はじめまして。愛媛県内子町にある小学校をリノベーションし、コオロギを育てている『風の谷 うちこおろぎファーム』です。私たちは、地球環境にやさしい食材となりえるコオロギの食品化事業に、2020年から取り組んできました。
事業スタートから2年、まだまだ昆虫食には抵抗があるという人が多いのが現実です。ファームで働くメンバーの中にも、「実は、小さい頃から虫は苦手」という人もいれば、「虫は友達」という人もいます。
『風の谷 うちこおろぎファーム』のメンバーは、みんなおいしいものを食べることが大好き。いろんな考え方を尊重しながら、おいしく食べる方法をみんなで模索しています。
苦手な人も、そうでない人も、このプロジェクトをあたたかく見守ってくださると私たちはうれしいです。どうぞよろしくお願いいたします。
コオロギ黒カレーを一人でも多くの方に届けたい
「風の谷 うちこおろぎファーム(愛媛県喜多郡内子町)」と、カレーのスペシャリスト「株式会社キャニオンスパイス(大阪府泉南市)」さんとのコラボで生まれた『コオロギ黒カレー』。
昆虫食未体験の方にも抵抗なく食べて頂けるよう、姿形を残さない粉砕加工をしたコオロギパウダーを使い、試行錯誤して作り上げた自慢のカレーです。実際に食べてみるとコオロギの気配はどこへやら。とにかくおいしい欧風カレーに仕上がっています。
最近、昆虫食が話題になっているから試してみたいけどちょっとコワイ…という方にも、コオロギ食べたことあるよ!ってちょっとだけ自慢したい方にも、地球環境や迫りくる食糧難にちょっと思いを馳せたいという方にも、はたまた昆虫食大好きな時代の最先端を行く方にも、一人でも多くの方に私たちの『コオロギ』を届けたいです。
こだわりの『コオロギ黒カレー』ができるまで
「風の谷 うちこおろぎファーム」のメンバーは、みんなおいしいものを食べるのが大好き。こおろぎパウダーのレシピミーティングの中で、メンバーが大ファンだというキャニオンスパイスさんのカレールウ『プラチナカレールウ』が話題にあがりました。
あの『プラチナカレールウ』に、私たちが育てたこおろぎを入れることができたら、きっとおいしい!そんな熱い思いを大阪に工場があるカレー専門メーカーのキャニオンスパイスさんに相談したところ、快く引き受けてくださったんです。
さっそくメンバーは、カレーに最適なパウダー作りをスタート。「風の谷 うちこおろぎファーム」にて、地元の方々の手を借りて手塩にかけて育てたコオロギたちを心をこめて丁寧にこまかなパウダーへと加工しました。
この『うちこおろぎパウダー』をキャニオンスパイスさんにお届けし、イメージするカレーについて細かく打ち合わせをしました。後はキャニオンスパイスさんに作って頂く試作品を待つのみ。
待つこと約1週間、待ちに待ったカレーの試作品ができあがったとの連絡が入りました。郵送されてくるのを待ちきれなかったあきちゃんが試食のため大阪に飛び、数種類の試作カレールウをその場で試食。
今回作って頂いた黒カレーには、あの『プラチナカレールウ』 をベースに、『うちこおろぎパウダー』との全体の調和が一番とれるよう11種類のスパイスをスペシャルブレンド、さらに竹炭などを混ぜて作って頂いています。
第一工場と第二工場を連携させながら、カレーソースの調理前に直火焼のカレールウを作り上げる二段階製法で、しっかりしたコク深い味わいに仕上げて下さった、という裏話も教えて頂きました。
数種類のカレーの違いはコオロギの含有率だったのですが、どれも絶妙で選びきれず、みんなの意見を求め、試作品を持ち帰ったあきちゃん。みんなでカレーを囲み試食会をしました。どれも美味しくみんなの意見がかなり割れたのですが、僅差で投票数の多かったカレーに決定。
いよいよ商品化に向けて、パッケージデザインに入ります。実は我らがファームには、日本国内のみならずハワイやアメリカ本土にも彼女のデザインしたグッズが数多く並ぶスーパーデザイナーがいるんです。
彼女はファームの看板もデザインしてくれています。今回も「こんなかんじで!」と大まかなイメージを伝えると、いつも以上にお洒落なパッケージデザインがあっという間に出来上がりました!
こうやって、みんなで愛情と情熱を注いで出来上がった『コオロギ黒カレー』、本当に食べてみて頂きたいです!(コオロギの姿形は残さず、パウダー化しているのでご安心ください)
※工場内の写真は、株式会社キャニオンスパイス様より掲載許可をいただきました。
こおろぎパウダーはどのように作られている?
うちこおろぎパウダーの製造方法は企業秘密なのですが、コオロギ加工のスペシャリスト あきちゃんにちょっとだけ教えてもらいました!
あきちゃん:「収穫したコオロギたちをまずは急速冷凍して、その後煮沸消毒、そして専用のオーブンでゆっくりこんがり焼きあげます。オーブンから出てきたコオロギは、さっくさくにローストされていて、とっても香ばしいんです!」
「そのさくさくのコオロギを専用の粉砕機で細かく砕き、姿形の無いパウダーにするのが加工の一連の流れです。一番のポイントは何度で何時間ローストするか。ここはマル秘です!」
あきちゃんを中心にパウダー加工は行われ、ファーム内で一貫生産しています。いくつもの工程と独自の技術で、サラサラのうちこおろぎパウダーは作られているんですね。
フィンランドで、はじめてのコオロギ体験
⾷⽤コオロギとの出会いは2018年に遡ります。海も真っ白に凍る冬のフィンランドで、私たちはその存在をはじめて知りました。フィンランドでは、ヨーロッパ連合(EU)が食品としての昆虫について定めた2018年以降、食用こおろぎの養殖や加工食品の生産が盛んにおこなわれ、空港やスーパーマーケットなどでも⾷⽤昆⾍を使った⾷品が数多く販売されていました。
出張中のメンバーが訪れたのは、フィンランドの大学内にあるレストラン。ビールのおつまみとしてごく⾃然に提供されたのは、素揚げしたコオロギとピーナッツのおつまみでした。恐る恐る食べてみると・・・とっても香ばしくておいしい!この時の食体験と、食用昆虫養殖のパイオニアである大学ベンチャーとの出会いが、私たちのコオロギ養殖の原点と言えます。
独占契約を交わしたフィンランドの大学ベンチャーから2020年より技術指導を受け、コオロギが育つ環境を守るための温度や湿度、水や餌、二酸化炭素濃度などが自動管理できる養殖機を輸入。養殖技術と自動養殖機を用いてコオロギの飼育からパウダー加工まで一連の作業をファーム内で行い、私たち独自のノウハウも生まれてきました。
さまざまな機能をそなえたコオロギ養殖機は、国際特許を申請済み。フィンランド生まれの養殖技術が、今や日本だけでなくアジア・オセアニアなどグローバルに注目されています。フィンランドで初めて口にした食用コオロギ。あのワクワクした食体験を、内子産うちこおろぎで世界中の人にも味わってほしいです。
なぜコオロギを食べるの?食用こおろぎについて
2050年には世界人口が100億人になることが予想されており、重要な栄養素であるタンパク質を確保することが重要な課題とされています。
食用こおろぎの可能性として、
1 - 生産時に発生する温室効果ガスが少ない
2 - 少ないエサで早く育つ
など、効率よくタンパク質を摂取できるメリットがあり、1kgのタンパク質を生産するために必要な餌は、牛の約15分の1、必要な水はなんと牛の約77分の1なんです。
餌や水が少ないということは、地球への負荷が低く、飼育の期間も約1か月と短いため、生産者としてもありがたい食料と言えます。いろんな可能性がある食用コオロギは、畜産に代わるたんぱく源として注目されているんです。
また良質なたんぱく質だけでなく、必須アミノ酸やビタミン、ミネラル、食物繊維、亜鉛、鉄分、マグネシウム、カルシウム、アンチエイジングで注目されているオメガ3脂肪酸や、オメガ6脂肪酸などを含んだスーパーフードであるという点もコオロギを皆様にお勧めしたいポイントです。
コオロギをごく普通に食べる日常になるといいね、といつも話している私たち。飛行機に乗って『Chicken or Cricket?』とごく普通に聞かれる日が来るのをメンバー一同心待ちにしています!
ちなみに『風の谷 うちこおろぎファーム』で育てているのは、ヨーロッパイエコオロギという種類のコオロギです。この種は食用昆虫としてヨーロッパで認められている数少ない昆虫の中の一つで、うちこおろぎファームのコオロギたちもルーツをたどればフィンランド生まれの子たちです。
このヨーロッパイエコオロギは、薄茶~茶色の淡い色で、サイズは小さめ。淡白で癖がなく食べやすいのが特徴です。この癖のない味わいは、新商品開発の際にもいろいろな食材を引き立て、相性がとってもいいのです。
新商品開発の中で、餌によってコオロギの味がかなり変わることもわかってきました。われらのファーム長は、いろいろな地元の食材や残渣を活用しながら多様な風味のコオロギを製造したい!という野望を抱いています。
風の谷 うちこおろぎファームについて
『風の谷 うちこおろぎファーム』については、我らがファームマネージャー兼広報のいけちゃんに話を聞いてみたいと思います!
いけちゃん:まず、うちこおろぎというネーミングですが、
内子(うちこ)×こおろぎ
をかけて作った『風の谷 うちこおろぎファーム』で育てたコオロギのブランド名です。
ファームで育てている種のヨーロッパイエコオロギのイエ(家≒うち)の意味もあります。
うちこおろぎファームは、過疎化が進む全部過疎化地域のひとつである愛媛県喜多郡内子町にあり、2010年に閉校した旧程内小学校の一部をリノベーションして作られたコオロギの養殖・加工場です。
かつて子どもたちが学んだ教室に、フィンランドから届いた飼育機を並べ、地元の方々の手も借りながら一生懸命こおろぎを育ててきました。
地元の方々が本当に温かくファームの活動を応援して下さっているのが、メンバーたちにとって何よりの心の支えで、時には近所にすむ農家のおじちゃん、おばちゃんが「校庭の草を刈っといたよ~」なんて声をかけてくれたり、秋冬にはメンバーがかき集めておいた落ち葉を「畑の肥料にするけん」なんて言いながら軽トラで駆けつけて持って帰ってくれたり。
内子町はスイカやブドウ、マスカットや柿などが有名なので、時には嬉しい差入れをいただくことも。こんな素敵な方々に支えられているファームなので、私たちも地元の活性化のために、このファームで育てたうちこおろぎを地元の看板商品にできるよう頑張りたいんです!と、いけちゃん。
『コオロギ黒カレー』を試食した方の感想です。
シーフードカレーみたいな味でした
「カレーにこおろぎ?」って驚きましたが、夜ご飯で美味しく食べました。エビのような香ばしいニオイがして、イカスミカレー?シーフードカレーみたいな味です。こおろぎパウダーは、言われてみれば、ちょっとザラっとしている気もしましたが、ほとんどわかりませんでした。冷凍のシーフードミックスを一緒に入れても美味しいかも。
絶対ムリ!→おかわり2皿完食
「こおろぎ?絶対ムリ!」って最初は思いました。高タンパクで筋肉に良いとか地球に優しいんだとか、スタッフさんからいろいろ説明を聞いて、やれやれと思って食べてみたら、うまかったです。ふつうに美味しいカレーでした。腹が減っていたので、おかわりして2皿食べました。レトルトで男一人でも簡単なのがいいです。
これまでに商品化した『うちこおろぎ』食品
うちこおろぎファームが最初に企画・販売したコオロギ食品は、独自技術によってパウダー状にしたうちこおろぎを水飴に練り込んで作ったうちこおろぎキャンディ。一袋にコオロギ8匹分のパウダーが入っています。
道の駅「内子フレッシュパークからり」や、愛媛物産協会の売場には、サクサク食感が楽しめるうちこおろぎおつまみシリーズ、愛媛県内子町産のおいしいもち麦味噌をベースにしたうちこおろぎ味噌も登場。お土産品としても注目されています。
道の駅「内子フレッシュパークからり」では、地元の方々が作った『ほうれん草とうちこおろぎのジェラート』や『うちこおろぎのバゲット』、『うちこおろぎのカヌレ』、『うちこおろぎビスケット』、『うちこおろぎ入りもち麦うどん』なども販売。
地元のみなさんがアイデアを出しあいながら、『風の谷 うちこおろぎファーム』で作ったうちこおろぎパウダーを使ってさまざまな食品を開発・販売して下さっています。※取扱商品は随時変わっています。
支援いただいた資金は、以下の使い道を予定しています。
1.リターン商品の製造費用
2.新商品の開発費用
3.風の谷うちこおろぎファームの運営資金
支援者の皆様からの資金は、未来につながるコオロギ食品のために大切に使わせていただきます。
この秋の新商品、販売中の人気商品をリターンにご用意しました。いろいろな味が楽しめる早割セットがお得です。
●コオロギ黒カレーをお届けします!★新商品★
はじめてのコクと深み『コオロギ黒カレー』
2022年10月に発売したばかりの新商品!カレーのスペシャリスト監修のオリジナルレシピによるコクと深みのコオロギ黒カレー。何度も試作を重ね、内子産『うちこおろぎ』の味を引き出す11種類のスパイスをブレンドし、はじめての新しい旨味が生まれました。艶やかな黒は、黒砂糖や天然のミネラル分が豊富な竹炭によるものです。
●コオロギビスクカレーをお届け!★新商品★
ヨーロピアン仕上げの『コオロギビスクカレー』
2022年10月に発売したばかりの新商品!人気の「プラチナカレールウ」に、エビやあさりのエキスをプラスして作った『うちこおろぎビスク』を掛け合わせています。(ビスク:エビなどの甲殻類を使ったスープ)10種類のスパイスと内子産うちこおろぎパウダーをブレンドし、白ワインの風味を効かせたヨーロピアンなビスク風カレーに仕上げました。
●うちこおろぎキャンディをお届けします!香ばしい風味が楽しめるキャンディ
うちこおろぎ⾷品として初めて開発した『うちこおろぎキャンディ』。昆⾍⾷に抵抗がある⼈にも気軽に⼿に取ってほしい!という想いから、うちこおろぎをパウダー化し、栃木県の老舗飴屋さんにおいしく仕上げていただきました。うちこおろぎパウダーがピスタチオのような香ばしい⾵味を醸し出し、道の駅でも人気のキャンディです。
●うちこおろぎおつまみ3種をお届けします!丸ごとサクサクの食感が楽しめるおつまみ
サクっと⾹ばしくローストしたうちこおろぎをそのまま使った愛媛県物産館でも人気の『うちこおろぎおつまみ』。こおろぎの食感とクルミやアーモンド、小魚など素材の味が楽しめる3種類をご用意しました。自宅でお酒を楽しむ機会が増えた方へ、おすすめしたい体に優しいおつまみです。
●うちこおろぎ味噌をお届けします!麦味噌とローストこおろぎを、ご飯のお供に
地元内⼦町のお味噌屋さんとのコラボで⽣まれた『うちこおろぎ味噌』。かりかりにローストした香ばしいうちこおろぎを、姿のまま懐かしい甘みの麦味噌に加えました。あたたかいご飯にのせても、もろみ味噌のように冷奴や旬の野菜にディップして⾷べても絶品です。
新商品カレー2種と人気キャンディをお届け!はじめての方に!人気3種セット ★早割がお得★
新商品のカレー2種と人気のキャンディで『うちこおろぎ』を味わっていただけます。はじめての方にも抵抗なく食べていただけるよう、姿形の見えないパウダー配合の人気3商品のセットです。
セット内容【姿なしパウダーのみ配合品】
・こおろぎ黒カレー5個★新商品★
・こおろぎビスクカレー5個★新商品★
・うちこおろぎキャンディ9袋★人気商品★
計19個入り
新商品カレー2種+人気おつまみなど5種をお届け!
まるごと食べ比べたい方へ!★早割がお得★
新商品のカレー2種と人気のキャンディ、香ばしくローストしたサクサクまるごと食感が楽しめるおつまみ3種、ご飯にもぴったりの麦味噌のラインナップ。『うちこおろぎ』の全てを姿形あり&なしで味わっていただける人気7種セットです!
セット内容【姿形あり&パウダー配合品】
・こおろぎ黒カレー7個★新商品★
・こおろぎビスクカレー7個★新商品★
・うちこおろぎキャンディ6袋
・うちこおろぎとクルミのおつまみ2個
・うちこおろぎと小魚とアーモンドのおつまみ2個
・うちこおろぎとアーモンドのおつまみ2個
・うちこおろぎ味噌2個★セット販売のみ★
計28個入り
【ご注意ください】
リターンでお届けする食品に使用しているコオロギは、「えび」や「かに」などの甲殻類と類似した成分が含まれています。アレルギーをお持ちの方はお控えください。
【原材料名等について】
原材料名および添加物等の食品表示は、お届け商品のラベルに表記されます。商品開封前には、お届けしたリターンに貼付されたラベルや注意書きを必ずご確認お願いいたします。
【All-In方式について】
このプロジェクトは、All-In方式です。目標金額に関わらずプロジェクトを実行し、必ずリターンをお届けいたします。
【デザインについて】
実際にお届けするリターンとパッケージ等のデザインが異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
Q1.「エビ」や「かに」などのアレルギーがある人は食べられませんか?
A1.甲殻類アレルギーの方は、ご遠慮ください。リターンでお届けする食品に使用しているコオロギは、「えび」や「かに」などの甲殻類と類似した成分が含まれています。
Q2.コオロギを食べても安全なのでしょうか?
A2.安全性へのひとつの試みとして、今年(2022年)7月に日本でのコオロギ生産ガイドラインが策定されました。私たち『風の谷うちこおろぎファーム』は、ガイドラインを遵守している事業者として登録されています。また、使用しているコオロギは、日本国内の受託検査機関で様々な検査(残留農薬検査、菌検査、保存検査など)を受けています。
<参考>コオロギ生産ガイドラインhttp://www.kannousuiken-osaka.or.jp/ibpf/guideline/index.html
Q3.海外で育てたコオロギですか?
A3.日本で育てたコオロギです。愛媛県喜多郡内子町にあるコオロギ養殖場『風の谷うちこおろぎファーム』にて水や餌、二酸化炭素濃度などを管理し、大切に育てたコオロギを使用しています。
リターンでお届けする食品に使用しているコオロギは、「えび」や「かに」などの甲殻類と類似した成分が含まれています。アレルギーをお持ちの方はお控えください。それぞれの商品パッケージにも注意書きを掲載しておりますが、お召し上がりの際にはご確認をお願いいたします。
道の駅 内子フレッシュパークからり 山口社長様より
小学校でコオロギを育てるらしい・・・と聞いた時は、「えっ!」って思いました。閉校してしまったその小学校は自分の母校だったので、とても驚いたことを覚えています。でも、小学校がこのまま廃れていって、校舎がボロボロになって無くなるよりも、そこを守ってくれる人がいたら、ぼくらの母校は残る。そう考えてみると、小学校を活用してもらって地域の雇用も生まれて、そこで作られたコオロギ食品が道の駅に並ぶ、それは素晴らしいことだと思います。
私は道の駅を運営しているので、何か応援できることがあればいつでも言ってほしいとファームの皆さんに伝えてきました。いろいろな手続きは必要ですが、新商品の試食会をするとか、地元の道の駅をいろいろ活用してもらったらいいと思っています。みんな興味深く見守っているので、内子産のうちこおろぎブランドを広めていってほしいです。内子町から応援しています!
内子町から地球規模の問題へ
このプロジェクトが目指すのは地元と地球、スケールの違う2つの問題の解決です。地元で目指すゴールは、内子町で生まれたコオロギ食品を全国にひろめ、生産や販売によって地元の雇用を増やし過疎化を食い止めること。畜産物の代替としてコオロギ食品がたくさん食べられるようになれば温室効果ガスの発生が減り、地球規模での温暖化防止も夢ではありません。
地球規模で考えると、私達が暮らす地球は今、様々な問題を抱えています。例えば私たちも肌で感じる地球温暖化。温暖化が進んできて、これまで栽培できていた果物がどんどん収穫できなくなってきている、とか海水温が上がって、獲れる魚の種類が変わってきている、とか様々な方面に影響が出てきていると耳にします。私たちもこの事業を通して、微力ながらでも地球温暖化防止に貢献できないか、日々意識しています。
今でも世界中で多くの人々が飢餓に苦しんでしますが、今後益々食糧難が進行すると言われています。飼料不足や水不足で家畜が育たなくなり、たんぱく質危機になるという話もよく聞くようになりました。
私たちが育てるコオロギは牛、豚、鶏などの養殖に比べ、格段に必要な水、飼料が少なく済み、地球環境にやさしい食材となりえます。食べることが大好きなメンバーだからこそ作りたいコオロギ食を、ますます世界に浸透させていくのが私たちの大切な使命だと思っています。
私たちは、地方創生にも並々ならぬ熱意を燃やしています。コオロギ養殖を始めるにあたり廃校を選んだのも、この事業を通して地域を元気にしたい、この過疎化が急速に進む地域に新しい風を送り込みたい、そう思ったためです。
大変うれしいことに地元の方々も私たちのファーム、事業を温かく見守って下さっており、小学生や高校生が社会科見学でファームの見学に来てくれたり、地元のお母さんたちがうちこおろぎを使った様々なレシピを開発して、地元の道の駅(内子フレッシュパークからり)でお菓子などを作って販売してくれたり、地元との共創ができていることは、私たちの喜びのひとつです。
風の谷うちこおろぎファームの事業理念は、“この貴い地球を救うために私達は共創する”です。地球と内子町。スケールは違うけれど、どちらもずっと住み続けたい場所であるように、多くの方にご協力いただきながら、理念に則ってプロジェクトを実施していきます。
プロジェクトの中心メンバー紹介
大切に育てたコオロギ。おいしく食べてほしい!
メンバーみんなで、毎日いろんなことを考え話し合いながら大切に育てたコオロギです。ご協力いただいた食品メーカーさんのおかげで、カレーやキャンディなどに生まれ変わりました。たくさんの方に、おいしく食べてほしいです。
「おいしかった!」の後で、未来の地球や食のこと、愛媛県内子町で育つ『うちこおろぎ』のことを身近な人に話してもらえたら、私たちはもっと頑張れます。どうぞ応援お願いいたします!
【掲載画像について】
メーカー様などお取引先様からのご提供画像は、掲載許可をいただいています。ご提供画像以外の商品写真などは弊社で撮影し、風の谷うちこおろぎファーム(株式会社ヒューネット)が掲載権利を持っています。
最新の活動報告
もっと見るコオロギカレー応援ありがとうございました!
2022/12/01 08:00風の谷うちこおろぎファームのコオロギカレープロジェクトは、11月30日に無事終了しました。皆様からの応援のおかげで、11月11日19時に目標達成できました。本当にありがとうございます!本日より『コオロギカレー』、『うちこおろぎキャンディ』などを全国へ発送いたします。どうぞおいしく召し上がってください!ありがとうございました。 もっと見る
コオロギカレーで、はじめの一歩を!
2022/11/29 10:01コオロギカレー残り1日です。はじめてでも食べやすいレトルトカレーでお届けします。「はじめて食べます!」とメッセージもいただき、メンバーみんな励まされる思いです。内子産うちこおろぎパウダー入りカレーの味を、ぜひ体験してください。どうぞ最後の応援お願いします! もっと見る
コオロギ黒カレー、あと1週間です!
2022/11/23 11:27コオロギ黒カレーのプロジェクトは、あと1週間で公開終了となります。内子産うちこおろぎ(食用コオロギ)を全国の方に知ってもらうために、たくさんの方に食べてみてほしい!このコオロギカレーは、はじめの一歩です。どうぞ最後まで応援よろしくお願いします! もっと見る
お試しという形で各カレーとキャンディを1個ずつのセットでリターンというのはどうでしょうか? よろしくお願いします。