【プロジェクトの目的】

パデルってなに?という方がほとんどかと思いますが、まずはこの珍しいスポーツによるチャレンジに興味を持っていただきありがとうございます。

今回のプロジェクトの目的はタイトル通り、指導者として世界を目指します。
強い国、強い選手、良いコーチに共通しているものは何か。

それをアルゼンチンに行って見て、聞いて、肌で感じたい。

それを国内のプレーヤーに還元したいと考えています!

【ご挨拶】

はじめまして。

庄山大輔(しょうやまだいすけ)と申します。

私は現在パデルというニュースポーツでプレイングコーチとして活動しています。
選手としての主な成績ですが、国内だと全日本のタイトルとアジアカップのタイトルを持っています。
アジアカップを一緒に戦ったアシエル選手海外ではパデルのプロツアー「WORLD PADEL TOUR(以下WPT)」に2019年日本人として初となる出場を果たし、また2021年再度WPTに挑戦しました。

もう少し詳しく自己紹介させていただきたいのですが今回2度目のプロジェクトとなりますため、前回ご支援いただいた皆様には「このプロジェクトで挑戦したいこと」と、「最後に」から引き続き読んでいただけたらと思います。(前回のプロジェクトはこちらです。→パデルに火をつけたい!ニュースポーツ「パデル」で43歳が世界に挑戦!

前回の挑戦から続いている想いもありますのでよかったらご覧ください。

WPT初出場(2019年)

私はテニスプレーヤーを7年、テニスコーチを20年、パデルプレーヤー兼コーチを6年してきました。 

テニスコーチとしては、全国レディース県代表選手・関東八都県テニス大会出場選手等を指導し、ジュニアでは全日本ジュニア・インターハイ・全中・全小・全国選抜出場選手等を輩出してきましたが、テニスプレーヤーとしてはこれといった成績を残すことはできませんでした。 

テニスプレーヤーとして全日本の舞台に立つことを諦めてからは、テニスの勉強に励みました。 
今思えばですが、この時から続いているテニス(スポーツ)に対する知的好奇心が今の私を形作っているのだと感じています。 
その後39歳でパデルに転向し、全日本パデル選手権で二連覇(17年・18年)、パデル日本代表としてWORLD PADEL CHAMPIONSHIPS(以下WPC)に出場、その後アジアチャンピオンとなり、2019年にキャンプファイヤーを利用して43歳でパデルのプロツアー「WORLD PADEL TOUR(以下WPT)」に挑戦しました。 
○WPT記事
日本がWPTの歴史に名を刻む。庄山大輔がバリャドリッドマスターでデビュー

○スペインスポーツメディア大手「AS」記事
WPTに初出場のサムライ、庄山大輔

指導者としては日本代表のコーチも務め、2021年にカタールで開催されたWPCに帯同しました。2021年Barcelona Master予選【パデルとは?】

ここまで読んでいただいた方のほとんどがパデルというスポーツをご存じないかと思いますので、ここで簡単にパデルというスポーツのご紹介をしたいと思います。

日本に上陸したのは2013年で「テニス×スカッシュのハイブリッドスポーツ」などと呼ばれています。

パデルは1970年代に誕生し、全世界で約5万コート、競技人口2500万人、とりわけスペインでは国内第2位の競技人口となり400万人がプレーする国民的スポーツです。(スペインのテニス人口は100万人)

WPT Valladorid Master大会

そしてスペイン国外でも人気は拡大し、現在は90か国以上でプレーされプロ選手も数多く活躍しています。
また2万人の観客を動員するWPTが通年で開催されていたり、賞金総額7,000万円以上のPremier Padelも設立されるなど、競技人口の拡大スピードはスポーツ史上最速だそうです。

なぜパデルが急速に世界に広まっているかというと、一言で言うなら「簡単に始められるのに奥が深い」からです。
そしてもう一つ多くの人を惹きつける要素が「ゲーム性、戦略性の高さ」です。
スピードや体格、身体能力といった要素より、「テクニック、戦術、メンタル」といった要素が勝敗を大きく左右します。

百聞は一見にしかずということで、まずは動画をご覧ください。

日本では全国に20施設、約37面のパデルコートがあり、約30,000人の競技人口がいます。
日本でもパデルはここ数年で爆発的な人気を見せ、競技人口も大会数も少しずつ増えてはいますが、まだまだ国内ではマイナースポーツです。

【私とパデル】

冒頭でも言いましたが私が初めてパデルに出会ったのは39歳のとき。
それまではずっとテニスコーチをしていました。

テニス業界に閉塞感を感じていた頃、当時お世話になっていたパデルクラブのオーナーから「パデルコーチを教えるコーチをやってもらえないか」というオファーをいただき、パデル経験わずか1回ながら「楽しそう」という理由だけでパデル界に飛び込みました(笑)

テニスからパデルへ転向した経緯はこちらの記事に書いてありますので、興味のある方はご覧ください。Valladorid Master予選

【このプロジェクトで挑戦したいこと】

前回は選手としての挑戦でしたが、今回のこのプロジェクトでは指導者として挑戦したいと考えています。

私はテニスコーチ時代から「世界と関わりのある場所で仕事がしたい」という想いがあり、競技は変わりましたが選手としてはパデルでその目標は果たせました。
女子ブラジル代表コーチBerwig氏と


今度は指導者としても世界と関わりたい。

私が関わることができた日本人選手が海外のプロツアーで活躍するところを近い将来この目で見たい。


これが今回の最大の目的です。

こうお伝えすると「なんだ、一部の強い選手のためだけじゃん」と思う方が多いかもしれませんが、そんなことはありません。
数年前と比べるとパデルの様々な情報は国内にも入ってはきていますが、その情報の多くは細切れだったり虫食いだらけで体系だったものではありません。男子アルゼンチン代表コーチBrea氏とまた情報もスペインのものが多く、スペインと肩を並べる強さのアルゼンチンパデルの情報はそこまで多くありません。

アルゼンチンパデルの「過去と現在」をこの目で確かめ、パデル界の中で頭一つ抜け出ているルゼンチンとスペインで行われているパデルに共通するものを見つけることができれば、それはきっとパデルにおける普遍的な真理です。

そういったものは選手にはもちろん、一般愛好家の方にも間違いなく有益なものだと確信しています。

世界ランキング3位のSanyo選手と

【私が学ぶアカデミーについて】

とはいえスペインやアルゼンチンにいる選手が全員強いわけでも、すべてのアカデミーに優秀なコーチがいるわけではありません。

スペインに行ったときに感じましたが、「これくらいなら日本人選手の方が強いな」「このコーチより良いコーチは日本にもいるな」と感じたことは正直ありました。

ですので「どこで学ぶか」「誰から学ぶか」が大事になってきます。

今回私がパデルを学びにいくアカデミーはPadel Para Todos(以下PPT)というアカデミーです。

ここにはWPTとは別のプロツアー「APT PADEL TOUR(以下APT)」で現在ランキング1位のペア(Arce・Bianco)が在籍しており、またその二人を指導しているのが現ジュニアアルゼンチン代表コーチのJorge Nicolini氏(以下nico)です。nico。スペインにて世界ランキング1位の選手が在籍していて、そういったチャンピオンとなりうる原石(ジュニア)を教えている指導者のいるアカデミーです。
このようなクラブにいるコーチや選手と関われるということで願ったり叶ったりなのですが、気がかりなのはフライト時間と乗り継ぎとインフレによる経済悪化からくる治安です。

こっちにきたとき観光客っぽい服装でiPhone持ち歩かないでください、と現地の方に言われました(笑)

幸か不幸か風貌がこんな感じですのでおそらく大丈夫だとは思いますが。

【資金の使い道】

集まった資金は今回の海外遠征の費用(渡航費・宿泊費・交通費・食費・エントリーフィー・レッスンフィー・海外旅行保険・その他諸経費)として利用させて頂きます。

主な費用としては、

渡航費 約300,000円
宿泊費 約150,000円
レッスンフィー 約150,000円
大会参加費 約30,000円
その他諸経費 70,000円

です。

【実施スケジュール】

○3月下旬出発
○5月上旬帰国予定
○滞在期間中にアルゼンチン国内の公式戦に出場予定

【最後に】

これまでパデルコーチとして7年ほど活動して感じることが二つあります。

それは、「みんな正解を知りたい」「みんな真摯に取り組んでくれる」ということです。

これは一般の方にも選手にも感じますし、テニスコーチ時代よりもより強く感じます。

世界中の情報が瞬時に無料で取れるようになったとはいえ、テニスなどと比べるとパデルは情報の量も質も信ぴょう性もまだまだです。
全日本選手権(2022年)その影響もあるのか、私が伝えるアドバイスを取り入れてくれる度合いがパデルのほうが高い。

なので100%の正解とは言えなくとも、できる限り間違いの少ないものをお伝えしなければならない、と思うようになりました。

指導者として口にする言葉には責任が伴うので、思いつきでアドバイスすることはできません。

根拠が必要です。

もちろん勉強してその根拠を学ぶことも出来ますが、パデルが強い国、パデルが強い選手、パデルが強い国のジュニアがやっていることには圧倒的な根拠があります。
それを見て聞いて肌で感じ取りたい。そしてそれを日本でパデルを学びたいという思いを持っている方々に還元したい。

この想いはこの一年でより強くなりました。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
ご支援よろしくお願いいたします!

  • 2024/01/12 16:24

    パデル大全やっと完成しました。支援者の皆様に度重なる発送する発送する詐欺を働いていたことを深くお詫び致します。申し訳ありませんでした。順次発送しておりますのでお手元に届くまで今しばらくお待ちください。

  • 2023/08/28 20:30

    時折吹く風に秋の気配を感じるこの頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。すでに支援者様にはメールをお送りさせていただいておりますが、「支援者限定個人参加型パデルイベント」の日にちと場所が決定しましたのでこちらの活動報告でもご案内させていただきます。場所:パデル&フットサル晴れのち晴れ...

  • 2023/05/11 18:26

    先ほど無事日本到着しました。支援者の皆様には改めて今回のような貴重な経験をさせていただけたこと感謝しております。詳しいことはまたご報告させていただきますが、パデルを薔薇に例えると私含め日本の多くのパデル愛好家はその綺麗な花びらしか見ていなかったのだと感じています。今回アルゼンチンに行き幹や根を...

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