2023年8月、世界選手権にブラインドサッカー男子、女子、ロービジョンフットサルの3つの日本代表が初めて揃って出場しています。2,350万円と多額の遠征費がかかりますが、国際舞台で活躍する選手たちの姿が、多くの人の障がいに対する価値観を変えてくれるはずです。夢の舞台で戦う選手たちに、引き続きご声援をお願いいたします!

▼2023.8.10追記【ご支援いただく際の注意事項】
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目次

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はじめに・ご挨拶
ブラインドサッカーとは?
ブラインドサッカー日本代表が活躍することの意味
ロービジョンフットサル(LVF)とは?
今回の世界選手権の目標について
イギリス遠征にかかる費用について
ブラインドサッカー・ロービジョンフットサル日本代表が活躍することの意味
世界選手権の注目選手紹介
応援コメント
JBFAスタッフの声
集めたお金の使い道
大会情報
最後に 〜世界選手権の先に目指すもの ブラサカをもっと身近に~

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はじめに・ご挨拶

日頃よりブラインドサッカー・ロービジョンフットサルを応援いただき、誠にありがとうございます。日本ブラインドサッカー協会専務理事兼事務局長の松崎です。

2002年に日本ブラインドサッカー協会が設立され、ブラインドサッカー・ロービジョンフットサルは現在までたくさんの方々に支えられて発展してきました。

そして2023年8月、新たな歴史が刻まれます。

イギリスで開催される「IBSA ワールドゲームズ2023」で、
・ブラインドサッカー男子日本代表
・ブラインドサッカー女子日本代表
・ロービジョンフットサル日本代表
の3カテゴリーの日本代表が初めて揃って世界選手権の舞台に立つのです。

視覚障がいを抱えながら日本を代表して戦う選手たちだからこそ、伝えられるものがある。3つの日本代表の選手たちは、これまでもそのプレーする姿で、応援する人の価値観に、さまざまな変化を作り出してきのではないかと思っています。

選手たちは世界選手権に向けて、日々トレーニングを重ねています。3カテゴリーの選手・スタッフの派遣には2,350万円という多額の費用がかかりますが、夢の舞台を選手たちに用意するため、そして多くの人に選手たちが国際舞台で戦う姿を観ていただく機会をつくるために、世界選手権への派遣を決めました。

そしてこの度『行こう、ともに #ブラサカ世界選手権 へ!みんなの力で愛される日本代表に』と題して、クラウドファンディングを立ち上げ、皆さまに活動資金のご支援をお願いするに至りました。

今回のクラウドファンディングと世界選手権をきっかけとして、ファン・サポーターの方々、パートナー、自治体、その他ステイクホルダーをあわせたブラサカファミリーみんなの力で、ブラインドサッカー男子日本代表・女子日本代表・ロービジョンフットサル日本代表を世界選手権に送り届けること。そして、ブラサカファミリーの皆さまとのつながりを強くして「より愛される日本代表チーム」となること、ブラインドサッカー・ロービジョンフットサルのみらいをともに作り上げることを目指します。

ブラインドサッカーとは?

ブラインドサッカーを長年応援してくださっている方々はご存知かと思いますが、最近ブラインドサッカーを知った、興味を持ったという方々に向けてブラインドサッカーのルールを紹介します。

ブラインドサッカーは、全盲から光を感じられる程度までの視力のB1クラスの選手たちがプレーする、フットサルをもとにルールが考案されたスポーツです。 4人のフィールドプレーヤーはアイマスクを着用して視覚を完全に閉じた状態でプレーします。加えて、晴眼者もしくは弱視者が務めるゴールキーパー、相手チームのゴール裏にガイド(コーラー)、自陣サイドフェンス外側に監督がいます。

通常、情報の8割は視覚から得るといわれていますが、ブラインドサッカーは視覚以外の感覚を研ぎ澄ませておこなうスポーツです。 ボールを扱う技術はもちろんですが、視覚障がい者と晴眼者が力を合わせてプレーするため、ブラインドサッカーでは「音」と「声」によるコミュニケーションが重要です。

「ブラインドサッカーは自由をくれるスポーツだ」
ーー選手たちはブラインドサッカーについてそう答えます。視覚障がい者スポーツでは、視覚障がいの度合いが重いほど(視力が低いほど)、動く範囲が限定され、味方や相手と接触することがないように安全性が配慮されていました。

しかし、ブラインドサッカーでは、選手は自分の考えで判断し、ピッチを自由に駆け巡ることができます。「見えない」という暗闇の中で、選手たちは、仲間の声・ボールの音・相手の気配を感じ取り、視覚以外の全身の感覚を研ぎ澄ませて頭の中にピッチを描き出します。そして、臆することなく全力で駆け出す。ぶつかって、転んでも、立ち上がってボールを追う。

ブラインドサッカーのピッチには、視覚障がい者が日常では感じることが難しい「動くことの自由」があるのです。

ロービジョンフットサル(LVF)とは?

そして、弱視者が「見えにくい」状態のままプレーする、もう一つの視覚障がい者サッカー「ロービジョンフットサル」の日本代表も世界選手権に出場します。

B2(矯正後の診断で、視力0.03まで、ないし、視野5度まで)、B3(矯正後の診断で、視力0.1まで、ないし、視野20度まで)
の視力のロービジョンフットサルの選手たちは、ぼやけ、欠け、にごりなどさまざまな見えにくさを抱えています。下の画像のような見え方のなかで選手たちはプレーしているのです。

ロービジョンフットサルは、フットサルをもとにしたスポーツである点はブラインドサッカーと同様ですが、アイマスクは装着せず、音の出ないボールを用います。そのため一見すると、普通のフットサルに見えますが、知れば知るほど奥が深い、究極のチームスポーツと言えます。

今回の世界選手権の目標について

今回の世界選手権は、ブラインドサッカー男子日本代表、ブラインドサッカー女子日本代表、ロービジョンフットサル日本代表にとって、それぞれ別の意味を持った大会です。

それぞれ目標は違いますが、どの代表にとっても重要な大会です。これまで積み重ねてきた年月、応援していただいた方への感謝、日本代表としての責任、競技の未来のため。日本代表選手・スタッフたちは、全身全霊で戦います。皆さんも一緒になって、選手・スタッフの夢を叶えてください。

ブラインドサッカー男子日本代表にとって

2024年のパリパラリンピック出場権をかけた戦いになります。これまでブラインドサッカー男子日本代表は、自力でパラリンピック出場権を獲得したことがありません。

北京パラリンピック出場権をかけた、2007年のアジア選手権。
ロンドンパラリンピック出場権をかけた、2011年のアジア選手権。
リオパラリンピック出場権をかけた、2015年のアジア選手権。
どの大会も、あと一歩のところでアジアの壁に阻まれ続けてきました。

ただ、近年男子日本代表は着実にレベルアップし、WGP2021で準優勝、東京2020パラリンピックで5位と、国際大会でも結果を残して自信を深めてきました。

そして迎えた2022年のアジア・オセアニア選手権。優勝すればパリパラリンピック出場権を獲得できるこの大会で、宿敵・韓国に4-0で快勝すると、リオパラリンピック銀メダルの強豪・イラン相手に、1-0と史上初の勝利を挙げて予選グループリーグを首位通過。しかし、タイとの準決勝では、日本が終始押し込みながらも相手の堅守を崩しきれずに0-0。PK戦の末敗れて3位となった日本代表は、世界選手権に回ることとなりました。

世界選手権は、パリパラリンピック出場権獲得の”最後のチャンス”です。
今大会で、大陸別予選でパリ2024パラリンピックの出場権を獲得していないチームの中で、上位3カ国に入る必要があります。

まさに、絶対に負けられない戦い。

現在世界ランク4位の実力を発揮し、ずっと超えられなかった壁を越えるため。日本ブラインドサッカーの新たな歴史を作るため。選手たちは日々厳しいトレーニングを続けています。

ブラインドサッカー女子日本代表にとって

世界的にも競技人口が少ない女子ブラインドサッカー。女子の世界選手権は今回が初開催となります。当然女子日本代表にとっても、初出場の世界選手権です。

ブラインドサッカー女子日本代表は、昨年アジア選手権で初優勝を果たしアジア王者となりました。彼女たちの次なる目標は、世界一となることです。

国内でも女子選手の競技人口は少なく、普段は男子選手に混じって試合に出場しています。そのため、ブラインドサッカー女子日本代表は、競技力を問わない女子選手向け練習会を開催するなど、女子ブラサカの普及活動も精力的に行っています。

自らのプレーや日本代表活動によって、女子ブラインドサッカーの未来をつくる。彼女たちはそんな責任感を持って、日々取り組んでいます。世界選手権という大舞台で戦う彼女たちの姿が、視覚に障がいのある子どもたちの憧れになるはずです。

ロービジョンフットサル日本代表にとって

2019年にトルコで開催された前回の世界選手権では、6戦6敗という悔しい結果に終わったロービジョンフットサル日本代表。それでも二桁失点を喫することもあった代表発足当初から強化を続け、徐々に世界との差を縮めています。

ブラインドサッカーと比べて認知度が低いロービジョンフットサル。競技人口も少なく、環境も難しいのが現状です。一見すると普通のフットサルのように見えるため、なかなか競技の魅力が伝わりづらい側面があります。

そんななかロービジョンフットサルの選手たちは、練習のかたわら日頃から精力的に普及活動を行っています。競技の普及や認知度向上のためにも、今回の世界選手権は絶好の機会となるはずです。日本代表は、この大会でまずは一勝を目指して予選突破に向けて戦います。

イギリス遠征にかかる費用について

今回の世界選手権への3カテゴリー代表派遣にかかる費用は、およそ4,600万円です。イギリスへの渡航費、大会へのエントリー費用、滞在中の宿泊費、保険代などが3カテゴリーの選手・スタッフの人数分かかります。

関連団体からの助成金があっても、日本ブラインドサッカー協会の負担金額としておよそ2,350万円が必要です。

ブラインドサッカー・ロービジョンフットサル日本代表が活躍することの意味

想像してみてください。アイマスクを着けて「シャカシャカ」と鳴るボールを追いかけて、あなたはどれほどの速さで走ることができるでしょうか? ボールを足から離すことなくドリブルができるでしょうか? 果たしてシュートを打つことができるでしょうか?

きっと多くの方は「ある程度」の範囲でしか想像できないでしょう。「アイマスクをつけて走るって"このくらい"の速さでしょう?」「ドリブルできるといっても"こんなもの"だろう?」「シュートも"そこそこの"強さだよね?」

しかし、日本代表選手たちのプレーにはそんな”障がいに対するイメージ”を一気にひっくり返す力があります。

「見えてないことが信じられない迫力だった」「見えてないのに、あんなパスが通るなんて」「障がいがあってもこんなにスポーツができるんだと思った」「とんでもないものを見た・・・信じられん」「ブラインドサッカーをやってみたい」

私たち日本ブラインドサッカー協会は「ブラインドサッカーを通して、視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会を実現する」というビジョンを掲げて活動をしています。そのなかで日本代表チームは、一本の高い木のような存在です。

木が高く伸びるほど、木陰が広がる。
ーー代表チームが国際舞台で活躍して高く伸びていくほど、国内の草の根レベルでも競技の裾野が広がっていきます。例えば、競技の認知向上・障がい理解の促進・地域の視覚障がい者への普及・視覚障がいのある子どもたちに夢を与えることです。

それらが合わさって、視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会の実現につながっていくと信じています。想像を遥かに超えるプレーを見せてくれるブラインドサッカー・ロービジョンフットサル日本代表チームが国際舞台で輝くことは、その大きなきっかけとなるのです。

ファン・サポーターとつながり、愛されるブラサカ・LVF日本代表へ

日本代表に選ばれた選手たちは、期待と責任背負い、日々の厳しいトレーニングや食事管理に励んでいます。

ときにはプライベートを犠牲にして、競技に人生をも捧げる選手たちの姿を近くで見ている私たちは、
選手たちの努力が報われてほしい。たくさんの人たちに応援されてほしい。そして、たくさんの人に応援された選手たちが、もっとたくさんの人の心を動かしてほしい。
そんな思いを持っています。

世界選手権という舞台で、ブラインドサッカー・ロービジョンフットサルの日本代表って、こんなにすごいんだぞ! ということを、もっともっと広めていきたいです!

そのためにこのクラウドファンディングから、日本代表とファンの皆さまで一体となり、ブラインドサッカーの魅力や可能性を広げることにチャレンジしましょう。ぜひ力を貸してください!

世界選手権の注目選手紹介

皆さんに世界選手権をより楽しんでいただくために、各日本代表の注目選手を一人ずつ紹介します! これから世界選手権に向けて選手のこともSNS等を通じて発信していきますので、推しの選手を作って、ブラインドサッカー・ロービジョンフットサルを応援してください!

平林太一(ブラインドサッカー男子日本代表)

所属クラブ:松本山雅B.F.C.
生年月日:2006年10月3日(16歳)
出身地:長野県東筑摩郡生坂村

昨年のアジア・オセアニア選手権で公式国際大会デビューを果たすと、ウズベキスタン戦でゴールを決め、男子日本代表最年少得点記録(16歳1ヶ月)を樹立しました。その後も強豪・イランとの一戦でも値千金の決勝ゴールを決めるなど、武器である足に吸い付くようなドリブルでチームを引っ張りました。

平林選手のブラサカとの出会いは、小学1年生のときに参加した「ブラサカキッズキャンプ」でした。それから小学1年生からブラサカを始めた平林選手にとって、日本代表キャプテンの川村怜選手や佐々木ロベルト泉選手は憧れの存在でした。いまはそんな先輩たちとともに日の丸を背負って戦っています。

今年5月の「IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2023」準決勝では、世界ランキング1位のアルゼンチン相手に得点をあげ、日本の準優勝に大きく貢献。日本がずっと勝ち取れなかったパラリンピック出場権を獲得するために。最年少の平林太一選手が、長野から世界へ羽ばたきます。

菊島宙(ブラインドサッカー女子日本代表)

所属クラブ:埼玉T.Wings
生年月日:2002年5月23日(21歳)
出身地:東京都羽村市

男子選手に混ざってプレーする国内大会でも、一際強い存在感を放つのが菊島選手。前にボールを大きく蹴り出すドリブルや、ダイレクトシュートなど、ブラインドサッカーの常識を覆すプレースタイルは唯一無二です。この凄さは文章では伝えきれないので、ぜひ動画をチェックしてください!

女子ブラインドサッカーは世界的にも競技人口が少なく、パラリンピック種目ではありません。同年代の男子選手が国際舞台で活躍するなか、菊島選手はなかなか国際大会の舞台には立てずにいました。そんな菊島選手が、ついに世界の舞台へ。世界中が彼女のプレーに驚愕すること間違いなしです。

岡晃貴(ロービジョンフットサル日本代表)

所属クラブ:CLUB VALER TOKYO
生年月日:1985年4月22日(38歳)
出身地:埼玉県鴻巣市

30歳のときに視覚障がいが発覚し、2018年にロービジョンフットサルを始めた岡選手。小学校3年生から大学3年生のあいだの13年間のサッカー経験を生かして、競技を始めてわずか1年で日本代表に選出され、2019年に行われた前回のロービジョンフットサル世界選手権のメンバーに入ります。しかし岡選手は、大会2ヶ月前に膝の靭帯を怪我してしまいます。試合には間に合わせたものの万全のコンディションからは程遠いなかで力を発揮できず、悔しい思いをしました。チームも6戦6敗という結果に終わり、世界との差を痛感します。

その経験をバネにしてトレーニングに励んだ岡選手は、さらなるレベルアップを果たし、2021年・2022年のロービジョンフットサル日本選手権で大会MVP受賞します。さらにロービジョンフットサル日本代表のなかでもチームの中心として、プレー面だけでなく、競技に取り組む姿勢や意識を向上させてきました。

2022年には日本代表のキャプテンに就任した岡選手は常に「感謝を結果で返そう」とチームに呼びかけてきました。「技術的にもメンタル的にも、これまでのロービジョンフットサル日本代表のなかで今のチームが1番強い」。そうチームに自信を持つ岡選手の戦う姿勢に注目してください!

応援コメント

©︎2023Hironoshin.F

Criacao Shinjuku 代表 丸山和大 様

クリアソンにとってJBFAは、初めての事業パートナーです。2013年に起業してから5年ほどはオフィスもシェアさせていただき、現在も歩みをともにしています。ブラインドサッカーは、一見すると「目が見えない人の競技」です。しかしそこには、相手の目線に立ってコミュニケーションすること、弱みを強みに変えることなど、大切な気づきがあります。JBFAは、競技を通してそれを社会に伝えていったという点で、スポーツ界のパイオニアであり、サッカークラブの経営を志す中ではじめに刺激を受けた存在です。そんなブラインドサッカー、そしてロービジョンフットサルの価値が、世界に広がっていくことを、クリアソン一同応援しています。


©︎JSP

元サッカー日本代表、FC東京 クラブコミュニケーター
石川直宏 様

私とブラインドサッカーの出会いは、現役時代に膝の怪我で手術・入院中のベッドの上で、日本代表の選手たちの躍動する姿をLIVE配信で観た時でした。
あの時の衝撃は、今でも忘れられません。チャレンジし続ける勇気と皆で戦う一体感。
画面越しでしたが、力強いエネルギーと刺激を受け、その後の復帰や現在の活動の源泉とアクションに繋がっています。
ブラインドサッカー・ロービジョンフットサルをはじめ、障がい者サッカーの選手には多くの友人がいます。
サッカーファミリーとして、私がもらった多くのエネルギーや繋がりを、共に戦う一員として伝え、広げていきたいと思います。
皆で世界の頂点・まだ見ぬ景色を見ましょう!!


元サッカー日本代表
播戸竜二 様

ブラインドサッカーを経験した時の衝撃は忘れられません!怖さが尋常ではありませんでした。選手達はあの中でやっているのかと思うと尊敬の念しかありません。解説した時も感動し、魂が震えた事を覚えています。ブラインドサッカー、ロービジョンフットサルを一度見てください!そして応援してください!サッカーファミリーみんなで、サポートお願いいたします!



元サッカー日本代表、一般社団法人日本障がい者サッカー連盟会長
北澤豪 様

ブラインドサッカー男子日本代表、女子日本代表、ロービジョンフットサル日本代表。3つのカテゴリの選手たちが、この8月に世界に挑みます。パラリンピックの出場、初の世界大会での戴冠、世界の舞台での勝利。それぞれが大きなミッションを抱き、日本を代表して戦います。

先日、壮行会で、選手や監督はじめ選手団の姿を見ました。どの代表も、チームとしてのまとまりや雰囲気の良さがでており、「勝てるオーラ」を強く感じました。ぜひ、一緒に檄を飛ばし、応援しましょう。

また、彼ら彼女らの活躍は、社会に対して障がいの理解を促し、障がい・性別に関わらず誰もが、自分の好きなスポーツを思いっきり楽しむことができる場所を広げることに繋がります。3つのカテゴリの日本代表の闘いは、社会をより良いものにしていく、私たちの闘いでもあります。一緒に目標を目指し、闘いましょう。


元サッカー日本代表、松本山雅FC エグゼクティブアドバイザー
田中隼磨 様

私が眼のことを意識したのは2016年のことでした。試合中の接触により裂肛眼網膜剥離を受傷。右眼がほとんど見えない状況となり、サッカーどころかまた日常生活をこれまで通り送れるようになるのか、不安な日々を過ごしました。幸い手術と術後の厳しい道のりを乗り越えて眼は見えるようになり、サッカー選手としても復帰をすることができましたが、これを機にサッカー選手にとって「見える」ということがいかに大切かを感じました。それと同時に見えない環境の中でサッカーをされている方々にも関心を持ち始めました。最初の出会いは2016年、山雅後援会主催のブラインドサッカー体験会。2020年には松本山雅B.F.C.が設立され、機会あるごとに所属選手たちと交流を深めてきました。その中で「聞く」「伝える」「思いやる」この3つの要素の重要性を身にしみて感じました。

さて、松本山雅B.F.C.所属の平林太一選手が昨年4月より継続して日本代表に選出され、今まさにパリパラリンピックに向け重要な大会となる世界選手権をイギリスの地で戦っています。ブラインドサッカーは障がいのある人もそうでない人も一緒になって楽しめるスポーツです。その良さがもっと多くの人に共有されることを願います。皆さん一緒になって応援しましょう。がんばれ日本代表!


JBFAスタッフの声

ブラインドサッカー・ロービジョンフットサルを愛し、競技の魅力を広める仕事をしているのがJBFA職員です。代表選手たちの日々の努力を身近で感じている私たちから皆さんへのお願いです。

結城俊輔

脱サラしJBFA職員となり早2年。益々ブラサカ・LVFに魅了されています。この競技は視覚に障がいをお持ちの方々にとっての居場所になるだけではなく、「障害の社会モデル」を変えていく為の大きな機能を持ったスポーツであると本気で考えております。今まで支えて下さった方々、これからファンになって下さるであろう方々。皆様と一緒に、より遠くへ辿りつきたいと願っております。共闘・応援をどうぞ宜しくお願いいたします!

瀧村

選手たちはこの大会でパラリンピックへの切符を掴むために日々トレーニングを積み重ね、強豪国と互角に戦えるほどにまで成長しました。この度のクラウドファンディングはそんな選手たちを、より力強く世界へ押し出す為の取り組みです。皆様のお力を今一度お借りし、我らが日本代表を世界へ向けて送り出させてください。パリパラへの切符を日本一丸となって獲りに行きましょう!ご協力の程よろしくお願いいたします。

前田 淑江

初めてブラサカと出会ったのは西八王子のグランドで、男子代表チームの合宿のボランティアでした。ものすごい衝撃を受け、嵌ってから早数十年。いつの間にか職員になり、パラリンピックTokyo2020で大興奮して早2年。次のParisに応援に行きたいと目論んでいるので、是非とも世界選手権で良い結果を出して欲しいと思います!


髙山ゆずり

初めてブラインドサッカーとロービジョンフットサルを見たときの感想は、どちらも「どういうこと??」でした。どうして見えないのにこのスピードでサッカーができるの?どうして見えにくいはずなのにピッチラインギリギリでボールが捌けるの?「すごい視覚障がいの人たちなのかな」と思って働きはじめましたが、選手たちは、競技や生活でも努力や工夫を惜しまないからこそ、ここに到達しているんだということを、働く中で強く感じています。私はボールを蹴っている選手たちが大好きです。日々がんばっている選手たちが、世界選手権で最高の景色を見ることができるように、一緒に応援してください!

髙橋玲子

昨年2022年10月に、JBFAは創立20年を迎えました。その記念すべきタイミングで、「世界選手権」に初めて全3カテゴリーの日本代表が出場することは、協会・競技の発展において新たな大きな歴史を刻むことになります。このJBFAの歴史に残る大きな一歩を、「クラウドファンディング」という形で皆様と共に応援する機会となります。是非ご参加ください!

上谷 誠大

ブラインドサッカー男子日本代表が先日のワールドグランプリで強豪アルゼンチンを下したように、若手の選手も活躍し今勢いに乗っていると思います。(ゴールパフォーマンスも必見でした!)各カテゴリーによっても、選手によってもさまざまな特徴が分かりやすく見られるのが魅力の一つと感じているのでそこに注目し、世界選手権でもそれぞれのカテゴリーが数々の強豪を相手に良い成績が残せるよう応援していきたいです。

鈴木七重

8月の世界選手権でブラインドサッカー男子日本代表、ブラインドサッカー女子日本代表、ロービジョンフットサル日本代表のみなさんに思いっきり戦ってほしいです。自分を信じて、これまでの練習や合宿の成果を発揮して、持てる力をすべて出し切って、堂々と悔いのない試合をしてほしい。私が願うのはただそれだけです。

糸魚川雅信

今回、初の開催となる「ブラインドサッカー女子世界選手権」、女子日本代表チームの活躍に期待しています。コロナ禍で予定されていた「世界選手権」が中止となり、ようやくやってきた晴れの舞台。女子日本チームの実力を世界にアピールできるチャンスです。ぜひ、皆様も女子日本チームに熱い応援をお願いします!頑張れ!日本女子チーム。めざせ!世界一!

増田郁子

3カテゴリーでの世界選手権への参戦はブラインドサッカーにとって新たな挑戦です!立ち止まることなくボールに向かっていく選手たちの姿は私たちにたくさんの勇気をくれます。新たな挑戦の先に待っている世界を一緒に見に行きましょう!


奈良橋 一郎

「視覚に障がいのあるサッカー選手」が日の丸を背負って本気で戦う姿、これは私がJBFAで働く理由でもあります。今回は世界の扉を開ける大一番です。ご覧いただければ純粋にスポーツとして観る人の心をつかみ、ヒストリーを知ればその感動がきっと深まっていくと思います。スポーツを愛する仲間として、一緒に応援しませんか?

内田佳

一緒にブラサカ・ロービジョンフットサル応援しましょう!

集めたお金の使い道

本プロジェクトにより集められたお金は、ブラインドサッカー男子日本代表・ブラインドサッカー女子日本代表・ロービジョンフットサル日本代表の活動費用として使わせていただきます。主には以下の内容となります。

・世界選手権への渡航費・エントリー費
・強化合宿費用・トレーニング費用
・次世代選手の育成・強化
・日本代表チーム部運営管理資金
・リターンの原価として
・CAMPFIRE手数料として

大会情報

◉大会日程:
・ブラインドサッカー男子:2023年8月12日〜25日
・ブラインドサッカー女子:2023年8月12日〜21日
・ロービジョンフットサル:2023年8月13日〜22日

◉試合会場:イギリス・バーミンガム

◉観戦方法:IBSAチャンネルにて全試合YouTubeライブ配信、JBFAチャンネルにて日本語実況つきYouTubeライブ配信

◉3カテゴリーの出場国、試合スケジュールは下記の特設ページをご覧ください!
https://www.b-soccer.jp/national_team

◉ブラインドサッカー男子日本代表のパリパラリンピック出場権獲得条件:大陸別予選でパリ2024パラリンピックの出場権を獲得していないチームの中で、上位3カ国に入る必要があります。

最後に 〜世界選手権の先に目指すもの ブラサカをもっと身近に~

私たちは、世界選手権への出場を、今後ブラインドサッカー・ロービジョンフットサルがもう一段階成長していくための転機だと考えています。

東京2020が終わり、ブラインドサッカーは「パラスポーツ競技」としてどうあるべきか、私たちは再考してきました。果たして、パラスポーツはこれまで本当の意味で社会とつながりを持てていたでしょうか。

例えばパラリンピックで金メダルを獲った後、競技者が増えたり、障がいの理解につながったりしているのでしょうか。
どうしたらファン・サポーターの皆様に、競技をより楽しんでもらえるのか。
どうしたら選手たちの努力を、社会に還元できるのか。
どうしたらブラインドサッカーの可能性を最大限に引き出せるか。

私たち日本ブラインドサッカー協会は「視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会を実現する」ことをビジョンに掲げて活動しています。そのなかで、日本代表チーム活動だけでなく、「国内でブラインドサッカーを広める」「視覚障がいへの理解を促す」「視覚障がい者の生きづらさを解消する」「未来を育む」といった観点で、さまざまな事業を展開しています。

今回のクラウドファンディングが成功し、世界選手権で日本代表が活躍した先には、

・視覚に障がいのある子どもたちに、スポーツの楽しさとの出会いを作る
・小中学生にブラインドサッカーを通してさまざまな気づきを与える
・視覚障がい者が積極的に外出できるようにする

といった形で、日常生活・社会にもブラインドサッカーとロービジョンフットサルの価値を発揮していきます。

日本代表選手の日頃の努力や国際舞台での活躍を「視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会を実現する」というビジョンにつなげるていくため、下の動画もご覧いただけますと幸いです。

スケジュールについて

8月12日~25日:大会期間
8月31日:クラウドファンディング終了
10月以降順次:リターン発送

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