■はじめに・ご挨拶

初めまして!峰村醸造 曽我です!この度はこちらのページをご覧いただきありがとうございます。
私は峰村醸造 直売店のスタッフとして1年半働いています。直売店の目標は「新潟市で1番利用される味噌屋」になること。 直売店で働いているとお客様から「峰村さんの味噌は本当においしい!」なんて嬉しい言葉をいただくことも多く、日々の活力になっています。

■峰村醸造とは

峰村醸造は明治38年(1905年)創業の味噌蔵です。新潟市 沼垂地域に蔵を構えており、今年で創業117周年を迎えます。初代の名前は峰村仲蔵。商品デザインにも仲蔵の名が由来の「マルナカ」マークが中心に据えられています。
味噌屋として創業してから2代目の時代に味噌漬製造もスタートし、味噌だけでなく「漬物の峰村」としても名前が広がっていきました。

峰村醸造HP→https://www.minemurashouten.co.jp/

■味噌の消費量は減少傾向

▲峰村醸造 直売店の外観、内観

食生活やライフスタイルの変化から、味噌の消費量は減少傾向が続いています。今でこそ発酵食品が注目されていますが、かつては減塩志向のあおりで味噌が敬遠される時代もありました。このまま味噌を作るだけではやっていけない。そこで2014年に発酵コンセプトショップとして工場併設の直売店をオープン。味噌を起点に出汁や調味料、お惣菜やお菓子も開発し、商品ラインナップを充実させていきました。建物は敷地内に残っていた江戸後期から明治初期に建てられた土蔵を曳家(ひきや)しリノベーションして再活用しています。オープンしてからは県内外問わず多くのお客様にご利用いただける店舗になりました。

▲味噌ソフトクリーム

▲味噌でコクがUP!濃厚しっとりな味噌キャラメルチーズケーキ

▲冷凍惣菜人気No.1の「味噌蔵の味噌もつ煮込み」

▲味噌汁の決め手はお出汁!手軽に本格だしがとれちゃう「贅沢だし」


■地元 新潟でのビッグイベント「発酵 大醸し祭り」の開催

当蔵が蔵を構える沼垂地域はかつて「発酵の街」として栄えた地域。そこで姉妹蔵となった近隣にある酒蔵「今代司酒造」と同時に「発酵 大醸し祭り」を実施し「発酵の街」再興をPR。その中の一企画「30秒間 味噌盛り放題」では最大2時間待ち。2日間で約6000名のお客様が挑戦するほどの大人気企画となりました。総来場者数2万人を突破し、地元シェアの低かった峰村の味噌は、地元 新潟でも一気に知名度をあげていきました。

▲発酵 大醸し祭りの様子

▲30秒間 味噌盛り放題ー子どもから大人まで白熱します

▲味噌盛り放題で2時間待ちの長蛇の列

■【第1の壁】観光蔵、コロナで大打撃→大転換はじまる

忘れもしない2020年、新型コロナウイルス大流行。世間は混乱の渦。もちろん峰村醸造も例外ではありませんでした。観光も動かない、大人数を集客するお祭りもできない。当時売上の半分は観光が担っていた直売店の2020年の売上は前年比70%台。「このままではいけない、方向転換が必要だ」、いち観光蔵の大転換がはじまります。

試行錯誤するなかで直売店のスタッフから「味噌盛り放題の味噌を、平均記録2.5キロ分あらかじめ袋に入れて販売しては?」との提案が。「味噌を盛る」という楽しさを付加できないのに売れるのだろうか…と不安はありつつも、わらにもすがる思いで実施しました。すると結果は大ヒット!1人で2袋3袋買う方も続々いらっしゃいました。世間的にも味噌需要が減少している中で、このヒットは峰村醸造にとって契機となり、新潟市内を中心に通称 味噌盛りの味噌 の販促を拡大。 コロナ禍で減少した売り上げを補填するどころか、コロナ禍前の平常月の売り上げをどんどん超えはじめました。

▲実際に販売している味噌盛りの味噌2.5kg
※現在は2.3kgで販売しています。


■【第2の壁】店舗のキャパシティが足りない!

味噌盛りの味噌のヒットをきっかけに「日常使いできる味噌屋」に様変わり。この頃、県をまたぐ移動が少しずつ緩和され観光業も動き始めたことで第2の壁が立ちはだかりました。それが「来店数に対して店舗のキャパシティが足りない」という壁です。

・元々観光蔵でスタートした店舗ゆえ観光向けの作りになっていたこと
・日常使いされる地元のお客様が増えたところに観光の来店数も戻ってきたこと

が大きな要因です。土日祝日など混み合うタイミングでは「レジでの待ち時間が長い」「店内をゆっくり回れない」といった問題が起こり、スタッフからも「満足のいく接客ができていないのでは」という不安が聞かれるようになりました。

■改装への気持ち

コロナ渦を経て、いち観光蔵から日常使いもできる味噌屋に大変身を遂げた直売店。おかげさまで日頃からたくさんのお客様にご利用いただけるようになりました。しかしその裏側では、あまりの混雑に店内をはみ出してしまうほどの列ができてしまったり、お味噌の品出しが間に合わなかったりしてお客様をお待たせしてしまうこともありました。(雨の日には傘を差しながら待ってもらうことすらありました💦)

そんなにご迷惑をお掛けしてるのにもかかわらず、ほとんどのお客様は苦情をおっしゃらないんです。なんなら「峰村さんのお味噌おいしかったよ」「また買いに来るね」なんて温かい言葉までかけてくださることの方が圧倒的に多かったりします。

▲お客様からいただいたメッセージ

コロナ渦でも助けられた上に、このような状況でもそれほど温かい目でごひいきくださるお客様のために、次は私たちが恩返しをする番!より快適にお買い物ができる直売店にバージョンアップすることで、今までのお客様そして未来のお客様に味噌屋でのお買い物を楽しんでもらいたいです。

■資金の使い道・実施スケジュール

みなさまからいただいたご支援金はこのような用途に利用させていただきます。(直売店の改装は2023年3月を予定しています。)

①より快適なお買い物ができるように什器・設備を整えます。
(例)レジの増設、新しい棚や冷凍庫の設置など

②リターン品の準備や発送費

③CAMPFIRE手数料

■リターンのご紹介

●味噌盛りの味噌2.3kg
直売店を軌道に乗せた立役者”味噌盛りの味噌2.3kg”をリターンに盛り込みました!峰村自慢の味噌をぜひご堪能ください!

●味噌ソフトクリーム
直売店限定販売ですが、リピーター続出の味噌ソフトクリーム。お得な回数券としてご利用いただけます。

●あまざけプレーン ※限定ラベル
あまざけが苦手な人でも「飲みやすい!」と好評の峰村のあまざけ。味噌用の糀と日本酒用の糀を合わせて作ることで、旨みを感じつつスッキリとした味わいに仕上がっています。クラウドファンディングでしか手に入らない特別ラベルでお届けします!

そのほか峰村醸造を代表する商品やココでしか手に入らないものを取りそろえております!

■最後に

味噌屋として始まった峰村醸造。数十年前までは味噌は作れば作った分だけ売れる時代でした。しかし近年は味噌消費量は減少傾向。味噌だけを売っていてもダメだと作られたのが直売店でした。直売店は味噌以外の商品ラインナップを整えることで味噌業界への逆風に対抗してきたのです。それなのにコロナによる経営難を救ってくれたのもまた”味噌”でした。味噌業界が右肩上がりの世界ではないとはわかっていますが、どうしても私たちは味噌の可能性を信じずにはいられません。これからも変わらぬ美味しさを守りながら時代に合った”おいしい”を届ける店舗でありたい。ぜひ峰村醸造の次なる挑戦にご支援をいただければ幸いです。

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2023/04/04 17:00

    日頃よりご愛顧いただきありがとうございます。峰村醸造 直売店は本日でリニューアルオープンから1ヶ月が経ちました。改装後も大きな問題なく営業してこれたのも応援してくださった皆さまのおかげです。改めて感謝申し上げます。実は新装開店に伴い、直売店や工場の宣材写真を新たに撮影しました!(今まで使ってい...

  • 2023/03/07 18:00

    ついに3月4日(土)直売店がリニューアルオープンいたしました!▲リニューアル前の店内▲リニューアル後の店内①(全体)▲リニューアル後の店内②壁面に高さのある商品棚を設置。ここだけでほとんどの商品が一望できるようになりました。▲リニューアル後の店内③工場の製造風景写真が飾られています。普段見るこ...

  • 2023/03/02 12:00

    峰村醸造 直売店は3月1日~3日の3日間は臨時休業となり、この期間でリニューアルの準備に取りかかっています。表のタペストリーもリニューアル用に変わっており、店内も商品を全て出して、新しい什器も入れ始めています。▲改装前の店内(2/28)。商品を全部運び出したので空っぽになりました。▲3/2朝。...

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください