代表者ご挨拶

この度は数あるプロダクトの中からこのページへご来訪頂きありがとうございます!
NPO法人おかしの家 理事長の細井と申します。
母親の障害者を支援する施設を作りたいという思いを受け、高齢の母親に代わりNPO法人の設立を決意しました。
令和22年8月29日に広島市より特定非営利活動法人として認定され、同年10月1日に福岡事業所を開設しました。
現在、社員10名と就労支援を受ける方20名で運営しております。
現在、広島県へ福岡事業所と坂出事業所の事務所設置を申請中となります。
今後も範囲を広げ引き続き就労困難者の皆様への支援活動を行ってまいりますので宜しくお願い致します。


このプロジェクトで実現したいこと

今回のプロジェクトで実現したいことは、
①若い世代による日本の農業の再構築
 日々技術が進歩する中で、農業ももっと進歩し皆様の食卓へ美味しいものが届けられると思っています。
②香川県坂出市への若い世代の人口増加
 時間がかかる事とは思いますが、農業を介して坂出市のイメージを変え若い世代の人口流入を目指します。
③オリジナル品種の開発と販売
 2023年度より現在作っている品種とは別に掛け合わせによる香川県坂出市発のオリジナルお米を栽培します。
 その場所に適した、その場所でしか作れない美味しい品種の開発を目指します。


香川県坂出市とう場所は工業地域のイメージは強く若い世代の他市区町村への流出が止まらない状況が続いております。

また令和5年1月25日に、坂出市 有福市長にお時間を頂き対談をさせて頂きましたが、市長も上記の悩みを抱えており今後は坂出市の環境美化に力を入れてなんとか若い世代を呼び込みたいとおっしゃられておりました。

今回のプロジェクトを立ち上げようと思ったきっかけ

きっかけは、父からの

「稲作を2022年で終わりにしようと思う。」

という一言でした。
年齢的にも高齢となり年々稲作をする面積を減らしては来ておりましたが、父が一人で行うには体力的に限界が来たという事でした。
祖父の代から続けてきた農業でしたが、繁忙期には家族総出で手伝いをしお祭り騒ぎをしていた事を懐かしく思いました。 
そんな中、NPO法人おかしの家のスタッフ間で自分たちで農業を引き継げば良いのではないかといった声が数人のスタッフから上がり今回のプロジェクトを立ち上げるきっかけとなりました。
2022年試験的に4名で父から農業指導を受けながら2022年に田植え~稲刈りまでを行った結果、1反5瀬の面積で890kgのお米を収穫することができました。
また現在では長期にわたり続く円安により物価の上昇が止まらない状況となっております。
日本は元々農業が盛んな国ではありましたが、高齢化社会に伴い廃業する農家が急激に増加していく中で農地の減少は緩やかな推移となっています。

*出典:農林水産省HPより抜粋

日本は元々農業が盛んな国ではありましたが、高齢化社会に伴い廃業する農家が急激に増加していく中で農地の減少は緩やかな推移となっています。
その原因としては、農地として登記されている土地は宅地に変更しなければ建造物が建てられずまた調整区域などの規制がある事も原因となっています。 
つまり土地は余っているが、農業を引き継ぐものがおらず使い道は無く放置しているor貸しているという状況です。
また相続したが管理する人間がおらず荒れ地となっている土地も散見されるのが今の現状です。

*国土交通調HPより抜粋


2022年の試験運用の結果


スタッフが4人でしたので今回1反5瀬という狭い範囲での試行錯誤しながらの試験的稲作となりましたが、約890kgのお米を収穫することが出来ました。

2022年に栽培した品種は「ヒノヒカリ」という品種で、小粒で弾力もあり様々な料理に合わせることが出来る万能な品種です。農薬も稲穂が実る直前に1度使用したのみで除草剤等々は使用せず安心して皆様に食べて頂けるように配慮した栽培方法となります。@今回の試験運用で発覚した課題点

①農機具の老朽化

・コンバイン

新車購入から20年以上が経過し毎年どこかしらが故障しており修理をしているが、2022年キャタピラーを含む駆動系に不具合が見つかり修理費用が中古機が買えるほどの金額になる事が発覚し2023年は使用不可と判断。

また旧型の2丈狩りの小型機でアンローダも付いていないため田んぼを1周刈る毎に米袋を交換する必要があり、稲刈りに時間と労力がかかり非常に非効率である。

・田植え機

中古機の購入から20年が経過し、2022年はコンバインと同じくエンジン・駆動系に故障が多発しました。

また、植え付けアームの不具合が治らず、アームの不具合により植え付ける本数にもバラツキが生じ一定の深で稲を植え付けることが出来ない状況でした。

②参加メンバーの人数今回は1反5瀬という面積でしたが、4人が常駐する事もできず水位調整や草抜きなどの日程調整が困難な状況となりました。


@問題点の改善方法

①農機具の老朽化に関して

 →コンバインと田植え機に関しては状態の良い中古機を購入。

②参加メンバーの人数

 →現地の常駐者を5人用意し、稲作のグループを社内で7人で発足。

  年間スケジュールを計画しそれに沿って効率的に対応する。


集まった支援金の使い道

①農機具の購入
皆様からご支援いただきました費用に関しては、田植え機とコンバインの購入費用に充てさせて頂ければと考えております。
もちろん新車ではなく状態の良い中古機とはなります。
中古田植え機(4条植え)相場:300,000円~700,000円
中古コンバイン(4条刈り)相場:800,000円~1,200,000円
支援希望額の全額が集まれば、相当状態の良い機械が購入可能です。
②田んぼの賃借費用
現状、2023年に関しては7反での稲作を計画しております。
しかし、ご支援が集まれば近隣の田んぼを所有し廃業した農家さんから借り合計で15反程まで広げたいと思っています。

参考:1反あたりで収穫可能なお米の量
550kg~600kg


リターンについて

実施スケジュール


最後に

現在使用可能な田んぼは7反ありますが、2月から近隣住民の廃業農家さんへ相談を行い15反まで広げる目途は立ちました。
2月から賃貸借契約の締結を行い、20反程まで拡大を行いたいと思っています。
またこのプロジェクトで収穫されたお米を産直市場での直販や自社ECサイトを使いオンラインでの販売を行いその売り上げをNPO法人の活動資金に充てさせて頂きたいとも思います。
また、収穫されたお米の一部を物資支援を必要とする施設への寄付にも使用したいと思っております。
2023年1月よりNPO法人おかしの家では、海外からの避難民受け入れもスタートをさせております。
今後、物価の更なる高騰や農業経営者の減少が続く中で長期に渡り継続したい事業ではありますので、ぜひ皆様からの暖かいご支援を頂ければと思います。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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