こんにちは、FIFTYS PROJECTです。私たちは政治分野のジェンダー不平等の解消を目指し、2023年4月統一地方選に向けて20代、30代の女性や多様なジェンダーアイデンティティを持つ地方議員を増やすことを目的に活動を始めます。
これまで若者の政治参画やジェンダー平等の実現、選挙支援に取り組んできた10代〜30代がメンバーとなっています。


ジェンダー平等実現に向けて政治家の女性比率が低いことがボトルネックとなっているこの現状を変えるためにはどうしたらいいのか?一つの答えとして私たちは、2023年4月に行われる統一地方選を契機に、20代・30代の地方議員を増やしていくムーブメントを起こしたいと考えました。

20代、30代のうちから議員経験を積む、ジェンダー平等に本気でコミットする女性たちが、草の根で、全国で、増えていく。その先にこそ初めて、ジェンダー平等にも真摯に取り組める女性の国会議員の増加、そして、女性総理大臣の誕生、ジェンダー平等に近づく社会があると私たちは考えます。

そうしてうまれる新しい景色を、地域から、私たちから、一緒につくっていきたい。そんな思いでうまれたのが、この「FIFTYS PROJECT」です


本プロジェクトの代表・能條桃子、副代表・福田和子は、2021年2月、森喜朗氏の女性蔑視発言を受け、処遇の検討や再発防止などを組織委員会に求め、2週間足らずで15万筆を超える賛同を得た署名の発起人です。性差別的な言動が報道されては、SNSで抗議の声が上がり、しかし1週間も経てば忘れ去られ、根本的な問題解決には至らない社会を変えたいという気持ちを原動力にはじめた抗議活動。実際、この署名を通し、「ジェンダー平等」はメディアでも大きく取り上げられ、その後の2021年秋の衆院選でも、選択的夫婦別姓をはじめ、これまで以上にジェンダーイシューが話題になりました。

しかし長期的視点で現状を振り返ると、課題は山積しています。特に政治分野におけるジェンダー不平等は、2022年ジェンダーギャップ指数でも146ヵ国中139位と深刻です。衆議院45名、 参議院64名であわせて女性議員は全体の15.4%と、議会の意思決定の場に常に女性は少ないまま、クリティカルマス(少数派の意見が可視化される数値)と言われる3割にも達しない状態が続いています。

この傾向は国会議員に限ったことではありません。経験を積むため、政治的なバックグラウンドを持たない場合には特に重要となる自治体議員の女性比率。年齢別に見てみても、ジェンダー平等は達成していると思われがちな20代30代の女性比率はそれぞれ16%, 19%に過ぎません。
これは私たちの世代のジェンダーギャップも解消されておらず、待っているだけでは世代の移り変わりだけで改善はなかなか期待できないということを意味していると思います。


他にも、閣僚の女性は19人中2人、女性知事も47都道府県中2人、市区町村首長の女性割合も2.3%に留まるなど、政治のあらゆるレベルで女性は圧倒的に少ないというのが現状です。

このままでは、私たちの時代に、ジェンダー平等の実現はあり得ません。「ジェンダー平等」を流行語で終わらせず、政治分野におけるジェンダー平等を実現し、よりフェアで平等な、生きやすい社会に近づくためには、これまでにないスケールで本気で動く必要があるのです。


<立候補者の呼びかけ・支援>
本プロジェクトは、来年4月に行われる統一地方選に向け、立候補を呼びかけ、ステートメントに賛同する方を支援します。支援内容は、11月に実施予定の選挙準備CAMPや勉強会によるレクチャー、ワークショップの実施ほか候補者をひとりにしないという面でコミュニティの形成、ボランティアのマッチングを考えています。参加者の方からの意見を取り入れ、柔軟につくっていきたいと思います。なお、支援の対象は、私たちが掲げるステートメントに賛同する20代・30代の女性、トランスジェンダー女性、Xジェンダー・ノンバイナリー等の方々です。
*今回のプロジェクト対象は、政党に寄らず実施します。既存政党、無所属問わず、私たちのステートメントに賛同する人を支援する予定です。支援内容に金銭援助は含みません。

<一緒に参加を広げていく FIFTYS PROJECT COMMUNITY>
年齢や現在の状況、志向などで立候補しないけれど、今の社会に対する問題意識や志を同じくする人たちで、立候補する人たちを広げ、応援するコミュニティをつくっていきます。対象は10代〜30代です。勉強会の実施や実践を通じて、女性政治家を増やすのって投票以外にもできることがあると知る機会をつくっていきたいです。
未来の立候補者を増やす取り組みにしていきたいです。

私たちが今回のプロジェクトで実現したい女性の地方議員を増やすための取り組みは以下の通りです。

具体的には、以下のアクションを起こします。


団体・プロジェクト公開 
2022年9月6日 記者会見開催

クラウドファンディング
9月15日(国際民主主義デー)〜10月31日 

プロジェクト実施

◎勉強会、イベント・発信などの実施(立候補者&選挙ボランティア募集):随時、複数回

◎選挙準備CAMP (立候補者&選挙ボランティア向け) ※同様の内容で2回実施予定 

◎立候補者向け個別相談会:随時

◎パンフレットの制作 ( 2種 ①政治家になる方法、②選挙事務所ハラスメント対策 を予定)

決起集会 (2023年1月)

2023年4月 統一地方選挙


健全な運営を目指すと、人件費を中心に1600万円程度の費用が必要となります。(活動期間1年目)
それぞれのメンバーがこれまで多くのプロジェクトを無償のボランティアで実施してきましたが、仕事やアルバイト、学業、家庭の仕事などとの両立の中で疲弊していく経験をしたり、活動を辞めていく仲間の姿を見てきました。ジェンダー平等実現は長くかかる闘い。持続可能な活動にしていくためには人件費を確保し、メンバーが心身共に健康に安心して集中する環境を整えるトライが必要だと思い予算を設定しました。
なお2年目以降は、ご支援、ご寄付だけでなく、助成金やマンスリーサポーター、事業収入などで自立できる方法を模索していく所存です。

人件費、委託費                   1000万円(フルタイム2人、パートタイム8人、専門職委託随時)
啓発動画・パンフレット制作費・印刷費、輸送費    100万
事務所費                      100万円
広報費・リターン制作費                   175万円
イベント実施費・イベント参加者の交通費・経費       200万円
法人設立費                                                          25万円

本クラウドファンディングでは、ファーストゴール500万円、セカンドゴール700万円、ファイナルゴール1000万円と設定しています。それ以外は、大口ご寄付もご協力いただける方を探しながら、助成金への応募、そして今後マンスリーサポーターとして活動に関わっていただく形を用意して確保したいと考えています。こちらも可能な範囲でご協力いただけますと幸いです。

※このプロジェクトは、All-in方式で実施します。支援いただく皆さんにも、目標金額に満たない場合も、リターンをお届けします。(1600万円集まらなくても社会に必要だと考えて企画しているので、活動は人件費や規模を調整する形で実施する予定です。)

※大口ご寄付(1口100万円)にご協力いただける方は、別途ご連絡いただけると助かります。クラウドファンディングと別に募集しております。

3,000円 (学生限定、一般10,000円と同じ)
FIFTYS PROJECTオリジナルステッカー / 活動報告メルマガ

5,000円
活動報告メルマガ

10,000円
FIFTYS PROJECTオリジナルステッカー / 活動報告メルマガ

12,000円 (15点限定・先着順でなくなり次第終了となります)
特別協賛・パタゴニアボトル / FIFTYS PROJECTロゴステッカー / 活動報告メルマガ(3回)

パタゴニアボトルについて:
容量は16オンス(473ml)。ステンレススチール製、真空断熱構造で保温・保冷に対応。

15,000円 (100点限定・先着順でなくなり次第終了となります)
特別協賛・THE BODY SHOPスペシャルセット / FIFTYS PROJECTロゴステッカー / 活動報告メルマガ(3回)

THE BODY SHOPスペシャルセットについて:
若者の政治参画を支援するグローバルキャンペーン「Be Seen. Be Heard.」を実施している、イギリス生まれのコスメブランド「ザボディショップ」の人気のヘア&ボディケアやスキンケアの4点がオーガニックコットンバッグに入ったスペシャルなセット。

内容:
レモン ピュリファイング ヘア&ボディウォッシュ 400mL/レモン クリーンハンドジェル 100mL / ユースコンセントレートシートマスク DOY 21mL×1/ハンドクリーム ブリティッシュローズ 30mL / オーガニックコットンバッグ付き

30,000円
制作パンフレット2種類(1部ずつ)の送付 / FIFTYS PROJECTオリジナルステッカー / 活動報告メルマガ

50,000円
webサイトにお名前掲載 /制作パンフレット2種類(1部ずつ)の送付 / FIFTYS PROJECTオリジナルステッカー / 活動報告メルマガ

100,000円
1月決起集会視聴URL(同時視聴のみ)  /webサイトにお名前掲載 /制作パンフレット2種類(1部ずつ)の送付 / FIFTYS PROJECTオリジナルステッカー / 活動報告メルマガ

300,000円
1月決起集会招待券 /webサイトにお名前掲載 /制作パンフレット2種類(1部ずつ)の送付 / FIFTYS PROJECTオリジナルステッカー / 活動報告メルマガ

※ステッカーのサイズ・素材に関しては、5cm×5cm程度フィルム素材を予定しております
※制作パンフレットはそれぞれA4 3つ折りを予定しております
※ウェブサイトへの名前掲載は2023年12月までを予定しております
※1月決起集会は 3時間程度を予定し、内容は、立候補者からのメッセージなどを予定しております。日時は未定です。内容が確定次第12月頃を目処に改めてご連絡いたします。日程が合わず参加できない場合は別途相談の上、異なる提供を相談させてください。
※お名前を掲載するリターンについては、備考欄で掲載希望頂いた方のお名前(仮名でも可能です)を掲載いたします。


代表:能條桃子
若者の政治参加を促進する団体NO YOUTH NO JAPANを2019年に立ち上げ、代表をしています。選挙や社会課題の発信などを行う活動をInstagramを中心に、また投票啓発の活動をしてきました。政治分野のジェンダー平等実現に向けた道筋を一つみんなでつくりたい、また、選挙=投票だけでなく、立候補やボランティア・寄付など多様な関わり方が当たり前に存在する社会にしたく、今回の活動を始めようと思いました!よろしくお願いします。


副代表:福田和子
私はこれまで、#なんでないのプロジェクト、#緊急避妊薬を薬局でプロジェクトなどを通し、性教育の実施や避妊へのアクセス改善など、日本の性と生殖に関する健康と権利(SRHR)実現のため、署名活動などを行いながら声を上げてきました。
その中で常に感じてきたのが、意思決定層における女性の圧倒的な少なさです。
包括的性教育の実現、性犯罪の刑法改正、緊急避妊薬のOTC化、人工妊娠中絶における配偶者同意要件撤廃、同性婚の実現、選択的夫婦別姓の実現・・・
SRHRに絞ってみても、私たちがより自分らしく、健康に安心して生きるために解決すべき課題は山積しています。しかし、今のままでは改善は見込めない。次世代に同じ苦しみを引き継がないためには、もっと根本的な変化が必要。そんな思いで、このプロジェクトを進めています。皆さんの応援、是非よろしくお願いします。

メンバー:大島碧生

ジェンダーと政治を中心に活動を行っています。金沢市長選挙で無党派の女性候補を応援し、参院選では「#女性に投票チャレンジ」でtiktokを担当としてジェンダー関連政策に賛成する女性候補をわかりやすく紹介しました。他には学生団体苗ぷろ。で子宮頸がんワクチンの啓蒙活動や男性社員に向けた生理に関するワークショップを開催し、津田塾大学トランスジェンダー学生の迎え入れに関する団体で代表を務めています。

毎朝早起きして辻立ちしたり、夜まで街宣車で周りひたすら名前を連呼し続ける選挙活動。いわゆる「ドブ板」の選挙が理想的と言われますが、果たしてそれは誰でも参加できる、「持続可能」なものであると言えるでしょうか?子育て中の人や、仕事をしながらでもできる新しい選挙スタイルを一緒に作っていきませんか?「推しは自分で育てる」がモットーです!

メンバー:山島凜佳
2022年3月保守的な地元の金沢市長選挙で女性候補者の選挙活動で学生ボランティアチームのリーダーを経験したことをきっかけに、政治が全ての人の生活やモヤモヤに繋がっている一方で政治は圧倒的多数の高齢男性で占められていること、政治の世界のクローズドさに問題意識を持ち始めました。参院選での女性に投票を呼びかける「#女性に投票チャレンジ」、ジェンダー平等実現を目指すU30のためのサードプレイス「ジェンカレ」、任意団体Divercitizenでアクティビストのためのメンタルケア制度構築プロジェクト、プライドハウス東京レガシーでLGBTQ+ユースのサポートなどに参加しています。クィアとして今の日本に生きていると、将来に希望が持てなくなったり、嫌なニュースに日々傷つくことも多いです。周縁化される人が見えないものとしてそのまま放置されてしまう、なかなか変わらない世の中に麻痺してしまっているような感覚です。でも、このまま待っていても何も変わらない、私たちから近づいていかないといけないのだろうなと思います。時間・金銭的な余裕のある、特権のある人だけが牛耳るのではない、「誰でも」「自分のペースで」出来る投票以上の政治参加のあり方を皆さんと一緒に作っていきたいです!よろしくお願いします!



上野千鶴子さん (認定NPOウィメンズアクションネットワーク理事長)


キャシー松井さん(MPower Partners General Partner)



長野智子さん (キャスター・ジャーナリスト)




政治分野におけるジェンダー不平等の問題が指摘されて久しい日本。
その中で、意思決定においては女性をはじめとするマイノリティの視点が欠如し、不安定な非正規雇用と賃金格差の拡大、上がり続ける教育費、実現しない選択的夫婦別姓に同性婚、セクハラや性暴力が絶えない中でも被害者に寄り添わないままの性犯罪刑法など、あらゆる課題が置き去りにされてきました。
政治の場でマイノリティであり続けた女性、若者が議会の場に増えれば、教育、子育て、雇用、医療福祉、ウェルビーイングなどあらゆる分野において、これまで見過ごされてきた問題に光が当たり、同時に、より当事者の直面する現実に即した政策立案が可能になるはずです。また本プロジェクトは地方議員に特化しているからこそ、地域に根差した変化と、次世代に対して身近な「政治家」のロールモデル創出が可能になると、私たちは信じています。

私たちの人生に「政治家になる」選択肢を。

一緒に少しずつ、一歩でも前に、日本のジェンダー平等を進めていきましょう。
ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!

(左から 大島碧生、福田和子、能條桃子、山島凛佳)

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