私たちは三菱電機杯毎日甲子園ボウル実行委員会です。
甲子園ボウルは全日本大学アメリカンフットボール選手権大会の決勝戦。毎年12月の第3日曜日に、兵庫県西宮市にある阪神甲子園球場で行われている日本最古のアメリカンフットボールのボウルゲーム。戦後間もない昭和22年に第一回が開催され、以降、昨年まで76回の歴史を刻んできました。
三菱電機杯毎⽇甲⼦園ボウルでは全国選⼿権となった64回⼤会から、甲子園ボウルを地元、西宮に根付いた大会を目指そう、と新しい取り組みを開始。学⽣主体とした地域連携や社会貢献活動などの様々なプロジェクトをスタートしました。
●ゲームデーに試合会場の近くの数カ所の駅から総勢1500程の関西の現役学生選手がゴミ拾いをしながら甲子園球場を目指す「クリーンアップアクション」。
●公募した200人の子供たちが憧れの甲子園球場の芝生の上で楽しむフラッグフットボールの体験会。
●⻄宮市内の小学校が競う西宮市フラッグフットボール⼤会の決勝戦の実施。
●地元、武庫川⼥⼦中⾼や上甲⼦園中学におけるハーフタイム出演。
●全国⽣⾳楽コンクールの大学生部門優秀者による国歌独唱。
地域に育つ子どもや学生の参画が出来る関連イベントを増やし学⽣の祭典としての位置付けを明確にし、多くのステークホルダーが集う地域密着型⼤会として運営して参りました。
しかし、コロナ禍となり、この2年間は、多数の参加者を一同に集めてのイベント実施が難しくなり今まで通りのイベントの開催が不可能となりました。
2年前の75回大会は伝染病の蔓延に試合の実施すら危ぶまれる中、大幅な入場制限や規制を行い、試合だけはなんとか実施する事が出来ましたが、試合をやるのが精一杯な状況下で、これまで積み重ねて来た周辺イベントの実施は叶わず、継続性の難しさを実感する大会となりました。
この大会での経験をきっかけに、この大会をどのように未来に紡いで行くことが出来るのかを実行委員会では再度考えるようになりました。
昨年、76回⼤会という数字が100回⼤会までをアメリカンフットボールの1試合に例えると75回までの歴史が三四半世紀となる事に気付きました。100年を4Qと捉えると25年で1Qとなります。そこで75回までの歴史を3Qまでとして、100回に向けての25回を四半世紀ととれえ76回を迎えた前回⼤会を第4Qの⼊⼝と位置付けました。
100回⼤会までこのボウルゲームを地元に愛し愛されるゲームとして持続する為に、再度、学⽣主体の⼤会としての位置付けを明確化し、競技関係者のみならず地域で学ぶ学生達と共に考えて築き上げる、新たな企画をスタートする事になりました。今まで取り組んできた地域、社会貢献活動を学⽣のアイディアで、更に⼀歩前に進めるプロジェクトとして「甲⼦園ボウルSDGsプロジェクト」をスタートしました。
昨年は公募で全国から集まった10数名の学⽣有志と共に活動を⾏いました。
今年も11月から大会まで幾つかのアクティベーションを行う予定です。
このプロジェクトで実現したいこと
今回、このプロジェクトで着⽬したのは甲⼦園ボウルで仮敷設される天然芝の再利⽤です。甲⼦園ボウルでは2009年に全⾯改装した甲⼦園球場の施設を最⼤限活かすべく、65回⼤会より内野に天然芝を敷設して試合を行っています。
⼀年に⼀度だけ実現する内野グラウンドに芝⽣を貼った⾮⽇常感のあるフットボールフィールド
これまで敷設した芝⽣の後利⽤については各所の芝⽣補修等に利⽤される以外の使い道があまりなく、今回「甲⼦園ボウルSDGsプロジェクト」ではこの芝⽣の有効活⽤に着⽬。第4Q活動の⼀環として芝生の再利用の可能性について可能性を模索する事となります。
その中で、偶然の出会いがあり、この甲子園ボウルの芝生の敷設を行なってくれている芝の育成、管理のパイオニア「株式会社チュウブ」様、「神⼾港Uパークマネジメント共同事業体」様をはじめとする関係各所の協⼒によって神⼾港に隣接するメリケンパーク(候補地)への移設・再利⽤というアイディアが浮上。実施に向けてプロジェクトが前に進みだしました。
今後、複数年かけて甲子園ボウルの芝生をメリケンパークに移設し、皆が気軽に集える公園・環境づくりを目指します。次世代が気軽に天然芝生に馴染み、スポーツに触れる機会作り。フィールドが出来ればフラッグフットボールやタグラグビーなどのクリニックなどを実施して次世代の心身を育む活動なども甲子園ボウルの事業として取り組んで参ります。
ただ移設するには費用がかかります。
400万円程度の芝生の移設、再敷設費用や関連でかかる諸経費の250万円、計650万円ほどの資金調達に向けて広く皆様のご協力を仰ぎ、11⽉中盤よりクラウドファウンディングを実施させて頂く事になりました。クラウドファンディング実施に際しては学⽣達も参画。「甲⼦園ボウルSDGsプロジェクト」の一環として11月から様々な活動を通じてこのプロジェクトを広く知って頂き参画を呼びかけて参ります。また企業のSDGs課題解決を学⽣達が参画して企画、実施すると⾔ったようなSDGsを意識した企業向け返礼品など学生と企業を繋ぎ、共に考え行動する様なユニークなプロジェクトも実施予定です。
これまでの活動 甲子園ボウルとは?
甲⼦園ボウルは三四半世紀の歴史を重ねた⼤学スポーツでも最も注⽬度の⾼い⼤会です。昨年、甲⼦園ボウルは76回⼤会を迎え100回⼤会に向けて新たな25年のキックオフを致しました。固定されたスタジアム(地域)で歴史を重ねるボウルゲームという⽶国のアメリカンフットボール⽂化。⽇本でも唯⼀無⽐の存在となるこのボウルゲームは、1年に⼀度、この⽇だけに歴史ある甲子園球場の内野グラウンドに芝⽣を敷き、⾮⽇常の空間の中を作り上げます。
芝生敷設時のタイムラプス動画(甲子園球場オフィシャルツイッター)
https://twitter.com/enjoy_koshien/status/1472046460770398213?s=20&t=K-3E2ArB137x4Gw3B-oXJw
年に一度の晴れ舞台。毎年、ハイレベルな試合が展開され、アメフトファンのみならず、多くのスポーツファンの注⽬を集めて来た大学生スポーツ大会の最高峰のゲームです。
この歴史ある⼤会を未来へ紡ぐために学⽣たちと考える【⼤会、競技、地域、そして地球の未来を考える【甲⼦園ボウル°—SDGS未来に紡ぐゲームプランプロジェクト】を昨年、立ち上げています。
甲⼦園ボウルでは、先程も述べた通り、多くの地域連携を意識した取り組みを⾏って来ました。⼀⽅で、これまでの取り組みは当⽇限りのイベント性の強いものであり、また当事者以外のステークホルダー全体の参画意識も時間が経つにつれて薄れていたような気がしています。
今回の取り組みでは⼤会開催を通じた継続的な社会貢献事業の実装を⽬指し、毎年、学⽣の公募し、学生の主体性とアイディアのアップデートを行い、どのように地域社会に貢献し、多くのステークホルダーと共創することで⼤会価値を⾼め、この活動を25年後の未来にバトンを繋いでいきたいと考えています。
昨年の第⼀メンバーはこの活動を未来に紡ぐために 〜CHAINつなぐ つながる つなげようSDGs〜というスローガンを掲げました。今年は11️️️-12月に関東、関西の試合会場や他競技プロスポーツの試合現場などでもアクティベーションを実施する予定です。詳細は随時、下記のSNS等で発表して参りますので是非、フォローをお願いします。
学⽣プロジェクトコンテンツ
4thquaterkoshienbowl Instagram https://www.instagram.com/4thquarterkoshienbowl/
場内アナウンス企画動画 https://www.youtube.com/watch?v=Sz5XjyRtaqs
資金の使い道・実施スケジュール
芝生移設費用 ¥4,000,000 (運搬費やメリケンパークでの敷設工事費用となります。)
返礼品準備費用 ¥2,000,000
告知、イベント実施費用 及びその他経費 ¥2,000,000
リターンのご紹介
①第77回甲子園ボウル表彰式フォトセッション参加権付チケット
〜あの甲子園のフィールドで選手と歓喜の時間を分かち合えます!〜
試合終了後にフィールドにご案内フォトセッションに参加
②第77回甲子園ボウルポスターセット
第一弾、第二弾ポスターの二枚セット
③第77回甲子園ボウル特製オリジナルPhotoパネル
スポーツカメラマン撮影の試合写真をパネル化、選手サイン入りで提供
④第77回甲子園ボウルオリジナル芝生観賞キット
卓上の芝生鑑賞キットと甲子園ボウルで使用した芝生をセットで提供
⑤第77回甲子園ボウルオリジナルTシャツ
学生デザインのオーガニックコットンTシャツ
⑥第77回甲子園ボウルオリジナルスポーツタオル
ペットボトルや衣料から作った糸を使用した学生がデザインしたタオル
<企業向け返礼品>
⑦SDGsインターン派遣
協賛企業様にSDGs教育を受けた学生を派遣、プロジェクト社員と混じりながら自社事業やサービス、プロダクト等をSDGsの目線で検討、経営側に提言。(期間:3か月/約4回のミーティング実施予定)
⑧名刺広告掲出
12/18試合終了後に12/19、20でメリケンパークに移設 12/22に完成、12/23(金)10時予定でセレモニー実施。26日に名刺広告掲載を予定しております。(*予定は変わる場合がございます。ご了承ください。)
最後に
かつて、関西の大学生は普段は見ないけど甲子園ボウルだけは必ず見に行く、そんな文化があった、という話を諸先輩方から耳にする事があります。その話を聞くたびに大学スポーツが学生の自分事であった時代があったんだなぁと羨ましく思う事があります。
アメフトの本場、アメリカでは未だ大学スポーツは学生の自分事であり、様々な形で多くの大学生や地域のボランティアが携わり大会を盛り上げています。この活動を通じて、多くの学生と共に未来を一緒に考え、アクションしていく事で大学スポーツに対する関心喚起を行なっていきたいと考えています。
メリケンパークでの芝生の移設は次世代に夢を紡ぐ事業です。メリケンパークでフラッグフットボールやタグラグビーなどを体験した子供達が大学生フットボーラーとなって甲子園ボウルに戻って来る。そんな夢を描いています。
地域に根付き、貢献していく事でこの大会が長く愛されるコンテンツとして存続して行くために。
唯一無二の大会、甲子園ボウルを未来に紡いで参ります。何卒、皆様からのご支援の程、よろしくお願い申し上げます。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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