はじめに・ご挨拶
はじめまして。
切子工房 箴光(しんこう)を代表します、独立切子士の斉藤光と申します。
2020年に独立をし、現在は1人で工房を運営しております。
薩摩切子の系統ではなく、江戸切子の技術により製作しており、カットグラスの和名である「切子(きりこ)」としてNOブランドで活動しております。
元々は経理の学校出身で日商簿記1級を取得してから東証一部上場会社で経理として働いておりましたが、29歳の時に全てを捨てる覚悟で江戸切子の工房に修業に入りました。
過去の経験や知識を生かし、自分で営業、ホームページ作成、仕入、製造、販売、事務、法務、経理、税務を行っております。
将来は複数人で仕事をできる環境を作るかもしれないという可能性を考えていたので、個人名で活動をしておらず、最初から工房の名前を決めて工房名で税務署に届け出をしております。
初めてのクラウドファンディングの挑戦を試みておりますが、以下の3点の理由によるものです。
・再販無しの1点物系の販売が1プロジェクトで終わるクラウドファンディングに合致
・将来的な実店舗運営の資金作り
・社会勉強のためにクラウドファンディングという媒体を実際に仕事を通して理解する
本来の「純粋な資金調達」という意味でクラウドファンドするわけではなく、形を変えた販売形態ということになるのですが、ご検討、お付き合い頂きたく思います。
現在は法人化をするかしないかを検討しており、純資産の部、利益剰余金の金額にもよりますが、頃合いを見て埼玉県川越市で切子体験のできる販売実店舗の運営ができればと考えております。
特に固定費の増加は企業の直接の倒産の原因になるものなので非常に慎重に考えていますが、クラウドファンディングにより商業地域の実店舗運営の目標が徐々に近づいていくことを願います。
今後も1年に1回か2年に1回かはわかりませんが、クラウドファンディングにて特別な作品を公開していくかと思います。
切子工房 箴光の公式製品ページも合わせてご確認頂けると幸いです。
URL→https://www.kirikoshinkou.com/formcategory.html
プロダクトのご紹介
今回はクラウドファンディング用にご用意した作品を複数取り揃えており、再販をしない作品が多数ならんでおります。売切れたらそれでおしまいという形のものはチェックして頂けると幸いです。
その他にも今後発売予定の新作のタンブラーについて先行で購入できるものもございます。
この機会に当工房の作品に触れて頂きたく存じ上げます。
こだわり・特徴
当工房では従来の伝統的な切子のデザインだけでなく、オリジナリティにあふれる今までに皆様が見たことのないような作品も製作しております。
例えばこちらの作品は159作品目の「クイーンズ・ギャンビット」という名前のロックグラスです。
チェスをテーマにした作品で、チェスの代表的な定石である「クイーンズ・ギャンビット」のアクセプティドの展開とディクラインドの展開の2つの盤面をイメージしたカットをしております。
もちろん、チェスを知らない人でもデザインの美しさは一目瞭然かと思います。
こちらは今回のリターン品ではありませんが、公式ホームページからご購入が可能です。
プロダクト誕生までのお話
今回出品している作品で特に目玉だと自分で思っているのはネックレスです。
ぐい呑みなどの作品を製作している時にほんの一部が割れてしまって細かいカットを行っていたにも関わらず廃棄するしか道が無かったものの一部分を切り出して形を整えてネックレスにする試みをしました。
見栄えの良い部分だけを切り出しており、全く同じように切り出すことはまず不可能な再現不可能の作品です。
また年間1000個以上を削ってもミスする数は数個という世界なので、定期的に切り出してネックレスを作るという性質の作品でもありません。
また個人的な感想ですが小さいネックレスをつけている女性に非常に女性らしさを感じるので、切り出すサイズも一般的なものより小さいサイズにて製作し、女性らしさを引き出したつもりです。
最初は革紐でネックレスを作ろうと思いましたがアクセサリー製作を6年ほどやっている姉の助言と伝手(つて)で、耐久性の良さと美しさを兼ね備える高級品質の銀チェーンに変更となりました。
女性用に製作していたネックレスですが、私自身もネックレスをつけてみたところ、とてもおしゃれで自分でかっこいいなぁと思ってしまったので、自分で1つ愛用しています。
男性と言えば太めのネックレスを想像しますが、細いネックレスも十分すぎるほどに男性を引き立てると感じました。
リターンのご紹介
返礼品に関しては複数ございますので、各返礼品の記事をご確認頂きたく存じ上げます。
製品情報・仕様
当工房ではSDGsなどの地球環境を考えて、ソーダガラスという一般的に日本で使用されるガラス素材を用いた作品を作っております。(地球環境に悪影響を与える素材もあります)
未来の子供達になるべく美しい地球環境のバトンを渡せればと考えております。
会社・チームの紹介
切子工房 箴光(しんこう)
箴(しん):戒めるという意味。失敗しないように前以って注意を与えるという意味があります。
光(こう):私自身の名前。両親が名前に意味を込めた「光のようにまっすぐ育ってほしい」という意味をそのまま工房に重ねています。
現在、事業の拡大に合わせて法人化を検討しております。
独立切子士 斉藤光 36歳
2020年に独立起業。
資本金500万円(自己資本)にて切子工房 箴光を設立。
年間製作依頼1000個を越えて日本トップクラスのカット実績を持つ。
個人からの依頼だけでなく、複数の企業と取引をしながら切子の仕事だけで生計を立てるプロの世界で活躍中。
「未来を信じて前へ進め」
好奇心が強く、過去に様々なことに意を決して挑戦してきました。
最初は不安で不安でしょうがなかったことが、振り返るとそのどれもが人生のかけがえのない大切な1ページだったと今は生きることの素晴らしさを感じています。
独立してやっていくことは困難な道を選んだのかもしれません。
辛い出来事や悲しい出来事もきっとこの先に待っているでしょう。
ただ、あとで振り返った時
「あの時、挑戦してみて良かったなぁ」
と、過去を回想しながら笑顔で話せるように、今は前を見て進んでいきたいと感じております。
Q&A
Q.江戸切子ではないの?
A.江戸切子の工房で修行しましたが、現在はより自由に活動をするために日本のカットガラスの和名である切子(きりこ)という括りでNOブランドにて展開しております。
薩摩切子の系譜ではなく、江戸切子系統の伝統的なカット技術と磨きの技術にて作品作りをしております。
Q.スポンジで優しく洗うなど丁寧に取り扱わないといけないのでしょうか?
A.当工房の作品は全て「手磨き」という比較的耐久性の高い伝統的な磨きの手法を用いているため、一般のガラス製品と同様の取り扱いで大丈夫です。
Q.熱湯は使えますか?
A.一般的なガラス製品同様に割れる可能性があるので使用できません。
ちなみに実際に割れる覚悟で100度の熱湯を注いでみましたが、私がやった時には割れませんでした。
熱燗程度の50度くらいのものなら割れない可能性が高いと思いますが、推奨はしておりません。
Q.電子レンジは使えますか?
A.一般的なガラス製品同様に割れる可能性があるので使用できません。
電子レンジに入れると部分的に140度に達するくらいまで加熱されるので、ほぼ間違いなく割れるかと思います。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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