始めまして。私たちは2022年4月より福岡県久留米市で竹林整備と、伸びた竹の子でメンマづくりを試みている、高良山竹林環境研究所の本多修三(左)と渡辺琢磨(右)です。

私たちが生まれ育った町にある高良山は数々の逸話が語り継がれる「宝の山」です。そんな高良山に感謝し、きちんと整備された山を次の世代へ引き継いでいきたい。そんな想いを抱き、荒れている竹林を整備し始めました。

久留米、高良山を愛する地元の方々をはじめ、みなさまのお力添えを宜しくお願い致します!

久留米、高良山の孟宗竹を使った純国産「くるめ高良山メンマ」づくりと、荒れた竹林の整備を継続して行っていきたいと考えます。


福岡県久留米市は筑紫平野に位置し気候が良く様々な農産物ができるという恵まれた地域にあります。おいしい野菜や果物だけでなく、ゴムの生産や焼鳥も有名で、豚骨ラーメンの発祥の地でもあります。その久留米市の中心付近にあるのが高良山であり、1600年以上の歴史ある高良大社には毎年多くの参拝客が訪れています。


高良山の山中に代々引き継いでいる竹林があるが仕事をしながら個人で管理は到底厳しい為、どうにかできないものだろうか?と知人に相談していた。そんな中、同じ町内で竹の魅力に心を打たれ竹を使ったプロダクトデザインをやっている本多と知り合い「糸島で竹林整備の為メンマつくりをされている方がいる。話を聞きにいかないか?」と誘いをうけた。

そもそも放置竹林が問題になるのは、繁殖力が強くあっという間に広がり伸びていく。根が地中深くへは張らない為密集した際、地すべりを起こしやすい。

竹林が荒れた背景には①安価なプラスティック製のものが増え竹の需要が無くなった②竹の子を掘る人がいなくなった(少なくなった)ことがある。掘られなかった竹の子が伸び竹になり、枯れて倒れてくる。しかし竹の子は増え続けまた枯れる。次第に隣接する雑木林に伸び竹に光を遮られ木々が枯れそこが更なる竹林となっていく。

意識して見てみると至る所に放置竹林が存在しているのが分かる。私たちの町の高良山も例外ではなかった。実家の竹林以外にも荒れ放題となった竹林が多々あり、地すべり土砂災害など起こりうる危険区域となっている。頭を抱えている地主さんも多いはずだ。

そして福岡県糸島市。数年前から放置竹林問題に取り組まれようやくメンマつくりが安定されたとの事。1.5ⅿ~2ⅿまで伸びた竹の子は竹になる前に折ったりして破棄されてきたが、それこそが材料(資源)となる。試行錯誤された事や作業工程の注意点など聞きながら私達も実際に作業させてもらった。

さて!

さあこれを久留米でもやってみようか?できるのか?しかしその時既に4月下旬。5月初旬には竹の子の時期が終わってしまう。じっくり準備して来年から開始するのが良いかとも思ったが、今始めて課題を見つけた方が良い!とにかく始めよう!と、1週間で準備して動き出した。


2022年4月終わり、鍋やブロックや塩など必要な器具材料を速攻で準備。天候にも恵まれ伸びた竹の子をせっせと運び、切って湯がいて塩漬けまで一気にやってしまう。3日間で約100本、200㎏の塩漬けメンマができた。

やった!と、一息ついたのもつかの間。ん?この次は? なんと私たちはここまでしか教わっていない!そうあの限られた時間の中で必死に作業していた為、その後を聞く余裕は無かった!そしてその後の流れを聞きに再度糸島へ。

パッケージの作業を手伝いながら次の工程を教えてもらい、また先へ進んでみた。塩抜き味付けパッケージ、ネーミングやラベルデザイン、食品衛生協会等々商品化に向け必要な事を進めていった。メンマ加工の工程においては現在福祉事業所へ相談中である。

と、同時に応援して頂いている方々から紹介頂き、市役所、市議、地元のボランティア団体の方々へ竹林整備を含め私たちが行っていることを説明させてもらい、11月から開始した竹林整備には3日間で合計40名近くの方々が集まって頂けた。本当に感謝しかない。

味付けを行ったメンマ試作品は子どもから大人まで大好評!鶏ガラスープや醤油など薄口に味付けした「白メンマ」と、それに久留米の餃子専門店明楽さんの特製ラー油を絡めた「赤メンマ」テスト販売として久留米市役所の前にある、明楽さんの24時間無人販売所に置かせてもらったりお声かけ頂いたイベントに出店させてもらった。

社会に良い影響を与える活動やサービス製品を広めるイベント「くるめソーシャルグッドマルシェ2022」にも出店させて頂いた。

「地域と連携した竹林整備とメンマづくり」と西日本新聞筑後版に掲載。「久留米高良山放置竹林をお宝に」と地元TV番組テレQ夕方のニュースにも取り上げて頂いた。

その他、御井校区ITC推進部にも参加し、お祭りのYouTube配信や成人式のZoom中継も手伝い、できる範囲内ではありますが地域の活動にも参加し相互協力していこうと考えています。

そして今年4月には、町内の公民館で地域の方たちや小学生も交え、「メンマづくり体験」を計画中です。地元高良山の食材を自分たちの手で加工しみんなで食べる体験など、子どもたちにとっても交流の場になる良い機会になると思います。


2023年■4月~5月:メンマづくり ■6月~:メンマ販売開始 ■7月~:返礼品発送 ■11月~翌年2月:竹林整備

資金用途:メンマづくりの備品(樽、塩、保存袋、リヤカー等)、販売時のパッケージ・シール・チラシ等情宣費、冷蔵庫等設備費、CAMPFIRE手数料


今回「1/15開始」と告知しておりましたが開始が遅れてしまい大変申し訳ありませんでした。先ずはお詫び申し上げます。

私たちは昨年より手探りでこの活動を始めました。「竹の事業は長続きしない」と聞きますが、この活動を進めていくにつれ、里山保全、地産地消、地域連携など全てが好循環していくものだと腹落ちしました。

諸先輩方から知恵を受け継ぎ、代々受け継いだ竹林で不要とされてた伸びた竹の子でつくるおいしい「くるめ高良山メンマ」、地域との繋がり、「宝の山高良山」をできる限りキレイに整備し次の世代へ繋いでいく。それがこの私たちのプロジェクトの使命であると思っています。

単なるイベントで終わらせず継続して活動する為には、当然ボランティアでは厳しいものがあるので先々は軌道に乗れればと考えます。

私たちの活動を広く色々な方々へ知ってもらいたく、先ずはこのプロジェクトを成功させたいと思います。地域一丸となって全力で取り組んで参ります!

久留米、高良山を愛する全ての方々のご支援、ご協力の程、是非!宜しくお願い致します!


高良山竹林環境研究所 本多・渡辺


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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