信州渋温泉にある温泉宿「歴史の宿金具屋」の九代目にあたる西山和樹と申します。大学卒業の2001年より金具屋で宿の仕事をしております。現在「金具屋文化財巡り」を毎日行い、ご宿泊の方に建物のご案内を毎日行っております。

プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。長文ですがお付き合いいただければと思います。


なお当プロジェクトは第3期の募集となります。第1期、第2期にてご支援いただきました皆様、本当にありがとうございました。引き続きどうぞよろしくお願い致します。

金具屋には昭和11年に建設された木造4階建ての客室棟「斉月楼」と建築面積200畳の木造「大広間」があり、文化庁の登録有形文化財に認定されています。現代では数少ない昭和の『擬洋風建築』とされ、さまざまな作品の資料や舞台としても使われてきました。

大正から昭和初期にかけて、日本ではこのような木造旅館が多数建てられました。中には宮大工が手掛けた大変凝ったものもありましたが、時代の変化とともに多くが姿を消していきました。大規模な木造建築、そして宮大工の建築を修繕・維持するのは大変な費用がかかる為です。


おかげさまで災害や感染症などで観光業界が大きく振り回される中でも、当館は多くのお客様にいらしていただき利益をあげることができております。ありがとうございます。

これからも貴重な建物や温泉文化の維持のため、さらなる幅広いご支援をいただきたく、この企画をいたしました。


いただいた支援金は、文化財「斉月楼」「大広間」や昔からの温泉浴場の修繕・維持費や防災のための設備、備品などの購入費の一部として使用させていただきます。

使用先や改修情報につきましては、おって活動報告などでご報告させていただきます。


ご支援いただく際にも、楽しいと思ってもらえるもの、宿へ行きたいと思ってもらえるものを考えました。

ご支援いただいた方のオリジナルの名入れ「千社札」を製作し、1年間金具屋に貼付します。

ご支援額によって金具屋に貼付される札の大きさが変わります。

千社札デザインは金具屋にゆかりのデザイナーによる16種より選ぶことができます。

(※注:今期より「札なし応援コース」もございます)

さらに製作した千社札をご提供いたします。ご本人のお名前はもちろん、連名や団体名で記念品としてもご活用いただけます。


<リターン内容>

「札なし応援コース」

・九代目よりの御礼メール


<リターン内容>

「千社札製作・貼付コース」

・名入れオリジナル千社札の製作

・1枚を金具屋館内に貼付(リターン金額によって貼付するサイズが異なります)

・貼付したもの以外に、名入れ千社札の大サイズ4枚、中サイズ4枚、小サイズ4枚とブランク(空欄)札を各サイズ1枚ずつをご提供

金具屋斉月楼の一階廊下。ここには建設当初から千社札が自由に貼られておりました。

これも旅の文化でしたが、今はご支援を頂いた方専用の千社札エリアとさせていただいております。


札のデザインは金具屋にご縁のある方々にご協力をいただきました。千社札製作・貼付コースの方はお好きなものをお選びいただけます。

ご協力いただいたみなさま

・A2WORK(デザイナー)

・天乃咲哉(漫画家)

・emi tanaji(壁画家)

・Oricoo Sun(画家)

・中嶋春陽(俳優/歌手)

・藤田聡平(デザイナー)

・磨伸映一郎(漫画家)

・MAJIO(画家)

・宮本悠合(画家)

・山下メロ(平成文化研究家)

・よろこび(MC/ナレーター)

・吉山りさ(温泉モデル)

・KANAZAWA from Tokyo Syokudo(映像作家)

(敬称略、五十音順にて)


用紙は新・北斎(180kg)を使用し、しっかりとしたカード状の札となります

大きさの比較


千社札製作・貼付コースではお名前や会社、団体名などをいれてオリジナルの札を作ることができます。

※作成できる札は1支援につき1種類です


リターンの情報入力の【備考欄】に必ず名入れする文字をご記入ください


札のデザインによって文字の長さに向き不向きがあります。最適なのが3文字~5文字。長くても10字程度におさめてください。2段に分けることも可能です。

文字スタイルについてはリターン画像をご覧ください。


【注意事項】

●印刷の前にレイアウトの確認をしていただきますので、メールアドレスはお間違えないよう入力して下さい。募集終了後以降も、1週間以上たってもメール連絡がない場合は、迷惑メールフォルダなどをご確認ください。

●名入れは個人名、連名、会社名、団体名も可能です

●ギフト用にご本人名とは別の名前も可能ですが、無関係な著名人や著作権にかかる名前は不可とさせていただきます。ギフト用に別のお名前で作成する場合は、備考欄にお名前の方とのご関係等をご記載下さい。

●公序良俗に反する文字については制作できません。


※千社札は支援の御礼となりますので、出来上がりによる返品・返金などには応じられませんのでご了承ください。



  

これまで金具屋、渋温泉では、さまざまな方に温泉地の魅力を知ってももらうべく、音楽イベントやアートイベント、ゲームや漫画・アニメとのコラボなどを行ってきました。その中でたくさんのアーティスト、作家、デザイナーなどタレントのある方々と知り合い、親しくさせていただいております。その方々とイベントの時だけでなく、なにか一緒にできることはないかと思っていました。今回のリターンでは、そういった金具屋とゆかりのある方々にご協力いただき、千社札のデザインをしていただいております。


・2022年6月30日 募集終了 名入れデザイン確認

・2022年7月~ デザイン完成後、千社札(15枚)発送開始

・2022年8月~ 千社札掲示開始(2022年7月までの1年間)


第1期のご支援では防火シャッターの刷新費用の一部として、第2期では大広間の屋根の保護塗装費用の一部として使用させていただきました。みなさま本当にありがとうございました。

今後も文化を残し伝えるために、さまざまなことに取り組んでまいります。どうぞよろしくお願い致します。




<募集方式について>本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


※本文、リターン中の画像についてはすべて本人、所有者、所属事務所の許諾を得ております。(画像に著作表示のないものについてはすべて金具屋(西山和樹)撮影のもの)。このプロジェクトのシェア以外での使用・転載などはご遠慮ください。

※こちらのプロジェクトは1回のものではなく、定期的なプロジェクトとして行っていきます。

※千社札の貼付は登録有形文化財の建物に行われますが、千社札は文化財登録時点で多数ありました。その札を張り直すのは建物の姿の原状回復として扱われますので貼付に問題はありません。ご理解のほどどうぞよろしくお願いいたします。

※【重要】現在、千社札の寺社への貼付は禁止されている施設がほとんどです。ご自身の持ち物に貼られるとき以外は、必ず先方の許可をとって下さい。なお、貼付の際は、でんぷんのりなど剥がす際に落とすことのできるのりをご利用ください。最近は、出会った方が札の交換をして、朱印帳にはって楽しむというものだそうです。ご自由にご利用ください。


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