「○○が欲しい」「○○がしたい」を我慢し続けた先の「不満という感情がわからない」

はじめまして、一般社団法人チョイふる代表 栗野泰成と申します。現在東京23区で子どもの貧困問題が顕著な足立区を拠点に子ども・子育て支援の活動をしています。

活動を続ける中で、幼い頃から欲しかった物、やりたかった事を諦め続ける子ども達に多く接してきました。そして、「困難を抱える人ほど、必要な支援制度を活用しない」ことに気が付きました。我慢すること、困っている状態が日常化すると、誰かに相談すること、周囲の人に頼ること、国や地域の支援を求める事をしなくなってしまうのです。

前回の205名の方々から204.9万円のご支援をいただいた「足立区おもちゃ図書館プロジェクト」に続き、米国法人公認・日本初の『クリスマスインザシティ』を子ども達にお届けします!


中学校1年生のA君

身体も大きくて、運動神経も抜群なA君。「将来、何になるのが夢?」と聞いても、なかなか教えてくれませんでした。子ども食堂に通い続けて半年後、ようやく教えてくれました。「サッカー選手になりたかった。でもうちはお金無いから、吹奏楽部に入って、もう諦めた」ユニフォームや遠征の費用でお金がかかるから、「サッカー部に入りたい」とお母さんには言えなかったのです。

高校3年生のBちゃん

母親からは就職しなさいと言われたけど、本当は大学で勉強したいBちゃん。進路の悩みを聞きに、スタッフとレストランに行きました。メニューを前にすると、Bちゃんは、凍ってしまいました。「何でも好きなものを注文して良いよ」と言うと、「毎日カップラーメンしか食べてなかったから嬉しい」と明るい笑顔を見せてくれました。10分くらい考えてから、小さな声で「チキングラタンが食べたい」と言ってくれました。

シングルマザーのC子さん

年間150万円以下の収入で3人のお子さんを女手一つで育てるC子さん。生活は苦しいけれど、「不満という感情がわからない」と伝えてくれました。国からの子育て支援制度を案内しても、「利用したいけど、手続きがわからないし、利用しにくいから」と、利用していませんでした。


今までの我慢を全部忘れさせる『夢のような一日を届けたい』、そして、もう我慢しないよう『繋がり続けたい』

困難を抱える人ほど、必要な支援制度を活用していない現実があります。私達が支援するご利用者様(世帯収入250万円未満が7割)の半分近くが、国や地域の支援を諦めていた事がアンケート結果でも分かっています。中長期的に困窮子育て家庭に伴走しながら、本人でさえも意識していない困りごとを解きほぐし、既存の支援制度まで「つなぐ」支援が求められています。

私たちは:

1.    『夢のような一日を届けたい』クリスマス・イン・ザ・シティ

我慢を重ねてきた子ども達、お母さん達に、欲しかったものをプレゼントし、食べたいものを食べ、いっぱい遊ぶ夢のような一日を届けたい。

2.    『繋がり続けたい』ゲームで居場所へ来るハードルを下げる

そして、その夢のような一日をきっかけに、子ども達やお母さん達が既存の居場所に来るハードルを下げたい。


クリスマス・イン・ザ・シティ - あなたの支援により「欲しかったプレゼントを届ける」

アメリカ・ボストンのクリスマス・イン・ザ・シティは、ホームレスや貧困を経験している子どもや家族のために、夢のようなクリスマス体験を提供している1989年に設立された「地域社会を大切にする」という精神を持つ100%ボランティア団体です。

この度、本部ボストンから公認・日本初の『クリスマス・イン・ザ・シティ東京』を12月17日(土)に足立区で開催します!

思い出に残る素敵なクリスマス、甘いケーキを食べながら遊園地のような空間で自由に過ごし、ひとりひとりが欲しかったプレゼントをサンタから手渡しでもらう、こんな素敵な体験を皆さんの支援を受けて実現します。


ゲームの活用 - 既存の居場所と連携し、困難を抱える親子が「支援へと繋がるきっかけを増やす」

困っている人ほど、子ども食堂や学習支援教室のような既存の居場所を利用していない。」

これは、私たちが子ども食堂や学習支援教室を運営する中で痛感してきた課題です。多くの既存の居場所も同様の課題を抱えているのではないでしょうか?

居場所を運営する中で見えてきたのは、「子ども食堂は、可哀想な人や自業自得で貧困に陥っている人が行く場所」という声を困難を抱える親子が見聞きしてしまい、居場所に行くのをためらってしまっている場合があるということです。実際、子ども食堂に行っていることが理由で地域に住みづらくなり、引っ越してしまう方もいらっしゃることがわかりました。

そこで、私たちは子ども食堂に遊びの体験をプラスすることで社会的偏見に配慮した取り組み「足立区おもちゃ図書館プロジェクト」を実施してきました。

今回は社会的偏見に配慮することはもちろん、既存の居場所を子どもが大好きな行きたい場所にすることを目的にゲームを活用します。

居場所が楽しい場所になり、親子が通い続けてくれてはじめて、支援へとつなげるだけの関係性を築くことができると考えています。


プロジェクト実施スケジュール

下記のようなスケジュールで、他の子ども・子育て支援団体様と協力し、プロジェクトを進めていきます。


2022年12月17日(土)11:00-17:00
企業・団体様の協賛で『クリスマス・イン・ザ・シティ東京』を開催します。


2023年3月 首都圏の100の子ども・子育て支援団体様との連携

子どもたちに大人気で、プログラミング教育の教材としても利用もされることが増えてきた「マインクラフト」(仮想空間上に建物をつくるゲーム)を連携先の支援団体様に順次お届けしていきます。

また、マインクラフト等のゲームをするために必要なPCとWi-Fiもセットでお届けできるように、協賛いただける企業様も募集しております。


連携・協賛いただける団体・企業様のお問い合わせ先

・首都圏で活動しておりマインクラフトを受け取っていただける子ども・子育て支援団体様
・PCやWi-Fi等の寄贈で協賛いただける企業様

下記のお問い合わせ先からご連絡いただけますと幸いです。
https://www.choice-ful.or.jp/contact

リターン

このクラウドファンディングにご支援して頂いたすべての方に、下記2つのリターンをご用意します。
①オンライン活動報告会へのご招待
②チョイふる活動報告書の送付

資金の使い道

■目標額:500万円の内訳(12月15日更新)

1.    きっかけを届ける『クリスマス・イン・ザ・シティ東京』300万円 

∟ 体育館クリスマス装飾 936,500円
∟ 子供向けコンテンツ 158,000円
∟ 衣装 207,850円
∟ カフェテリア装飾・小物 101,200円
∟ 会場設営撤去 1,151,677円
∟食品調達費 約10万円(当日まで変動)
∟ その他諸費用(お母さんへのお土産セットなど)約15万円(当日まで変動)

※来年以降の開催を見据えて、装飾品等を購入しました。
※協賛企業様が資金のご寄付もくださり、予算が100万円→300万円になりました。


2.   つながり続ける『ゲーム(マインクラフト)環境整備』150万円 

∟ マインクラフト購入費39.6万円(3,960円×100アカウント)
∟ PC購入費(10万円×10台)100万円
∟ その他諸費用(PC郵送料やポスターの印刷費用等の運営費)10.4万円


3.クラウドファンディングの手数料+消費税(計9.9%)49.5万円  


※募集方式について>本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

※一般社団法人チョイふるは非営利法人ですが、このクラウドファンディングを支援することで、支援者が税制優遇を受けることはありません。

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