第2回単独公演終演時の6期一同

弦音巴(おとは)は、「津軽三味線の魅力を、幅広い世代・地域に伝える」というミッションのもと、さまざまなイベントで演奏活動を行っております。
昨年11月の滋賀全国大会での準優勝、今年5月の弘前世界大会では金賞と、これまで大会でも結果を残してきました。

今年の運営代である私たち6期は、緊急事態宣言真っ只中で4月を迎えた2020年度入学生です。
新型コロナウイルスによって、入学式は延期となり(2021年5月開催)、待ち望んでいた銀杏並木を歩く日常を手にしたのは1年生の秋に入ってからでした。
サークル活動も禁止され、数々の演奏会が中止となり、先輩方の引退ステージである三田祭もオンライン配信となりました。

そのような失われた2年間の中、
私事ですが、2年次に計画していたパリ留学をコロナ禍で諦めざるを得ず、三味線片手に日本を飛び立つ!という野望は打ち砕かれてしまいました。

一方で、高校時代から熱望している「言葉なしで世界中の人に〈日本〉を伝えたい」という夢は今も変わらず持ち続けています。

私が今、このようにモチベーションを高く保つことができている理由は、
どんな演奏の場にも抜群のフットワークでついてきてくれる同志と、士気を鼓舞してくれる津軽三味線の音色に囲まれた、素晴らしい環境に恵まれているからです。

だからこそ私は、何としても、大切な仲間とともに第3回単独公演を成功させ、今後の弦音巴につなげたい、そのような強い覚悟でおります。
皆様のご協力、どうぞよろしくお願いいたします。

弦音巴第6代幹事長 藤原



弦音巴は、2022年9月18日に日吉キャンパス協生館藤原洋ホールにて第3回単独公演を開催いたします。
お力添えいただいた支援金は、単独公演の会場費や製作費に充て、
会場500席を満席にし、来場者やLive配信をご覧いただく皆様方に、私たちが惚れた津軽三味線の音色を楽しみ、その魅力を身体全体で感じてほしいと考えています。

第3回単独公演では、伝統的な民謡からロックな現代曲まで幅広く演奏します。
また、奄美三線・ジャズバンド・競技ダンスといった、ここでしか見られない津軽三味線との異色のコラボを行い、津軽三味線を好きな人でも聞いたことがない人でも、全ての人が楽しんでいただける舞台を作り上げます。

自信を持ってお届けする第3回単独公演によって、私たちが愛し、大学生活を捧げてきた津軽三味線が、「こんなに楽しい楽器だったのか!」「今まで知らなかったのがもったいなかった」と広くアピールしたいのです。

11月で引退する6期代は、第3回単独公演の成功をもって今後の弦音巴を後輩たちに託したいと思います。

 


今まで弦音巴は、「津軽三味線の魅力を、幅広い世代・地域に届ける」という理念に則り、多くの演奏会に参加させていただいてきました。
しかし、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置によってここ2年間は多くの演奏会が中止となってしまいました。

規制緩和された今年4月からは老人ホーム25箇所同時オンライン中継やASEAN地域の対日理解促進交流プログラムにおいてのオンライン配信、二子玉川でのストリートライブなど、様々なチャレンジをしてきました。

6期代演奏依頼の一例

しかしながら、弦音巴は津軽三味線をより気軽に幅広く聞ける機会を増やすために、演奏会において一切の報酬をいただいておりません。この伝統やボランティア精神に誇りを持っており、今後もこの方針を変えることはございません。
今回の単独公演も500席全てチケット代は無料にしております。


また、大学からのサークル補助金なども一切無いため、サークルとしての収入は、部員から集める部費のみ。
年2000~3000円のサークルが多く、部費が無いサークルもあるにもかかわらず、弦音巴は大学のサークルとしては破格のひとり年12000円を請求しています。

サークル予算は、単独公演作成費・大学の各文化祭への出演費 ・月に数回教えていただいているプロ講師への謝礼金などに使用していますが、コロナ禍によって大学施設がサークルのために使えない期間も続き、練習場所の使用料・消毒用備品の購入など多額の必要経費に見舞われました。
弦音巴としては、レンタル代の安い練習場を何箇所も探し回り、コロナ禍で膨らんだ必要経費の削減に最大限努めてまいりました。

このコロナ禍において、アルバイトの勤務時間を減らされたり、何度も採用を見送られたサークル員が多い中、この12000円はかなり重くのしかかっています。


さらに、弦音巴にとって大きな問題は、2020年~2021年の対面新歓の中止によってサークルメンバーが激減していることです。2019年に入学した5期の先輩方は現在25名在籍しておりますが、2020年入学の6期は10人、2021年入学の7期は9人です。TwitterやYouTubeを用いて、より広く津軽三味線を知ってもらおうと工夫を続けてきており、2021年にYouTubeに掲載した新歓PVは、約8000回も再生していただきました。

しかし、津軽三味線に興味を持ってくれたその貴重な新入生も、年間約4万円の津軽三味線レンタル費・安くても2~3万円する着物や浴衣といった衣装代に加えてこの高額なサークル費によって、弦音巴継続を諦めてしまいます。



この弦音巴の現状が続いていくと、少ない人数で運営活動費を負担しなければならず、サークルの部費がさらに高額になるだけでなく、単独公演の開催が難しくなってしまいます

8年続いてきた弦音巴が、このような形で活動が出来なくなってしまう未来がすぐそこまで来てしまっているのです。

ただ津軽三味線が好きで集まり、この惚れこんだ音をより多くの人に伝えたい、単独公演に来てくださった皆様に完璧なパフォーマンスを見せることを第一に考えたいのに、お金のことを真っ先に考えなければならないこの現状を変えたいのです。


「単独公演に出演したいけど出演費用を払わなきゃいけないならやめておきます」というサークル員に「本当にごめん」と歯を食いしばって言うことしかできない。
「三味線は好きだけどこんなにお金がかかると続けていけません」と弦音巴を辞めていくメンバーの背中をただ見ていることしかできない。


単独公演はおろか、弦音巴の存続も危ういこの状況を打破したいのです。
日本で古くから受け継がれた伝統芸能の火を、灯し続けて後世に伝える一翼を今後も担っていきたいのです。


皆様のご支援によって、今回の単独公演を最高の舞台にすることをお約束します。
どうぞご支援よろしくお願いいたします。




 1,000円:サンクスメール

 3,000円:サンクスメール、限定ポストカード2種セット

 5,000円:心を込めた手書きのサンクスレター、限定ポストカード3種セット

10,000円:手書きメッセージを添えた公演当日の集合写真、限定パンフレット

15,000円:手書きメッセージを添えた公演当日の集合写真、限定パンフレット、ビハインドビデオ


会場費:30万円

製作費(撮影機材、備品、コラボ先謝礼金、スタッフ人件費):7万円

練習場レンタル費:7万円

広告宣伝費:2万円

CAMPFIRE手数料:9万円


8月1日:クラウドファンディングスタート

9月4日:リハーサル

9月17日:クラウドファンディング終了

9月18日:第3回単独公演 当日

9月下旬:リターンの発送スタート



代替わり直後の6期一同

ここまでお読みくださり誠にありがとうございます。
今回、弦音巴は第3回単独公演を開催いたします。
ですが、そのための資金が足りません。


私たちにはがあります。

「第3回単独公演を成功させて、津軽三味線の持つ迫力や魅力をより幅広い人に直接届けたい!」
「このプロジェクトを通して、少しでも多くの人に津軽三味線に興味を持ってほしい!」
「津軽三味線を大人数で楽しく弾くことが出来るサークルとしての弦音巴を、今後も末永く遺していきたい!」


高校生までJ-POPや洋楽などを聞いて育ってきた私たちが、大学1年生になり、津軽三味線に出会ってこれまでの2年半を費やしてきました。


そんな私たちの、大学生活の全てを体現するステージを応援していただけないでしょうか?
後輩たちや将来弦音巴に興味を持ってくれた新入生が、安心して津軽三味線をはじめ、続けられる環境づくりにご協力いただけないでしょうか?


津軽三味線集団 弦音巴は第3回単独公演の実施をはじめとして、大学生として微力ながら、日本で古くから受け継がれた伝統芸能を後世に伝える一翼を今後も担っていきたいと思います。

なんとか皆さまのお力をお貸しください。
どうか、どうか応援のほど、よろしくお願い申し上げます。

弦音巴6期 森田



<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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