ネクストゴール目標を130万円に設定しました!
プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。おかげさまで5日で目標金額を達成することができました。
本当にありがとうございます!!!
皆様のおかげで修善寺麦わら細工の魅力を多くの人に知って貰う活動に、更に自信を持つ事ができました!
今回の東京個展開催を更に充実したものにするため、また展示作品の麦わら細工の可能性を広げるための制作資金としてネクストゴールを130万円に設定して挑戦を続けます!
随時魅力的な麦わら細工の追加リターンもご用意していきます!ぜひチェックしてみてください!!
引き続きよろしくお願いいたします。
2023年 9月25日
民藝麦わらの店 晨 三代目 辻󠄀 享子
こんにちは 麦わら細工職人の辻 享子
(つじ きょうこ)です。
静岡県伊豆市修善寺にて、麦わらで様々な作品作りをしています。麦わら細工の編み技法のひとつ「大森細工(おおもりざいく)」でも民芸品だけではなくアクセサリーや身近に持って頂けるような作品も制作してます。
大森細工は江戸時代に生まれ、現代まで残る貴重な技術です。麦わら細工そのものは世界中に存在していますが、大森細工は日本独自の技。
そんな大森細工ですが、東京の本場大森では保存会のメンバーさんが技術を残そうと切磋琢磨されております。そして、修善寺麦わら細工は制作販売を手がけるたった2人の職人として活動しております。今回のプロジェクトでは、麦わら細工、大森細工の魅力も多くの方に知っていただき、その素晴らしい技術を未来に残していくためのきっかけにします。
ぜひ一緒に日本のアイデンティティの一つを盛り上げてほしいです!
このプロジェクトが300年以上続く歴史的技術の新たなスタートになる。
自分のほしい情報を取りに行く時代において、ほとんど認知されていない日本の麦わら細工を広めるのはとても大変でした。
実際に手に取っていただければその魅力を伝えることも可能ですが、地元イベントではほかにもコンテンツがあるため、注目を集めるのが難しく、また、認知がほとんど無いというこの状況で、SNSやECサイトなども活用していますが、まず検索ワードとして「麦わら細工」や「大森細工」が上がらない。
当然、知らないものが検索されることはないですよね。
このままでは人知れず途絶えてしまう。
今までと同じような発信の在り方に限界を感じ
思い切ってデジタルな在り方からアナログへ変えてみようと思いました。
麦わら細工の質感や表現の幅広さは、さすが江戸時代はお土産の定番だっただけのことはあります。
その魅力が最も伝わるのは、やっぱり直接見て頂くこと。
見て・触れて・感じて頂くこと。
そこで辿り着いたのがの個展開催。
しかし、個展開催をするための資金は、現在の工房の売上ではとてもまかないきれず、クラウドファンディングによって皆様にお力添えをお願いしたいと考えました。
◆それは麦わらたちのシンデレラストーリー
晩秋に種を蒔き、寒さ極まる冬の若葉が茂る頃、霜柱に負けぬよう、また沢山の実りをもたらすようにと願いを込めて「麦踏み」が行われる。踏まれても強く立ち上がり、成長した頃には雨風に堪え、大地に根を張り大空に向かって成長する麦は、黄金色に色づく頃に収穫される。
自然にもまれた逞しい麦は、すらりとスタイルが良く、その身にはカサカサの袴をまとっている(まめ知識:麦の外側の皮は袴と言う)
ここからが私たち職人が魔法をかける時
ボロボロのドレスから煌びやかなドレスに変身したシンデレラのように。
私たちは麦わらたちの持つ真の美しさを引き出し、後の世まで大切にしてもらえるように魔法をかける。
煌びやかで艶やか、軽やかで涼しげ
誰が想像できましょうや。
彼らの真の美しさを。
◆麦わらという素材の可能性を直に感じて欲しい
この麦わらの輝きが日本で大人気だったのは江戸時代の頃。
葛飾北斎も麦わら細工の魅力に取り込まれ、張り細工のために下絵を描くほどでした。
食すだけではなく管の部分は、編んだり張ったりして、日用品から美術的要素の高い作品まで幅広く人々の生活の中にありました。麦わら細工は民芸品としては300年以上、生活用品としてはそれ以上の歴史がある日本の伝統技術なんです。
しかし現在では日本の麦わら細工を伝承している職人は極々少数になってしまい、麦の持つ真の美しさを見る機会も激減。
こんなに素敵な自然素材が国内で忘れかけているのは、本当に勿体ない。
もう一度多くの人に知って欲しい!
麦わらの可能性、日本の伝統的な技術の目撃者を増やしたい!
◆修善寺麦わら細工だからこその価値を大切に
修善寺麦わら細工では、初代から、畑で麦を育て収穫し材料にし、作品になるまでの工程の全てを担っているAll修善寺産。
また、編みの技術と張りの技術の両方を継承している唯一の工房です。
草遊びのような身近な技から美術品のような匠の技まで、麦の魅力を余すことなく引き出し使い切るのが修善寺流。
(初代 辻󠄀 晨吾 / 二代目 辻󠄀 紀子 /三代目 辻󠄀 享子の若かりし頃)
しかし、修善寺は麦わら細工発祥の地ではありません。ここが伝統技術を守りたい者の葛藤でもあります。
日本の伝統工芸を名乗れるものたちは、その生まれの地で根付き伝承されていることが第一条件。
しかし、地元に伝承する者、引き継ぐものがいない場合「さあ、あなたならどうする。」
大森細工の最後の職人は、最後の頼みの綱として修善寺麦わら細工の職人にその技術を託しました。
私たち職人にとって、地域云々よりも、その技術が消えずに次に繋げられるかが何よりも最重要課題であります。
「麦わら細工・その価値」をより多くの人に知ってもらうためにも、次の後継者になり得る人が現れてくれるためにも、今回の東京個展開催は重要な役割なのであります。
麦わら細工の魅力を知ってもらった先の未来
・江戸時代の活気を取り戻したい。
・後継者を育てたい。
職人が食べていける状況を作り出さないことには、仕事として続けるには無理があります。
日本の歴史的な技術の美しさと精巧さをもって麦の魅力が最大限に引き出される、
その作品への対価となる職人の資金不足の現状を打開したいのです。
麦わら細工という素晴らしい伝統技術があることで、職人という職業に誇りと未来を持ち、憧れの職業になるように活動していきます。
・小学校やイベントへの出張麦わら細工体験教室
・各種メディア出演
・2022年 麦わら細工でウクライナ支援
約140万円をウクライナ大使館へ寄付
・2023年6月28日
麦わら龍(旧麦藁蛇を復元)を富士山本宮浅間大社へ奉納
◆会場費
◆作品制作費
◆交通・滞在費
◆設備・輸送費
◆クラウドファンディング手数料17%
<余ったお金の使い道>
目標以上の資金が集まった場合には、ブースの設備拡充や活動資金に充てさせていただきます。
◆個展の開催日
「再興 Rerise 麦わら細工」
・2023年11/17(金)〜11/19(日)
〈開催時間〉
11/17・18 12:00~19:00
11/19(最終日)12:00~17:00
◆それに伴い、個展準備とクラウドファンディングを進めていきます。
~9/17 クラウドファンディング準備
9/18~10/17 クラウドファンディング実施
~11/16 個展準備期間
11/17~11/19 個展開催
・個展会場 「テリトリー ギャラリー」
住所:〒151-0051東京都渋谷区千駄ヶ谷1-23-6サンビューハイツ北参道101号室
アクセス
JR総武線「千駄ヶ谷駅」徒歩5分東京メトロ副都心線「北参道駅」2番出口 徒歩5分都営大江戸線「国立競技場駅」A4出口 徒歩5分JR山手線・中央・総武線「代々木駅」西口 徒歩9分
修善寺麦わら細工といえば、というリターンを御用意いたしました!
他では購入することの出来ない大森細工の作品を初め、麦わらの張り細工の手触りを常にお楽しみいだける人気商品の名刺入れ(カードケース)をご用意しました。
そして、今まで作りたいと思ってなかなか実現できなかった、修善寺麦わら細工の写真集!こちらはご来店のお客様からも要望が多く、様々な作品が楽しめる1冊です!
色々と御用意致しましたので、ぜひ、ゆっくりご覧頂きご支援して頂けましたら大変に嬉しいです!!
これは私にしか伝えられないこと。
父から受け継いだ麦わら細工。母は二代目として工房を閉める覚悟でいました。どんなに貴重だと言っても、世間の興味は薄く、どんどん知られない工芸品となっていく中で、ここで諦めたら日本の大切な技術が一つ消えることになる、知らなければ知ってもらう。それしかないと。
ネットを活用し始めたのが2年前。大きく後押しをしてくれたのはウクライナの麦わら細工職人でした。SNSで知り合った彼女は「日本の技術が絶えないようがんばりなさい。応援する。」とメッセージをくれ、それからは麦わら細工の技術の交流を深めており、彼女のおかげで世界中の職人さんと知り合うことができました。こんなに美しい麦わらの変化を知らないなんて絶対に損!とはいえ、新婚旅行が熱海や箱根、修善寺の頃と違い、温泉場から少し奥まった隠れ家的な工房には、残念ながら多くの人が訪れることはありません。ビールに麦茶にパンにヒンメリに…いえいえそれだけじゃない!麦の可能性は無限大。食べて、飾って、そして縁起も良い!
そんな素敵な素材の麦と私の応援をどうかよろしくお願いします!
令和5年9月
民藝麦わらの店 晨 三代目 辻 享子
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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