ご挨拶

 はじめまして、株式会社里山創生研究所 代表取締役の山上忠彦と申します。
 私は農業と狩猟ができる大阪・豊能町高山に移住し、農家宿レストランとジビエ精肉工房を営んでいます。

 豊能町高山には風光明媚な棚田が広がっていますが、後継者不足や獣害による農家離れなどで耕作放棄地は増え、棚田は水源涵養機能を失い石垣が崩れ、野生動物の住処になっています。
 この棚田を再生してぶどうを栽培しワイン造りをすることで、棚田の景観保全、地域活性化、雇用創出などの持続的発展に繋がると考え、既存事業との相乗効果も見込めるワイナリー事業に新たに取り組みます。

経歴

整備士
 大阪市立東淀工業高等学校 機械科を卒業後に(株)マツダオート大阪で車の整備に従事

調理師
 長野県の(株)五輪観光総合開発の観光ホテルで調理に従事

設計士
 土木の設計に従事しながら夜間に大阪工業大学短期大学部 土木工学専攻で土木工学を学ぶ

コンサルタント MBA
 建設コンサルティングに従事しながら関西学院大学専門職大学院 経営戦略研究科で経営学を学ぶ

商業経営者 ソムリエ・ハンター・シェフ
 脱サラして大阪市内でイタリアンの飲食店を経営しながらワインソムリエと猟隊で狩猟とさばき方を学ぶ

商業経営者 農家
 豊能町高山に移住し農家宿レストランを経営しながらNPOやスモールファーマーズカレッジで有機農業を学ぶ

商業経営者 
 ジビエ精肉工房を含め法人化
 ワイナリーの門を叩きぶどう栽培やワイン醸造を学ばせていただく
 棚田の再生と併行してぶどうを育て、ようやく自家製ワインを造る年に至りました。

豊能町高山ってどんなところ?

 大阪・豊能町高山は、大阪市内の梅田から車で約50分、箕面大滝や勝尾寺からは約15分の距離で、大阪府北部の北摂山系の中に位置します。
 気候は年間平均気温は14℃程度で、日中の最高年間平均気温は19℃程度で高温、最低年間平均気温は9℃で夜間は冷涼なため、1日の寒暖の差が大きいという特徴があり、降水量は年間1,480mm程度です。
 棚田の中央には箕面大滝の源流が流れ、標高が約500mと高く冷涼な気候と山の養分が豊富な土壌はぶどう栽培に適し、冬は「大阪のシベリア」、夏は「大阪の軽井沢」などと称されています。

棚田の景色

なぜ豊能町高山?

 当初、私は農家宿レストランをしながら農業と狩猟ができる里山を探して、大阪市内の飲食店や自宅から近い理由で豊能町高山に移住しました。
 大阪は全国屈指のぶどうの産地であり6軒のワイナリーがありますが、そのすべてが南部です。北部の豊能町にもワイナリーを創る事により北摂地域のお客様が気軽にお越しいただけるかと思います。
 近隣にぶどう農家は居らず、棚田は適度な風が流れることや、標高が高く冷涼なため病害虫が少なく減農薬で済みます。

棚田高山の棚田

プロジェクトメンバー

 初めはNPOの方や自営レストランのお客様がお手伝いに来てくださいました。Facebookなどで活動を発信しボランティアを募り、今では18名が携わっています。
 プロジェクトメンバーは、年齢も職業もさまざまですが、「豊能町高山の棚田を再生してワインを造りたい」という共通の思いと、それぞれ異なる「技術」を持ち寄ってプロジェクトに携わっています。

仲間

このプロジェクトで実現したいこと

「棚田を再生したワイン造りに挑戦」
 豊能町高山の棚田を再生して育てたぶどうから、ワインを造ることが1番の目標であり挑戦です。山に飲み込まれた棚田を開墾し、畑に再生してぶどうを育てることは決して簡単なことではありません。

草刈・抜根・石垣修復

 メンバーにはさまざまなプロがいますが、ぶどうを育てるためには、人手・資材・資金が必要です。それぞれ別の仕事を抱えながらワインを造る事は、ゼロからの工程を楽しみながら進めることが大切だと思います。

ドッグアジリティー日本代表でもある新井 茂氏が監督

 棚田を再生してぶどうを栽培し、農家宿レストランに併設した醸造施設でワインを造っているワイナリーは関西初です。農家宿レストランで大阪府が認定する「なにわの伝統野菜」の高山牛蒡や高山真菜、オーナー自らが仕留めた鹿や猪のジビエ料理を自家製ワインと共に堪能できるワイナリーとしても魅力があると思います。

農家宿レストラン オーベルジュ ヤマガミ

プロジェクトを立ち上げた背景

 当初、私は豊能町高山を知ろうと耕作放棄地を再生し野菜を栽培して運営してしているNPOに入会しお手伝いする事にしました。
 NPOの方からお話を伺うと「耕作放棄地の再生は地域の方に喜んでもらえているが、ボランティア活動であるため仕事として生計を立てることは難しく、志だけでは持続は困難である」との事、持続可能な農業とは何なのかと考えるようになりました。
 考えた結果「棚田を再生してぶどうを栽培しワインを造れないだろうか」と始動しました。

苗木植え・誘引線張り・支柱の立込み

現在の準備状況

 棚田の再生は共にワインを造りたいと思う同志が集まり、ボランティアで棚田を再生し、 獣害防除フェンスを建て、ぶどうの苗木を育てています。現在の栽培面積は1ヘクタールに達し、栽培本数488本、農家宿レストランに併設した倉庫を改築してワイン醸造施設にする工事を進めています。

ぶどうの収穫

これまでの活動

2017年 丹波ワインへ垣根式栽培の研修に通う、棚田を再生しぶどうの栽培を試験的に開始

2018年 豊能町高山に移住し農家宿レストランをオープン、スモールファーマーズカレッジへ有機栽培の学校に通う

2019年 棚田再生、栽培計画、役場へワイナリー構想の相談、農家資格の準備

2020年 仲村わいん工房へ棚式栽培と醸造の研修に通う、青年等就農計画認定

2021年 棚田を借り・再生してぶどうの栽培を本格的に開始、ドメーヌヒデで醸造を学ぶ

2022年 更に棚田を再生・拡大してぶどうを栽培、酒類醸造講習受講、ワイン特区申請

2023年 棚田の再生完了、ワイン醸造施設建設開始、各種許可申請、ワイン特区認定

棚田全体図

資金の使い道

 支援金はワインの醸造施設工事費の一部として活用させていただきます。ワインの製造は温度管理が重要で倉庫をワインの醸造施設に改築していますが、昨今の社会情勢で断熱資材や空調設備など物価の高騰で当初予算をオーバーしています。

 醸造施設工事費  1,000,000円
 リターンの費用   219,500円
 CAMPFIRE手数料   280,500円
 合計       1,500,000円

実施スケジュール

 2024年 2月 醸造施設竣工、酒類製造営業許可取得
     3月 酒類製造免許取得
     4月 ワイン醸造準備、新たなぶどうの苗木を定植
     8月 3年目の樹からぶどうを収穫
     9月 本醸造
      12月 新酒リリース

ワイン生産予定表

 ワインの醸造は酒類製造免許(醸造免許)が必要です。一般の醸造免許は最低生産量が定められており、6キロリットル、ワイン本数にして8,000本以上生産する必要があります。
 初めからこの量は生産できません。そこで、構造改革特別区域計画認定「豊能町ワイン特区」を活用することにより、大阪・豊能町産のぶどうを用いた小規模のワイン醸造が可能となります。以下にワイン生産予定表を示します。

ワイン生産予定表

目指すワイン

 家族と一緒に食事をしながら飲むワイン。美味しい料理には良い食材からと言われるように、空気・水がきれいで土壌微生物が豊かな棚田で育った健康で良質のぶどうからつくるワインは、私たちが大切な家族や友人と酌み交わしたいワインです。余計なものは入れず、シンプルに誰もが気軽に楽しめ、食事との相性が抜群のワインを目指します。

リターンのご紹介

 現在、経営している商品をリターン品といたします。
 ・農家宿レストラン オーベルジュ ヤマガミの食事券や宿泊券
 ・ジビエ精肉工房 シャルキュトリー ヤマガミの加工品 ジビエのテリーヌ
 ・ジビエ専門ペットフード ごましお印の鹿ジャーキー

応援メーセージ

■豊中商工会議所 様
 「ビジネスアイデア ピッチコンテスト 2021 in 豊能地域」で最優秀賞に選ばれたビジネスプランがついに実現する日を迎えました。耕作放棄地となっている棚田を再生し、大阪北部唯一のワイナリーとして、豊能地域の活性化につながる取り組みとして地域に根差していくことを願っています。

水上会頭(当時)


■能勢・豊能まちづくり株式会社 代表取締役 榎原 友樹 様
 能勢町と豊能町でエネルギー会社「能勢・豊能まちづくり」という会社を運営してる榎原と申します。豊能町を元気にしたいという共通の想いを持つグループに参加したことがきっかけで、私は山上さんチームが取り組むこの「とよの高山ワイナリー」の活動を知りました。棚田の耕作放棄地をよみがえらせて地域のワイナリーを作るというこの壮大な計画に、胸躍らせる方も多いのではないでしょうか?山上さんの想いに共感した多様な人が集まって、ひとつひとつ難題をクリアするこのチームは見ていて本当にワクワクします。そして何より楽しそう!このチームならとってもおいしい棚田ワインを作って私たちを笑顔にくれるはずです!


■とよのわ 代表 佐竹 敦子 様
 「豊能町を想う人の輪が和をもって繋がり広がりますように」との想いで立ち上がった、まちづくり市民団体〈とよのわ〉のコアメンバーとして一緒に活動しているあっこです。山ちゃんが日頃から大切にされてることは、「関わってくれる人が楽しいかどうか」。ミーティングで空気が重たくなった時に放つ絶妙に笑える一言。手羽先を食べた私の手元にタイミングよくスーっとさしだすおしぼり。そんな山ちゃん企画のとよの高山ワイナリー!植物は人の気を感じ育つと言います。喜びで集い働く人々によって育てられ醸されたぶどうのワインは、さらに喜びの人を呼び幸せの輪が広がる様子が目に浮かびます。あ〜、ワインで酔いたい♡一緒に応援しましょう!

佐竹さん下段右


■とよの場 様
 豊能町の地域おこし事業をしている「とよの場」の森下(左)と浅野(右)と申します。
 豊能町では「とよのわ」という事業者やプレイヤーの皆さんが各々を応援しあう文化を築いています。山上さんとの出会いは、まさしくそこでした。新参者の我々を快く向かい入れてくれました。日頃より、とよのサイダーや栽培している野菜なども購入してくださり、いつも我々を応援して下さっています!
 そんな山上さんに対して、我々も自然と応援したくなり、時間がある時には、ブドウの圃場の環境整備にお邪魔させていただくこともあります。いつもエネルギッシュで、やると決めたことは必ずやり遂げる行動力のある山上さん。このワイナリーが完成することで、また新しい「豊能産(もん)」が生まれ、たくさんの方に喜んでいただけることは間違いありません!
 是非みなさまのパワーをワイナリーに届けていただければ嬉しいです!お力をお貸しください!

豊能産(もん)を開発されたお二人

■GORILLA FIELD TOYONO 松田 順太 様
私は豊能町でGORILLA FIELD TOYONOというキャンプ場の運営責任者の松田順太と申します。
山上さんとの初めての出会いはキャンプ場でした。
まだ、キャンプ場をOPENして間もない頃で、豊能町の右も左もわからない私どものフィールドにわざわざご来場いただき、丁寧なご挨拶をしてくださいました。
その後、ジビエ料理を食べに行かせていただいたり、弊社イベントへの参画などお付き合いを深めていく中で、老若男女問わず、みんなにいつも優しい笑顔で接する山上さんのお人柄の素晴らしさを改めて知りました。

また、ただ優しいだけでなく、地元の方とのつながりや調和を大事にしながらも、やりたいことを着実に実現していく強い意 志に共感し、私どもも頑張らないと!と大いに刺激を受けました。
そして、今では人生の先輩であるにも関わらず「山ちゃん」と呼ばせていただき「じゅんたん」とあだ名で呼んでいただける仲であり「友人」だとのお言葉もいただける間柄に嬉しい気持ちでいっぱいです。
そんな、やまちゃんの夢である『高山ワイン』を成功し、高山地区だけでなく豊能町全体の発展に繋げていただきたいと切に願っております。

大阪は6軒のワイナリーがあるそうですが、北摂のワイナリーは初だそうです。
やまちゃんなら、北摂ならではの美味しいワインを生み出せると思います。
『高山ワイン』を是非とも応援していただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。


最後に

 棚田の再生はほぼ終わり、これからはぶどう栽培に注力できます。ワイン醸造施設の工事も進んでおり、2024年秋にはぶどうを収穫してワイン醸造ができるところまで参りました。いよいよ、このプロジェクトの1番の目標である「棚田を再生したワイン造り」が達成できます。皆様からのご支援を心よりお待ちしております。

休憩時間に乾杯!

会社概要

 本社
  社   名 株式会社 里山創生研究所
  代表取締役 山上 忠彦
  設   立 2020年6月19日
  資 本 金 200万円
  住   所 大阪府豊能郡豊能町高山23番地
  電   話 072-734-7365 

 事業内容


  • 2024/03/20 21:32

    今日は応援やご支援並びに地域の皆様をお招きし、ワイン醸造所のお披露目会を開催いたしました。雪降る中、100名を超えるサポーターがお越しくださり、誠に感謝いたします。また、素敵なお祝いのお花やワインなどいただきありがとうございました。グランドオープンは、ワインが出来た年末ごろにご案内いたします。...

  • 2024/02/27 08:57

    冬が戻ってきたようです。2月中にお届け予定の返礼品ですが、ただいま順次発送中です!到着が3月初旬になる方もいらっしゃいます。申し訳ありませんがもうしばらくお待ちくださいませ。

  • 2024/02/15 08:14

    皆様ご支援いただき誠にありがとうございました。お陰様で目標額に達成いたしました。年始に震災や災害が続くなか、ご支援いただき誠にありがとうございました。今後はぶどう栽培に注力し、8月にはワインを仕込みます。返礼品は2月末までに順次送付いたします。先ずは感謝とお礼まで!

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