビジョンに活動している大学生6人で構成された学生団体です。現在は子供を中心に、見える人も、見えない人も、見えにくい人も、みんなで楽しめるボードゲームの開発を行っています。クラウドファンディングを通して、視覚障碍に関連する団体や施設を中心にボードゲームの配布を行うことを目指しています。

大学も年齢も異なる私たちですが、「ボードゲームを通して社会をより良くしたい」という根本の思いは共通しています。それぞれ溢れんばかりの熱い想いを胸に、日々プロジェクトに取り組んでいます。

メンバーの紹介を簡単にさせていただきます。 立教大学二年で、開発チームで代表の浅見幸佑。早稲田大学2年で、開発チームで副代表の三浦ひかる。津田塾大学2年で、ファンドレイジングチームの林かりん。

続いて中央大学一年で、開発チームと広報チームに所属している横尾はんと。慶應義塾大学1年で、開発チームと広報チームに所属している飛川優。東京大学4年で、ファンドレイジングチームに所属している禾ゆきな。以上の6名で活動しております。


解決したい社会課題について

問題は「遊び」がないこと。

人と人とが繋がり、仲を深め、わかりあう上で「遊びを通じて同じ楽しさを共有する体験」は大きな意味を持っています。皆さんもこれまで、共に同じもので遊び、楽しんだことで、打ち解けたり、信頼関係を築くことができた経験がたくさんあるのではないでしょうか。

しかし現在、目が見える人と見えない人が、同じ条件で同じ楽しさを共有できる遊びは少なく、せっかく交流する機会があったとしても一緒に遊ぶことが難しい現状があります。「遊び」は子供同士がお互いを知る上でもっとも基本となる「ツール」です。双方が共に遊ぶ機会が少ないことは、視覚障碍を持つ子供が社会で孤立してしまったり、晴眼者の子供が視覚障碍に対して間違った認識を抱いたまま大人になってしまったりと、結果としてより大きな分断を生むことになると考えています。

 

一緒に遊んで壊された自分たちの偏見

 実際に、晴眼者の大学生である私たちは、これまで成長の過程の中でほとんど視覚障碍を持つ方と交流することがなく、交流する機会があったとしても、共に遊んだ経験はありませんでした。その結果、視覚障碍を持つ人と深く関わらず、正しく理解しないまま「視覚障碍を持っている人は大変だ」と言ったイメージや「視覚障碍があることは気の毒だ」といった認識を抱いてしまっていた部分も多くありました。 

私たちは、ボードゲームを作り、視覚障碍を持つ人と一緒に遊ぶ中で、一緒に喜んだり、悔しがったり、同じ感情を共有することで、これまで感じていた距離感が一気に縮まったような感覚を覚えました。また、ボードゲームを通じて視覚障碍を持っているからこその感覚の違いや、見える見えないに関わらずお互いに持っている共通点などを発見し、お互いにわかりあい、尊重し合うきっかけにもなりました。

 実際に小学生3名と、全盲の20代の方に一緒に体験していただきました。その際に、視覚障碍という壁を忘れて共に笑顔になっている場が生まれていました。

ボードゲームで楽しさの垣根を飛び越える

視覚の状態に関わらず、純粋に楽しむことのできるコンテンツと、共に遊ぶ機会をつくり出すことで、お互いの間にある「楽しさの垣根」を飛び越え、互いに理解しあうきっかけをつくれるはずだと私たちは信じています。

見える人も、見えない人も、見えにくい人も、視覚の状態にかかわらずみんなで一緒に盛り上がることができる。そんなボードゲームを通じて、私たしは、同じ感情を同じ瞬間に共有できる遊びが不足しているということ、つまり「楽しさの分断」の解決に取り組んでいきます。

 

グラマについて


見える人も、見えない人も、見えにくい人も。

「グラマ」は、視覚の状態に関わらず、見える人も、見えない人も、見えにくい人も、みんなで一緒に楽しむことのできるボードゲームです。また、見える人だけ、もしくは見えない人だけでも、楽しむことのできるボードゲームを目指し、開発しました。グラマに勝ち負けはありません。重さの感覚と表現力を頼りに、みんなで協力してクリアを目指す、新感覚のコミュニケーションゲームです。

対象年齢:小学生以上

プレイ人数:2人 or 4人

プレイ時間:約15分


君の「ありがとうの重さ」はどれくらい・・・?

グラマは、表現力を使って、みんなで重さを揃えるボードゲームです。プレイヤーにはそれぞれ違った量の重りが入った袋が配られます。与えられたテーマに沿って自分の袋の重さを表現しながら、みんなの袋の重さを揃え、天秤にかけた時に釣り合えばクリア、崩れてしまうと失敗です。テーマは日用品などの物理的な重さから、「ありがとうの重さ」「気持ちの重さ」など単位では表せない抽象的な重さを表現するものまで、さまざまです。さまざまな感覚を、普段なかなか意識することのない「重さ」に落とし込んで伝え合う、新感覚のボードゲームです。


視覚よりも深く。「重さ」は互いをわかるものさし。

この重さを〇〇で例えると・・・?

グラマの一番の醍醐味は、「重さ」を使ってコミュニケーションを行う中で、自分と相手の感覚の違いや、共通点を知ることができるということ。見えないからこそ、見えにくいからこその感覚の違いや、視覚に関係なく持っている共通の感覚に、ゲームを遊ぶ中で自然と気づくことができます。見える人が見えない人を、見えない人が見える人を理解するだけでなく、見える人同士、見えない人同士で遊んでも相手の新たな一面を発見することができます。みんなの違いを尊重し、違いを楽しむゲームです。


喜びや悔しさを共有し、共に楽しむこと

がっしゃーーーん!!!

「グラマ」は、「成功」または「失敗」の瞬間を、視覚の状態に関わらず、みんなで同時に味わうことができるゲームです。成功を知る手がかりは音。天秤が釣り合った時の静寂は成功を、天秤が崩れれた際の大きな音が失敗を意味していて、見えていても、見えなくても、同じ瞬間に喜びや悔しさを爆発させ、感情を分かち合うことができます。


重さを感じて、自分の言葉で表現する新鮮な体験

あなたも表現してみよう。これってなんの重さだろう。

「グラマ」は重さの感覚を楽しむゲームですが、グラムやポンドといった単位は一切登場しません。プレイヤーは手のひらで感じた袋の重さを、テーマに沿って自分なりの言葉で表現していきます。普段はあまり意識しない「重さ」の感覚と「重さを伝える表現力」を目一杯使って、コミュニケーションを楽しみます。また、与えられるテーマは、日用品などの物理的な重さから、「ありがとうの重さ」「気持ちの重さ」「料理のカロリー的な重さ」など、普段重量として意識することのない感覚までさまざまです。自分の持っている袋の重さを、さまざまな感覚に例えて伝え合う、新感覚のコミュニケーションゲームです。 


※本クラウドファンディングに向けた団体とグラマの紹介動画になります。もしよければご覧ください!


開発までの様子

自分達もステレオタイプを持っていた。一緒に遊ぶまでは。

私たちはこれまで、NPO法人みのりの方々や、中野区視覚障害者協会の方々、八王子視覚障害者福祉協会の方々にヒアリングをさせていただいたり、実際に試作品のボードゲームを体験していただいたりしてきました。勿論その中には晴眼者の方々だけでなく、視覚障碍者の方々もいらっしゃいます。

その中で沢山の貴重なご意見や体験談をいただき、今のボードゲーム開発に大変参考にさせていただきました。しかしながら、そのようなボードゲームに役立つお話やご感想だけでなく、なによりも大切なことを教えていただきました。

それは、視覚障碍に対して自分達ですらどこかステレオタイプを持ってしまっていたということでした。

私たちは、学校の授業やインターネットから得る知識で、視覚障碍についてある程度は理解したつもりでいました。しかし、それは海外の方々と話したこともないのに英語を本で勉強して、上手くなったような気になっているのと似たものだと気付かされました。知識的に言えば、視覚障碍者の方々も晴眼者の自分達と同じである。ですが、一緒に遊んでみて、本当の意味で"普通"であることを理解しました。

その"当たり前"に気づくこと。それはやはり、一緒に感情の変化を共有してこそ成されることだと改めて思いました。啓発も素晴らしいですが、啓発では本当の意味で、ステレオタイプは壊されない。一緒に遊び、一緒に喜び、一緒に悔しくなる。そういった「楽しさの垣根のない世界」を生み出していくことの重要性を体験から感じさせていただきました。

実際に視覚障碍者の方々や晴眼者の方々にヒアリングや実証を複数回させていただきました。



資金の使い道について
資金内訳

グラマ:20個

・初期費用 205,000円

  (内訳)

  - デザイン依頼費 132,000円

  - 音声ガイド依頼費用 7,000円

  - その他印刷物の印刷費用をはじめとした雑費 66,000円

・グラマ以外のリターン配送費用 5,000円

・グラマの配送費用 10,000円

・グラマ無償配布用開発費 96,000円(グラマ1セットあたり4,800円×20セット)

・交通費 48,000円(往復交通費1200円×2人×20回)

・利用料9% 36,000円(400,000円×0.09%)

※1 百の位以下を切り上げた金額を掲載しています

※2 活動に用いた物品の中で、最低発注数の関係で余剰分が発生してしまうものがあります。発生した余剰分の物品に関しては、今後のプロジェクトの活動の中で使用させていただきます。

※3 基本的にはグラマは集まった金額分だけ作ります。そして、作った分だけそれを個人様や団体様に体験会の実施後に配布していきたいと考えております。そのため、リターンを含むグラマ生産個数を20個だと仮定した時の見積もりを出しています。 


応援メッセージのご紹介


加藤木 こうじさん NPO法人みのり 代表理事 領家グリーンゲイブルズ 施設長 埼玉の盲学校の元教員であり、視覚障害者の通所事業所を運営している  以下応援メッセージとなっています。Blined Projectのみなさんを応援しています! こんにちは、視覚障害者の通所事業所「領家グリーンゲイブルズ」を運営している加藤木貢児です。 私は埼玉の盲学校の元教員をしておりました。 たくさんの視覚障害者と接していると、地域の方々ともっと接する機会があれば、より楽しい生活を送ることが出来るだろうと感じます。 もし、小学生の時の小さな頃から、ボードゲームという楽しみを通して交流する機会を持つことができれば、みんなの生活がより楽しいものになるのではないかと思います。 目が見えても見えなくても関係なく楽しめるボードゲーム。 みんなで遊ぶ日を楽しみにしています。

宮川純さん NPO法人八王子視覚障害者福祉協会理事長 公益社団法人 東京都盲人福祉協会役員 以下応援メッセージとなっております。我々視覚障碍者は、別名情報障碍者と呼ばれます。その理由は、健常者は生活する上での90パーセントの情報を視覚から得て、それを脳で理解し、体を動かしていると言われています。その90パーセント近い情報をシャットダウンされてしまうのが視覚障害者であり特に全盲者です。13年前に中途失明して全盲になり 視覚障害者として生きていくのにさまざまな困 難にぶっかりました。それを自分たちのことは自分たちでまずは改善したいと現在の NPO法人八王子視覚障碍者福祉協会に入り6年前から役員を4年前から公益社団法人東京都盲人福祉協会の役員を務めています。 今回、八王子の事務所にビーラインドプロジェクトのメンバーが来所され、とても可能性にに満ちたボードゲーム体験をさせてくれました。 仕組みは単純、それが1番ありがたい、なぜなら上記に書いたように我々は視覚からの情報を得れないので仕組みが難しいと理解する前に断念してしまう。これなら子供たちも楽しく遊べそうです。共に同じゲームを用いて遊ぶことで我々のことを話や勉強でなくゲームで遊びながら理解してもらう事もできそうでとても素晴 らしいアイテムだと感じました。 仕組みは簡単だが、使い方次第ではかなり深くいろいろな事が行えそうなこのアイテムを同じ仲間たちに広く知っていただきたいと感じました。


スケジュールについて

今後のスケジュール

 2022年4月30日:クラウドファンディング開始

 6月15日 : クラウドファンディング終了

 6月下旬:リターン発送開始


※募集方式について

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

リターン品には、私たちのボードゲームや、ロゴに絡めた様々な品や体験をご用意いたしました!詳しくは各リターン詳細文をご覧ください。


さいごに
「楽しさの垣根のない世界の実現 」

これが私たちビーラインド・プロジェクトのミッションであり、原点です。

最後に、代表のこのプロジェクトにかける熱い想いを綴らせてください。

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自分はこのプロジェクトに2つの思いがあります。

“楽しさの分断“は優先的に解決されなければならないような課題ではない、という社会の風潮を私は感じます。だからこそ、ひとつ目の思いとして、誰かをより幸せにできるかもしれない課題と捉え、自分にもできることとして取り組んでいきたいです。貧困、環境問題、雇用格差。世界的にも深刻で今すぐ解決されていない課題は多くあります。一方で、“解決されるともっと幸せが生まれるかもしれないけれど後回しにされている日陰の課題があると思っていて、それがまさに、「視覚を必要とせずに一緒に楽しめる遊びの欠如」による”楽しさの分断”だと思っています。大勢の方々が日向の方に向かっていくからこそ、こういった課題に仲間と取り組んでいくことは大きな意味があると思っています。そしてふたつ目に、「オモシロく課題を解決したい」という思いです。福祉や社会課題というようなものが“重く“みられがちだからこそ、オモシロく、楽しく、課題を解決していくことを大切にしていきたいです。仲間と、みなさんと一緒に楽しく、よりあたたかい社会にしていきたいと思っています。

代表 浅見 幸佑

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ぜひご支援お願い致します。

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