【ネクストゴールに挑戦中】

募集開始から1週間で、なんと目標金額250万円を達成する事ができました。ご支援いただいた皆さま本当にありがとうございます。心より感謝申し上げます!!

ご支援の金額だけではなく、本当に暖かいコメントを多くの方から頂戴しまして、わたしたちのレストランへのこだわりや文化財の維持・活用に共感していただけていると思うと本当に嬉しく、開業準備作業の疲れも吹き飛びました。皆さまのご期待にお応えできるよう、必ず素敵なレストランを作ります!!

当初の目標金額は、改修の為の一部の費用にと思い250万円に設定させていただきました。しかし実際にはまだ足らず、その他にもレストランのメインとなる厨房設備にも費用が必要となります。高額な目標で大変恐縮ですが、NEXTゴールの目標金額を500万円に設定させていただきます。

NEXTトゴールの資金使途は以下のとおりです。

厨房機器 83%(コンベクションオーブン、パコジェット、グリドル)

キャンプファイヤー手数料 17%(掲載手数料12%、決済手数料5%)


築149年の都指定有形文化財で味わう

“東京産”の食材を使用した

フランス料理。

店名「L’Arbre(ラルブル)」に

込めた想いのように、

東京産の素晴らしさ・美味しさを

多くの方に届け、

大切な地域の文化を未来に繋ぎたい。

「フランス料理×風土×文化」

をテーマに、

文化的な「もうひとつの東京」の

魅力を届けるレストランを始めます。


https://www.larbretokyo.com/



はじめにご挨拶

はじめまして! 
数あるプロジェクトの中から当プロジェクトをご覧いただきまして誠にありがとうございます。

この度、東京都あきる野市に東京産の食材と自家栽培野菜を使用したフランス料理店を開業させていただく
「 L’Arbre( ラルブル)」のオーナーシェフ松尾 直幹(まつお なおき)と申します。

私の前職は、帝国ホテルのメインダイニング「レ セゾン」のスーシェフで、フランス人シェフのもとクラシックなフランス料理と和食材を融合させた料理を作り、ときにはホテルにいらっしゃられた国賓のお客様への料理提供もさせていただきました。
また在職中には、フランス・パリFour Seasons Hotel George Vの三ツ星レストラン「Le Cinq(ル サンク)」で研鑽を積み、料理・文化・アートが交わるフランス料理というものを学びました。

私は東京の西多摩地域の瑞穂町出身です。料理人としてのキャリアをスタートして以降ずっと、地元の食材と自身が育てる食材を使った料理をお客様に提供したいと思っていました。フランス人シェフが来日後数年はフランス産の食材を多く使用していましたが、日本で過ごすうちに徐々に和の食材を取り入れていくのを目の当たりにしたり、パリでの研鑽中に感じた料理にアートや文化が融合した素晴らしさを体験した中で、これまでの経験を活かして「東京産食材を使用したフランス料理」と「有形文化財の活用」を通じて、大切な地域の文化を未来に繋ぎたい!!という想いから、今回クラウドファンディングに挑戦する決意をいたしました。

拙い文章にはなりますが、想いを込めてこのページを作りました。
最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

応援、どうぞよろしくお願いいたします!



開業の地として選んだ「東京都あきる野市」

都心部から車でも電車でも約1時間で気軽に訪れることができ、東京でありながら渓谷や鍾乳洞、里山があり、ホタルの舞う地域「あきる野市」。
新鮮な食材が身近にあり、自然たちが目や鼻を愉しませてくれ、季節を教えてくれます。
お客様には緑を望める空気の良い場所で自然を感じながら食事をしていただき、出来れば自分で作った野菜を使用したレストランにしたい!と思っていた東京生まれ田舎育ちの私にとって、ここはまさに理想の地。


畑は野菜だけでなく人も成長でき、人が繋がる場所でした

私の所属する農業コミュニティには、年齢は10代から80代、国は6か国にわたり、総勢約70名が所属しています。畑で過ごす時間は、さまざまな思考に触れ、多様な文化を学ぶことができ、人の温かみを感じられます。また畑は自分を見つめ直す場所でもありました。手間をかけ愛情たっぷりに育てた野菜は味も香りも濃く、その場で食べたときのあまりの美味しさに料理人ながらフライパンを手放したくなるほどでした。無農薬・無化学肥料の野菜は味の感動をくれるだけでなく、体質改善に有効であるということや、そういった栽培方法は畑から流出する水や土で環境を汚染させない方法であるということなど、私はこの畑から“地球目線”での考えを学び、自分のやるべきことが見えてきました。
「この美味しさをお客様に提供したい!身体と環境に優しいフランス料理を!!」


東京山側発!東京のローカルガストロノミー!!

「フランス料理×風土×文化」をテーマに、東京の新たな魅力の発信拠点となりたい。
東京では世界の食材が揃います。しかし、東京の食材として思い浮かぶモノは何がありますか?
前職では国内外の食材についてたくさん学ばせていただきましたが、恥ずかしいことに自分の地域のことは何も分かっていなかったのです。東京にも素晴らしい食材がたくさんありました。
秋川牛や東京X(豚)、東京軍鶏などのお肉をはじめ、のらぼう菜やスズノダイズなどの在来種野菜、江戸前鮎、平飼い烏骨鶏卵、山羊チーズ、ワサビ、日本酒、ワインなど、この地域には長く大事に育てられたものと新たに生み出された食材が豊富にあります。
そして食材だけにとどまらず、手漉き和紙「軍道紙」や絹織物「黒八丈」などの伝統工芸品や、獅子舞やお囃子といった伝統芸能などのも多くあります。

私は、このように多彩にある地域の魅力を届け、生産者の方とお客様を繋げることも料理人の役割の一つとして考えており、「東京産の素晴らしい食材や工芸品を取り入れたレストランを通じて、都会のイメージとは違う“もうひと一つの東京”の魅力を世界に発信したい!!そのハブ役を、この地域に生まれた自分がやるべきだ!」と思ったのです。


店舗となるのは、東京都指定有形文化財「小机家住宅」

畑での人の繋がりから、すべてが動き出しました。
この地で開業したいという私の想いを、畑の師匠を通じてその知人があきる野市にある有形文化財の所有者に話を持ち掛けてくれたのです。そこは、築149年になる白亜の擬洋風建築で、東京都指定有形文化財に登録されている「小机家住宅」。小机家の第7代当主・小机三左衛門氏が建造した、外観は洋風・内観は純和風の和洋折衷の建物です。明治時代初期から遺る有形文化財という特別な空間で、東京産の食材や工芸品を使い文化とフランス料理を融合させた、今までに体験したことのないフレンチレストランを作ることができる!
ここしかない。そう確信しました。

しかし、文化財と古民家が併設した建物は傷んだ箇所も多く、レストランにするには電気・水道・ガスの配管など改修にはかなりの費用がかかることがわかりました。この貴重な文化財を維持し後世に残す為の保全にも費用がかかります。この「小机家住宅」を活用したレストランを作る為の改修工事費用を皆様からご支援いただきたく、クラウドファンディングを立ち上げました。

店名「 L’Arbre(ラルブル)」の由来

「L’Arbre(ラルブル)」はフランス語で、樹木や系譜、軸などの意味があります。
“木”のように地域に根付き、その土地の食材を用いて料理を作り、お客様にお越しいただき、他地域さらには世界に伝播することで地域を豊かにしたいという想いと、自身の名前“直幹”から取り、物件が決まる前から考えていました。そんな中、「小机家住宅」は江戸時代後期に山林業で財を成した“木”に纏わる家系で、まさに店名として考えていた「L’Arbre(ラルブル)」とマッチしたのです。


目指す店舗のイメージ

大きな松や紅葉、桜に囲まれた邸宅は、一度足を踏み入れると故郷に帰ってきたような懐かしさと温かさが感じられ、また建物がつくられた時代にタイムスリップしたかのような感覚にもなります。店内のうち、文化財エリアには“和”を基調とした半個室2部屋と個室1部屋の計3部屋を、古民家エリアには中庭の景色とライブキッチンを愉しみながらゆったり寛げるカウンター席を7席ご用意いたします。
非日常感はあるけれど「ただいま!」と、帰ってきたくなるような空間を演出しお迎えしたいと思います。
1つのレストランではありますが、建物を2つ使用することでシーンに合わせてご利用いただけます。
お子様連れのご利用も喜んでお待ちしております。


食材以外にも"こだわり"がいっぱい

ユニフォームは「土に還る服」を展開するアパレルブランドSyncs.Earthに依頼し共同開発中です。絹織物「黒八丈」に使用される絹糸のボタンをアクセントに施したデザインで、着古したユニフォームは燃やすことなく土に還り、畑の栄養となりまたお店に還ってきます。
お皿は竈に使用されているあきる野の土があると聞き、その土を掘り陶芸家の方に依頼し制作中です。
お箸は店舗の改修時にでた大谷石や畑コミュニティで採れた麦の籾殻を活用した漆塗りのものを。
ペンダントライトには手漉き和紙「軍道紙」と漆で作ったものを試作中です。
建具は、解体時にでたものや小机家11代目当主が保管している木材を使ったものや傷んでしまったアンティーク家具をアップサイクルにしたもので、古民家エリアの床には、東京の木「多摩産材」のヒノキを使用します。
その他にも江戸唐紙や江戸小紋染などを取り入れて、地域の魅力盛りだくさんでお届けしていきたいと思います。


SDGsへの取り組み

冷蔵庫と冷凍庫は自然冷媒機を導入します。
制作過程から環境に優しい絹織物「黒八丈」に使用される絹糸や「江戸小紋染め」や「軍道紙」などの伝統工芸品を店舗の様々な場面で使用します。
出来る限り地域や日本の食材を使用します。
店舗で出る生ごみを堆肥化させ畑に還し農作物を作ります。

特に意識しているSDGs17の目標は以下になります。
8.働きがいも経済成長も
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任 つかう責任
13 : 気候変動から地球を守るために、今すぐ行動を起こそう
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう


念願のCheFarmer(Chef×Farmer)に! 

以前より自分で育てた野菜をお客様に提供することが夢だった私の思いを汲んでくれた畑のオーナーから、畑の一部の使用許可をいただき、出来る限り環境に負荷の掛からない栽培方法の「野菜・果樹・ハーブ園」を作らせていただくことに!
地域の循環型農業に共感してくださった「養沢ヤギ牧場」の堀さんから頂いた堆肥で畑の土作りをし、本来の旬の時期にあった栄養価の高い力強い野菜作りを目指して、オープンに向けさまざまな野菜を植え始めています。また、近隣で自家栽培を行う飲食店仲間と野菜を共有したり、これからの地球に大切なことについて料理人として発信出来ることは何かを一緒にを考えたり、畑を通じた人との繋がりの中で“CheFarmer”としてもさまざまな活動をしていきたいです。


これまでの活動 

前途のとおり、ホテルで料理人としてのキャリアをスタートしました。コンテストでは、12か国が参加しパリで行われたフランス料理アカデミー主催国際料理コンクール「le Trophée Passion 2014 」で総合2位(料理部門2位、製菓部門1位)、ジェラートワールドカップ「COPPA DEL MONDO DELLA GELATERIA 2020」の日本代表チームとして準優勝の経験があります。

また、イラストレーター小林敏也さんが手がけた『注文の多い料理店』の原画展示を中心に行われた『注文の多い料理“展”』 のガラディナーや、大学で開催されたワールドテニスツアーでの選手向け料理の提供、東京都檜原村でのジビエエコツアー、小学校での講演、子ども食堂、高校フェスでの運営店舗のアドバイスなどを行ってきました。


スケジュール・ご支援金の使いみち

スケジュール予定

6月下旬既存店舗解体工事

7月初旬〜8月下旬改装工事

8月初旬クラウドファンディング開始

9月中旬プレオープン予定

9月中旬レセプションパーティー予定

9月X日、グランドオープン予定


ご支援金の使いみち

内外装改装費用 83%(解体費用、水道配管、電気工事、木工事)
キャンプファイヤー手数料 17%(掲載手数料12%、決済手数料5%)


終わりに


夢を追いやっと掴めたこのチャンス。
ファーマーとして、
身体と地球に優しい野菜を育て、
経営者として、地域の大切な文化を守り次世代へ繋げる活動に取り組み、
シェフとして、この地でしか表現することの出来ないフランス料理を創り出します。

「フランス料理×風土×文化」をテーマに有形文化財の建物で、

自身で育てた野菜や地域で皆さんが大切に育てる食材・素材を用いたレストランを開業し、
“もうひとつの東京”の魅力を世界に伝えていきたいです。

そしてこれは先のお話しとなりますが、

これらを実現することで多くの方々に私たちの考えを知っていただき、
全国の同じ課題を抱える地域でも活用できるようなモデルとなり、
各地域の文化を未来に繋ぐ一助となりたい。
それが、日本の文化を未来に残すために私たちができる取り組みだと思っています。


最後までご覧いただきまして、ありがとうございます!

ご支援、どうぞよろしくお願い申し上げます。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2023/08/16 17:35

    みなさん、こんにちは。お盆休みはゆっくり過ごせましたでしょうか?この時期のあきる野市五日市エリアはキャンプやBBQ、川遊びなどで賑わっています!真夏の暑い中でも川はひんやり気持ちいいんですよ〜!今日はユニフォームの進展を。ユニフォームは"土に還る服"がコンセプトのsyncs.earthさんに依...

  • 2023/08/12 06:52

    みなさん、おはようございます!募集開始から6日で、なんと目標金額250万円を達成する事ができました。ご支援いただいた皆さま本当にありがとうございます。心より感謝申し上げます!!ご支援の金額だけではなく、暖かいメッセージを多くの方から頂戴しまして、わたしのレストランへのこだわりや文化財の維持・活...

  • 2023/08/09 21:16

    今日のヒロキは珪藻土塗りです。最初は苦戦してましたが、しばらくするとシャッシャッとキレの良い音が。コツを掴んで楽しんでいて「転職できますね!」っサラッと冗談で私を脅かしてきました。笑畑の仲間が今日も来てくれて一緒に塗り塗り。差し入れもいただいてしまいました。達成率は80%を超え、目標まであと少...

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