【ファーストゴール達成のお礼とセカンドゴールについて】
皆さまからの温かいご支援のおかげで、ファーストゴールである80万円を達成することができました。トンガリーズ一同、深く感謝申し上げます。
このプロジェクトは、2023年7月30日(日)23:59までとなっております。
残り24日。
セカンドゴールを137万円に設定させていただき、トンガリーズはこれからも挑戦を続けていきます。
「聞こえる、聞こえない」という障がいの有無に関係なく、誰もが温かい空気感の中で生きていける社会を創っていきます。
応援してくださる仲間とともに、みんなが笑えることに汗をかきたい。
トンガリーズの挑戦を通して、自分の未来に、そしてみんなで創っていく未来にワクワクしてたまらない人が1人でも増えていきますように。
僕たちのチャレンジは、ここからが本番。
応援、よろしくお願いします!!!
2023.7.5追記 トンガリーズ顧問 森田 鉄平
1.こんにちは!高校生団体トンガリーズです!
トンガリーズは、2019年に「中学校の先生」と教え子であった2人の「高校生」によって立ち上げられた団体です!
「何となく」送る高校生活に不安を感じていた高校生が、中学校の時の担任に「先生は、高校生でも世の中を変えることができると思いますか?」と問いかけたのがきっかけで団体が立ち上げられました。
どれだけ周りに後ろ指を指されようと、自分たちの生き方や武器をトンがらせていこうと、「トンガリーズ」と命名。
2021年にはコロナ禍で下を向く人の顔を上にあげたいと「江ノ島で15分間のシークレット花火」をあげ、2022年には地元小学生を対象に「箱根での2泊3日の林間学校」を企画しました。
自分たちの「やってみたい!」を実現して、地域の方や同世代の10代に勇気や元気を届けたい。
そんな思いでこれまでチャレンジしてきました。
そして、今年は「聞こえる、聞こえない」に関係なく、誰もがコミュニケーションを楽しめる1日を実現する『平塚こども縁日』を開催することになりました!
2.平塚こども縁日への想い
こんにちは!
神奈川県の高校に通っている高校3年の川島那月(かわしま なづき)です!
私は将来、手話通訳のできる看護師になり、障がいの有無に関係なく誰もが住みやすい社会環境を創っていける人になりたいと思っています。
高校生の自分でもできることはないかと、これまで神奈川県内の聾学校や聾施設、手話サークルに通ったり、言語聴覚士や手話通訳士、聴覚障がいを抱える当事者の方に話を伺ったりしてきました。
その中で、私が平塚の聾学校を伺ったとき、高等部を担当されている先生からされた話しが特に印象に残っています。
「聾学校に通うこどもたちは、生活の中でそれほど大きな困りごとを抱いているわけではありません。友達とのコミュニケーションは手話でできるし、授業だって聾者に合わせて行われます。ただ、小さい頃から聾コミュニティで育ってきた子どもたちは、社会に出てから聴者とのコミュニケーションがうまくいかず、仕事が定着しなかったり、人間関係で悩む子がたくさんいるのです。」
と教えていただきました。
聴覚障がい者は、外見から障がいが分かりづらく、社会の中で配慮をしてもらいづらかったり、音声情報が受け取りにくいことでの生活の不便さがあったりします。
災害時において命を脅かしかねない一瞬の遅れに繋がることもあったりするそうです。
何より、このような聴覚障がい者の不便さが一般的にあまり知られていないことが社会の中で大きな課題となっています。
聾者としても『分からない、助けて欲しい』が言えなくて、聴者としても『どう声をかけてあげれば良いか』が分からなくて。コミュニケーションがうまく取れずに、互いが心に壁を作ってしまっている状況があります。
そして、私が「平塚こども縁日」というプロジェクトにたどり着くきっかけとなった聾学校に通う中学2年生の女の子がいました。
聾難聴者の方たちに何かしてあげられることはないかと、インタビューさせてもらったときのことです。
「耳の聞こえる人たちが、聞こえない私たちに『何かしてあげるというスタンスで来られること』が嫌なんです。」
困りごとや課題探しをしているつもりではありませんでしたが、相手にそのような感情を与えてしまっていたことにとてもショックを受けました。
しかし、彼女の素直な心のうちを聞いて、私に何ができるのかを改めて考えるきっかけになりました。
そこから、聴覚障がい者の方に何かをしてあげるというスタンスではなく、聴者が無意識のうちに抱いている「聾者とのコミュニケーションには手話がないとできない」と決めつけている”心の壁”を取り払うことができれば、きっと聞こえる聞こえない関係なくコミュニケーションを当たり前に楽しむことができる未来がやってくるのではないかと思うようになりました。
その思いがスタートとなり、「平塚こども縁日」を企画することにしたのです。
「誰もが住みやすい」環境にしていくために、健聴者と聾難聴者が互いについての「チシキ」を持ち、「イシキ」から変えていく必要があります。
社会全体でイシキを変えていくことはすぐに叶うものではありませんが、このプロジェクトに携わってくださった方たちから、少しずつ「チシキ」をもち「イシキ」を変え、それを広めていくことはできると考えています。
「平塚こども縁日」を、誰もがコミュニケーションを楽しめるイベントにすることで、そのきっかけとなっていってくれることを期待しています。
3.『平塚こども縁日』どんなイベントなの?
そのため、平塚こども縁日では、聾難聴の小学生と健聴の小学生が力を合わせて運営を行います。(もちろん、大人のスタッフがサポートをします。)
その中で、互いを知り理解を深め、コミュニケーションの壁を壊していく機会にする。
その経験が、将来社会に出た時に支え合い、一人一人が輝ける温かく優しい未来に繋がると思っています。
当日、会場には手話スタッフを多く配置し、タイプライターと手話通訳士による同時通訳、キッチンカーや雑貨の販売では指さしシートなどを設置するようにしていきます。
イベントを盛り上げるために、これまでトンガリーズの高校生15名(うち聾者3名)がワクワクするコンテンツを本気で準備してきました!
■ 平塚こども縁日コンテンツ
コンテンツ1
人気ユーチューバーたちによる「ライブショー」
コンテンツ2
全国・世界レベルの高校生「パフォーマンス」
コンテンツ3
みんな大好き「縁日遊び」
コンテンツ4
美味しいもの大集合「キッチンカー」
コンテンツ5
クラスの注目の的「スポーツワークショップ」
コンテンツ6
聾学校の高校生が教える「ミニ手話講座」
コンテンツ7
小学生たちが創る「ハンドメイド雑貨」
コンテンツ8
白熱!「E-SPORTS大会」
■ 開催日時と場所は以下の通りです!
日時:2023年8年26日(土)11:00~18:00
場所:ひらしん平塚芸術文化ホール
※雨天の場合、館内で全コンテンツ実施します。
4.トンガリーズ聾メンバーの想い!
平塚聾学校高等部 3 年古川天斗(ふるかわ たかと)と申します!
聾学校でインタビューを受けた時、川島さんの想いに共感して、トンガリーズに入りました!
僕の耳が聞こえにくくなったのは小学 1 年生の秋のことでした。
左耳の聴力が徐々に落ちていったのを覚えています。小 5 の頃には右耳の聴力も落ちてきました。
音が聞こえなくなっていくことはやっぱりショックだったし、不安だらけでした。
音のない世界。
いままで聞こえていた友達の声すらも聞こえなくなっていく。みなさんはそんな世界になっていくことの想像がつきますか?
好きだった音楽もはっきりと聞き取れない。
聞こえなくなってしまう怖さと喋れなくなってしまうことが嫌で、毎日必死に発音の練習をしていました。
高 3 になったいまは、机を叩いたりするような大きな音しか聞き取れません。
でも、耳が聞こえなくても普通に生活できているし、好きなこともたくさんあります。
目で音楽を楽しめることを知ったし、身振り手振りで伝わってくることもたくさんあります。
ただ辛い経験もありました。ろう者としてのアイデンティティを傷つけられる差別を受けることがありました。
僕は、そういう差別を世の中から少しずつ無くしていきたいと思っています。
そして、「耳が聞こえないからできない。」のではなくて、「耳がきこえなくても挑戦すれば必ずできる。」ということを証明したくて色んな活動に参加してきました。
地元海岸でのビーチクリーンや手話カフェでの接客、LGBTQ などの性的マイノリティの方々の環境を改善するイベントへ参加したりしてきました。
アクティブに活動してきたのは、差別や偏見のない誰もが前向きに生活できる社会を実現していくためにです。
ただ、昔の僕がそうであったように、聴者も聾者もお互いにどう話せばいいのか分からなかったり、話しかける勇気がでなかったりすることが多いと思います。
その"心の壁"を壊すことは、簡単なことではありません。
でも、「相手に興味もつこと」がその壁を壊す第一歩になると思っています。
互いに興味を持ち、歩み寄っていく中で会話が生まれ、健聴者・ろう者の心の壁が取っ払われていく。それが誰もが住みやすい環境や毎日笑顔で過ごせる日々に繋がっていくと思っています。
そのうちバスや電車に乗ったり病院で診察を受けたりしていても、ろう者にも情報が当たり前に保 障される環境となり、ショッピングをしていてもレストランでご飯を食べていても、カフェでお茶をしていても、店員さんと会話を楽しむことが出来る、聾者であっても笑顔になれる場所を増やしていけたらなと思っています。
そのために、トンガリーズの「平塚こども縁日」を実現し、聞こえる聞こえない関係なく誰もがコミュニ ケーションを楽しめる 1 日にしていくことに全力を尽くしたいと思います!
是非、聾難聴の方たちにもたくさん参加してもらいたいです!
5.「平塚こども縁日」にかかる費用!
平塚こども縁日の実現に必要な資金は、合計150万円です!内訳は以下の通りです。
・ゲスト講師謝礼、野外ステージ設備費、音響やコンテンツに必要なンタル代 80万
・会場設備費 30万
・イベントにかかる人件費 20万
・チラシ印刷代、郵送費 10万
・リターン費用(手紙、切手代など)、CAMPFIRE手数料 10万
トンガリーズのメンバーは現在15名いて、「クラファン担当」と「協賛企業を募る担当」に分かれて取り組んでいます。
クラファンも協賛企業の募集も初めてやるメンバーがほとんどですが、ご支援くださる皆さんにとって意味のある支援だと思っていただけるように最後までトンガリーズ一丸となって全力で取り組んでいきたいと思います!
もし、目標金額に到達しなくても、「平塚こども縁日」は必ず実施いたします!
6.トンガリーズ顧問より
神奈川県の中学校で教員をしている森田鉄平(もりた てっぺい)と申します。
私は、大学生の時に患ったガン闘病をきっかけに教員を志しました。
今年で教員になって14年。いつまで経っても子どもたちが笑っている姿は「やっぱり素敵だなー。」と思います。
そんな子どもたちの笑顔を、卒業後も守っていける教育を創りたい。
それが、僕が教え子とともにトンガリーズを創ることに決めた想いです。
子どもたちが自分らしく歩みたい道を歩んで行くためにどんな教育が必要か。
たくさん壁にぶつかって、僕なりの答えを出しました。
その答えは、「やってみたいことを実現することを通して、たくさんの人の笑顔を創っていくチャレンジをすること」でした。
チャレンジの中でたくさんの出会いがあり、出会いを通して自己と向き合い成長していく高校生の姿を見てきました。
やってみて初めて
「本当に自分のやりたかったことなのかどうか」がわかる。
やってみて初めて
「本当に誰かを幸せにできることなのかどうか」がわかる。
だからこそ自分たちの力で「やってみること」に意味があると思っています。
そんな経験が、「人と違う自分は素晴らしい」ということ、「誰かの笑顔のために一生懸命になれることは素晴らしい」ということを教えてくれるのではないかと思っています。
高校生でも、世の中を変えていくことができる。
1人でもそう思う10代が増え、私たちのチャレンジから1人でも多くの人の笑顔を創っていけるように、トンガリーズは歩みを前に進めていきます。
皆さんの優しさ、温かさ、未来に対する希望の心を、トンガリーズの高校生たちに分けてやってください。
彼ら、彼女たちはきっと、社会に出てからいまよりもっとたくさんの人を笑顔にし、自分の人生にワクワクしてくれる存在になっていきます。
こどもたちが笑っていられる未来のために。
誰もが穏やかでワクワクできる毎日を過ごせる社会を創って行くために、どうかご支援のほどよろしくお願いいたします。
2023.6.22 トンガリーズ一同
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