【コロナ禍の廃業危機を乗り切る、だけじゃない】
旧川原湯の"古民家リノベ″の当館ならではの、体験型食事サービスを実現し、再起を誓います!
◆◇◆目指せ!創業400年◆◇◆
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【目次】
①ご挨拶 ~なぜ、クラウドファンディングに挑戦するのか~
②リニューアル方針 ~なぜ、食事サービスのリニューアルなのか~
③リニューアルコンセプト「紡ぐ宿」 ~どのような新生・山木館で創業400年を目指すのか~
(※④リターンやCAMPFIRE手数料について)


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①ご挨拶 ~なぜ、クラウドファンディングに挑戦するのか~

皆様、こんにちは。いつも山木館をご愛顧いただきありがとうございます。
はじめましての方も、CAMPFIREを通じて当館とのご縁を頂きまして、誠にありがとうございます。

群馬県「草津の上がり湯」こと源頼朝開湯「川原湯温泉(かわらゆおんせん)」の地で、1661年創業の宿「山木館(やまきかん)」です。
今回のクラウドファンディングで目標である工事費100万円の資金調達を達成し、今回の再起を誓うリニューアルのヒントとなった「温故知新」をキーワードにした、体験型食事サービス「モダンかまど」を食事処に作ることで、コロナ禍の廃業危機を乗り越え、創業400年を目指しています!

【10月2日現在】

皆様のご支援、ご協力によりプロジェクトが成功しましたこと、感謝申し上げます。
驚くべきことに、開始からわずか2日で達成できたことは、偏にお客様の山木館を想う気持ちのお陰様だと痛感しております。

まだまだプロジェクト日数はございますので、次なる目標として300万を目指して参ります。
具体的な用途は
●かまどに使用するIH対応の羽釜の特注製作費
●セイロや木蓋など必要な食器の購入費
●公式HPリニューアル改装工事費
●露天風呂修繕費
●貸切風呂修繕費
●庭木の剪定費用
●館内備品購入費
●再開時の運転資金
等です。

もともとは本プロジェクトと同様に補助金を活用しながらも残り僅かな残金を投じ、背水の陣で営業再開へ臨むところでしたが
少しでも資金と心に余裕をもってお客様をお迎えしたいと思います。
どうか引き続きご支援のほど、よろしくお願い致します。 


当館は、約2000坪の敷地面積に全8室を構える宿です。
各客室名には山木の名を冠しており、その植栽を中心とした坪庭付きで、借景に「八ッ場あがつま湖」のレイクビュー・吾妻渓谷のマウンテンビュー、古民家や蔵・梁などをリノベした非日常的な雰囲気漂う空間で、「日頃の喧騒を忘れ、誰にも邪魔されないプライベートな時間に癒される…!」とご好評いただいております。接客もお客様のお休み時間を邪魔しない、でもご不便を感じさせない「ちょうどよい距離感」を心がけております。

●住所     〒377-1302 群馬県吾妻郡長野原町川原湯454-91
●営業時間   15:00チェックイン ~ 翌10:00チェックアウト 不定休 ※令和4年9月現在一時閉館中
●アクセス   最寄り駅「川原湯温泉駅」 最寄りIC「渋川伊香保IC」

全8室坪庭付き・レイクビュー・マウンテンビューの施設

客室や中庭、お風呂にも山木を大切に、自然と共存する姿勢

古民家の蔵をリノベした書斎「侘助」

創業360年の当館ですが、実は計画から完成まで70年の歳月がかかった、あの「八ッ場(やんば)ダム」の建設により江戸からの土地が水没し、約40~50mほど高台へと移転しました。温泉地が沈むということもあり、当館13代目が4期16年長野原町長を務め、町民の生活再建に尽力した経緯もあります。

江戸~明治期の版画で、新館のモデル

大正~昭和の山木館の様子 

建設中の八ッ場ダム70年の間に、当館13代目「樋田富治郎」が4期16年長野原町長を務め、町民の生活再建へ尽力しました政権交代による突然の八ッ場ダム建設中止発表など政治に翻弄される最中、13代目は元町長として完成を見届けることなく亡くなりました。
その後、ダム完成を間近に控え「ようやく旅館目の前の工事車両の往来で土煙舞うことなく静かに営業できる…!」と意気込んでいる矢先、新型コロナウイルスが蔓延、、、

ダム建設中の客室からパノラマ撮影ダム完成記念式典は延期。当館の玄関前を走る予定だった東京オリンピックの聖火ランナーも延期。
それから2年以上にもわたるコロナ禍により、営業や雇用に対する補助金活用などの経営努力虚しく、力及ばず、ついに今年令和4年5月整理解雇および一時閉館となりました。

その後は、、、

●6月…人員整理等の事後処理としての事務作業に追われ、、、

●7月…経営支援・経営再建の専門家らと共に運営委託・売却・場合によっては廃業等の選択肢も視野に入れた、再開・存続の道を探り、、、
※コロナ禍で経営が悪化し始めた頃から継続して相談はしておりましたが、なかなか方針が見いだせないままに、いよいよ限界が来て、一時閉館を迎えてしまいました。

●8月…山木館を取り巻く様々な事情を鑑み、「セルフサービスを導入し、独自の体験価値の追求と差別化を図る」という方針が決定!
体験型にすることで、特に課題であった会席料理の提供(後述)に抱えていた、多くの問題を解決すると共に、お客様には「山木館ならでは」の価値ある滞在を提供できることが期待されます。

●9月(現在)…食事サービスのリニューアルに伴い、関係業者との打ち合わせを進めると共に、補助金申請や資金調達に苦心、、、

●今後…10~11月リニューアルに向けた工事を進めてもらい、12月リニューアルオープンが目標!
※食事サービスのリニューアル、それに伴うHPのリニューアルの正確な納期が分かり次第、活動報告にて追記いたします。

各種補助金ももちろん全額補助とはならないため、クラウドファンディングにも挑戦しよう、となったのが、今回の経緯です。
コロナ禍での対策含め、政治に翻弄され続ける当館を救う一手になるのか、、、

皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。


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②リニューアル方針 ~なぜ食事サービスのリニューアルなのか~

再開の方針決定にあたり、なぜ「特に会席料理が課題で、体験型料理へと差別化を図るのか」という理由については
山木館を取り巻く事情として大きく4つあります。

A. コロナ禍で既存の人員体制での限界
B. 家族労働での限界
C. 抱えていた差別化の限界
D. セルフサービスのモニタープランに手応え


A. コロナ禍で既存の人員体制での限界

感染症対策を講じていても、コロナ禍で外出自粛・旅行自粛という風潮がいまだにあります。
事実、当館も今年令和4年1~2月の第6波の時期には、閑散期に追い打ちをかけるようにキャンセルが相次ぎ、10日間連続の休業日や週末1,2組のお客様の営業など珍しくありませんでした。
そのような経営状況下では、膨大な固定費をまかなうために必要な客室稼働率を達成できず赤字が累積していきました。
そして、ついに5月には人員整理に踏み切ったわけですが、再開時にコロナ禍が終息し、旅行スタイルも完全に元通りになっている望みは限りなく薄く、同様に人員体制も元通りとはいかない事情があります。


B. 家族労働での限界

では、人員体制を縮小して、世の多くの小旅館のような家族労働でお客様を以前と同様のサービスでお迎えできるか、と言えば、そうできない山木館特有の家庭事情があります。
それは、私が15代目になるまでの生い立ちに関わりますので、ご興味ありましたら自己紹介と合わせてお読みいただけたら幸いです。

まず、私の生まれは川原湯温泉ではなく県庁所在地である前橋市になります。山木館との縁は父方の祖母の生家にあたります。
幼い頃から家族で訪れていた山木館でしたが、14代目夫婦に子供がいなかったことから八ッ場ダム建設に伴う移転問題と合わせて、後継者問題もありました。周囲の水没する古民家やその梁・蔵および民具を移築した新館の移転はギリギリで決めたものの、樋田家存続の危機でした。

そんな樋田家と私が養子縁組をするきっかけとなったのが、2012年当時高校3年生の夏休み、旧館でのアルバイトでした。 なぜ高3の夏休みに受験勉強せずにバイトをしていたのか、という点については、勉学や部活で挫折したことを皮切りに家庭での居場所をなくし、引きこもりや家出・不登校などと色々あったからです。
将来への生きる希望をなくしていた私に、道を示してくれたのは家族・親族の集まる思い出の場所でした。樋田家跡取りという縁談が家族向き合うきっかけにもなり、今では実家との関係も良好です。

アルバイトした旧館

そこからは追い風が吹き、経営学科のある地元群馬の高崎経済大学へと進学し、2015年大学3年の時に養子縁組をして樋田家15代目の跡取り息子になりました。在学中に出会い、私の身の上も話したうえで交際を続けていた妻とも2019年5月に入籍し、同年に待望の長男を妊娠しました。
養父母である14代目夫婦が高齢者であるため、私自身2017年大学卒業後に修行に行ける時間的余裕もなく、未経験のまま旅館の仕事を必死に覚えました。2019年11月の消費増税・軽減税率に対応すべく宿としてIT化への急速な対応を迫られた際に、実質的に経営権を引き継ぎました。

そして、2020年。八ッ場ダムが完成し、本当の宿として営業が始まる年。長男が生まれるめでたい年。そんな年に新型コロナウイルス騒ぎが始まりました。緊急事態宣言が発令され、宿泊業界にも休業要請が出され、当館は4月から6月まで感染症対策の物資などが揃わないこともあり、2ヶ月半も休業を余儀なくされました。そこからは先述①の経緯となります。

上記Aの事情で人を雇う余裕もない上に、後期高齢者の14代目夫婦と主に育児担当の若女将では、残念ながら労働力にならず家族労働での現状のサービスには限界があるという事情です。


C. 抱えていた差別化の限界

理由のAおよびBの事情は、主に人の問題でしたが、会席料理は宿としてのサービスの限界もありました。
海のない群馬県の山奥に位置するにもかかわらず、「高価な海鮮料理で豪華にもてなす」というサービスは時代遅れであり、一方で和食の会席料理という提供方法では、山の幸川の幸といえど似通ってしまう、、、
ましてや群馬県内には豊富な温泉地があり、特に四大温泉地と称される草津・伊香保・四万・みなかみの素晴らしい旅館たちには、会席料理という分野では並ぶことはあっても大きく上回ることはできないという限界を抱えていました。
決してお客様からの不満が噴出していた訳ではありませんが、戦略的に食事サービスでの差別化を図る点において限界がありました。

和食会席料理だった頃 夕食の一例

和食会席料理だった頃 朝食の一例

D. セルフサービスのモニタープランに手応え

その他食事サービスの直接的理由としては、コロナ禍で非接触の推進かつスタッフのシフト減(減給分は補助金活用)を目的として行った「セルフサービスのモニタープラン」のアンケート調査の結果が良かったからです。

具体的には料理のメインを「蒸し鍋料理」にすることで、蒸し野菜・肉鍋・雑炊の同時提供が可能になり、お客様自身(セルフ)が最後の調理をすることで温かさを維持したまま出来立てを楽しむことができるというモニタープランでした。

その他食事サービス以外では、不在時に客室の出入りをしないため、カバー済みの布団敷きをお客様自身(セルフ)の好きなタイミングでご用意いただく形を取ったり、館内案内をフロントで済む形を取ったりしましたが、これらご不満の声は限りなく少ないものでした。

ただ、蒸し料理の提供方法だけは、お客様が満足できる体験価値としても、現場のオペレーションとしても、しっくりこないまま休業へと追い込まれたため、悩みや迷いで頭がいっぱいのままでした。
そんな時「山木館360年の歴史の中で、震災や戦争も経験してきたご先祖様たちは一体どうやって経営危機を乗り越えてきたのだろうか」と救いを求める気持ちで、当時の営業方法を14代目女将や祖母に尋ねたところ…

●江戸時代は炊飯器もないため、湯治客などに土間を貸してかまどで自炊してもらっていた。

●もてなす気持ちとして「栗おこわ(栗入りお赤飯)」を湯治終わりの出立祝いに出すようになった。(そしてそれが川原湯温泉の文化となり周囲の宿でも出すようになった)

それって…セルフサービスじゃん!と、気付いてからは、迷いが消えました。

「江戸時代の調理方法を復刻しよう!江戸創業ならではの当館独自の体験価値をお客様に伝えられる!」と。

今回のリニューアルは「温故知新」がキーワードとなりました。

※ただ、流石に薪を火にくべるのは、お客様の怪我のおそれや防火管理上問題がありましたので、現代風にIHでの復刻としました。IH対応の特注羽釜・セイロ・木蓋で実現します。
※具体的な献立などの食事サービスの詳細については「活動報告」にて追記いたします。


以上の理由から、セルフサービスの導入と食事サービスを江戸の食文化である、かまど体験型料理にリニューアルすることは、当館にとっての課題解決にもあり、お客様にとっても時代のニーズに合わせた妥当なものだと判断いたしました。
またリニューアル後は同様の理由で、お食事中のドリンクは全て宿泊料金に含まれており、各種サーバーから飲み放題のセルフサービスとなります。


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③リニューアルコンセプト「紡ぐ宿」 ~どのような新生・山木館で創業400年を目指すのか~

最後に、課題解決と時代のニーズに合わせたリニューアルを、ただ「セルフサービスです。体験型です。」と口で取り繕うのではなく、どのような世界観にしっかりとまとめあげるのか、山木館のブランドを体感できるコンセプトが非常に重要と考えます。




私は、セルフサービスの導入というリニューアルを、山木館の持つ特徴や強みからコンセプトに昇華させるべく、山木館を調べ直しました。

昭和の初めの火事や八ッ場ダム建設に伴う取り壊し・水没・移転で様々に形を変えてはいますが、
「現存する川原湯温泉では最古の宿であること」「旧川原湯の古民家や蔵をリノベした全8室のプライベートな施設であること」「毎朝出立祝いに栗おこわでご健康とご多幸を祈念する江戸からの文化があること」「多くの文化人の滞在」という特徴や強みがあり、本質的には大きく「歴史の承継」と「文化の承継」と2つの無形財産を、お客様と共に歩み、江戸時代より連綿と守り続けてきた宿なのだと改めて認識しました。

そして、現在。その本質が、養蚕農家の古民家を一棟リノベした食事処に目に見える形として現れています。

私の中で、山木館の現代まで無形財産を承継してきた様が、養蚕に関わる繭から糸を丁寧に手繰る作業「紡ぐ」という動詞とリンクしました。



私は、川原湯の歴史と文化を「紡ぐ宿」山木館という世界観のもと、山木館の滞在サービスは
お客様が

●江戸時代に今のような形に発展を遂げた浴衣・着物文化
●養蚕農家の古民家(食事処)で桑茶を楽しむことで知る養蚕文化
●「モダンかまど」で安全に楽しむ江戸の食文化
●古民家や民具の置かれた館内や客室の畳や梁など随所に感じる旧川原湯の居住文化
●旧川原湯から大切に移植した庭文化
●川原湯温泉の入浴文化

を体験していただくサービスだ、と捉え直しました。


取り巻く環境は厳しくなる一方ですが、15代目体制では、このような新生・山木館で無理なく前向きに創業400年を目指して参ります。
結びになりますが、お客様と我々樋田家が山木館と共に紡がれていく、明るい未来をご祈念申し上げます。
最後までご覧いただき誠にありがとうございます。何卒お体ご自愛下さいませ。

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(※④リターンやCAMPFIRE手数料について)

各種リターンの発送につきましては、11月末のプロジェクト終了・12月末の振込みを確認したのち、その資金をもとにグッズの購入や宿泊割引券作成・郵送料といたします。おそらく到着は来年2023年1月以降となります。ご利用はその後になることを予めご了承ください。
なお、宿泊割引のリターンご利用の際にはその他割引・キャンペーンとの併用は不可とさせていただきます。
また、CAMPFIREの手数料は最終的に集まった金額に対し10~17%かかります。それら手数料が引かれることも計算した上でのリターン還元率であることをご理解ご容赦くださいませ。

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2022/12/01 22:22

    「【廃業か存続か】創業360年超の老舗旅館、川原湯温泉「山木館」を助けて下さい…!」プロジェクトオーナーの樋田家 15代目ファミリー 樋田勇人です。プロジェクトの目標金額を達成したので、ご報告させていただきます。皆様のご支援、ご協力によりプロジェクトが成功しましたこと、感謝申し上げます。現在の...

  • 2022/11/17 20:00

    お知らせが遅くなりましたが、今回の取り組みが再度新聞に取り上げられました。

  • 2022/11/17 12:02

    継続的なご支援頂き、誠にありがとうございます。「【廃業か存続か】創業360年超の老舗旅館、川原湯温泉「山木館」を助けて下さい…!」プロジェクトオーナーの樋田家15代目ファミリーの樋田勇人です。今回のリニューアルで、時代に合わせ、お客様によりプライベートにお寛ぎ頂くため、客室への入室を極力控える...

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